エレミアへGo Scenario #122b
職人魂


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オラン〜エレミア 街道

 次の日。一行は宿を後にした。
 天気は上々。馬車はのどかに進んでいる。
■ザン To:独り言
 誘拐か……もし本当なら、この馬車など良い狙い目になってしまうかもな。

 言いながら、昨日とは変わって周りへの注意を怠ろうとしない。
■リュント To:ザン
 何々!何か宿でなんか楽しい事でもあったの??

 昨夜の情報をま〜〜〜ったく知らないため能天気なシーフ約1名。
■アップル To:リュント、ザン
 楽しくは・・ないけれど・・・。

 などと言いながら、昨夜聞いた話をかいつまんで説明する。
■アップル To:リュント、ザン
 いまさらな話題なんだけど、なるべく注意するようにしてほしいの。
 リュントだったら、尾行とかに対して、私なんかよりも目が利きそうだし・・・ね。

■リュント To:アップル
 そんな事が起きていたのか・・・
 通りでみんな朝からピリピリしているのか〜〜

 そう、大人達が真面目な会話をしている中。ウィーニーはちょこちょこと作業をしているようだ。
 どうやら、レースを編んでいるらしい。
■アップル To:ウィーニー
 あら・・さすがに綺麗なものね・・・・^^
 修行、ってところかな?

■リュント To:ウィーニー
 上手いもんだな〜〜
 ウィーニーもこれで一生食っていく気なんだろ?

 ちらっと見えた模様に、思わず声をかけるアップルとリュント。
 ウィーニーは慌てて編んでいたレースを隠すように持ち、
■ウィーニー To:アップル&リュント
 だ、ダメですっ。
 途中のは…ごめんなさいっ。見せられませんっっ

 あたふたとしながら、必死に隠している。
■ウィーニー To:リュント
 あと…ボクはまだまだです。
 父様のお弟子さん達のほうが…作品に広がりがあってステキです。

 真っ赤になり、うつむきながら話す。
■ザン To:ウィーニー
 何を言う。将来の仕事としたいなら、自分の技術に自信を持て。
 続けていれば、技術は向上するものだ。大切なのは歩みを止めぬこと。
 ……それから、人に見られるのも、修行のうちだぞ?
 接客などもあるだろうしな。人目に慣れておくに越した事はないだろう。

■ウィーニー To:ザン
 で……でも、せ、せめて、ええと、その…
 完成してから…がいいです。未完成はまだ……

 俯きながらも、なんとか言葉を紡ぐ。
■アップル To:ウィーニー
 説得力あるわね・・^^;
 でも、その通りかもね^^ まぁ、ひとそれぞれだから、ゆっくり考えていけばいいとは思うけど。

■ウィーニー To:アップル
 はぁぃ…

 少年は、俯いたまま答えた。
■リュント To:ウィーニー
 なら今回のお使いが終わるまでに完成させて、みんなにお披露目な。

 一方、御者のナミキ。
■ナミキ
 はいよ〜、うま。すすめ〜、うま。

 だらけた態勢で、馬のおしりを平手でぴちぴち叩いて遊んでいるのだった。
 馬のほうはといえば、ナミキの手を払うかのように尻尾を動かしている。
■リュント To:ナミキ
 大丈夫だよ、ナミキ〜
 いざって時に馬が走れなくなっても困るしさ。
 のんびり行こうよ。

■ナミキ To:リュント
 いや、なんか面白くて…。
 馬も喜んでいるっぽいし。

■ザン To:リュント
 いざとなったら、リュントに馬車を牽いてもらうかな。

 ちょっと本気。
■アップル To:おーる
 そ、それほど急ぐ旅でもないから、ゆっくりいきましょ^^;

 馬引き候補に入ってきそうなアップルは落ち着きをなくしているようだ。
 ちなみに、アップル以上の適任者も、このパーティには存在しているが・・・(笑)。
■リュント To:ザン
 なに言ってるんだよ、兄者!!
 こんな細腕のシーフよりも丸太腕の戦士が俺の目の前にいるじゃないか!
 違った・・・馬車馬並に食欲だけある、戦士だったかな?

■ザン To:アップル
 ……アップル殿。
 何か言われているぞ。

■ナミキ To:リュント
 いうわねぇ。

■リュント To:ザン
 まてまて(笑)
 兄者!兄者のこと言ってんの!!

■アップル
 ・・・・・。

 とりあえず聞こえないことにしたらしい。

オラン〜エレミア 街道

 のんびりと馬車は進む。
 日がだんだんと傾きかけ。今日は野宿であろうか。
■ザン To:ALL
 ふむ。そろそろ寝床を決めるか。
 街道筋だし、その辺に野宿用の場所があると思うのだが……。

 言いながら周りを見渡す。
■リュント To:ザン
 街道から離れないのと、交通の邪魔にならないところを探してから野宿にしようか・・・

 きょろきょろとリュントはあたりを見渡す。
 流石街道…というべきか、野営に丁度よい空き地が程なく見つかった。
■アップル To:おーる
 うん、御者のふたり、おつかれさま^^ 晩御飯の準備をしましょう。
 外だから、交代で番を・・今日の御者は早めに寝かせてあげて、あしたの御者はちょっと早起きをしてもらう・・・と、順番はきまっちゃうの かな? 

 ということで、
 ・ナミキ・ランス組
 ・リュント・アップル組
 ・ザン・リセット組
 の組み合わせを提唱。
■リュント To:アップル
 そうだね。その順番で良いんじゃない?
 そうと決まったらさっさと食事を済まして休むとするかな〜

■ザン To:ALL
 それで良かろう。
 さて……ウィーニー殿、食事の支度を手伝ってもらえるかな?

■ウィーニー To:ザン
 はい。ザンおじさん(^-^

 良い子のお返事。
 悪意は無い。
■リュント To:ザン
 ザンおぢさん、僕は何をしたらい〜い?(笑)

■ザン To:リュント
 棺桶を作るから、材木を探してきてくれるか?
 寸法は、お前がピッタリ入れるくらいだ。

■リュント To:ザン
 ボクと同じ位の寸法?(笑)
 ボクくらいの体型なんていくらでもいるのに、なんでボクなんだろう?(笑)
 ってな馬鹿な事言ってないでさっさと野営の準備でもしておくか。

 ザンの言葉を受け流しつつ、テキパキ役割分担を始める。
■アップル To:ザン、ウィーニー、ランス
 そんなに太いのいらないわよ^^;
 燃えやすそうな柔らかい小枝でいいわ
 あとは・・ランス、私たちは晩御飯を探しに行くわよ^^

■ナミキ To:ALL
 みんなてきぱきしてるわね。
 あたしはテキトーに水とか食べれそげな草とか拾ってくるかな…(知識ないくせに)。

■アップル To:ナミキ
 うん、よろしく♪

 しばらくして、捜索隊が帰ってきた。
 本日のメニューは野ウサギのハーブ焼き、そして・・ドクダミ茶の様だ(笑)
■ウィーニー To:アップル
 ……
 なんか、これ…独特の臭い…

 お子さまなウィーニーは。茶の臭いに、すこししかめっ面だ。

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp