犬猫探索隊 | Scenario #114 |
とってもおいしぃはなし |
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オラン市内 いろいろ |
こちらは犬猫捜索隊。
シャイアン、レジー、ザンセール、リュミ、クーザの5人は、犬猫を探しはじめたようだ。
■シャイアン |
あう、かわい〜でござるなあ〜 |
こちらはシャイアン。
さっそく、リュッケの毛並みそっくりな猫を1匹見つけました。
■シャイアン |
ささ、美味しい干し肉でござるよ〜、こっちでござるよ〜 |
屋敷で描いたリュッケの毛並みとそっくりそのまま、生き写し。
■シャイアン |
そ〜ら、捕まえたでござる。ん?全部あげるでござるよ〜♪ |
どうも、リュッケ絡みだと、シャイアンは調子が良いようです。
■シャイアン |
・・・さてと |
今度はレジーの毛並みに似た犬探し。
しかし、ちょっと記憶があやふや?
■シャイアン |
ふむう、参ったでござるなあ・・・。 やっぱりご本人を見ながらでないとわからんでござる〜 |
『似てるかな?』的犬は見つけたものの、片腕に抱いているリュッケ似の猫の時のような安心感は得られませんでした。
■レジー |
さてと・・俺にとっちゃ他人事じゃないしな。 気合入れて探さないと・・。 |
こちらはレジー。フードを目深に被って行動中。
■レジー |
ん・・・いた。 逃げるなよ・・。 |
どうやら、こちらもリュッケの毛並みによく似た猫を1匹見つけたようすです。
猫のほうはといえば、フードから微かに見える犬の毛の男。
そんな、あやしい男に近寄られ、逃げる事もできずに震えています。
■レジー |
よしよし、ちょっとおとなしくしてな。 別に食ったりしねぇからよ。 |
しかし、犬っぽいレジーの言葉が猫に判るわけもなく。
ただ、ただ猫は震えるのみ。
お次は犬。レジーにとっては、こっちのほうが大本命。
自分の毛並み、そっくりな犬を探しださなければ、人間の姿に戻る事はかないません。
■レジー |
後は犬だな・・こっちの方が俺としちゃあ重要なんだが・・・。 |
そう探し初めて幾分か。これぞ!という犬を見かけました。
犬のほうも、ちら、と覗いた毛並みに興味があるのか、フンフンフンフン匂いを嗅ぎにきます。
■レジー |
いやがった・・しかも2匹も。 いや・・分かったから匂いはかぐな。 |
もの凄く毛並みが似ている犬1匹に、おおよそ似ている犬1匹。
どちらも自分からレジーに付いてくる様子。そのレジーの腕の中で、先程捕まえた猫はガクガク震えたまんまです。
■レジー |
さて、犬猫とも見つけたしな。 あとは薬次第か。 |
調子よく猫、犬を見つけたレジー。
そのうれしさのあまりか。少し目立ってしまったようす。
そのまま無事に事が進めば良いのですが……
物陰から、じっと……レジーを見つめている視線に、どうやら気付いていないようです。というか、全く周囲を警戒していないようです。
こちらはザンセール。今目下犬猫探索中。
……
とても天気が良い日。オランの街なかぐるぐる歩く。
■ザンセール |
あぁ〜〜あ、いい天気だなぁ………。 さて、探し始めるとしようかねぇ。 |
しかし、人や異種族は山ほど見ても、ザンセールの目には猫の子一匹見つけられません。
■ザンセール |
猫はいねぇなぁ………。 ………っと、犬だ。まてまてぇ〜〜〜い! |
犬に至っても、見つけた!と思って駆けていけば、その前にさっと逃げられてしまう状態。
ちょっと汗だくになりながら。ザンセールは走っています。
■ザンセール |
だめだ………。 |
そう、ため息をつくザンセール。
「サガシモノ」をしているのは彼らだけではないようす。
なにやら、街の物陰で。コソコソと連絡を取り合っているような声が聞こえるとか聞こえないとか……
オラン市内 とある路地 |
とりあえず予め予定していた場所に集まる5人。
猫は震え、犬同士もまだ喧嘩は始めないようだ。
■ザンセール TO:ALL |
………? なんか周囲の目が気になんないかい? やばいな、とっとと帰ろうぜ。 |
■シャイアン TO:ザンセール |
