湖への扉 Scenario #92
宝玉の乙女


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エルフの村 村長宅前
 モーニーに急き立てられ、村長の家から出てきた冒険者達。
 入り口に置いてあった装備を、それぞれ手にする。
 ソフィティアは、レジーより借りうけたダガーを手にし、その重さ・重心などを調べているようだ。
■ モーニー To:ALL
(エルフ語)
 準備はできたか?いくぞ。

 モーニーは相変わらず少しいらついたような口調でせきたてる。
 準備がおおよそできたと思ったら。すでに彼女は歩き出していた。
■ エルファ To:モーニー
 ちょおっと〜先行かないでよ〜エルフのわりに、せっかちな人ね〜

 エルファの苦情も、モーニーの耳には届いてないようだ。
■ エルファ To:モーニー
 うわ〜ほんとに全然言葉わからないんだ・・・行っちゃったよ・・・
 エルフ語で喋んなきゃダメだなぁ・・・

■ フレイム To:エルファ
 気にするな。・・・どの道、聞く耳はあるまい・・・。

 ただ単に言葉が通じてないだけだったりする(笑)。


 
 しばらく村の中を歩き、少し森へと進んでいった一向。
 2時間ほど歩いたさきに、ちょっと感じの違う森が広がっている。
■ モーニー To:ALL
(エルフ語)
 ここだ。

 一行の目の前には、ただ鬱蒼と茂る森が広がっている。
■ エルファ To:モーニー
 ここだ・・・って言われても・・・
 この人が嘘ついてない限り、やっぱしわたし達の目には見えないって事なのかしらん?

■ モーニー To:エルファ
(エルフ語)
 何を呟いている?人間の言葉なぞ、しらんぞ。

■ レジー To:モーニー、ALL
 なんか怪訝そうな顔してるな、なんて言ってるんだ?
 誰か通訳してくれないか?(笑)

■ フレイム To:ALL
 通訳か・・・同じエルフが行なう方が、問題は無いだろう・・・
 ランバートに頼みたいのだが・・・どうか?

 村にいた時はルツァーがひたすら通訳していたので問題はなかったのだが。
 通訳者が居なくなると、とたんに会話がとぎれとぎれとなってしまう罠。
 まぁ、なんとかなるだろう。
■ ランバート To:フレイム
 別に構いませんよ。

■ モーニー To:冒険者
(エルフ語)
 ……そういえば、まだ渡してなかったな。
 これだ。

 同族以外にあまり近づきたくないのか。モーニーは6枚の護符らしきものをランバートに手渡した。
 受け取ったランバートは、仲間達にそれぞれ手渡す。
■ソフィティア To:ALL
 つまり、此処でこれを使えってことね。たしか「Genius」だったっけ?

 ソフィティアが「Genius」の言葉を唱えた瞬間。ソフィティアの視界の先に、蒼く輝く湖が広がった。
 ……そして、少しだけだが精神的に疲れを感じた。
■ソフィティア To:ALL
 うわぁ〜、綺麗な湖。これってお守りを使わないで進んでたらどうなったののかしら?
 とりあえず、みんなお守りを使ってみて。

 にこにこ顔で皆に勧めるソフィティア。
 ソフィティアの目には、踊る水の乙女達も見える。
 しかし、お守りを発動していないランバートやフレイムの目には、ただ森が広がるのみ。
■ レジー To:ソフィティア
 ん、湖?
 その言葉を言えば見えるようになるのか?
 えーっと・・・「Genius」

 なんだこりゃ!?
 はは、こんなところに像があるなら、確かに見つかるはずはねぇな。
 しかしどういう原理なんだろ、これ?
 ランバートなら博識そうだけど、なにか知ってるかい?

 急に視界ががらっと変わり、ちょっとびっくりした様子のレジー。
■ モーニー To:冒険者
(エルフ語)
 村長は言ってなかったが、「守り」の効果は"持っている間"だ。
 せいぜい、水中で守りを無くさないよう注意するんだな。

■ エレボス To:
 「Genial」
 ……?
 …………??
 湖なんて見えないぞ。

■ モーニー To:エレボス
(エルフ語)
 ふ。所詮はドワーフか(ぼそ

■ ランバート To:ALL
 ふ。所詮はドワーフか

 律儀に通訳するランバート(笑)。いや、そこまでしなくても……(笑)。
■ エレボス To:
(ドワーフ語)
 はぁ〜、また文句を言ってるよ……

■ エルファ To:エレボス、ALL
 やだ〜間違えてるよ〜?
 よく聞いててね、「Genius」!
 うっわ〜すっご〜い。きれ〜
 あ、みんな、このお守りしっかり持っててね。この効果、持ってる間しかきかないんだってさ〜
 なくさないよ〜に、ヒモ付けとこうかしら・・・

■ エレボス To:エルファ&ALL
 え、なに? 「Genial」じゃないの?
 微妙に発音が違うのか……
 エルフ語でしたから聞き間違えしたみたいですね(苦笑)

 えぇ〜っと、「Genius」
 おぉ〜〜、これは凄い、さすが精霊の力って感じですね。

 今度はちゃんと発動したのか。エレボスの目の前にも湖が広がる。
■ フレイム
 「Genius」・・・・・・なるほど・・・・・・
 (森が幻覚だったのか?・・・だとすれば、踏み込めば分かりそうだが・・・)

■ モーニー To:ALL
(エルフ語)
 とりあえず。神殿は奥にある。
 せいぜい気をつけるんだな。

 言うだけ言うと、すたすたと村の方向へと歩いて行ってしまった。

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp