図書館にて | Scenario #114 |
とってもおいしぃはなし |
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賢者の学院 受け付け |
神殿より学院に来た二人。ランバートがついた時から、時が過ぎているのですでにランバートの姿は案内のところからは消えている。
■ザンセール To:案内 |
こんちわす。 唐突で申し訳ねえすけど、くだらね〜駄洒落をとばしまくってる妙なエルフこなかったですかね? |
■案内 To:ザンセール |
? ここは迷子案内所ではありませんよ? そういった御用は、こちらでは受け付けておりませんが、どのような御用でしょうか? |
■ザンセール To:案内 |
どうもこうも、学院に来たんだから調べものにきまってるじゃねえか。 え〜とだな。 |
言いつつ、懐をごそごそ。シャイアンが描いた方の壺の絵を取り出した。
さすがに二度も下手くそな自分の絵をさらす覚悟はなかったようである
■ザンセール To:案内 |
こういう壺だよ、こういうの。 こういう壺を持ってきたヤツこなかったかい? |
■案内 To:ザンセール |
……壷を持ち込んだ方は居られましたが…。 その方は学院の出でしたので、詳しそうな導師の方を紹介いたしました。 ですので、いま何処に居られるかは、こちらでは判りかねます。 |
■ザンセール To:案内 |
おぉ、そうかいそうかい。 で、その導師ってどこにいるんでえ? |
■案内 To:ザンセール |
申し訳ありませんが、学院の関係者ではありませんよね? 関係者ではない方を、学院内に案内するのは…… |
と、言葉を濁しています。
■ザンセール To:案内 |
てやんでぇ、べらぼうめぇ! 友人を追ってきたヤツを追い返すってえのかぁ、おめえんとこはぁ! 学院関係者の友人だったら、俺も無関係じゃねえだろおがぁ! |
すでに屁理屈である。
■案内 To:ザンセール |
ですが、こちらでその方と貴方がご友人であるという事がわかりませんので、いたし方ありませんがご理解ください。 もし、調べ物でしたら、図書館のほうもございますよ? |
屁理屈も、さくっと流す。
■イグレッタ To:案内 |
あなたが案内できないなら 呼び出しは出来ないの? |
■案内 To:イグレッタ |
ええ。申し訳ありませんが、予め会う約束がなされていない方について、その対象者を呼び出すという事はしておりません。 賢者の学院にはさまざまな方が訪れますので、その方達の要望を全てかなえる程は…… |
と、言葉を濁す。
■ザンセール To:案内 |
じゃぁ、しゃあねぇな。 図書館かりるよ。 |
と、奥の方にずかずかずか。といっても、場所は分かっていない。
■案内 To:ザンセール |
あの、図書館はあちらですが? |
一応、方向修正をしてもらえたようだ。
■ザンセール To:案内 |
そうか、悪いな。 |
賢者の学院 図書館 |
学院の図書館前に来た二人。正面には、眼鏡を掛けた受付嬢らしき人がぼ〜〜っと座っている。
■図書館受付嬢 To:ザンセール&イグレッタ |
今日は、どのようなご用でしょうか〜〜 |
■ザンセール To:受付 |
図書館に来たんだから調べものに来たに決まってるじゃねえか。 悪いけど、ちょっと調べてくれないかい? 人獣以外で人が動物形態に変身するような事例。 |
■受付 To:ザンセール |
ええと、狼男などに代表される獣化についての文献は、ええと、確か……2階動物変身こぉなぁにあったと思いますぅ〜 |
■ザンセール To:受付 |
おぉ、そうかそうか、そりゃありがとよ〜。 |
と言うわけで、先ほどと同じ勢いでのしのし足音をたてて二階に上がっていった。
………図書館では静かにしよう。
4時間程かけて資料を探すイグレッタとザンセール。
しかし、あまり良い効果は得られなかったようだ。
そんな二人の目に、冒険者らしい4人組の姿が映った。
■冒険者その1 To:冒険者その2 |
あー・・・たりぃ。えーらいたりぃ。 なぁ。ホントにここでアノ連中の事調べるのか? |
■冒険者その2 To:冒険者その1 |
ええ。しかたがないでしょう? あんな、古代語喋る猫が……なんで居るのか調べた方が良いじゃないですか。 |
■冒険者その3 To:冒険者その2 |
別に頼まれてもいないのに、わざわざ調べる事無いんじゃネーノ? |
■冒険者その4 To:冒険者その2 |
アイツラ、喰イタイ…。前、食ベラレルトコダタ… |
■冒険者その2 To:冒険者その3,その4 |
いいから本を取るのを手伝ってください。 イブリス、そこの左から6番目の本。そう、それです。 私は手が届きませんからね。貴方が取ってください。 |
どうやら、連中も調べ物に来ているらしい。
■ザンセール To:イグレッタ |
なんでえ、あいつらは。 古代語喋る猫たぁ、おもしろそうなもん調べてるじゃねえか。 |
■イグレッタ To:ザンセール |
おもしろい? こちらも、そんなのが誕生しそうなのよ おもしろい……わけ…………関係あるのかしら?それ… |
■ザンセール To;イグレッタ |
んにゃ、あるかもしれねぇしないかもしれねえけど、俺は単純に興味本位だぞ。 |
それとなく様子をうかがって見るザンセール。
彼らのレベルは、自分と大差ないように思えた。
