SW-PBM #079
50%の預言者

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■ 
おやじが去った後、部屋にはパーティーと依頼書が残された。
■リュセラ To:独り言
お菓子とお茶、早く来ないかな。

■ミルマ To:リュセラ
お菓子のついでに依頼人さんもついてくるよぉ〜

依頼書を指で突っつきながら、
■リュセラ To:ALL
それにしても、このジェシカ・ライアットって人の噂、何処かで聞いた気がするんだけど思い出せないなー。

■ミルマ To:ALL
ん〜と、ライアット……ライアット……
そーいや、『詐欺師のジェシカ』って聞いたことなぁい?

■カヴァレス To:ミルマ
クク,流石は賢者殿,よくご存知な事ったぜぇ。
だがよぉ,少なくとも俺ぁ知らねぇがなぁ。

■リュセラ To:ミルマ
何か格好いいな、『詐欺師の』とか付いてると。

■ジーク To:ミルマ
詐欺師・・・・ですか?(”;)
聞き覚えないですねぇ?

といいますか依頼人さんのことですよね?(^^;
そーいう噂が?


■おやじ To:ALL
おーい、入るぞ〜。

そういって手に注文品を持ったおやじが部屋の中に入ってくる。
そこにはがグラス3つに紅茶が4つ、おつまみ用かフライドチキンが4つほど、後はクッキーがのったお皿が見える。
■おやじ To:女
ああ、ありがとな。

そういうと横にいる女性に声をかける。
おやじに頼まれたのか、エール入りのデキャンタを持った女性が横にいる。
見た目は20歳前後のようだ。
■女 To:おやじ
いえ、気にしないで下さい。どうせここまで来るついででしたので。

■ジーク
あ・・・・・(^^;;

■おやじ To:ALL
それじゃ、依頼について聞くといいさ。あ、そうそう。人の噂を話すときはもう少し小さな声でしゃべることだな。
次から気をつけな。

そういっておやじは部屋から出ていった。
■ミルマ
小さな声で噂話なんて、悪口言ってるみたいじゃん……:-p

■ジーク To:ミルマ
でも次からは気を付けましょうね、お互いに(^^;

■女 To:ALL
ええと、皆さんが依頼書を見てくれた方々なのでしょうか?

そういう姿は少しおどおどしているようにも見える。
■イルミナ To:女性
はじめまして、私イルミナと申します
立ち話もなんですから、どうぞお掛けになってください(^^

女性に座るよう促しつつ、各人に飲み物を配り場のセッティングを行います
■ジェシカ To:ミルマ&イルミナ
あ、どうもありがとうございます。依頼書にも書いてあったと思いますが、私ジェシカ・ライアットと言います。

そういうと椅子に腰掛ける。どうやら少し落ち着いてきたようです。
■イルミナ To:ジェシカ
えっと、お名前はお聞きしたことがあります。確か占い師さんでいらっしゃいますよね?

■ジェシカ To:イルミナ
ええ、巷では詐欺師などと言われることもありますがね(笑。

■ミルマ To:ジェシカ
あ〜、やっぱりぃ。

■イルミナ To:ミルマ
ミルマさん(^^;

■ジーク To:ミルマ
ミルマちゃん・・・(^^;;

■カヴァレス To:ミルマ
クク,流石は賢者殿だなぁ,おい。

誉める所じゃ無いぞ。
■リュセラ To:ジェシカ
(つまらなそうに)
自称じゃないんですか……。

普通は自称しないって(^^;
まぁそんなこんなで依頼の細かい質問に入っていくのだが・・・。
■イルミナ To:ジェシカ
依頼書の文面を見る限り、占いによって危険を感知したことによるものなのかしら?とは思いますが依頼についてもう少し詳しい説明を聞かせていただけますか?

■ジェシカ To:イルミナ&ALL
ええとですね、オランから1週間ほど離れた場所にありますスタンディという村をご存じでしょうか?
その村が10日後に襲われる映像を予知しましたので、冒険者の方に一緒にその村へ行ってもらって襲ってくるモンスターを倒していただきたい、そう思いまして依頼書を書かせてもらったという訳です。

■ミルマ To:ジェシカ
あんまし当たらないから『かもしれない』なの?

■ジェシカ To:ミルマ
いや、そういうわけではないのですが・・・。
ただ、「快楽のための殺人を犯す何物」かが村を襲う、という程度までしか予知できなくて・・・。
ですから、ああいった形で依頼書の方を書いてしまったのです。

■ジーク To:ジェシカ
なるほど・・・そーいうことですか。
ところでその『快楽のための殺人を犯す何物』とかいうものを予知されたのは今回が初めてで?

■ジェシカ To:ジーク
いえ、今回のような予知を感じたのは今までにないですね。

■リュセラ To:ジェシカ
「映像」と言いましたよね。
その、『快楽の…何物』の姿とかは?

■ジェシカ To:リュセラ
ええと、私が感じたのは真っ黒くて大きくて・・・残念ながらその程度しかわからないんです。
姿形まではっきりとは・・・。

■ミルマ To:ジェシカ
どのくらいおっきいの?銀の網亭くらい?

