SW-PBM #078 幻の珍獣を探せ!? |
BACK | INDEX | NEXT |
■ |
ミルシェとポムが協力して共に白い毛を追う事、数十分。
一行の目の前に現れたのはちょっとした崖に開いた小さな洞穴だった。
■ミルシェ To:ALL |
ふうむ、あの洞穴の中かねぇ? |
■ガイト To:ミルシェ |
実際に行ってみればすぐに分かるだろう。 |
■ホルト To:ポム、ミルシェ |
出入りはありそうですか? またその頻度は? もう少し近付かないと分かりませんかね。 ミルト君、逸る気持ちは分かりますがまだ状況が分かりませんから、くれぐれも早まらないように。 |
■ミルシェ To:ホルト |
そうだね、ここからじゃあ足跡とかよく分からないしね。 |
■ポム To:ミルト |
いきなり駆け出さない事は約束してくれるよな(にこり) |
■ミルト To:ポム |
はい、でも… |
ミルトはいまにも見に行きたそうにしている。
■ ヴィクトール To:ミルト |
心配だろうけど、今はオレ達を信用してよ。ね。 |
■コリューン To:ミルト |
もしかしたら、シロちゃんじゃない別の虎がいる可能性もあるしね。 全く知らない虎に顔を舐められるのは勘弁してほしいっしょ。 |
■ポム To:みんな&ミルト |
ミルトにシロを呼んでもらうってのはどうだ? 普通ならシロは洞窟から出てきそうだよな? ミルトがいて大人しいようなら、そのまま村までシロに歩いてもらう |
どうだ?できそう?とミルトを見る
■ミルト To:ポム |
わかりました。 |
■ポム To:みんな |
もし、興奮してあたし達を襲ってきたら、ミルトに悪いけどシロは魔法で眠ってもらう 村への道まで運んで、何人かで村から馬車を取ってくる そのままオランへ向かうなら、ミルトとおじいさんは旅の用意をしに、あたし達の何人かは食料の用意をしに、 ガイト達の誰か一人はミルトが飼い主が確認のために、馬車を取りに行くってのはどうだ? |
■ケルス To:ポム |
そうですね、それなら僕が行かせてもらいますよ。 |
■ポム To:ケルス |
じゃぁ、頼む |
■ミルシェ To:ALL |
あれって、やっぱり、血の跡かねぇ? |
と、洞穴の前の地面を指差した。
見ると、何物かが争ったかのような跡があり、そこから、洞穴の中へと森の中へ赤い点々が続いているのに気付いた。
■ ヴィクトール To:ミルシェ |
えっ、血って・・・あ。 |
シロのなのかな?それとも別な??・・・と思ってみるが口には出さないヴィクターだった。
大丈夫かな?とミルトの方を伺いつつ。
■ ヴィクトール To:ミルト |
・・・それじゃあミルト君、とりあえずシロを呼んでみてよ。 |
■ ミルト To:ヴィクトール&シロ(?) |
はい、分かりました。 シロ〜、いるんだったら出てきて〜 |
しばらくすると、洞穴の奥のほうから、白いものが見えてきた。
よく見ると、それは左後ろ足を引きずったホワイトタイガーだった。
■ ヴィクトール To:シロ(?) |
わー、凄い・・・ホントに白いんだぁ。 |
■ バジル To:ヴィクトール |
なんだか、立派な生き物だねぇ |
■ ヴィクトール To:バジル |
うん、やっぱり聞くのと見るのとじゃ、印象が違うよね。 |
■ ミルト To:シロ(?) |
シロっ!! |
ミルトはそのホワイトタイガーを見て駆け出した。
■ポム To:ミルト&ヴィクター |
ミルト! 走れヴィクター!! |
ポムはミルトに並ぶように走った。
襲って来たら、ミルトを横に突き飛ばして自分も一緒に避けるつもりだ。
■ ヴィクトール To:ポム |
あ、うん! |
■コリューン To:ポム&ALL |
私も! |
ポム同様、コリューンも走り出し、ミルトを捕まえようとする。
■ホルト To:ALL |
!? 待ちなさい!! |
ホルトは慌てながらも杖を抜いて呪文の準備をします。
■バジル To:ミルト |
ちょ、ちょっとっ!!あぶないよ! |
コリューンはミルトに追いついて押しとどめた。
その間もホワイトタイガーはまっすぐミルトの方に向かってくる。
■コリューン To:ミルト |
捕まえた〜! |
■バジル To:コリューン |
コリューン偉いっ!! |
■ポム To:ミルト |
急に走らないって約束したろう? シロが心配なのは解るけど、あたし達はミルトも心配なんだ シロが落ち着いているなら、傷を見て直ぐ治療するからさ もう一度、優しくシロを呼んでみてくれるかな? そうしたら、あたし達と一緒にゆっくりシロの所へ行こう ゆっくりな(^^)h |
■ミルト To:シロ |
シロ、怪我…大丈夫? |
シロは小さく鳴くと、更に近寄ってくる。
魔法が届く距離にまで近づいたところで、ヴィクターがキュア・ウーンズをかける。
シロはちょっと不思議そうに引きずっていた足を気にしていたが、痛くないのに気が付くと、ミルトのほうに駆け寄ってくる。
■ミルト To:シロ |
シロっ、よかった〜 |
ミルトはコリューンの手を振り払うとするが、コリューンがしっかりと掴んでいるので振り払えなかった。
■コリューン To:ミルト |
だぁかぁらぁ〜、気持ちは分かるけど走っちゃダメだってば★ うちらもいるんだからサ、ポムっちの言う通り、ゆっくり行こうよ☆ |
■バジル To:ミルト |
そうそう。気が立っている様には見えないけど、刺激しないようにゆっくり動こう。 |
■ホルト To:ALL |
……いや、彼だけなら大丈夫なんじゃありません? あんまり無防備に走り出すもので思わず身構えてしまいましたけど、落ち着いて良くみれば特に危険だとも思えませんし、かえって再会の邪魔なのでは? |
■ポム To:ホルト |
こう言う時こそ、ちょっとした油断で何が起るか解らないからな 心配のし過ぎで済んだらそれでいいんだよ(にこり) それに、シロが駆けてくるから距離に問題ないって♪ |
ゆっくりミルトと一緒にシロに向かう。
一気にミルトの前まで駆け寄ってきたシロはミルトの顔を一舐めした。
■ミルト To:シロ |
シロ〜、よかっ…、いたたっ うー、だからそれはやめてっていつも言ってるのに… |
ミルトは痛がりながらも、嬉しそうだ。
■ミルト To:ALL |
皆さん、ありがとうございます。 |
■ ヴィクトール To:ミルト |
うん、良かったね! |
よかったなとポムは頷いている(笑
■ バジル To:ミルト |
ほんと、シロちゃんがどうにかなっちゃってた訳じゃなくて良かったねぇ。 |
■ホルト To:ポム、ミルシェ |
……さて、傷の様子を確かめる前に治してしまいましたから、シロが落ち着いているようなら一応戦いの跡を調べてみませんか? 普通に考えれば、おそらく他の虎との縄張り争いの類だと思うのですけど…… |
■ ヴィクトール To:ホルト |
あぅ、ゴメン・・・(^^; |
ちょっと離れたところで謝るヴィクターだった。
■ポム To:ヴィクター |
あたし達が頑張るさぁ(にやりん) |
あまり気にすんなとヴィクターの腕を叩く。
■ミルシェ To:ホルト |
そうだね。 ま、それだったら無理に追いかける必要はなさそうだね。 |
ホルトとミルシェ(とポム)が辺りを捜したところ、黄色い普通の虎の毛が落ちていた。
■ホルト To:ALL |
……はぁ、つまりこれは散歩…縄張り確認のパトロールの途中で虎に遭遇して、怪我したので傷が癒えるまで帰れなかったってこと…ですかね? それでも行方不明になった日と道で目撃された日の間に、若干の時間の空白が残りますけど…… |
■ ヴィクトール To:ホルト&ALL |
そう、なのかな? シロが喋れれば、ホントのことがすぐ分かるのにね。 まあ、でもシロがこうしてこうして無事に見つかったんだから、とりあえず良かったよね? |
おずおずっと近づきつつ。
■ポム To:ホルト&みんな |
彼女でも見付に出て、縄張り外の森をうろうろしてたとかな(にやり) 念のためもう一つの血の跡を追うか? それともみんなで村に行くか……どうする? |
■コリューン To:ポム&ALL |
! その“彼女”っていうの、意外と当たってるかも〜! その洞窟の中、ちょっと見てみようよ。 |
■ポム To:コリューン |
しょうがないな〜。 ちょっとだけだぞ 明かり出してくれ |
■コリューン To:ポム>ウィスプ |
あいよん♪ キラキラ光る〜夜空の星よ〜☆ |
ポムはコリューンと洞窟へ向かった。
洞窟の入り口は、それほど大きくなく、コリューンは屈まなければ入っていけなかった。中もそれほど大きくなく、シロが入ってしまえば、ほとんどいっぱいになるような大きさしかなかった。調べたところ、白い毛の他に、黄色い毛も見つかった。
■ ヴィクトール To:洞窟へ入った人達 |
ねぇー、なんか見つかったぁ〜? |
■ポム To:ヴィクター&みんな |
シロ以外の虎もこの洞窟に居たみたいだ! |
■コリューン To:ALL |
こんな狭い所に、2匹で入ってたのかなぁ〜? |
■ホルト To:仲間 |
いや、ここらがシロの縄張りだとすると、連れ合いのものと言うよりは侵入者のじゃないですか? ポム、コリューン、分かりませんか? |
■ バジル To:コリューン |
そんなに狭いなら一緒に居た訳じゃなさそうだね。 |
■コリューン To:バジル,ホルト&ALL |
うん。 ホルさんが言う通り、他の虎と縄張り争いでもしてたんじゃないかな? それ以上の事は分かんないにゃ〜★ |
BACK | INDEX | NEXT |