ジュナイル邸 食堂 |
侵入者を撃退(?)し、フィアルラたちは食堂に戻った。
■ジュナイル To:おおる |
さすがに頼りになるに。 今後もよろしく頼む。 |
■ルリィ To:ジュナイル |
えぇ、出来る限りのことはさせていただきますわ。 |
■エメラルド To:ジュナイル |
まっかせといてください(o'-'o) やっぱりコレおいし〜♪ |
何もしてないのに得意そうに紅茶を飲むエメラルドであった。
■フィアルラ |
さて。もうそろそろ戻ってきてもいい頃ですけど……。 |
その時、外出組から、まずパオルがジュナイル邸に帰ってきた。
■パオル To:ALL |
たっだいま〜!!ゴハンできてる〜〜〜?(^ー^ |
玄関の方から能天気な声が聞こえてきた。
■ルリィ |
……あら? この声…この台詞……パオルさんがお帰りになったみたいですわね。 |
■ルリィ To:パオル |
お帰りなさいませ(にこにこ) 首尾は如何でしたか? |
■エメラルド To:パオル |
おかえりなさ〜い♪ ごはんは多分あると思うですよ〜。 |
■パオル To:ALL |
ええ!そりゃあもう〜、すっごい現場を押さえましたよ!(>< これで「一網打尽」は間違い無しですね!! |
何を一網打尽にするつもりだ?
■エメラルド To:パオル |
へぇ〜、すっごい現場ですか〜??(o'-'o) いちもうだじんだなんてもう勝ったも同然ですね!! |
■ルリィ To:パオル |
あらあら…それは頼もしいお言葉ですわね。 どんな現場でしたのか、期待が膨らみますわ♪ |
■フィアルラ To:パオル |
という事は、猫さんの正体が掴めたんですか? |
嗚呼、勘違い。
■パオル To:ALL |
あの堅物レンシオさんの・・・、不倫現場を!しかとこの目で確認したんです!! これはもう〜大スクープものですよね?ね?ね?(^-^ |
■フィアルラ To:パオル |
……ふ、りん? ……不倫? ……浮気の事? |
■エメラルド To:パオル |
え、え、え…… ええええええええええええええええ!? |
■ルリィ To:パオル |
………あ、えっと……(しばしその言葉を意味を噛み締め) ……それは人は見かけによらないと申しましょうか… 誰にでも過ちがあるのかもしれないと申しましょうか… いえ、もしかすると能ある鷹は爪を隠す(?)だったのかもしれませんし… ともかくレンシオさんって・・・・・・・。 |
■エメラルド To:パオル |
そ、それはすっごいですね!! おおてがらですよ、パオルさん!!('-'*) それで、お相手はどんな方でした? 若い人でしたかぁ? 美人でしたかぁ? どういう縁の人なんでしょうかぁ? あ、お名前はなんて言うんですかぁ? あ、でも奥さんはどうするつもりなんでしょうかぁ、可哀想ですね〜(/_;) ……でもでも、不倫だなんて……きゃーきゃー o(≧▽≦)o ルリィおねーさま、どーしましょう? どーしたら良いんでしょー?? |
別にエメラルドがどうかする必要は何処にもないのだが、表情をころころ変えながら大騒ぎ。
■ルリィ To:エメラルド |
そうですわね…やはりこれはまず、本人の意思を訊きませんと…。 その上でレンシオさんが本気、ということでしたら、私たちも生暖かく見守って差し上げるべきでしょうからね。えぇ。 |
至極真面目な顔をして答えるルリィ。
何処まで本気なのやら……。
■エメラルド To:ルリィ |
そうですね〜、本気だったらなまあったかく見守るです、はい(o'-'o) でも遊びだったら……ど、どーしましょー? や、やっぱりファリス様とマーファ様と奥様の為に成敗するべきでしょーか? |
ドキドキしつつスタッフを握り締める、殺る気満々。
■フィアルラ |
不倫……不倫ですって?(-_-#) 許せません……女の敵……! |
なにやら個人的怒りもプラスして、こめかみの辺りをぴくぴくさせるフィアルラ。
レンシオぉ、どう収拾つける気だ?
