ゆめをみて、めがさめて

トップページへ 前のページへ

イゴーリの研究室

■レスフィーナ To:クレイ
 クレイ・・・・

■レベッカ 
・・・・・(どきどき)

なにも言わずに2人の様子を見守る。
■クレイ To:レスフィーナ
 レスフィーナ?なんでおまえがここにいるんだ?
それと君たちはだれなんだい?確か私はここに研究で来ていたはずだが…

■レスフィーナ To:クレイ
 あなた・・・・

 レスフィーナは泣き出します。そこへイゴーリがやってきました。
■イゴーリ To:ALL
どうやら薬はきっちり効いたみたいじゃな。さすがわしの薬じゃ!

■ルキシュ To:イゴーリ&レスフィーナ
 すごいすごい☆ 一瞬どうなる事かと思ったけど。
 良かったね、レスフィーナさん。

■レスフィーナ To:ルキシュ
 ええ…本当に…良かった。
皆さん…ありがとう。

■レベッカ To:レスフィーナ
私たちは冒険者としての役目を果たしただけにすぎません。
お礼をいうなら、是非イゴーリさんにしてあげてくださいな。

■アルシオン To:イゴーリ
 イゴーリさん。私達は貴方に会えたこの巡り合わせに、そして薬を作った貴方自身感謝せねばなりません。
 ありがとうございました。
 これからのご予定はいかがなものでしょうか。
 私は出来る限り、貴方の希望を適えてさしあげたいと思っております。

■イゴーリ To:ALL
ワシは別に望みはないんじゃが。研究が静かに出来ればそれで十分じゃからのう。

■レベッカ To:イゴーリ
・・・1つだけ聞いてもいいですか?
あの薬って、クレイさんの記憶を戻す薬だったんですよね?
だったら、私たちがクレイさんをここまで連れてきた間のクレイさんの記憶って、いったいどうなったんでしょう?

■イゴーリ To:レベッカ
それはもちろん残っておる。じゃが、クレイにとっては6歳の頃の記憶になるから記憶の奥深くに埋もれておるだけじゃ。
だから、優しくしてくれた人のこととかはしっかり覚えていてくれるはずじゃぞ。

■アレクサンドロス To:イゴーリ
ところで研究が静かに出来ればって言っていたが、やっぱりここを調べに他の人間が来たりしたら困るのか?
あと何か要らない物とかもらっていっても良いものとか何かないかな?

一方アルフレッドは、何か負に落ちないのか思案顔。
■アルフレッド To:心の声
調べに来た人間・・・、"記憶"に関する研究施設を調査に来た依頼人が"記憶喪失"に成って、かつて"記憶"を研究していた幽霊の薬でそれが治った・・・。
ふむ、偶然にしちゃ出来すぎてるな・・・。(ー'`ー;)

■アルシオン To:アルフレッド
この帰結に今ひとつ納得がいっていないご様子ですね。
事実は物語より奇なり。
記憶喪失という稀有な事態が、記憶を研究していた魔術師との遭遇という偶然によって解決されるのもまた、因果律によるもの。
人の思いはときに運命さえ動かすのです。
レスフィーナさんの強い思いが、この結果を齎した。
つまりはそういうことです。

■イゴーリ To:アレクサンドロス
もし研究目的に使うのなら研究室のがらくた程度なら持っていってもかまわんのじゃがのー。
ワシが書いた書物とかもあるんじゃがなあ。

■アレクサンドロス To:イゴーリ
そうか、そりゃありがたい。
オレにはよく分からないんだが、古代の魔術について色々研究している人がいてな、何か見つけたら持ってきてくれって言われていたんだ。
良かったら、がらくたでも書物でもめぼしい物を見せてもらえるか?

■レベッカ To:アレクサンドロス&イゴーリ
そういえば、ブラック導師がそんなようなことを言ってましたね。
すっかり忘れちゃってました。(^^;

■アルシオン To:ALL
ブラック導師に事情をお話しすれば、イゴーリさんの望む通り、静かに研究ができるようにしてくださるかもしれませんね。

■アレクサンドロス To:依頼人&他のメンバー
あ、悪い。すぐ戻るからちょっと待っててくれ(苦笑)

■レベッカ To:アレクサンドロス
あ、私もついていきます。

■イゴーリ To:アレクサンドロスandレベッカ
 おう、じゃあこっちじゃ。ついてくるんじゃぞ。

■アルフレッド To:クレイ
ところで、クレイさんが調査に来ていた遺跡ってのはこの近くなんですか?

