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(2-1b)ベルンシュタイン邸

■アズラ・ラ・ライト To:ミーティス様
うーん……
要はミーティス様は知人さんから代理依頼任された立場であるし、今の(正式に依頼を受けていない)段階では、推測以上の詳しい事は語れない、って事でしか??
詳しい事情を聞いてしまうと依頼を断るってのは流石に無理でしょうしねぇ。

そうそう、「過去の似たような事件」って言いましたでしが、それってどんな事だったんでしか?
今回の事件とも何か関係あるかも知れないですです〜。

■ミーティス To:アズラ様,ALL
極端な話、依頼という契約が成立していない限り、冒険者である皆様が私の話した内容をどこで吹聴したとしても罪にはなりません。
契約の中にあってさえ守秘義務に背くような、ならず者と変わらぬ冒険者もまた、多くいることもお忘れなきように。

銀の網亭の目を疑うわけではありませんが、私にもあなた方が信用に足る方々か、秘密を打ち明けてもそれを秘密としたままで、困難に立ち向かっていく覚悟をお持ちなのか、見極める責任があるのです。

過去の事件の詳細については、残念ながらお教えできません。それは街を特定する手がかりになるのではなくて?

■カーガッド To:ミーティス様>ALL
……分かりました。
ご依頼の内容は確かに困難を伴うものでしょう。
だからこそ冒険者なんかに依頼がくるわけですし。
依頼を果たせるかどうか信用できない以上は、これ以上話せないのも納得できます。

(パーティのメンバーに向き直って)
確かにいろいろと難しいとは思いますが、それは我々の力で何とかなると思います。
それに、銀の網亭のおやじさんも我々を信頼して話を持ってきたのだろうし。
私はこの依頼を受けても良いと思いますが、みなさん如何でしょうか?

■ウォルフ To:カーガッド>ALL
‥‥まぁ守秘義務、って奴は「ヒト」として当然の筈なんだがねぇ‥‥。
隠密に事を運ぶ、っていうのも性に合っているしなぁ‥‥。
俺としては引き受けても構わないと思うけど‥‥。
‥‥楽観的過ぎるかねぇ‥‥?

誰にともなく語り掛けているが、自らに言い聞かせているようでもある。
■ジェニファー To:ALL
そうですね。吸血鬼のような邪悪な存在は、ラーダ神もお喜びにならないでしょうし、私にも異存はございません。
ただ、1つだけ確認しておきたいことがございます。もしミーティス様の御予想が外れて、上位種のバンパイアと遭遇した場合にはどうすればいいのか。これははっきりと決めておいた方がよろしいでしょう。

■アズラ・ラ・ライト To:パーティメンバー>ミーティス様
でしね、ここまで足突っ込んじゃった以上、受けた方が良いかと思うですです〜。まぁ困ってる人を見過ごす訳にはいかないし、断る理由も無いですしね^^
私は依頼受けるの賛成でしよ♪
バンパイアについては……その辺の細かい事はちゃんと依頼を受けると決めてからでも構わないと思うでしが、どうですにゃ??

(ミーティス様に向かってペコリ頭を下げて)
色々聞いちゃってゴメンナサイですです。
言い触らすとかそーいう事は私自身は全然考えて無いでしけど、ミーティス様の仰る事はもっともだと思うでし。
ただ、何だか手強そうなバケモノが相手らしいので、ちょっと先走っちゃったみたいで、つい……
もっと詳しい事については、勿論ちゃんと正式に契約を交わした後でで構いませんですです☆

■ランバート To:ALL
私も異論はありません。
修行の旅に選り好みをしていては、修行になりませんからね。

■キャス To:ALL
オレも当然受けさせてもらうよ。
正直言わせてもらうと、まだ完全に信用したわけじゃぁないけど、ここまで聞いてしまって、引くわけにはいかないからね。
このままにしておいたら、被害に遭うのはその街の住民だろうしね。ほっておくわけには行かないよ。

■アズラ・ラ・ライト To:ALL
じゃ、全員依頼受けるのに異議無しでいいんでしね〜^^

■ミーティス To:ALL
それでは改めてご依頼致します。
事件の起こっている街はブラトニス。オランから馬車で約三日、6000人程が暮らす街です。銀の採掘と加工で有名な街です。
危険を知らせてきたのは、その街の領主代行で私の知人でもあるタティア・ブラティアス。街の現状や内情は彼女に聞くのがよろしいでしょう。
依頼完遂の条件は、街に潜むレッサーバンパイアを、その存在を極力人々に知られないように探し出し、速やかに排除することです。
依頼遂行にあたっては、タティアも自身の力の及ぶ限り、皆様の行動に助力することでしょう。

