森の住人 |
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リカント村…山中 |
同じ頃、メアリーと山へと入っていった4人(ギャスパー、リック、シャッケル、ランバート)。落とし穴の付近まで来たところ、遠目に主がいるのが分かった(山なので70m程度離れて見つけました。)。向こうもどうやら気付いているようである。
■リック To:おーる&シャッケル |
ここが話にあった落とし穴ですね。この付近に主が出没するんでしょうか。 ・・・って、あれは、もしかして・・・。主じゃありませんかお爺さん? |
■シャッケル To:リック、ALL |
ぬ! 猿のような姿かたち、そしてあの巨体、間違いなさそうぢゃな。 |
■ギャスパー To:おーる |
相手が襲ってこないとも限らねぇし、ある程度の距離は保てよ。 |
■シャッケル To:ギャスパー、メアリー |
んむ。…さあ、メアリー殿はわしらよりも下がっておるんぢゃ。 状況がまずそうであれば、わしらに構わず急いで村まで帰って誰かに知らせてほしい。 |
メアリーは冒険者の後ろ10mぐらいの所に下がった。おびえているようである。
ギャスパーは仲間に声をかけた後、主の方に一歩だけ進む。
■ギャスパー To:主 |
おーい、オレの言葉がわかるか? わかるなら手を振ってくれ〜 |
最初は東方語で、続いて共通語と下位古代語で呼びかける。
■主 To:ALL |
ぐるるるるる。 |
威嚇している。どうやら言葉は分かっていないっぽい。
■ランバート To:ALL&主 |
私も声をかけてみましょう。 おーい、お<ぬし>が、森の<主>と呼ばれている方ですかぁ? わかるなら手を振ってくださいぃ〜 |
ランバートも最初はエルフ語で、続いて精霊後語で呼びかけてみる。
■主 To:ALL |
ぐるるるるる。 |
怒っているのだろうか?やはり反応はない。
■リック To:おーる |
反応がありませんね、違う言語なのかなぁ。 |
しばらく主を観察していたギャスパーが、自信満々に口を開く。
■ギャスパー To:ALL |
ありゃあ、妖魔や巨人じゃなくて、見た目どおり猿のバケモンだな。話し掛けても無駄、たしかかなり凶暴なハズだ。 メアリーさんを危ない目に会わす訳にもいかねぇし、闘うことになりそうだ。俺が盾になるから、みんな少し下がって、いつでも弓や魔法を使えるように備えてくれよ。 |
■シャッケル To:ギャスパー |
むぅ、わかった。 |
ギャスパーは仲間に声をかけたあと、さらに数歩前に出る。
■主 To:ALL |
ぐるるるるる。 |
主はギャスパーの方を睨んでいる。ギャスパーとの距離は65mぐらいである。
■ギャスパー To:メアリー |
メアリーさん、ここはやばいことになりそうだから、アンタは村に戻ってくれ。 ついでに、俺たちの仲間がグラントさんのウチに行っているから、ちょっと寄って、知らせてきてくんねぇか。頼むぜ。 |
■メアリー To:ギャスパー |
ひ…一人でかい? |
■ギャスパー To:メアリー>シャッケル&リック |
ここにいるよりは安全だと思うけどな…(苦笑)。ま、せめて十分下がっていてくれよ。 爺さん、戦いになったらメアリーさんを護れる位置に。いざとなったら彼女を連れて逃げてくれや。 リック、怪我したときやランバートの魔法が打ち止めになったらあんたが頼りだ。パニックを起こさないようにな。 |
■シャッケル To:ギャスパー |
おう。まかせておけ。 |
みんなに少し下がるよう指示したあと、ギャスパー自身も少し下がると弓を手に取った。主との距離は68m程度まで開いた。
■リック To:ギャスパー&メアリー |
わかりました、パニックにならないように冷静に対処します。 メアリーさん、ギャスパーさんの指示を守っていれば大丈夫ですよ。 それにマーファ様も力をお貸しくださいますから。 |
リックはマーファへの祈りの言葉をつぶやき、弓を取り出して構えた。そのタイミングで主が後ろを向いた。
■ギャスパー To:ALL |
!? 逃げる気か?! 後を追おう。レンジャーズ、頼むぞ! |
主は木の間を縫って後ろの方に走り出した。
■リック To:ギャスパー |
地の利は主の方が有利ですから、見失わないように早く行きましょう。 (まずいなこれは。目印を残しながらでは、撒かれる可能性があるぞ) |
■ランバート To:ALL |
とりあえず、眠りの魔法を撃ち込んではどうでしょうか? 駄目もとでも、やってみる価値はあると思いますけど・・・ |
■ギャスパー To:ランバート |
よっしゃ、任せた! |
ランバートがスリープクラウドをかけた。
見事な呪文の結果、主はその場で転げるように眠り込んだ。
