|
SW-PBM #124 Pigeon Blood Act.12〜相談 |
| Previous Page | #124 Index | Next Page |
| ■ 【銀の網亭】 |
ウォイル邸の調査を済ませ、一旦戻ってきた冒険者達。
これからどう動こうか思案しているらしいが、その横でウィスノーは一人いきり立っていたりする。
| ■ウィスノー To:ALL |
|
まったく、全然手掛かりがないではないかっ。 このままでは真犯人など見つけられん。 こうなったらボクも独自に動いて捜査を始めるっ。 |
言って、店を出て行こうとする。
| ■ユウル To:ウィスノー |
|
まあまあ、ちょっと待って。 そんな簡単に見つかる手がかり残す犯人なら、とっくに官憲が捕まえてるでしょ? 相手はプロで、相当の腕みたいなんだから、じっくりやらないと。 |
ウィスノーの袖を掴んで、椅子に座るようになだめる。
| ■レベッカ To:ウィスノー |
| 官憲で思い出しましたけど、事件の夜にウォイルさんの屋敷で警備をしていた方々の中で、貴族の方と懇意な方っているんですか? |
| ■ウィスノー To:レベッカ |
|
懇意……いや、特にはいなかったはずだ。 ボクがルークスさんと親しくさせてもらっているので、紹介しろと言ってくる連中は多かったが。 |
| ■フィリス To:ウィスノーさん |
|
当日の警備、特に志願者を集めたわけではないんですよね。 メンバーはどういう風に決まったんですか? ウィスノーさんが要望を受けて召集したとか。 |
| ■ウィスノー To:フィリス |
|
隊長のアランドさんが適当にかき集めた……というのが一番正しいかな。 ま、その日いた全員だから、選択の余地はなかったが。 |
| ■ユウル To:ウィスノー |
|
詰め所にいるメンバーってのはあらかじめ予想がつくもの? この日に予告状を出してウィスノーに警備させよう!とか、そういうはかりごとはできそうかな? |
| ■ウィスノー To:ユウル |
|
ある程度はシフトで勤務を決めているから、その辺は予測できるだろう。 急病などで休めば別だが、あの時はそういう事もなかったはずだ。 |
| ■レベッカ To:ウィスノー |
| じゃあ、警備していた方の中で急に羽振りが良くなった方とかいますか? |
| ■ウィスノー To:レベッカ |
|
それも特にいないな。 そんな分かりやすければ、直々にボクがしょっ引いている。 |
| ■ユウル To:ALL |
|
あと聞き込んでないのはマービス・ウォイルさんと執事のライツさんかな。 それから、食材を届けていたイルマさんの息子さんってのもいたっけ。 屋敷の周囲の人にも聞き込みしてみるかなあ。 私としては、当日警備してた官憲の他のメンバーさんにも話を聞きたいんだけど。 |
| ■フィリス To:ユウルさん&ALL |
|
では、私はイルマさんと息子さんの方に聞き込んでみますね。 何もないかもしれませんけど、念のため。 |
| ■レベッカ To:ALL |
| じゃあ私はもう1度ウォイル邸に戻って、マービスさんに話を聞いてみます。 |
| ■ユウル To:レベッカ、ALL |
|
私もウォイル邸に行くよ。 それじゃ、手分けして聞き込みに行こう。 |
それまで思案に耽り、沈黙していたウォルフが口を開く。
| ■ウォルフ To:ALL |
| イルマさんのほうはアルフとフィリスに任せて、俺もウォイル邸に赴くとしよう。 |
| Previous Page | #124 Index | Next Page |