ノガード村・入り口 |
翌日、早朝からオランを発った一行はノランの案内で一路ノガード村を目指す。
オランから村までの旅程はノランのいっていたとおり1週間。
最後の二日間は街道から外れたため宿場町もなく、これまたノランの言っていたとおり野宿となった。
ノガード村へと通じる細道は思いのほか険しいものだったが、7日目の夕刻、ようやく山間の一画に開かれた 場所にたどり着いた。
20数軒の人家とそれに倍する牛舎らしき建物、そして森を切り開いて広がる畑。
まさしく牧歌的という言葉が当てはまる村であった。
■ノラン To:ALL |
お疲れ様だべ。 ここがおらの村だ。 |
■メルディス To:ノラン |
はぁ・・・はぁ・・・。 (俺のような人種には辛い道のりだよ・・) ここから見る感じでは、一見平和そうに見えますね。 それで、とりあえずは依頼元である村長氏に挨拶したいのですが。 |
■ノラン To:メルディス |
あ、ああ、あそこの一番大きな家が村長さんの家だべ。 |
■コリューン To:メルディス&ALL |
メル兄、貧弱すぎ〜★ ・・・それにしても、のどかな所にゃ〜☆ ゴブリンが出るなんて信じらんないにゃ〜。 |
■メルディス To:コリューン |
余計なお世話ですよ(笑) 人間、得手不得手があるんです。 |
■イヴ To:コリューン |
Why? 何故デスか? ゴブリン、人口過密地域にシカ出マセンか? |
■コリューン To:イヴ |
別にそういうわけじゃないけどサ。 こうものどかだと、困ってる事なんてな〜んにも無いような気がしてサ。 |
■チーゼル To:イヴ |
んと…ほら、もうちょっと、なんていうか…ピリピリしてたり、人影とかが… …人影…(・・ ) |
改めて村の方を見やる。
時間が夕方のせいか、村の中に人影はなかった。
ただ家々には明かりが点り、炊事のためのものだろうかいくつか煙が立ち昇っていた。
■クラウディア To:ノラン |
緑と、山と、いい村じゃないか。 ちなみに、ここから一番近い集落って、2日前の町かい? |
■ノラン To:クラウディア |
ああ、一番近いのはあそこの宿場町だ。 村で作ったもんとかもあそこに売りに行ったりするだ。 |
■イヴ To:ノラン |
洞窟ドコデスか? ココから近いデスか? |
■ノラン To:イヴ |
そうだべなぁ、大体村から歩いて丸一日くらいかかるだ。 |
■イヴ To:ノラン |
OK. ゴブリンも歩いて来マスネ? |
■ノラン To:イヴ |
さすがに村の方にはこないだよ(^-^; ただ村からちこっと離れたところにも牧草地やら畑とかがあるだがそっちの方には来るだ。 |
■アスタルテ To:ノラン |
村の人に被害は出てないの? 誰か襲われたとか。 |
■ノラン To:アスタルテ |
い、いや、村のもんが襲われたってことはまだないだ。 祠から追い払おうとした時に怪我人が何人か出たくらいだで。 |
■コリューン To:ALL >ノラン |
ンじゃま、村長さんの所に行こっか? そんでもって、明日になったら洞窟に行くと。 ・・・・そういや、ここって宿屋はあるの? |
■ノラン To:コリューン |
い、いや、小さい村だで宿屋とかはないだ。 多分村長さんちに泊まることになると思うだ。 |
■コリューン To:ノラン |
あ、そうなんだ。手間が省けて楽だ〜ね☆ |
■メルディス To:コリューン、ALL |
1日もかかるなら今晩ここで休んだ方が賢明でしょうね。 目撃した娘さんの話ぐらいは聞いておきたいですし。 |
■コリューン To:ALL >チーゼル |
うんうん、行こ、行こ♪ ね? チ〜ダ〜! |
■チーゼル To:ALL>ノラン |
…やっぱなんか微妙… んと、じゃ…行きましょう。 それじゃ、お願いします。 |
■ノラン To:ALL |
あ、ああ、こっちだ。 |
ノランはそう言って村の中へと入っていきます。
ノガード村・村長宅入り口 |
ノランは村の中の20軒ほどの家の中で一番大きな家へと彼らを連れていった。
■ノラン To:ALL |
ここが村長さんの家だべ。 まだ起きてるといいんだども(^-^; |
ノランはそう言って扉を何度か叩きます。
■ノラン To:家の中 |
村長さん、村長さ〜ん |
■女性 |
は〜い、いま行きます。 |
中から女性の声で返事が聞こえ、ほどなく扉が開き、年の頃20過ぎの女性が姿を見せた。
柔和な顔立ちでとても素朴そうな感じの女性だ。
■女性 To:ノラン |
あら、ノランさんじゃないの。 オランから戻ってきたのね(^^ |
■ノラン To:ALL |
ああ、冒険者さまを連れてきたべ。 村長さんはご在宅かね? |
■女性 To:ノラン>ALL |
ええ、いるわ。
わざわざこんな辺ぴな村に来ていただいてありがとうございます(^^ |
女性はそう言って冒険者達を家の中に招きいれます
■アスタルテ To:女性 |
では早速・・・ |
■クラウディア To:女性 |
夜分遅くにすまないねぇ。 それじゃおじゃまさせていただくよ。 |
■イヴ To:女性 |
……オジャマシマス。 |
■コリューン To:女性 |
ンちわ〜☆ |
■チーゼル To:女性 |
んと、失礼します〜。 |
■ノラン To:ALL |
じゃ、おらはこれで帰るだで。 ゴリブンだかゴブリンだかのことはよろしくお願いするだ。 |
■クラウディア To:ノラン |
ああ、まかせといで。 道案内ありがとさん。 |
冒険者達が家に入ろうとするのを見届けてノランは頭を下げると、村のはずれの方へと歩いていった。一方の冒険者達が入った村長宅の中は外見と同じで質素な作りであった。
良く言って質実剛健というか機能重視といったところだろう。
実際に無駄なものは何一つなさげなだけなのだが。
玄関から入って廊下を歩いてすぐのところに居間らしき場所があり、 そこに老夫婦と青年、そしてもう一人若い女性がいた。
■女性 To:初老の男性 |
お養父さん、オランからノランさんが冒険者さまを連れて来てくれましたよ。 |
■アスタルテ |
ん・・・ お養父さん? お父さんやお義父さんじゃなくて? |
■アイラル To:ALL |
おお、これはようこそ来てくださいました(^^ 私が村長のアイラルと申します。 |
村長はそういって冒険者達へと頭を下げた。
■コリューン To:アイラル |
私はコリューンね。 |
■チーゼル To:アイラル |
あ、んと、どうもすみません。…と、チーゼルです。 |
■アスタルテ To:アイラル |
ども、マイリーの神官戦士のアスタルテです。 |
■クラウディア To:アイラル&居間にいる人々 |
はじめまして、あたしはクラウディアだ。 一ヶ月ぐらい前から、ゴブリンらしき連中に襲われているんだって? ノランさんから、簡単な話は聞いているけれど、具体的にどういう状況になっているんだい? できれば、そいつらを見た人から、話を聞きたいんだけど……。 |
■アイラル To:クラウディア&ALL |
初めにゴブリンを見つけたのは、うちの娘のアイリンなのです。 一ヶ月ほど前に祠の掃除をしに行った時にゴブリンが巣くっているのを見つけたとのことで。 |
村長はそう言って居間にいた若い女性の方を示します。
彼女−アイリンは冒険者達に軽く会釈をする。
■アイラル To:ALL |
その後何度か村外れにある畑や牧場を荒らされまして。 小さな村ですから、たびたびそのようなことがあれば死活問題です。 何より妖魔が村の近くにいるというのも恐ろしい話で。 ですので村で有志を募って退治しようとしたのですが・・・・。 |
村長の顔に苦渋の表情が浮かびます。
その父の苦悩を悟ってか横からアイリンが話し掛けてくる。
■アイリン To:ALL |
なにか聞きたいことがあれば私がお答え致します。 |
年の頃二十歳前くらいだろうか、凛とした表情が印象的な女の子である。
■イヴ To:アイリン |
「ホコラ」何スルところデスか? 無いと困りマスか? |
■アイリン To:イヴ |