■ジェシカ To:ミルマ
ええと、そうですね。

そういって周りをキョロキョロと見回し
■ジェシカ To:ミルマ
詳しいところまではよくわからないのですが・・・そうですね、ミルマさん、でしたよね?
貴方よりは大きいと思いますわ。

答えになっているのか!?(笑
■ミルマ To:ジェシカ
……そりゃー、大きいねぇ

■リュセラ To:ジェシカ
襲って来る『何物』の数は、一つです?

■ジェシカ To:リュセラ
えーっと……少なくとも1体は……。もしかするともっといるかもしれないのですが、そこまではわからないです。

■リュセラ To:ALL
6人で何とかなればいいんだけど(^^;

沢山いるかも知れないと聞いて心配になる。
■ジーク To:リュセラ
この6人なら大丈夫ですよ(^^

ただし根拠レス(ぉ
■リュセラ To:ジェシカ
「村を襲う」の所は詳しく話せませんか?
家が壊れていた、村が燃えていた、大勢の人が屋外で殺される。
そういう事でも何か手掛かりになりますし。

■ジェシカ To:リュセラ
申し訳ないのですが、襲われる所で途切れるのです…。だからその後の事は何もわからないのもので…。

■ミルマ To:ジェシカ
わかんないってことは、ミルマ達しだいでどうにでもなるってコトだね!

■ジェシカ To:ミルマ
そういうことですわね。

どういうことなんだか・・・(笑
■リュセラ To:ミルマ
余計悪くはしちゃ駄目よ。

■ミルマ To:リュセラ
は〜い

■ジーク To:ジェシカ
ところで貴方はどのように占いをして、10日後の未来を予知されたんでしょう?

■ジェシカ To:ジーク
そう、そこなんです。今回私の頭に見えたのは『丸い月』『大きな木』『逃げまどう人』そして『快楽のための殺人を犯す何物』なのです。
月齢から判断しますと今日から数えて丁度10日後が満月の夜となります。そして、その大きな木というのはそのスタンディ村にある木にそっくりだったんです。ただ、そこで『快楽のための殺人を犯す何物』が現れるところでいつも見えなくなるのです・・・。

■ミルマ To:ジェシカ
『何物』ってどこから現れるの?森から?空から?地面から?

■ジェシカ To:ミルマ
えっと・・・前から・・・ですわ。
木があってそれを背に満月が見える方角からです。
村の南向きの門の方からではないでしょうか。
空を飛ぶかどうかはわかりません。

■イルミナ To:ジェシカ
満月が南の方向に見える時刻ってことかしら?
まぁ,詳しいことは現地で検証しましょう

■ミルマ To:ジェシカ
そうそう、その木ってどんな木だっけ?ミルマ忘れちゃった。占いで見た木がスタンディ村の木だって知ってるなら、どんな木だかもわかるよねぇ?

■ジェシカ To:ミルマ
えっと、ちょっと変わった形をしただけで別に変な花が咲いたりはしないようですよ。
ただ、その樹木になにやら文字が書かれていまして今ではなかなか解読は出来ないようですが、遠い昔に兵士が忠誠を誓った言葉を彫ったとか、恋人が愛の言葉を彫ったとかいわれています
地元では「忠誠の木」と呼ばれています。

■ジーク
「忠誠の木」ですか・・・・聞いたことないですねぇ?(”;)
まだまだ私の知らない伝承もあるものですね。

■ミルマ To:ジェシカ
ふぅん、いわれのある木なのねぇ。

■ジェシカ To:ミルマ
そうですね。ただ、どこまでが本当かわからないらしいのですが。

■ジーク To:ジェシカ
いつも、ということは何度占っても同じ結果が得られるということなんですか?
失礼ですがどのような占いなのでしょう?

■ミルマ To:ジェシカ
ほんとほんと〜。ミルマ、占いって何度もしないものかと思ってた。水晶球とかそんなの?

■ジェシカ To:ミルマ
そういう物を使わなくてもふと頭の中にひらめく物なんですよ。
起きていても見る夢・・・とでも言いましょうか?だから詳しい所までは判別できないときもあるの。
だから、その意味の取り方で間違った予知をしてしまうときがあって・・・。
その結果が私が『詐欺師』と呼ばれる所以ですの。

■ジーク To:ジェシカ
なるほど・・・つまり取り方を間違えなければ、今までの予知はすべて当たっていると?

■ジェシカ To:ジーク
そういうことになりますね。でも、夢と同じような感覚ですのではっきりと言い切れる事はそう滅多にございませんの・・・。

■ジーク To:ジェシカ
夢と同じですか・・・・・(^^;

■カヴァレス To:ジェシカ
どぉでも良いがよぉ・・・予言者殿は何の為に俺達に報酬を払うのか聞きてぇなぁ。
無償の善意程信用ならねぇ物は無ぇからなぁ?クックック・・・

■リュセラ To:ジェシカ、カヴァレス
そうそう。

何気無く銀の指輪に触れながら相槌。
■ジーク To:ジェシカ
その村にお知り合いでもいるとか?

