SW-PBM #116
ちるどれんず・ぱにっく!

おしごと まきわり

まえのぺぇじ さいしょにもどる つぎのぺぇじ

■ 【前庭・その隅】
前庭の一角に、燃料用の薪が束になって積み上げられている。
普段はロイがやっている仕事なのだろうが、増えた人数分の調理をこなすため、今日のロイは台所に引っ張られている。
そんな訳で、ユウルにお鉢が回ってきた。
■ユウル To:(独り言)
…これも仕事のうち…。とにかく片付けるか。

軽い溜息の後、斧を手にとり黙々と薪割りを始める。
最初のうちこそ調子が良かったが、斧を振り上げ、また振り下ろすというのもなかなか重労働である。
しばらくするうちに、ユウルの息が上がってきていた。
■ユウル
…も、もしかして…これも修行になってるかも…(ゼイゼイ)…

力を込めて、斧を振り下ろす。がつ、という音がして刃先が薪に食い込む。
ところがどうしたわけか、そこから先、一向に刃が進まない。
一旦抜こうとして持ち上げてみるが、今度は薪がくっ付いてくる。
どうやら、刃が変に引っ掛かってしまったようだ。
■ユウル
ん?あれ?
…よいっしょ…抜けないなあ…

抜けない薪を引き抜こうとしてみるが、手で引っ張ったくらいでは取れそうも無い。
■ユウル
……くっ…こっの〜〜〜!

薪を片足で抑えて、両手で斧を思いっきり引っ張ってみる。
すぽん、と景気の良い音を立てて一気に斧が抜ける。
後ろにつんのめったユウルは思わず尻餅。その頭上に勢い余って滞空していた薪がすこん、と落ちてきた。
判定に成功したにも拘らずこんな結果を与えるあたり、GMも相当極道である(笑)
■ユウル
うわっ!…いった〜
(さらに薪で追い討ち)…っつ〜!!…(頭を抱える)
……は〜…受ける仕事間違えたかなあ…

だんだん憂鬱になってきた模様。しかしいまさら言っても遅い。
そう、ユウルよ。君の前には、まだ山のごとく積み重なった薪が待ち構えているのだ!(笑)
■ユウル
……脱力してる場合じゃないな。
冒険者として、受けた仕事は最後まで!

再びやる気を出し、スピードUPして薪割りを再開する。
しかしこの先一体、何をやらされることやら……。

まえのぺぇじ さいしょにもどる つぎのぺぇじ

GM:倉沢真琴