村の守り神が祭ってあるところです。 ないと困りますか・・・と言われましても(^-^; この村の人間にとっては大事な場所です。 普段の生活には必要ないところだとは思いますが・・・・。 |
■クラウディア To:アイリン |
守り神、ねぇ。 なんて神様だい? |
■アイリン To:クラウディア |
名前は特にないのです。 昔から守り神、と言っておりまして。 |
彼女はちらりと父の方を見ます。
■イヴ To:アイリン |
……ムラのマモリガミ……、何からムラを守りマスか? ゴブリンはダメですか? |
■アイリン To:イブ |
今回は守っていただけないようですね(^-^; |
■アスタルテ To:アイリン |
うち(マイリー)にでも寄進して寺院でも建ててもらったらいいのに。 その方がよっぽど役に立つと思うけどなあ。 |
■アイリン To:アスタルテ |
そうかもしれませんね(^^; |
苦笑するしかないようだ。
■クラウディア To:アイリン&アイラル |
へぇ、昔からねぇ。 なんか伝承でもあるのかい? よかったら教えてもらえるとありがたいのだけれど。 |
■アイリン To:クラウディア |
ええ、祠に纏わる古い言い伝えはあります。 昔、村が妖魔の襲撃を受けた時に一匹の竜が天より降り立って妖魔どもを退治した、というものです。 聞かせてもらった時はもう少し物語り仕立てでしたけど、内容はそんな感じです。 |
■クラウディア To:アイリン |
物語…ものがたりっと。 え〜と。そんな話、なんかどこかで聞いたような気がするねぇ。 確か、祠を守る巫女さんがいるとかいうんじゃなかったかい? |
■アイリン To:クラウディア |
巫女というほど大袈裟なものではありませんが(^-^; 今は私が祠の管理をしています。 |
■チーゼル To:アイリン |
……え、っと? ちなみにその、祠の掃除、って…どのくらいの頻度で、やってるんですか? あ、あと、その祠って、村の中心…あ、ここか…から、どのくらいの所にあるんですか? |
■アイリン To:チーゼル |
大体一月に一度くらいです。 たまに前後しますけど、それくらいの頻度で通っています。 祠へは・・・・そうですね、徒歩で1日かからないくらいですわ。 |
■イヴ To:アイリン |
ムラのマモリガミ、いつ頃からアリマスカ? |
■アイリン To:イヴ |
そうですね・・・・かなり古くからあると思います。 |
■コリューン To:アイリン |
ゴブリンの正確な数って分かる? あと、連中、どんくらいの大きさだった? |
■アイリン To:コリューン |
10匹くらいだったと思います。 大きさは・・・そうですね、私より少し背が低くてずんぐりとしていました。
ただ、群れのボスらしい他のより大きいのがいました。 |
■クラウディア To:アイリン |
ふぅん。 そいつらが魔法らしきものを使うのを見たっていうのは……最初に会った時なのかい? |
■アイリン To:クラウディア |
いえ、村の人たちと追い払おうとしたときに・・・・です。 |
■メルディス To:アイリン、コリューン |
ゴブリンが魔法を? うーん・・黒い玉に光る玉か・・俺が使える魔法にそんなのは無いですね。 コリューン、精霊魔法にはそういうのありましたよね? |
■コリューン To:メルディス&アイリン |
あるね。 アイリンさんが見たのって、こんなの? |
呪文を詠唱する。
コリューンの呼びかけに応じて闇の精霊が、次いで光の精霊が現れる。
■アイリン To:コリューン&ALL |
?! え、ええ、これです。 この固まりに村の仲間達がやられまして・・・・。 |
彼女はわずかに唇をかみしめます。
■コリューン To:アイリン |
(固まり・・・) これはね、黒い方が闇の精霊で、光ってる方が光の精霊なの。 触ると怪我をする事があるけど、基本的に無害だよ。誰かが攻撃目的で使役しなけりゃね。 |
■アイリン To:コリューン |
これが精霊、なのですか? |
