ノガード村・村長宅の離れ |
翌朝、日も明けきらぬうちから村の鶏たちが時を作り始める。
それを合図のようにノガード村の朝は始まる。
田舎の朝は早いものなのだ。
村長宅も例外ではない。台所から炊事の煙が立ち上り始めたころ、離れの扉が2度3と度叩かれた。
■アイリン To:ALL |
おはようございます。 もう少ししたら食事の準備が出来ますので、居間の方に来て下さい(^^ |
■クラウディア To:アイリン |
はいよ、おはようさん。 もうすぐ全員起きると思うから、そうしたらおじゃまさせていただくよ(^^) (…その時までに、男性陣が起きてこられたら、だけれどね(^^;) |
■アイリン To:クラウディア |
はい、わかりました(^^ |
その頃、何故かコリューンは女性用の部屋を抜け出し別の部屋にいた。
目の前にはすやすやと寝息を立てるメルディス。
美しい瞳でしばしその様子を見続けていたコリューンだったがそっとメルディスの顔に唇を近づける。
■コリューン To:メルディスの耳 |
どなどな〜☆ |
はい、コリューンはいつもコリューンですヽ(゜▽、゜)ノ
■メルディス To:コリューン |
うわっ!? コ、コリューン? 叫ばなくても聞こえますよ。 まったく、相変わらずですね(笑) それよりもここは村長の家ですよ。 こんなに朝早く・・・って、この家の人も朝が早いんですね。 他のメンバーもそうやって起こしたんですか? |
■コリューン To:メルディス |
うんにゃ。 こりは、メル兄スペシャルなのね〜ン♪ |
コリューンは更に、ジャンピング・ボディプレスをかます。
出るところ出てないからかなり痛いのですヽ(゜▽、゜)ノ
■メルディス To:コリューン |
ぐはっ・・。 も、もう充分です、おかげで目が覚めましたよ。 おはようございます。 (コリューンがまだ上に乗っているのに気づく) あー、それでですね。 とりあえず俺の上から降りませんか?(笑) なんだか、照れるじゃないですか。 |
めるちゃん・・・・コリューンを異性としてみるのは君で二人目ですよ・・・・。
■コリューン To:メルディス |
照れ照れ坊主〜照れ坊主〜♪ あ〜した雷雨にしておくれっ♪ |
なんだかよく分からない歌を歌いながら、メルディスの上から飛び降りる。
■メルディス To:コリューン |
(ん、チーゼルはまだ起きていないのか・・そうか(笑)) コリューン、せっかくですからチーゼルも起こしてあげなさい。 |
■コリューン To:メルディス |
合点承知の助〜♪ |
合掌(−人ー)
ノガード村・村長宅 |
母屋の居間の方に冒険者達が赴くと、村長夫婦とアイリン、それと昨夜はいなかった子供が二人いた。
だが見知らぬ人間になれてないのか、冒険者達を見るとさっとアイリンの後ろに隠れてしまった。
■アイラル To:ALL |
おお、おはようさんじゃ。 良く眠れましたかの? 小さな村だで大した物はできんが、食事を用意しておきましたで食べていってくだされ(^^ |
居間には6人分の食事の準備が出来ていた。
どうやら村長さん達は先に食事を取ったようだ。
■コリューン To:アイラル&ALL |
あんがと〜☆ いっただきま〜す♪ |
■アイリン To:ALL |
そう言えば先ほどなにやら悲鳴のようなものが聞こえましたが・・・何かありましたか? |
■メルディス |
(聞こえていたのか・・・) |
■コリューン To:アイリン |
心配しなくて良いにゃ =^^-^^= 毎朝奇声を上げるのが、メル兄の日課なんにゃ☆ |
■アイリン To:コリューン |
そ、そうなんですか(^-^;;; |
冒険者って変った人が多いのかという表情でちらっとメルディスを見たりして(笑)
■メルディス To:コリューン、アイリン |
誰が日課ですか。 あー、アイリンさんも「これ」の言うことはあまり真に受けないで下さいね。 |
■コリューン To:メルディス |
「これ」って何サ〜? 何々サ〜っ!? メル兄なんて、「アレ」なくせに〜っ!!! |
何が「アレ」なのかは、皆様のご想像にお任せいたします。
■メルディス To:コリューン |
人を「アレ」呼ばわりするのはあんまり感心しませんねぇ。 |
自分のことは棚に上げている。
■アイリン To:メルディス&コリューン |
「これ」に「アレ」って・・・・(^-^;; |
冒険者達が食事を取っていると、先ほどまでアイリンの後ろに隠れていた男の子が 珍しそうにクラウディアに近づいてきた。
おそらく亜人を見るのが初めてなのだろう。