■ジェニファー To:ミーティス&ALL
ブラトニスの街、ですか? たしか、近くの森には魔獣幻獣がよく姿を表わすとか…。

■アズラ・ラ・ライト To:ジェニファー
魔獣や幻獣……でしか?? そんなのが近くにいるなんて何だかおっかないでし。
うーん、一応その辺の事も事前に調べておいた方がいいですかね、もし今回の事件と関係あったら嫌ですし。

■キャス To:ミーティス&ジェニファー&ALL
で、潜むってことは、そのレッサ―バンパイアって奴は多分人と見分けがつかないんだろ。どうやって探せばいいんだい。ジェニファーさんには、見分けがつくかい。

■ジェニファー To:キャス
わたくしも書物で得た知識しかないのですが…。
痩せて青白い肌をしていること、紅く目が光ること、そして太陽の光を嫌うといったことが書かれておりましたわ。

■ウォルフ To:ALL
陽の光を嫌う‥‥か。標的の活動は夜に限定されそうだな。
こちらとしては、その点でも不利になる訳だ‥‥。

考え込むように語るウォルフ。
■カーガッド To:ミーティス様
事情は概ね了解しました。
後の詳細はブラトニスにてタティア様と詰めれば宜しいのですね。

■ミーティス To:カーガッド様,ALL
はい、よろしくお願い致します。
私も依頼主として、及ばずながら出来る範囲で助力させていただきます。ご要望があれば、遠慮なく仰ってくださいね。

うれしそうに言ってから、アズラ・ラ・ライトに目を向けるミーティス。
■ミーティス To:アズラ様
そう...街に起こった過去の事件をお尋ねでしたね。私の知る限り、それは誤解と疑心暗鬼に囚われた人々が招いてしまった惨劇でした。
ある時、街に病人が出ます。その病気は人を狂わせ凶暴にしました。しかもそれは周囲の人々に感染を始めたのです。
領主は賢者や神官達と共に病の正体を突き止めましたが、恐慌に陥った人々は、既に血生臭い解決策を実行してしまっていたのです。犠牲者の中には、兆候があると誤解された無実の人も多くいました。
銀鉱脈に富を求め、街への人の出入りが激しかったことも災いしました。名も知らぬ隣人、発狂した人間が人を喰らうという流言、拡大する呪いであり呪われた人間を根絶しなくてはならないという噂もありました。人々の神経もモラルも、限界だったのでしょうね。

■アズラ・ラ・ライト To:ミーティス様
そんな怖い事があったでしか……。
確かにそれを聞くと、「魔物が街にいると知られる事でパニックが起こるかも」という危惧を抱くのは当然かもでし……

■カーガッド To:アズラ&ALL
人間は「見えない不安」というのに弱いですから……。
悲しい事ですが、そう言った悲劇が起こりえるのはあり得ます。

今度は同じ悲劇が起こらないよう、我々は上手く行動しなければ……。

■ウォルフ To:ALL
‥‥「ヒト」とは脆いものだ。何よりも「負」の感情に囚われやすい。
一度狂気に囚われれば‥‥「ヒト」は既に「ヒト」ではなくなり‥‥、一匹の「獣」と化す。「それ」が群れを成せば‥‥後は言わずもがなだな。
狂気に囚われた群衆とは生半可な「魔」よりも恐ろしいものだ‥‥。

あたかも己が体験したかのように語るウォルフ。
■ジェニファー To:ALL
それにしても…。いくら追い詰められていたとはいえ、そう簡単に流言飛語が力を持つものでしょうか?
何か、邪悪な意思のようなものを感じてしまうのは、私が世間知らずだからなのでしょうね…。

■アズラ・ラ・ライト To:ジェニファー
みゅ……ヒトっていうのは思ってるよりも弱いものかも知れないです〜。
幾ら気を強く持ってようと思っても、一度不安に取り憑かれるとどんどんそれは増殖してくものかも知れないです。自分自身にも、他人にも。
意図的な邪悪な意志も怖いでしが、一番怖いのは何気無いヒトの思いかも知れないでしよぅ。

■ジェニファー To:アズラ
そうですわね、アズララさん。今は、目の前にある問題を片付けることに集中いたしますわ。


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GM 那緒:nawo@mizar.freemail.ne.jp