月の見えない闇夜の下。それなりに活気のある飲屋街にやってきました。いくつかの酒場とたくさんの屋台が、仕事帰りの商人や職人、鉱山夫らしき人達で賑わっています。
■キャス To:ALL |
へぇ〜。なかなかにぎわっているもんだねぇ。 オレ、滅多にこんな夜に出歩くことはないから、なんかこういうのはワクワクするなぁ。 仕事じゃなきゃもっと楽しいんだろうけど。 |
■アズラ・ラ・ライト To:キャス>ALL |
そうですにぇ、夜に出歩くのってあんまり私も無いでしね。オランでもこういう賑わしい所って行かないですし〜。 で、酔わない程度にだったらお酒飲んでも良いでしよね♪酒場に入るのに飲まないってのは不自然ですにょ(わくわく という訳でどっか適当な店に入ってみますですか?情報得るのなら裏通りっぽい店の方が良いのかな…… |
賑やかな雰囲気にちょっぴり浮かれ気味。
■ウォルフ To:アズラ>ALL |
俺はよく夜のオランを散策しているがね。 無論、「仕事」じゃあないけどね(笑) それはそうと、どんな情報の聞き込みをする?ギルドの場所の確認なら裏通りの店を選ぶのが常套手段だけど。 最近の街の様子なら、ごく普通の酒場の方がいいかもしれないし。もっとも、この辺りはごく普通の酒場ばかりのようだけど。 |
賑やかな雰囲気の中にあって、至極冷静な態度を示すウォルフ。さすがに公私の別はわきまえているらしい。
■ウォルフ To:独り言 |
‥‥それにしてもこの闇夜。「仕事」にはうってつけの夜なんだがなぁ‥‥。 |
‥‥前言撤回。(はぁ〜‥‥呆)
■キャス To:ウォルフ&アズラ>ALL |
そういう店に行くのなら、オレは遠慮しておいた方がいいんじゃないかと思うけど・・・。 ということで、やっぱりここも二手に分かれた方がいいのかなぁ。 そのときは、オレとランバートさんとで普通の酒場に入って、お二人さんにはその筋を調べてもらうということで・・・どうだい。 |
■ランバート To:ALL |
私はそれで構いませんよ。 <酒場>でも<墓場>でもご一緒します(^^; |
■キャス To:ランバート |
できれば墓場までは一緒に行きたくないけど・・、まあ、宜しく頼むよ。 適当にそこらへんの酒場に入るってことで、いいよな。 |
■アズラ・ラ・ライト To:キャス&ランバート |
わっかりました。じゃあ一旦ここで分かれますですか。 そっちはそっちで、街の人らに情報とか聞けるようだったらお願いしますです〜。 |
■キャス To:ウォルフ&アズラ |
それじゃあ、オレ達はこの店に入るから。 お二人さんにはその筋の方を調べてもらうってことで、いいかな。 この店にはしばらく居るつもりだけど、終わったらここにくるかい? それとも、直接屋敷に戻るかい? |
■アズラ・ラ・ライト To:キャス&ランバート>ウォルフ |
そうでしね……多分そこまで時間は掛からないと思うので、終わったらまたこの店に来ますです。出来るだけ固まって行動した方が万一何かあった時にも安心ですし。 って事でどうでしょ、ウォルフおにーさん? ギルド行った後「仕事」したいってのなら別々に屋敷に帰るって事にしといてもいいでしが(笑 |
■ウォルフ To:アズラ |
いや、やめておくよ(苦笑)そんなことをしていて「標的」と出会ったら、目も当てられないからね。 それじゃあ、行こうかアズラ。 |
そう、苦笑しながらアズラに囁くウォルフ。
アズラはそれを聞くと、再びキャス&ランバートに向き直る。
■アズラ・ラ・ライト To:キャス&ランバート |
んじゃあ、ちょっと行ってきますです。 んーっと多分大丈夫だとは思いますが、お店閉まっちゃう程遅くなったら先に帰ってて貰っていいですにょ。 |
■キャス To:ウォルフ&アズラ |
ああ、そんじゃ気をつけて。 まあ、待てる限りは待っておくよ。 夜に少人数で外歩くの、おっかないから。 |
冗談めかせて笑いながら、2人を見送ります。
■キャス To:ランバート |
さて、ランバートさん。オレ達も行こうか。 |
■ランバート To:キャス |
では、参りましょうか。 その辺の賑やかそうな酒場にでも適当に入ってみましょう。 |
ウォルフ達と別れたキャスとランバートは、手近な酒場に入りました。なかなか盛況な様子で、給仕の娘がてんてこ舞いしています。
■キャス To:おやじ |
さしあたり、軽いお酒と何かお腹にたまるものをくれないかな。<br>あと、オレ達は冒険者で、今日、仕事でこの街に来たばかりなんだけど、この街ってどんな所なんだい。 はじめて来たんで勝手が分からないんだ。 |
カウンターに座って、とりあえずおやじに話し掛けます。おやじはエールとつまみを出しながら、
■おやじ To:キャス |
冒険者か。それなら銀鉱の警備なんかの仕事がよくあるらしいぞ。ここいらじゃ銀の採掘とその加工で飯を食ってる奴らが多いんだ。うちのお客も、だいたいその関係だしな。 |
出してもらったエールを一口飲みながら
■キャス To:おやじ |
ふ〜ん。銀鉱の警備ねぇ・・・。明日にでも仕事を探しに行ってみようか。 でも、そんなに警備の仕事ってよくあるもんなんだ。 なんか、おっかないものとか、ものすごく強い山賊とかがよく出たりするとかっていうんじゃないんだろうね。 それで、警備している人がすぐいなくなるから、仕事の募集が多い、とかだったらいやだなぁ・・・。 |
■おやじ To:キャス |
ものすごく強い山賊以外がでるんだよ。たまにだけどね。 だから、ある程度稼いだ奴らは長くは続けないで別の街に行ったりするわけさ。 ま、ほとんどは食料やらを目当てにしたゴブリンやコボルドの相手だけどな。 |
■キャス To:おやじ |
ほとんどってことは、それ以外も何か出たことがあるのかい。 |
■おやじ To:キャス |
聞いた話じゃ、いろんな動物の寄せ集めみたいなのやら、死体にとりついて人を襲うのやら、冗談みたいにでっかい空飛ぶ蛇やら...。 まぁおっかないのが出たときにゃ、逃げ帰ってきて官憲にでも報告しときゃ領主様がいつの間にか討伐してくださるって寸法さ。 命あっての物種ってことだな。 |
■キャス To:おやじ |
そうなんだ。それならいいや。ありがとう、じゃあ、明日にでも仕事を探しに行くよ。 あと、領主様がいつの間にかおっかないのを退治するってことだけど、一人で退治するってことじゃ無いよね。 当然、騎士団かなんかがでていくんだろ。 |
■おやじ To:キャス |
いんや、ここには騎士団いないからね。官憲も管轄は街の中だけだし。 まぁー話じゃ一人でってんだけど、人形とか石像とかが闊歩してくのを見たってやつもいるね。 |
■キャス To:おやじ |
そんじゃあ、その領主様とやらが一人でおっかないものを退治してるのかい。 凄いんだね。噂に聞くオーファンの王様みたいに剣の達人なのかい。 そんな強い人だったら一回あってみたいねぇ。 |
■おやじ To:キャス |
どうだろうね。俺たちもまだ、一度もお目に掛かったことはないよ。 まぁ興味はあるけど人嫌いらしいし、こうしてきちんと街を治めてるわけだから、あんまり無理に詮索することもないさね。 |
■ランバート To:キャス、おやじ |
おそらく人形とか石像っていうのは、魔法で作り出した兵隊ですね。 私も1〜2体なら最近動かせるようになりましたよ。 でも、ここの領主様はきっとその魔法の兵隊を何体も作り出して、退治に行かせてるんですねぇ。 |
■おやじ To:ランバート |
へぇ、ってことは偉大なる魔法使い様だってのは本当らしいな。 おかげさまで俺たちは安心して暮らせるってわけだ。 |
■キャス To:おやじ |
まあ、なんにせよ、安心して暮らせるってのはいいね。 |
そうこうしているうち、ウォルフとアズラが店の中に入ってきたのを見つけて
■キャス To:おやじ |
どうやらつれが戻ってきたようだから、テーブルに移らせてもらうよ。 もしこの街に腰を据えるようなことになったら、この店にまたくるよ。 それじゃあ、また。 |
■おやじ To:キャス |
おう、よろしくな。待ってるぜ。 |
■キャス To:ランバート |
もうかなり遅いから、2人に首尾をちょっと聞いてからもう帰ろうか。 |
■ランバート To:キャス |
そうですね。 何か新しい情報が得られていると良いんですけど。 |
カウンターからテーブルに移り、ウォルフとアズラに手を振ります。そのキャスに気がつき、テーブルへと向かうウォルフとアズラ。
ウォルフは時間を気にする素振りもなく、さも当然のごとく、ワインのボトルと鶏の腿肉の焙り焼きをおやじに注文しつつ、
■ウォルフ To:キャス&ランバート |
そちらの方の首尾はどうでしたか? こちらは具体的な情報は入手できずじまいでしたが。 |
そう二人に告げるウォルフ。
■キャス To:ウォルフ&アズラ |
いや、こっちも特段目新しい話は無かったよ。 まあ、いままで鉱山周辺で出てきた魔物について少し聞けただけだったよ。 |
■ランバート To:ALL |
あとは、領主様は魔法でゴーレムを作り出してるようですね。 住民の間でも見たという話は広まってるようです。 |
■アズラ・ラ・ライト To:ランバート |
へぇ……やっぱりそれって魔法使いとしては凄いんでしよね? 魔法で色々操って敵倒すなんて想像も付かないです〜。 |
クリームをたっぷり乗せた紅茶割り(砂糖入り)を、美味しそうに呑みながら首をかしげるアズラ。
■キャス To:心の声 |
こんな時間にあんな甘そうなものを飲んで・・・。それとも草妖精って太らないんだろうか・・。 |
少し心がアズラの飲む紅茶割りにくぎ付けになっている。
そもそも、アレクラストにダイエットという概念はあるのだろうか・・・
■アズラ・ラ・ライト To:キャス&ランバート |
そうそう、ギルドの方では夜中に歩き回ってる不審そうな人物ってのは特に心当たりが無いって言ってましたです。 ギルドの人は夜活動する人が多いだろうから、お仲間以外に変な人がいたらすぐ気が付くと思うんでしが…… それに、特に変な噂のある人物ってのも居なさそうな感じでした。 もっと別の方面から調査してみないと駄目っぽいでしね〜。 |
■キャス To:ウォルフ&アズラ&ランバート |
そっちもそんな感じだったのか。 とりあえずはリーダーとお姉さんに期待して、また明日かな。 それじゃあ、今日の仕事はこのくらいにして、あとは仕事のことは忘れて少し楽しもうか? いいかな、ランバートさん。 |
■ランバート To:ALL |
そうですね。飲み物でも口にしながら、駄洒落でも考えましょうか? |
かくして4人の酒場の夜はふけて(明けて?)いくのでありました。