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08 ベルンシュタイン家

■ミーティス To:ALL
初めまして皆様。わたくし、ミーティス・ベルンシュタインと申します。
銀の網亭に出した依頼を受けて下さって嬉しい限りですわ。
..いえ、違いますね。わざわざいらっしゃったということは報酬の金額か、成功条件の交渉にいらしたの?それとも依頼の背景を確認してからこの依頼を受けるかどうかを決める、といったところかしら?

■ライル To:ミーティス
はじめまして、ベルンシュタインさん。
ファリスの神官戦士のライルと申します。

ライルはゆっくりと頭を垂れると丁寧に会釈した。
■ライル To:ミーティス
噂に違わぬ明敏な方ですね(ニッコリ)
失礼、不遜な物言いでしたね。お許し下さい。
…ご賢察の通り、まかり越しましたのは依頼内容の詳細を確認する事と、その内容に伴う報酬額が適切であるかどうかを判断する為であります。
不躾なお願いで申し訳ありませんが、もう少し詳しい状況と依頼内容をお教えいただけないでしょうか?

■ミーティス To:ライル様、ALL
わかりました。
二週間程前、知人からこちらにある品物が送られてくることになっていたのですが、それが届きませんでした。
調べたところ、荷物が乗った馬車がトレットという村の近くで魔物...多分ゴブリンだと思うのですが、それに襲われて荷物を強奪されたらしいことがわかりました。
普通なら事故として諦めるところですが、わたくしにとってその品物はとても貴重なものですので、ご依頼した次第です。

依頼内容は品物の奪還。ゴブリンが持ち去ったとすれば、その住処を突き止めて捜索すれば出てくるはずです。
それでも見つからないときは、諦めますわ。もちろん、その場合でも報酬の半分を探索の手当として支給いたします。

■カーガッド To:ミーティス
条件はおおよそ了解致しました。
差し支えなければ、その品物が何であるか教えて頂けませんか。
こちらとしても品物が何か分からなければ、見つかる物も見つからなくなると思いますので。

……名乗るのが遅くなりまして失礼しました。
私は、カーガッドと申しまして、一応、一行の取り纏め役をやっております。

■ミーティス To:カーガッド様、ALL
カーガッド様ですね。よろしくお見知り置きを。

あぁ、うっかりしておりましたわ。お許し下さいね。
品物は...魔法の玉と形容するのが一番わかりやすいと思います。手の平に乗る程の大きさで球状の石で不透明、淡く緑の光を放つということです。

■ライル To:ミーティス
魔法の玉、ですか…。
貴重な物なのでしたら、より一層取り扱いにも留意しなければなりませんので、もう少し詳しくお聞かせ願えませんでしょうか。

■ミーティス To:ライル様、ALL
貴重といえば貴重ですけど、そう壊れやすいわけではないようです。
まぁ...正体不明の魔法の品ということなので、見つけても安易に素手では触らないよう注意してください。

■ライル To:ミーティス
正体不明?
とするとその品物というのは、ベルンシュタインさんが鑑定したり学院への鑑定斡旋をする為に送られてきた、と言うことですか?
その玉の魔力については分からないのでしょうか。

■ミーティス To:ライル様
鑑定...えぇまぁ、そのようなところですわ。
どのような魔力があるのか、実物を見てみないことには答えを出すことは難しいでしょうね。

■リールォン To:ミーティス
自己紹介が遅れてスミマセン、僕は幸運神の神官を勤めているリールォンという者です。
ライルさんの質問に便乗してなんですケド、この魔法の玉は誰かに狙われていたとか、そうゆうコトはあったんですか?
もしかしたら、誰かがゴブリンを使って、奪ったとゆうことも考えられるので。

■ミーティス To:リールォン様、ALL
狙われていないと断言することはできません。価値があるにしろ無いにしろ、一般的に魔法の品物は高価なものとして認識されるでしょうし。
ただ特定の個人、団体に狙われているという話は伺っておりませんから、今回の件はたまたま遭遇した不幸な事故であったのだと推測しております。

■カーガッド To:ミーティス
なるほど……。
先程の魔法の玉ですが、古代王国期に錬金術師がその石を触媒にして何か作り出したという話を思い出しました。
何を作ったかは定かでは無いのですが……。
ところで、ミーティスさん。貴女がご専門にされている研究テーマは何なんですか?
差し支えがなければお教え願いませんか。

■ミーティス To:カーガッド様、ALL
お詳しいのですね、カーガッド様。えぇ、確かに『魔法の玉』はそのような用途に使われる品物に類似していると思います。

専門などとはとんでもない。わたくしのは趣味の領域を出ておりませんの。それでもあえてテーマをつけるとするならば...そうですわね、
『古代王国期における一般的な魔法装置もしくは魔法器具による、
 現代環境におけるその効力の再生及び利用方式についての研究』
というところでしょうか(にこにこ)。

■ライル To:ミーティス
現代の力―正確に言えばベルンシュタインさんのお力で魔法物品の効果を蘇らせることと、その効果測定をするという事ですか。
興味深いテーマですね。

■カーガッド To:ミーティス&ALL
なるほど(このまま話させると、ずっと語られそうだな……。話題変えないと)。

では、依頼条件の確認ですが、問題の魔法の玉を持ち帰れば一人300ガメル。
仮にゴブリンの住処を捜しても見つけきれない場合でも半額の150ガメルは頂けるということで宜しいですね。
もちろん、我々としても捜索に全力は尽くしますので。
皆さん、この条件で問題ありませんか?

■ライル To:カーガット、ミーティス
ええ、基本的には良いと思います。
(ミーティスに向き直り)
できれば状況によって成果報酬を変更していただきたいのですがよろしいですか?
まず、障害となるのはゴブリン、コボルトという事ですが、より上位の妖魔―例えばダークエルフ等によって率いられている場合、危険度が増大しますのでその際は報酬を増額していただきたいと思います。
また奪還した、あるいはする前に魔法の玉が何らかの方法で壊された場合の報酬設定をしていただければ、と思います。

■ミーティス To:カーガッド様、ライル様、ALL
えぇ、条件はそれでよろしくてよ。
危険の増大に対する追加報酬に関しても考慮させていただきますわ。

破損した場合に関しては、破損の状態を見た上で1人150ガメル以上、300ガメル未満で報酬を用意させていただきます。

■ライル To:ミーティス、ALL
早速のお聞き届け、有難うございます。
後は…何か聞き忘れた事はないかな?

■キャンドル To:ミーティス
のろのろと仕事をする気は毛頭ありませんが、期限指定は特になし、で宜しいですか?

■ミーティス To:キャンドル様
えぇ。皆様の判断を信頼いたしますわ。

■キャンドル To:ミーティス
発生する必要経費は、報酬とは別枠でお願いできますか?

■ミーティス To:キャンドル様
そうですね...わかりました。経費の内容に応じて、報酬額に上乗せ致しましょう。

■キャンドル To:ミーティス
ありがとうございます。
おかげで、雑事に惑わされずに、仕事が出来ます。


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GM 那緒:nawo@mizar.freemail.ne.jp