パオルのお土産の甘味料を固めた物体を食し終えた頃(勿論フィアは遠慮した)、レンシオが戻ってきた。
もちろん、食後でのんびりしてる状態なのでそんな話があったとはつゆしらず。
■レンシオ TO:ALL |
ただいま〜。 収穫はいまいちだったねぇ。 |
■エメラルド To:レンシオ |
あ、レンシオさん。 えっと、お、お、おかえりです(・・;) |
態度が露骨すぎ。
奥さんの事を想って少し寂しそうな様子。
■ルリィ To:レンシオ |
………お帰りなさいませ。 ごゆっくりでしたのね。 |
■エメラルド To:レンシオ |
そ、そうそう、遅くまでご苦労様です〜。 たのしかっ……あぁぁ、そうじゃなくて……(>< ね、猫さんのこととか、お花のこととか、何かわかりましたぁ? |
声が裏返ってるし顔も引きつってる。
■レンシオ To:二人 |
意外と調べものに時間がかかったからと食事をとってきたからかな。 そこら辺に関しては図書館でもよく分からなかったけど(^^; って、どしたの? |
■フィアルラ To:レンシオ |
どこで何をやっていたんでしょうねぇ〜? 隠し事は良くないですよ? |
表面上笑顔を作ってはいるが、その口元が引きつっている。
その声にも、何かしら剣呑なものが……。
■レンシオ TO:フィアルラ |
へ? 何も隠すようなことはしてないけど………。どうかした?(^^; |
ようやく変な雰囲気を感じ取ったレンシオ。
しかし、当人には思い当たる節は無く。
■エメラルド To:レンシオ |
レ、レンシオさん!! |
唐突に、意を決して呼びかける。
■レンシオ TO:エメラルド |
な、なに?(^^; |
■エメラルド To:レンシオ |
えっと、えっとですね。 ひとを好きになるってのはしょーがない事だと思うんですよ。 お互いの立場がそういうモノだったとしても。 でもでも、本気なのか遊びなのかはっきりさせないと皆可哀想ですよ! 奥様やお相手さんの為にもはっきりさせましょう!! どっちなんですか?(>< |
どっちにしろ一発殴るつもりなのか、思い切りスタッフを握り締めている。
■ルリィ To:エメラルド |
エメちゃん、ふぁいとですわ(謎応援) |
理由は分からないが、なにやら怒っているらしいエメラルドの迫力に圧倒されて、レンシオはたじたじ。
■レンシオ To:エメラルド |
え、え〜と?その前に話が掴めないんだけど………なに?(^^; |
■パオル To:ALL、レンシオ |
じゃあ、ボクは晩御飯を食べてくるので〜…。 |
誰のせいか、話がややこしくなってきたので、スタコラサッサと修羅場を離脱する影が一つ。巻き添えはごめんだもんね。
と、そのとき、メンバーの最後の一人、クロスが帰ってきた。
■クロス To:ALL |
ただいまー…あ、レンシオ? 顔色が悪いよ…て… |
食堂を見ると、レンシオのに対峙する女性陣が非常にヤバイ雰囲気。
不倫男を成敗せんと、臨戦態勢に入っております。
■エメラルド To:レンシオ |
こ、こ、こ、この期に及んでまだトボけるですかっ!?(>< 既にパオルさんの目撃証言でネタはあがってるですよ!! 奥様と愛人さんとで二股を掛けた罪、神妙に裁きを受けてくださいっ!!! |
言いが早いか、つつスタッフで殴り掛かる。
■レンシオ To:エメラルド |
ちょっ、ちょっと待った。待ったぁぁぁ〜〜〜! |
しかし、さすがは歴戦の魔術師! ひらりと回避した。
レンシオ、君の戦士の修行は、このこと有るを予想してかね?(^^;;
■エメラルド |
あうっ!? |
全身全霊を込めた天罰覿面の一撃をかわされてよろけるエメラルド。
勢いあまって手からすっぽ抜けたスタッフが飛ぶ先は……。
■クロス |
あ痛っ!? |
勢いあまってクロスに突っ込み、互いにぶっ倒れるクロスとエメラルド。
クロス……哀れよのう。
■フィアルラ To:レンシオ |
ハッキリ言ってあげましょう。 レンシオさん、あなたに浮気疑惑が掛かっています。 どうなんですか? もし本当だったら……。 |
ちゃきっ、と腰のダガーを構える。 #注:別に、レンシオがアンデットというわけでは有りません。
■フィアルラ |
……結局、男の人なんてみんなそうなんですね……。 |
ぽつりと一言。
心に浮かぶのは虹色マジシャンの顔か?