ザンセール殿もそう思うでござるか? 拙者、嫌な胸騒ぎがするでござる。 早く屋敷に戻った方がよいでござるな |
■リュミ To:ALL |
ん…ちょっと…遅いかもネ。 |
くぃ、と指差す場所に。なにやら怪しげな人影が数人。
■ザンセール To:リュミ |
な〜に、天下の往来で何か派手なことが出きるわけでもあるめえ。気にせずいけばいいにきまってらぁ。 無視して行ってみようぜ。 |
と、知らんぷりしてずかずかずか行こうとするものの、それを遮るマントの3人。
■怪しげマントその1 To:ザンセール |
おい、ちょっといいかな? |
■ザンセール To:その1 |
よくねえ。急いでるんでどいてくんな。 |
■怪しげマントその1 To:ザンセール |
ああ。こっちもアンタにゃ用はねぇんだ。 さっさと通りな。 |
■シャイアン TO:その1 |
・・・何用でござるかな? |
ザンセールと並んでマントの人物を見上げるシャイアン。
■怪しげマントその2 To:シャイアン |
あー。チビにゃー用はねぇ。 そっちの。マントさんに用があるだけさ。 |
少し下品気味な笑いと共に、レジーを指さします。
■ザンセール To:その2 |
だから、こっちはお前らに用はねぇっての。 どいてくれや。 |
等と言いつつ、ドワーフの低い身長を精一杯のけぞらせた。
■怪しげマントその3 To:ザンセール |
だーかーらー。俺様達はな。そこの。フードの…化けモンに用があるの。 チビ・デブにゃー用ねえから。さっさとどこにでも行きゃいいさ。 |
ちら…と、マントの隙間から煌めくものが。
■レジー To:マント連中 |
俺も貴様ら社会の屑に用など全くないのだがな? 臭いから近寄らないでくれないか? |
■怪しげマントその1 To:レジー |
へぇ〜〜……。俺様達を屑なんてぇ。けーっ。お犬様は言う事が違うねぇ…… |
完璧。レジー狙いのようです。
■レジー To:マント連中 |
言う事が違う?・・当たり前だ。 俺が使っている言葉は人間が使う言葉であって、お前ら屑が発する雑音とは違う。 俺に用があるなら、まず言葉を理解してからにしてくれ。 雑音を解読するのは疲れる。 |
レジーの言葉、爆笑する三人。
■怪しげマントその3 To:レジー |
どひゃひゃひゃひゃ。ど、どの面ぁ下げて「人間」だってよ。 お前さ。鏡見たことあるのか?カガミ。 どっからどう見たって、見せ物小屋がお前の住処ってぇぐらいな面だろうが。 ほれ。俺様達が親切にも連れていってやるって言ってるんだ。 大人しく、ついてきな。 |
短気なザンセールが誰よりも早く頭のやかんを煮えたぎらせた。
腕をまくりあげ、一歩前に歩み出ると怒濤の速度でまくし立てた。
■ザンセール To:マント軍団 |
ふざけんじゃねえや、べらぼうめ! てめえらの面と頭よりおかしいものはねえってんだ、どちくしょう。見せ物小屋いきたきゃてめえら自信の面でも売り込みやがれってんでえ。 |
■怪しげマントその3 To:ザンセール |
ひゃっひゃっひゃ。 |
■怪しげマントその2 To:シャイアン&ザンセール&クーザ&リュミ |
それとも。異種族のてめぇらも、いくかい? |
す…っと。マントより出るは剣か。
どうやら。このまま逃げるのは不可能のようです。
■ザンセール To:マント軍団 |
どっちが異種族だってんでえ。てめえらこそ脳味噌の中が種族を越えた彼方に飛んでってるんだ。 やるってんだったら、こっちもただじゃあすませねえぞ。 |
どっちが悪者(?)なんだか。
真顔でやり取りを聞いていたシャイアンだが、リュミに拾った猫を渡して向き直る。
リュミは受け取った猫を片手で抱いている。常に、片手は空けているようだ。
■シャイアン To:マント軍団 |
拙者はともかく、仲間を売り飛ばされてはたまらないでござるな。 おぬしらは狩人のようでござるが、 獲物に噛み殺される狩人は少なくないでござるよ。 |
懐に手を入れて凄む(本人談)シャイアン。
■怪しげマントその1 To:シャイアン |
なら。試して見るかい…おチビちゃんよぉ |
戦闘突入…か?
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