再びレイモンド商会へとやってきたパーティ。商会をはじめ、周囲の店も既に店じまいを済ませた後のようで、シンと静まりかえっています。
商会の表の扉もしっかりと閉められているようです。辺りに人の気配はありません。
| ■ウォルフ To:ALL |
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‥‥どうやらまだ何事も起こっていないようですね‥‥。 ‥‥それとも既に何事か起こってしまった後なのでしょうか‥‥？ |
真顔で物騒なことを言うウォルフ。
| ■ウォルフ To:カーガッド |
| まぁ、冗談はさておき、まずはどうしましょうか、リーダー？ |
| ■カーガッド To:ウォルフ&ALL |
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とりあえず、バルドー氏は屋敷の方に居るはずです。 屋敷の方へ行きましょう。 |
そう言って、屋敷の方へ歩き出した。
パーティは商会の裏手となるレイモンド家の屋敷の正面へ。高めの壁と大きな木製の両開きの門で、敷地の中はうかがえませんが...その門がなぜかわずかに、人が一人通れるほどに開いています。
門番等がいる気配は、依然としてありません。
| ■キャス To:ALL |
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なんか、こんな大きな屋敷に全く人がいないなんていうのは不自然だよな。 門も開いていることだし。 これはあいつのところへ急いでいった方がいいんじゃないのかい。 |
| ■カーガッド To:キャス&ALL |
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まずいですね……。急ぎましょう。 全てが手遅れになってなければ良いのですが……。 |
辺りに注意を払いつつ、空いた門から敷地内に入っていった。
| ■ウォルフ To:ALL |
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どうやら‥‥招かれざる客人は既に到着されているようですね。 気を引き締めていきましょう。 |
そう言って辺りに警戒の念を強めるウォルフ。
| ■アズラ・ラ・ライト To:ALL |
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なんか、ヤな感じです〜。 人の気配が無いなんて不自然です〜。早く行ってみるです〜 |
そう言いながら、周囲に注意をはらいつつ屋敷に近付くアズラ。
| ■ウォルフ To:独り言＞ALL |
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辺りに何の気配も感じられない‥‥。 急ぎましょう。嫌な予感がします。 |
| ■カーガッド To:ALL |
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玄関は空いてるでしょうか？ もし空いていたら、急いでバルドー氏の部屋に行きましょう。 大体場所は覚えていますので。 |
玄関に近づき、扉が開いているかどうかを確かめるカーガッド。鍵が掛かっていないようです。薄く開いた扉の隙間の向こうに薄汚れた服をきた男が一人、倒れているのが見えます。
| ■アズラ・ラ・ライト To:ALL |
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（カーガッドの脇から扉の隙間を覗きこんで） あっ、人が倒れてるです！ あれ、誰でしかね？？ 生きて……るよね？ |
| ■ウォルフ To:ランバート |
| ‥‥ランバートさん、センスオーラで確認して貰えますか？ |
言い様、スラリとショートソードを抜き放つウォルフ。
| ■ランバート To:ALL |
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わずかですが、アンデットの気配を感じます。 ここからでは正確にはわかりませんが、気をつけたほうが良いですね。 |
| ■ウォルフ To:ランバート＞ALL |
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‥‥そうですか‥‥。 皆さん、努々ご油断なきよう。 |
冷静、というよりは冷徹とも聞こえる声の響きで、ウォルフはそう皆に告げる。
| ■キャス To:ウォルフ＆ランバート＞ALL |
| 了解。 |
声を落としてそう答えた後、借り物の銀の矢を弓につがえて慎重に歩を進める。
| ■カーガッド To:ALL |
| 皆さん、行きますよ……。 |
武器を装備しながら扉を開けて倒れた男に近付いた。
| ■カーガッド To:倒れている男 |
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(揺さぶりながら) 大丈夫ですか？ 返事は出来ますか？ |
| ■アズラ・ラ・ライト To:ALL |
| ふにゅう、普通に生きてる人だったらいいにゃあ…… |
カーガッドの揺すっている男の様子を窺いつつ、背中から銀のスピアを抜いて抱える。揺すられた男はゆっくりと目を開け、カーガッドを見上げました。
| ■男 To:カーガッド |
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...？あんたたちは...？ あれ？...俺は...見張りしてて...なんだか急に眠くなって...。 |
| ■カーガッド To：男 |
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私達は、今日バルドーさんに護衛の手助けを頼まれた冒険者です。 ここまで来たら玄関が空いていて、あなたが倒れていたので中に入ってきました。 それより侵入者みたいです。このままではバルドーさんが危険です。 バルドーさんの部屋まで案内してもらえますか。 |
| ■男 To:カーガッド |
| あ..あぁ...こっちだ。 |
まだ意識がはっきりしないのか、男は半ば惚けたような表情でバルドーの部屋へと歩き始めました。
男の様子を見ながら、ランバートに近づいて小声で尋ねます
| ■キャス To：ランバート |
| 確か、バンパイアかどうか分かるんだよね。あの男はどうなんだい。 |
| ■ランバート To：ALL |
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いや、もっと奥の方からアンデットの気配を感じますね。 まだ気配を感じるということは間に合うかも知れません。 先を急ぎましょう。 |
絨毯の敷かれた階段を上り、いくつかの部屋の前を横切るとカーガッドらが昼間訪れたバルドーの部屋の前へと到着しました。
他の部屋より大きめの扉はぴったりと閉められています。
| ■ランバート To：ALL |
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どうやら、ここに居るようです。 非常に強い気配を感じます。 |
そう言うと、ランバートも荷物袋から小石を取り出し、いつでも呪文を唱えられるよう準備をした。
| ■ウォルフ To:ALL |
| ‥‥いよいよですね‥‥。 |
そう言うとスッと扉に近づくウォルフ。
| ■ウォルフ To:ランバート |
| ランバートさん、皆に魔法の加護をお願いします。 |
| ■ランバート To:ウォルフ＆ALL |
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了解です。 念のため貰った魔晶石を使いましょう。 ・・・・万物の根元たる＜マナ＞よ。＜まだ＞未熟な我らの心の支えとなり、悪しき魔法にうち勝つ力を与えたまえ・・・・ |
カウンターマジックの魔法を唱えるランバート。持っていた魔晶石１個がただの石に変わり、残りの石も使いながらパーティー６人分に魔法をかけ終える。
| ■アズラ・ラ・ライト To:案内してくれた男＞パーティメンバー |
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おにーさん、案内ありがとうでし。 危なくなるかも知れないから下がってた方がいいでしよ。 ……ああ、この人にタティア様のトコに知らせに行って貰うって手もあるでしが……事が終わった後の方がいいかにゃ？ |
話しながらスピアを荷袋にしまい、ロングボウと銀の矢を準備するアズラ。
| ■カーガッド To：アズラ&PT ALL＞男 |
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そうですね。 使いに行ってもらえば代行殿に我々の状況が伝わるでしょう。 (案内していくれた男に) ひとつ、頼みを聞いてくれませんか？ これから領主代行の屋敷に行って、次のことを伝えてください。 代行が雇った冒険者一行はレイモンド商会の屋敷に居ること。 依頼された問題の人物がこの屋敷にいて、これから対峙すること。 良いでしょうか。行けばいくらかの御礼はしてくれると思います。 このままここにいては危険ですから、どうか引き受けてくれませんか。 |
| ■男 To:カーガッド |
| 領主代行...う、わ、わかった。じゃ、じゃあ俺は行くからあとはよろしくな、な？ |
じりじりと後ずさると、男は転がるように走り去って行きました。