ジークは気がつかなかったらしい。
■ジェシカ To:カヴァレス
へ?報酬?知り合い?ああ、人助けもありますがもちろんお金と名誉のためでもあります。
報酬は村の人からもらうに決まってるじゃありませんか。
割と裕福な村ですから報酬も結構貰えるはずですよ。
ああ、今回の予知は自信がありますので心配しないで下さい!

なんか急に妙に強気になったようだ。
■ジーク
なんだか急に胡散臭くなってきましたねぇ(^^;;

■ミルマ To:ジーク
さいしょっからカナリ胡散臭いけどねぇ〜(笑)

■リュセラ To:ジーク、ミルマ
心配するなと言われると、余計に……。

■ジーク To:リュセラ&ミルマ
二人にそういわれると急に不安になるじゃないですか(^^;;

■カヴァレス To:独り言
こいつもかよぉ・・・
どぉも最近「天然」ってぇ奴が多くていけねぇぜぇ・・・

■ミルマ To:ジェシカ
んじゃあ、『怪物に襲われるかもしれないから、それまでこの村においてください』って頼みに行くの?
……まぁ、ジェシカさんがそう言ってくれるならいいけどぉ。

■ジェシカ To:ミルマ
いえ、もしもの事を考えるとあまり村を騒がせたくないので旅人のフリをして村へ入る方が良いと思っておりますが・・・。
あ、けっ決して予知がはずれるというわけではないのですが・・・。

自分の言っている事の矛盾点に気付き、しどろもどろのご様子。
■ミルマ To:ジェシカ
なんだか自信なさそー。今までどのくらいハズレちゃったコトある?

■ジェシカ To:ミルマ
は、はずれたことですか?
そうですね・・・。10回に3回くらい・・・4回・・・?
そ、それくらいです・・・。

■リュセラ To:ジェシカ、ミルマ
今回のが外れたら11回に5回?

■ジェシカ To:リュセラ
いや、あくまでそれくらいという事ですよ。(^^;

■ミルマ
それって、ミルマの天気予報の方が当たるかもぉ……

■ジーク To:ミルマ
占いはあくまで占いですからね(^^;
それが真実となるかどうかは、占ってもらった人次第。
悪い占いまですべて当たってしまったら、大変ですよ。

いちおうフォローしてるつもり(w
■リュセラ To:ジェシカ
移動で1週間掛かるとして、村に着いての2,3日は宿か何処かに泊まれるんです?

■ジェシカ To:リュセラ
そうですね、宿はあったと思います。それと、一応満月の夜だと思うのですが、月齢の読み違いで日にちが前後するといけませんのでその前の日くらいには村に入っておきたいなと思っておりますが。

■ジーク To:ジェシカ
占いで見られたという満月が実際次の満月、という保証も無いですよね?
次の満月の日に何も起こらなかった時は、また月が満ちるまで村に滞在するのでしょうか?

■ジェシカ To:ジーク
その点に関しては大丈夫です。自慢そうに言うのも何なのですが、私は1月以上先の予知なんて出来たこと無いので(^^;。

ホントに自慢そうにいうことじゃない。
■ジーク To:ジェシカ
そ、そうですか(^^;;

苦笑するしかない(^^;
■リュセラ To:ジェシカ
今までの予知に、私達が出た事あります?

気になったので聞く。
■ジェシカ To:リュセラ
いえ、ありませんわ。でも一緒に行って下さるのであれば道中で何か予知できるかも知れませんわね。(^^

■リュセラ To:ジェシカ
……。
こういう時は、
「はい、一緒に歩く姿が予知の中で」
と答えれば相手を納得させられますよね。

■ジェシカ To:リュセラ
そ、そうですわね。

少し悩んで。
■リュセラ To:ジェシカ
本当に詐欺師で無いか、本当に詐欺師に向いて無い人?

「詐欺師ではなさそうですね」と言えばいいのに、一言二言余計。
■イルミナ To:リュセラ
...詐欺師に向いてないのでしたら変な噂はたたないんじゃないかしら?(^^;

■ジーク To:イルミナ
でも先ほどの言い切りようを見ますと・・・(^^;

■イルミナ To:ジーク
だからこそ...なんじゃないですか?(^^;
本人には悪意はないようですが,あぁやって言い切るような占いをするから外れたときに詐欺だなんだと騒がれるんですよ,きっと(^^;
まぁ,ある意味困った人ではありますけど...

■カヴァレス To:イルミナ
ククク,金でも取らねぇ限りは「詐欺師」たぁ言われねぇぜぇ?
精々「妄想狂」ってぇトコだろうぜぇ・・・
本人に思い当たる節が有るかどぉかは知らねぇがなぁ。クックック・・・

■ジェシカ To:カヴァレス
・・・。(^^;

無言&苦笑

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シナリオ編集:倉沢真琴 kushida@terra.dti.ne.jp