■男の子 To:クラウディア |
おばちゃんはどうしてそんなに鼻が丸いの? |
■クラウディア To:男の子 |
(お、おばちゃんってねぇ……あたしゃまだ48だって(^^;) ん?どうしたんだいボク? 丸いお鼻はめずらしいかい? お、おばちゃん((^^;)…はねぇ、お歌を歌うのが大好きでねぇ。 すばやくたくさん息を吸い込めるように練習したんだよ。 だからお鼻の穴が大きく、お鼻が丸くなっちまったのさ(^^) |
子供にとっては48はもうおばちゃんですヽ(゜▽、゜)ノ
■男の子 To:クラウディア |
うん、お母さんもお父さんもおじいちゃんもおばあちゃんもおねえちゃんもお鼻丸くないし。 おばちゃん、お歌歌えるの? 聞かせて〜(^-^) |
■女の子 To:クラウディア |
あ、お兄ちゃんだけなんてずるい〜。 私にも聞かせて(^-^) |
耳ざとくそれを聞きつけた女の子もクラウディアのところに走り寄ってくる。
■クラウディア To:男の子&女の子 |
はいはい、それじゃ、お食事している他のみんなに迷惑かけないようにこっちのほうでね。 おばちゃんの名前はクラウディアっていうんだけど、ボクとワタシはなんていうお名前なのかな? |
テーブルからちょっとだけ離れながら尋ねる。
■アレックス To:クラウディア |
僕は、アレックス。 |
■アリーナ To:クラウディア |
私はアリーナっていうの。 |
■クラウディア To:アレックス&アリーナ |
アレックス君にアリーナちゃんか、いいお名前だね〜。 それじゃおもしろい歌教えてあげよう。 ♪ *早口言葉をしってるかい? *お口の体操できてるかい? *舌を動かしすばやくはなそ *はっきり、しっかり、くっきりと〜♪ *(息を吸い込む) アカマキガミ、アオマキガミ、キマキガミ! *繰り返し ウラニハニハニハニワトリガイル! *繰り返し ウリウリガウリウリニキテウリノコシウリウリカエルウリウリノコエ! ……やってみるかい?…8^_^8… |
■アレックス To:クラウディア |
うん、やってみる(^^ えっと・・・・ 早口言葉をしってるかい? |
■アリーナ To:クラウディア |
お兄ちゃん間違ってる(笑) 次は私(^^ 早口言葉をしってるかい? |
■クラウディア To:アレックス&アリーナ |
ハッハッハァ(^^) ほらほら、最初から急いで言おうとしちゃだめだよ、歌でも言っているだろう、はっきり、しっかり、くっきりと〜♪ ってね。 しっかり発音できれば、だんだん早く歌えるようになるよ。 この歌が早く歌えれば、他の歌もきれいに歌えるようになるからねぇ。 お歌が好きなら練習してごらん(^^) |
■アリーナ&アレックス To:クラウディア |
うん、練習してみる(^^ |
■クラウディア To:アレックス&アリーナ |
ところで、ボク達も歌知っているかい?昔からある歌とかさ、なんかあったら、おばちゃんにも教えてほしいな ー。 |
■アレックス To:クラウディア |
えっとね、竜の歌ってのがあるよ! よくおばあちゃんに歌ってもらうの。 |
■クラウディア To:アレックス |
へぇ、竜の歌ねぇ。 なんだか面白そうだね。 おばちゃんにもきかせてくれるかな? |
■アレックス To:クラウディア |
うん、いいよ〜(^^ おばあちゃんみたく上手く歌えるかわからないけど。 昔々の物語 |
■クラウディア To:アレックス |
ふむふむ、長い歌を……たいしたもんだね。 とっても面白かったよ。 ばったばったと蹴散らすところは迫力あったし。 また、なにか覚えたら、おばちゃんにきかせておくれね(^^) |
歌帳にすばやく書き留めながら、にっこり笑いかける。
■アレックス To:クラウディア |
うん、おばあちゃんに聞いて覚えとく(^^ おばちゃんもまた来たら教えてね。 |
そういうと二人はクラウディアのもとを離れて、おばあちゃんのところに駆け寄った。
今教えてもらった歌を披露するのだろうか?(笑)
■メルディス To:ALL |
さて、そろそろ出発しましょうか。 向こうについて日が暮れてしまったのでは意味がありませんからね。 |
■アイラル To:ALL |
みなさま、よろしくお願いします。 アイリンも気を付けるのじゃぞ。 |
■アイリン To:アイラル |
はい、わかってます。 |
冒険者達は村長宅を後にして、アイリンの案内で祠へと足を向けた。
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