■クレイ To:アルフレッド
すまん。急にここに来たんではっきりとは分からないんだ。

■アルフレッド To:レベッカ達
あ、ちょっと待って俺も行くよ。
二人じゃどれが貴重な物か解らないだろ?(´ー`)

ということで研究室の書庫を漁りに行く一行であった。
さて、イゴーリの荷物置き場に到着したレベッカとアレクサンドロスであるが……。
■イゴーリ To:アレクサンドロスandレベッカ
ここがワシの部屋じゃ。欲しいものならどれでも持っていくがいいんじゃが……殆どはワシもなんか覚えてなくてのー。さっきの薬を覚えていたのが奇跡ぐらいなもんじゃよ。

■アレクサンドロス To:イゴーリ
分かった。じゃあ、あとはオレ達の方で適当に選ばせてもらうよ。
しかしゴーストにも物忘れってのがあるんだな。
アンタも記憶を取り戻す薬が飲めれば良かったんだろうにな(笑)

■イゴーリ To:アレクサンドロス
ああかまわんぞ。
ああ、あの薬ならワシにはきかんのんじゃ。
年とともに忘れた記憶にはきかんのじゃよ。

本当に地面や棚に空き瓶や何か変な色をした薬が入った瓶、それに書物が一杯置いてあるが、なんだか怪しそうなものばかりである。書物は古代語で書いてあるが、風化して読めるところはまばらでなかなか意味を読みとるのも難しそうである。
■アルフレッド To:独り言
うわ、色々有るけどパット見ガラクタにしか見えないな・・・。本もボロボロだし・・。

■レベッカ To:ALL
うわぁ・・・本がいっぱい・・・
考えてみれば、これが古代王国時代からずーっとここにあったなんて、なんだか感動ですね。

■アレクサンドロス To:レベッカ
そうだな。ま、さすがに随分と劣化は進んでいるみたいだけどな。
・・・さて、それじゃあ手分けしてめぼしい物を探してみるとするか。
いつまでも依頼人やみんなを待たせておくわけにもいかないからな。

さて一行が物色すると、学院が引き取ってくれそうな本かどうかは分からないがブラック導師なら興味を持ちそうな本が数冊と、錆びて売り物にはならないようではあるが、一応銀で作った実験器具(天秤皿と攪拌棒)が数個見つかった。
ちなみに本の題名は、「超記憶術!」とか「みるみる暗記が上手くなる!!」とか「寝ている間に記憶力アップ!」とか「記憶はどこに消えた!」とかぁゃιぃ本がめじろ押しだったりもする。
■レベッカ To:ひとりごと(?)
この「あなたも3日で記憶の達人!!」って本が気になるけど、私の古代語の読解力じゃあ、読むのに3日どころか3ヶ月はかかりそうですね・・・(--;

■イゴーリ To:レベッカ
おう、それはワシの自信作じゃ。良くみつけたのぅ。記念に持って帰るがいいぞ。はっはっは。

■レベッカ To:イゴーリ
えっ、これってイゴーリさんが書いたものなんですか・・・(汗)
す・・・すごく分かりやすそうな本ですね・・・あは、あははは・・・

乾いた笑い。
■イゴーリ To:レベッカ
そりゃーそうじゃろー。ワシの弟子にすばらしいとほめられたからのー。

どうやらイゴーリは空気が読めていないらしい。
■アルフレッド To:イゴーリ
ところで、イゴーリさんの研究所ってここだけですか?もし、ここだけなら最近誰か来ませんでしたか?

■イゴーリ To:アルフレッド
うむ。今はこうして自由のみじゃからここも殆ど使ってないがなあ。
この辺は人が来ないのが取り柄みたいで人は殆ど来ないぞ。

■レベッカ To:イゴーリ
あの〜、この攪拌棒を1本だけ記念にもらっちゃってもいいですか?

■イゴーリ To:レベッカ
そんなもんでも良ければいくらでも持って帰るといいぞ!

■レベッカ To:イゴーリ
わぁ、ありがとうございます。

■レベッカ To:ALL
それじゃあ、そろそろみんなのところに戻りましょうか?
クレイく・・・さん達も待ってるでしょうし。

■アレクサンドロス To:レベッカ
ああ、分かった。

イゴーリの方に向き直って、
■アレクサンドロス To:イゴーリ
あんたにはホントに色々世話になったな。感謝してるよ。
もう会うことはないかもしれないが・・・達者でな。
ゴーストに達者でって言うのも妙な話だけどな(苦笑)

■イゴーリ To:アレクサンドロス
ああ、ありがとよ。あんたらもな。暇があったらまた来ると良いぞ。

……というわけでこの物語は終わりである。
クレイとレスフィーナは子供を授かったらしいと風の便りに聞くことが出来たが、それはまた別の話。

トップページへ 前のページへ

ページ管理:OZZY<OZZY>