「#110 森の住人」

能力値 値 ボーナス 器用度 16 +2 敏捷度 16 +2 知　力 16 +2 筋　力 10 +1 生命力 12 +2 生命力抵抗 +4 精神力 13 +2 精神力抵抗 +4	名前 リック=ロード=シュナイダー 種族 出身 ハーフエルフ(人間) 司祭 出身地 ザイン 宗派 マーファ 性別 年齢 利き腕 男 18 左
所持金 預金 預け先 預金額 借金 貸し主 借金額 1648

ザインの片田舎にある、小さな村で成長する。（出生地は不明）

父親はエルフ。村にあるマーファ神殿にリックを預けに来たという。
母親はリックを出産後に死亡したとのこと。
「やり残したことがある」とだけ言ってそのまま戻ってこなかった。
リックは村の神殿で、老司祭夫婦に育てられることになった。

リックは13歳の時狼に襲われ、怪我をしてしまった。
神殿に帰る途中、突然やさしい女性の声が聞こえた。
「大丈夫ですよ、さあ手を傷にかざしなさい」
言う通りにした次の瞬間、怪我は癒されリックは驚きの表情を見せた。
その後も頭の中で問い掛けると、やさしい声が聞こえるようになった。

そして神殿に帰ったリックは、老司祭にこの事を全て話した。

「リックよ、おまえにも女神様の声が聞こえるようになったか」
そう言って老司祭はリックの頭をなでてくれた。

それからは老司祭に従って村の人々を癒し、マーファの教えを説く日々が続いた。

しかし4年後、老司祭夫婦が病に倒れた。
リックは献身的な看病を続けたが、病は癒えることなく夫妻は帰らぬ人となった。
死に瀕した老司祭は、リックの生い立ちを初めて語った。

「おまえの父はまだどこかで生きているかもしれない。
オランで冒険者をしていたことまではわかっている」
そう言って一つのペンダントをリックに渡した。
それには共通語で”ロード”と刻まれていた。
それからすぐに老司祭は息を引き取ったのである。
リックは夫妻を丁重に埋葬し、数日間神に祈りを捧げた。

「オランで冒険者になれば、父のことがわかるかもしれない」
そう考えたリックは、オランに向かうことを決意する。
マーファの教えを支えに、東方にある冒険者の国へ。
自らも冒険者となり、果たしてどのような仲間と物語を体験するのか。

「それはきっと、マーファ様だけが知っているんですよ」
リックはただ笑ってそう答える。

*父の名はエルリック＝ロード。シュナイダーは老司祭の名である。