SW-PBM #116 ちるどれんず・ぱにっく! おしごとけってい |
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■ 【銀の網亭・酒場】 |
一通り挨拶を終え、料理の追加とそのついで(逆?)に仕事を決めようと階下へ降りてきた一行。
が、掲示板を見てみれば。
なんと、既に殆どの依頼書が消え去っていたりするのであった。
■ユウル To:ALL |
あ、あれ?結構あったと思ったのに… そんなにのんびりしてたかなあ? |
■ハティノス To:ユウル |
なんか、この前もこんな感じだったね^^; |
■アルテナ |
むう、困ったな。こんなに急になくなるとは思わなかったな。うかつだ。 |
残り少ない依頼書を見つめ、さてどーしたものかと考え込んでいると。
悩む一行を目に留めたのか、おかみが声を掛けてきた。
■おかみ To:ALL |
あぁ、あなたたち。 良かった、まだ仕事を決めてないのが残ってたのね。 悪いんだけど、出来たらこれを受けてくれない? |
そう言って差し出された一通の依頼書。
おかみの直筆で、『至急、人手求む』といった感じの事が書かれていた。
依頼主の名を見てみれば、当のおかみである。
■ユウル To:おかみ |
おかみさんの依頼? えっと…これってまさか、酒場のバイトじゃないですよね。 |
半分冗談混じりで聞いてみる。
■おかみ To:ユウル |
さすがにそんな事はないわよ(苦笑) 実はね、この人の所へ行ってあげて欲しいの。 |
差し出されたもう一通の羊皮紙。
そこには、ニュアンスこそ微妙に違うが、おかみの書いた依頼書と似た内容の一文が記されていた。
差出人は『イメルダ』とある。
■ハティノス |
(イメルダさん?聞いたことないなぁ) |
■おかみ To:ALL |
私の昔からの知り合いなんだけどね、なんだか急いでるらしくって。 詳しい事も言わずに、それだけ渡して行っちゃったのよ。 私はまだお店があるからここを離れられないし……。 それに『6人、活きのいいの』って指定してくるからには、あなたたちみたいなのがお目当てだと思うのよ。 良かったら、ちょっと様子を見てきてくれないかしら? |
簡単な説明をされる。
もっとも、依頼の内容に付いて一切触れていないような気もするのだが。
■ヴィタリ To:おかみ |
まぁ、確かに活きの良さだけが取り柄だがな。はっっはっは! |
■ユウル To:おかみ |
様子を見に行くくらいはかまいませんけど… 何をして欲しいのかさっぱり想像つきませんね。 |
イメルダの手紙を眺めつつ、思案顔。
■おかみ To:ALL |
ま、ハズレって事はないと思うけど。イメルダちゃんの事は良く知ってるし、悪い娘じゃないわ。 それでも心配なら、万一のときはウチで働いてもらってもいいから。 力仕事ならいくらでもあるわよ(笑) |
冒険者だって、いつでも実入りの良い仕事が転がっているわけではない。
稼ぎがない時は単純労働に従事して、日銭を稼ぐ事もある……ハズだ。
■アルテナ To:ALL |
ジャガイモの皮むきだけは勘弁してほしいな…… |
■おかみ To:アルテナ |
あら、ジャガイモは嫌い? だったら、玉ネギのみじん切りとか、さやえんどうのスジ取りとか。 他にもいろいろあるけど? |
■アルテナ To:おかみ |
おかみ…わざと変なのばかりやらせる気だろう? |
■ハティノス To:おかみ&ALL |
おかみさんの知り合いなら、そんな心配はいらないでしょ^^ 急ぎなら、とりあえず話だけでも聞きにいきますか どのみち他の依頼書もほとんどないわけですしね^^; |
掲示板の方をチラッとみて苦笑した。
■ユウル To:ALL |
私も賛成。よくわからないけど、単純労働ではない…と思いたい(^^ゞ |
■おかみ To:ALL |
そういう事。 さあ分かったなら、早く支度して行った行った。 あなたたち(と、その他大勢)が宴会で散らかした店の掃除を始めなきゃならないんだから、いつまでもいられたら邪魔なのよ。 ……それとも、掃除手伝ってから行く? |
にっこりと笑いながら。
おかみは、雑巾とバケツを目の前に差し出してきた。
■ユウル To:おかみ |
掃除は好きですけど…こ、今回は遠慮します。 ほら、イメルダさんも急ぎみたいですし〜。 |
おかみさん、厄介な依頼と冒険者が一掃できて嬉しそうだ…と思ったのはユウルだけだろうか(笑)
■ヴィタリ To:おかみ |
おぉ、すまんな。ずいぶん長居をしてしまったようだ。 まぁ、仕事の件は大船に乗ったつもりでまかせてくれたまえ! |
根拠なき自信過剰。で、さわやかぁ〜笑顔。
笑えばなんでも誤魔化せると思っているらしい(笑)
■ユウル To:ヴィタリ・おかみ |
すごい自信だなあ(苦笑) そこまで言うなら頼りにしてるから、頑張ってね。それじゃ、いってきます! |
■おかみ To:ユウル |
はい、がんばってね。 ……悪ガキ共に気を付けるのよ。 |
最後にポツリと漏らしたおかみの呟きは、果たして冒険者たちの耳に入ったのだろうか?
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