■コリューン To:アイリン |
そだよ。精霊によって姿は違うけど、闇と光はコレ。 |
メルディスの方を見る。
■コリューン To:メルディス |
メル兄、精霊魔法を使えるゴブリンって知ってる? |
■メルディス To:コリューン、ALL |
ええ、今のを見て確信しましたよ。 アイリンさんが見られた魔法を使うゴブリンは「ゴブリンシャーマン」と呼ばれるゴブリンの変種ですね。 もちろんゴブリンには違いないのですが、普通のゴブリンよりは頭がいいようです。 うーん・・そうそう出会うような奴じゃないんですけどね。 こいつがいるってことは、祠に居着いた連中は割と大きい一団だと思います。 |
さすがゴブリンマニア(w
■クラウディア To:ALL&アイリン |
へぇ、ゴブリンにもいろんな連中がいるんだ。 そうすると、なかには詩人のゴブリンなんていうのも、いるのかもしれないねぇ。 ちなみに、大きい奴って、どのくらいの大きさなんだい? |
ゴブリンの作る詩っていったいどんなんだろう(^-^;
■アイリン To:クラウディア |
えっと・・・・。 他のより二回りくらい大きかったと思います。 |
■クラウディア To:アイリン>チーゼル |
そりゃ、あたしよりでかいね(^^; ま、発育のいい種族はいろいろいるわけで……でかいやつは、でかいリーダー、よろしく頼んだよ(^^) |
■チーゼル To:クラウディア>アイリン |
でかい、って…。って、まぁ、しょうがないか…。 んと、そのボスのゴブリン以外は、みんな…同じような感じでした? |
■アイリン To:チーゼル |
いえ、大きいのはその一匹だけだったと思いますけど(^-^; |
■アスタルテ To:アイラル |
ねえ、村長さん。ボクからもひとついいかなあ。
さっきボク達に状況説明をしようとしたときに、なんか難しい顔してたのは何で? |
■アイラル To:アスタルテ |
嬢ちゃんは痛いところを聞いてくるのう・・・・。 村の長として、村人を無意味に危険に晒してしまったことを悔いているのじゃ。 噂に聞くゴブリン程度ならば村でなんとかできるじゃろうと侮っていたのかもしれぬ。 |
■メルディス To:アイラル |
その判断は間違いじゃあなかったと思いますよ。 確かにゴブリン程度ならこの村の狩人の方々でも十分対処できたでしょう。 さっきも言いましたが、シャーマン種は希な種族なんです。 だからアイラルさんがそういう判断を取られてもしょうがありません。 |
■コリューン To:アイラル |
そうそう、メル兄の言う通りだよ。気にしてもしょうがないって。 だいたい、簡単に退治されちゃうモンスターばっかじゃ、うちらの出番が無くって困っちゃうよン〜☆ |
■アイラル To:メルディス、コリューン |
そう言ってくれると嬉しいのう。 |
■アスタルテ To:アイラル |
まあ、万事ボクらにお任せ!! 大船に乗ったつもりでいてよね。 |
アスタルテはそう言うと、無い胸を『ドン!!』とたたいて空手形を発行したのでした。
■アイラル To:アスタルテ |
それは心強いのう。 よろしくお願いするのじゃ。 |
空手形を簡単に信用してしまう辺りが田舎の村長さんといったところかな?(笑)
■クラウディア To:ALL |
そうしたら、あたしらの仕事はそいつらをなんとかするってことでいいのかね。 ゴブリン連中は、祠にいるってことだけど、あたしらがその祠に入っても大丈夫なのかね。 他に忌み事とか、注意することがあったら教えておくれ。 ゴブリンならともかく、怒った竜とご対面というのは避けたいしね。 |
■アイラル To:クラウディア&ALL |
そうじゃ、祠にいるゴブリンどもをなんとかしてほしいのじゃ。 できれば二度とこのようなことのないようにお願いしたい。 それと祠の方じゃが案内も兼ねてアイリンを連れ
ていって欲しいのじゃ。 |
■アイリン To:ALL |
よろしくお願いします。 |
■コリューン To:アイリン&ALL |