怒りに震えるシーフに構えられたダガーを見て、血の気が引くレンシオ。
■クロス To:フィアルラ |
あいたたた…いったい何が……!?、うわー、ちょ、ちょっとまって! レンシオは浮気なんてしてないよっ。落ち着いてーっ! |
■フィアルラ To:クロス |
……ふーん? |
全然信じてない声。
■クロス To:ALL、レンシオ |
学院帰りに知り合いの女性と料理を食べに行ったんでしょ? ホントそれだけで、そういう不倫ぽいことは、なかったって! いや、むしろ、月下の紫猫のことを情報収集すらしてくれてたんだ。 ね? そうだったでしょ、レンシオ? |
■レンシオ To:クロス |
そ、そうなんだよ。そのとおり。そういうことなんだ………。 って、なんで知ってるの? |
まったくだ。
■クロス To:レンシオ |
…え゛? |
■フィアルラ To:クロス |
ふーん……へーえ。 で、クロスさんはなんでそれを知ってるんです? まさか、覗き見なんて悪趣味な真似をしていたわけじゃないですよね? |
■クロス To:フィアルラ |
あぅ…えーと、その… |
なんか怒りの矛先がクロスにも向けられている。
覗き見はシーフの大事なお仕事だろうに、同じシーフのフィアルラから責められては、クロスも立つ瀬なし。
■クロス To:フィアルラ |
あのっ、ほら、シーフギルド行って来たでしょ? そこで帰り際に、入れ違いにちょうどやってきたシーフからネタを買ったらさ、取れたての新鮮な情報だって言いながら、ミラルゴ料理の店で魔術師風の男が女性と食事してて、髪の長い吟遊詩人と、月下の紫猫の話をしていたっていうじゃん。くわしく風体とか聞いたら、これがレンシオで。まあ、そういうことなんだろうなーと(^^; ラブラブな雰囲気はなかったって、そのシーフも言っていたし。 |
■フィアルラ To:クロス |
……分かりました。一応信じてあげましょう。 |
ダガーを腰の鞘に戻す。
が、その目はまだ疑いの色が消えていない。
■クロス To:フィアルラ、エメラルド |
ははは…ありがと(^^; …あっ、エメラルド、しっかり! |
■エメラルド |
うぐぅ……またお鼻打ったです……(/_;) |
僅かに赤くなった鼻をさすりながら立ち上がる。
……さすが面の皮が厚い(?
■ルリィ To:エメラルド |
大丈夫ですか? どうやらエメちゃんのお鼻さんは、余程床がお好きみたいですわねぇ…。 |
よしよし、と頭を撫でるルリィ。
うーん、嫌な鼻だ。
■エメラルド To:ルリィ |
うぅ……昔からそうなんですぅ。 もともと高くもないお鼻なのにこれいじょーへこんじゃったらどうしよう(/_;) |
立ち上がった後も鼻を気にしてさすったりしてる。
■ルリィ To:クロス&ALL |
まぁ…クロスさんがそうおっしゃるのでしたら、信じても良いのかもしれませんわね。 |
■エメラルド To:ALL |
うー。 ころんでてじょーきょーが良く分からないです……。 でも、ルリィおねーさまがそー言うならエメも信じます(o'-'o) |
■クロス To:ルリィ、エメラルド |
そ、そう言ってもらえると助かるよ。 今回は依頼者宅内でお仕事なんだし、できれば今後も穏便にね…(涙) |
■レンシオ To:ALL |
まぁ、そういうわけで誤解も解けたようだし………。 ………そういえば、事の発端はパオルか………。ちと締めにいかにゃ………((((((( −−) |
■クロス To:レンシオ |
ああああっ、出来る限り穏便にねっ(汗) |
と言うわけで、この後レンシオとパオル。銀の網亭でも一位二位を争うほどの冒険者同士の戦争が起きるのであった。