次の日。ぼつぼつと冒険者達は酒場に集まり朝食を取っていた。
　今日の朝食のセットは、コーンスープにハムエッグサンド、フレッシュジュース付きでしめて3ガメル。

　台所と相談なおやじの解答。さて、どうする？

　精一杯微笑みを浮かべてアピールしてみる。

　こちらも負けてはいないようだ。

　懐の寂しいザンである。

　いえ、アップルだって腕っ節だけなら（以下削除♪
　そんな、元気の良い話しの横で…こちらは朝からがっちりと食べられない様子のリュント。

　そういいつつ、ほかほかのシチューを皿に盛って見せてみる。

　リュントの反応に、つい説教モードになるおやじ。
　てか、あんた、朝から五月蠅い(汗)。

　と、盛大なため息。

　机の下の攻防戦。腹のさぐり合いともいうか？(笑)

　普段は年の事を言われると怒るくせに、こーいう時だけはズルイ使い方をする。

　とザンを見つつ、頭をかばう。

　無言のままテーブルの下でリュントの足を踏みつけようとする。
　しかし、リュントは素早く避けた。
　ザンの足が、床を強く踏みしめる。

　と言いつつ、人差し指をザンの目の前で振ってみる。

　負け惜しみ。

　師弟コンビ（？）の心温まる交流を横目で見ながら、

　かくして。無事リーダーも決まった。

　食べ終えてないものも急いで食事をすませ、一行は依頼人の店へと出かけていった。