装備もレザーが主流であり、駆け出し+α、といったところだろうか。
加えて、どんな本なのか調べるために近づいていって、その近くの無用の本をそれらしく探してみたりする。
■冒険者その3 To:ザンセール |
おおっと、危ねぇんじゃネーノ? つーか、こんな所でドワーフなんざ……珍しいんじゃネーノ? |
よそ見をしていた冒険者その3が、ザンセールに躓きかけたらしい。
■冒険者その1 To:冒険者その3 |
蛮族がいる方が珍しいと思うがな。 イブリス、本喰おうとするな。マズイぞ? |
イブリスと呼ばれている男は蛮族なのか。だいぶその身を持て余しているようだ。
■ザンセール To:冒険者達 |
お〜っと、わるいわるい。 こっちも野暮用で無い知恵絞って調べもんしてるんでえ。 |
等と言いつつちらりと相手の本のタイトルを確認してみたりする。
■冒険者その3 To:ザンセール |
な……なんだよ。人の本ちらちら見たりして、行儀悪いんじゃネーノ? んだよ?聞きたい事があるのなら、すぱっと言った方がすっきりするんじゃネーノ? |
盗賊風の男が、訝しげにザンセールを見る。
■ザンセール To:その3 |
おっと、失礼失礼。隣は何をする人ぞってね、ついつい野次馬根性が働いちまうんでえ。 こっちゃ変身する薬について調べてるんだけどそっちゃ何しらべてんだい? |
■冒険者その3 To:ザンセール |
変身だぁ? 山の御仁は魔法が使えねぇからって、薬に頼るってかぁ〜? |
■ザンセール To:その3 |
俺が変身してどうすんでぇ。知り合いが妙な薬のんで変な姿になっちまったんで直そうとしてるところでぇ。 まったく面倒だったらありゃしねぇや。 |
■冒険者その1 To:ザンセール |
ほぉ……変な姿……な。 なぁ。どんな姿になったんだい? |
■ザンセール To:その1 |
犬と猫が1人ずつでえ。 |
■冒険者その2 To:ザンセール |
猫と……犬?そんなのに変化したのか? |
じっと腕組み考える冒険者その2。
■冒険者その2 To:ザンセール |
こっちは、喋る猫についてだが…… あながち……… |
■ザンセール To:その2 |
ほぉ〜。こりゃまたお互いおもしれえもんに着いて調べてるもんだなぁ。 んじゃ、ま、お互いガンバろうや。 |
と、一旦離れようとするザンセールを、冒険者その1は引き留めようとする。
■冒険者その1 To:ザンセール |
なぁ、山の兄弟。ちょいとそっちの話を詳しく聞かせてはくれねぇか? ちょっと気になる事があってね。 |
■イグレッタ To:冒険者その1 |
あなた達の話しを詳しく聞かせてくれるなら、考えてもいいわ |
突然声を掛けてきたイグレッタの姿に、思わず口笛を吹く冒険者その3。
その口笛に、ピクと眉潜める図書館係員。そして、冷ややかに見返すイグレッタ。
■冒険者その1 To:冒険者その3 |
こら。ここの場所考えろやネイーノ。 ここは酒場とかじゃ無いんだぞ? |
ごん、と頭に一発。
■冒険者その3(ネイーノ) To:冒険者その1 |
わ……悪かったんじゃネーノ…… |
■冒険者その1 To:イグレッタ&ザンセール |
すまない。 ええと……お互いが持ってる情報にちょっと興味があってな。 ただ、ここは図書館。話し合う場所にしちゃぁ、またアチラさん(と、係員をくいっと指し)に睨まれてちまう。 どうだい?ここは一つ、どっか適当な場所に移動して、お互いの情報交換といかねぇか? |
どうやら、この男がリーダー格らしい。
■イグレッタ To:冒険者その1 |
…別にかまわないわ |
■冒険者その1 To:ザンセール |
そっちの、山の兄弟はどうだい? |
■ザンセール To:その1 |
別にかまわねぇけど、あんたらの中に学院の人はいねぇかい? ここにいるはずの仲間に、一旦学院にやってきたけど、もう離れるって言っておきてえんだ。 なんせ身内以外には随分つめてぇからな、学院の奴らは(しみじみ |
■冒険者その2 To:ザンセール |
学院にも、いろいろあるんだよ。 一応、私も所属しているがね(苦笑)。 ええと……一応、師匠に顔出してから行こうかと思っていたけど、ついでに伝言してこようか? 学院の図書館にきてるのに、デュラン師匠っとこに顔ださないと後でどやされるだろうしね。 |
■ザンセール To:その2 |
お、助かるねぇ。 デュラン師匠だか誰だかしらねぇけど、俺の仲間に会えるんだったら誰でもいいや。 ちなみに俺の仲間って〜のはだな、身長がこれくらいで……云々かんぬん……でもって、よくよくしょ〜もない駄洒落をとばすおもしれぇエルフだ。よろしく頼まぁ。 |
■冒険者その1 To:ザンセール |
仲間ってエルフかい。エルフのことを「おもしれぇ」なんて言うなんざ。俺にとっちゃーアンタのほーがおもしれぇと思うけどな。 俺はガレット。この魔法使いがクルーザ。あとはネイーノとイブリスだ。 そちらは? |
■ザンセール To:その1 |
なぁに、会えば分からぁ。 俺ぁザンセールで、こっちがイグレッタてんでぇ。 んじゃ、早速いこうかぃ? |
■冒険者その2(クルーザ) To:ザンセール |
じゃ、こっちだ |
一行は図書館を出て、知識の塔へと向かった。
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