よろしくって言われても、ねぇ・・? |
■メルディス To:アイラル、アイリン |
うーん・・? 一応、依頼主の要求は全て聞き入れるつもりではいるのですが、 今回は敵に魔法を使う奴がいるのが分かっています。 物理的な攻撃だけならばアイリンさんに危害が及ぶことはないと思いますが、 いかんせん魔法は俺達でも防ぎきれるか怪しいところです。 アイリンさん、本当にそれでも来られるのですか? |
■アイリン To:メルディス&ALL |
危険なのはもちろん承知の上です。 あなた方の足手纏いにはならないようにはしますので、よろしくお願い致します。 |
■メルディス To:アイリン |
そうまで言われるのなら、俺にはもう異論はありません。 それに、祠の中のことを知ってる方が一緒だといろいろ助かりますし。 よろしくお願いしますね。 ところで祠の中って広いんでしょうか? 内部でおそらく戦闘になるとは思いますが、武器を振り回す余裕はありそうでしたか? |
■アイリン To:メルディス |
ええ、入り口からしばらく中に入ると広間のようになっていましてそこなら武器は振り回せると思います。 |
■アスタルテ |
よかった・・・ ハルバード置いてかなくてもいいんだ。 |
いや、さすがにポールウエポンは振り回せないと思いますが(^-^;
■クラウディア To:アイリン |
しばらく……ねぇ。 そういえば祠の中って、ざっとどうなっているんだい? 一本道と大広間だけなのか、入り組んだ道が何本かあるのか、それだけで戦い方もかわってくるからねぇ。 |
■アイリン To:クラウディア |
一本道と大広間だけです。 もともとそれほど大きな洞窟でもありませんので。 |
■コリューン To:アイリン |
それがダメなら、外に誘き出す方法を考えないとね。 ・・ところで、アイリンさんってば魔法か何か使えるの? |
■アイリン To:コリューン |
魔法ですか?(^-^; ・・・・いえ、弓なら扱えるんですけど。 |
■コリューン To:アイリン |
使えるって、どんくらい? |
■アイリン To:コリューン |
どれくらいと言われましても・・・・(^-^; |
■アイラル To:コリューン |
アイリンは村でも1,2を争うくらいの弓の名手じゃて。 子供の頃からどうしようもないお転婆で森の中を走り回っておったからのう。 |
■アイリン To:アイラル |
お父さん?(−−# |
村長はアイリンににらまれるとしまったとでも言う風に口に手をあてた。
■クラウディア To:アイリン |
なるほど、そりゃぁたいしたもんだ。 だからあんたが巫女さんなのかい? |
■アイリン To:クラウディア |
いえ、たまたまこの家に生まれた、というだけの理由です。 昔から村長の家の娘が巫女をするということになってましたので。 |
■イヴ To:アイリン |
前任のミコと村長は誰デスか? 在村デスか? |
■アイリン To:イヴ |
前の村長は祖父で、10年ほど前に他界しています。 それで前の巫女は・・・・ |
■初老の女性 To:イヴ |
私ですわ。 もっとも最後の方は村の娘さん達に手伝って頂いたりしましたけど。 |
■メルディス To:アイリン、ALL |
それでは、アイリンさんの弓の腕もあてにさせてもらいましょう。 それで実際に祠に向かうことなんですが、ノランさんの話では1日ぐらいかかる距離にあると聞きました。 俺たちとしても長旅で多少疲れていまして、できれば明日の朝出発ということにしてもらいたいのですが。 それで問題はないでしょうか? |
■アイラル To:メルディス&ALL |
もちろんかまいませぬぞ(^^ 疲れていては良い仕事も出来ぬと言うものじゃ。 といっても宿もない小さい村じゃて、うちの離れの方に寝床を作らせますじゃ。 それまで狭い家じゃがくつろいでくだされ。 |
村長はそう言って居間の方を示した。
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