レンジャーたちが静かに主の周りに網を張り(アップルの用意していた網である)木に固定したところで主が気付いて跳ね起きた。しかし後の祭り、主は網に見事に捕らえられている。主の体重を考えると村へ運べないため、村長などを呼んできて協議した結果主を殺すこととなり、祈りの後主は駆除された。なお、埋葬は丁度ハービーが落ちた落とし穴が あったため、そこで行った。
リカント村 |
その翌日から、畑のガードと並行して、森に食料となりやすい木や草の植林、主の縄張り方面への動物の追い込みなどを行い、村が荒らされにくい環境を整えることに一行は腐心した。その結果、森に餌がある程度あること、柵が頑丈になり、乗り越えにくくなったことなどから、動物は森にとどまるようになり被害は一気に減る方向へとなっていった。また、森への植林などのため、1ヶ月程度、リックが村に残ってそのレンジャーの技能を持って村人を指導することも決定した。
残念ながらハービーは一行に二度と近づこうとしなかったがそれは致し方ないことであろう。村の依頼も遂行でき、うまくまとまったようである。
■ホーク To:ALL |
この度は大変お世話になった。これで村もやっていけそうだ。これが残金になる。受け取って貰えるか? |
これを受け取れば一人頭700ガメル(前金と合わせて、なおかつ経費を引いて)の収入となりそうである。
■アップル To:ホーク、リック、おーる |
そうですね・・そろそろ良さそうな感じですね。。 報酬ですけれど、ありがたく頂きますね^^ もっとも、リックにはもうちょっと、お願いすることになりそうだけど・・・ ごめんね・・私も一度くらいは顔をだすようにするから^^ |
■リック To:おーる、アップル |
いえいえ、これも修行のうちですよ。それに人の役に立つなら喜んで。 みなさんと離れるのは少しさみしいですけど、またオランで会えるでしょうからね。 帰ったらすぐに挨拶にいきます。みなさんもまたいい仲間をみつけて、いい仕事をしてくださいね。 それと、アップルさん。この前のアレは本当の気持ちですが、今は忘れてください。 勝手なのはわかっていますが、もう少しあなたにふさわしい男になってからでもいいと思うんです。 ここへ顔を出していただけるのは嬉しいですけど、あまりムリはしないでくださいね^^ |
■アップル To:リック |
(きゃーっみんなの前で何言ってるのよ〜^^;)<心の叫び(笑) あ・・えーと、うん。お互いがんばりましょうね^^;; |
錯乱。(笑)
■シャッケル |
んむ青春ぢゃ。善い善い。ひひひ。 |
しっかり聞いている爺ぃ。
■ギャスパー To:おーる |
ま、死人も出なかったし、依頼も果たせたし、まずは目出度し目出度し、だな。 |
背伸びをしながら、ニヤケ顔になるギャスパー。報酬にイロがついていたのに気をよくしたようだ。
■ランバート To:リック |
リックさんも大変でしょうが、人生何事も修行です。 頑張って、リカント村の人達に駄洒落の素晴らしさを伝えてあげてください。 |
大真面目に言ったりするランバート(^^;;;
■クラウディア To:ALL |
本当、今回はいろいろ勉強になった冒険だったよ。 あたしなんか、あまり役に立てなかったし(^^; こんどは自然のことについても調べてみたりするかねぇ。 歌作りにも役立ちそうだしさ。 それからもちろん駄洒落もね、韻をふむのに使えそうだし(^^) |
最後のひとことに関してはどーなのかなーとか思ってたりするアップル(笑)
■シャッケル To:クラウディア |
そうすると、近いうちにさらに磨きがかかった歌を期待できそうぢゃの♪ |
■クラウディア To:ALL |
さて、これから帰って歌作りだ。 みんなのチームワークはいい物語になりそうだよ。 ♪Team Hash,fresh wish 希望が煌めく銀の網 Team Hash,slash fash 難問奇問もなんのその♪ チーム“ハッシュ”に乾杯!ってね |
■ギャスパー To:ALL |
♪Team Hash, with mishmash 迷走爆走お手の物 Team Hash, bash with a wish 愉快なパーティ始めよう♪ ってか? |
下手な歌詞を続けるギャスパー。
■アップル To:ALL |
^^ ・・さて、オチもついたところで・・・そろそろ、帰りましょう。 おやじさんや、他の仲間が、みんなの帰りを待っててくれてる・・かもよ♪ |
■シャッケル To:アップル、ALL |
そうぢゃな。名残惜しいが、ひとつ所へ留まれぬのも、宿命ぢゃ。 帰ったら、また件の“きのこ”スープでも食べるとしようかのぅ?ひひひ。 |
そういえば、“きのこ”の正体は、はぐらかされているのであった。
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