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SW-PBM #76 墓碑銘 |
《Back | 〜 捜索 〜 その一 | Next》 |
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グロザムル山脈・山中・午後3時頃 |
ロッツの捜索が始まった。
マイルズのパーティを始め、他の冒険者グループも各方向へ散っていく。
木々の隙間から太陽が見えるのでかろうじて方角は分かるが、地図とそれがなければ、さっきの場所まで戻ることも難しい。
地図には特徴のある木や岩など目印になりそうな物が記されている。
しかし、それも数時間で途切れるだろう。
それ以後は、自ら目印を見つけ地図に書き入れてながら進まなければならない。
■レヴィック To:ALL |
これ、地図の目印なくなったら目印になりそうなもの探すか、持ってきてるもので目印をつけて歩いた方が良さそうね。 |
■シャノン To:レヴィック |
そうですね。 勇気と無謀は異なります。 慎重さも持ち合わせていなくては、真の勇者にはなれません。 |
■ガイ To:レヴィック |
レヴィックの言うとおりだ。 捜しにきた奴らが迷ったんじゃ、話しにならんからな(笑) |
■ユウル To:ALL |
そうだね。何か目印があったら適宜地図に書き込んで… なかったら、レヴィックの言うとおり適当な目印つけていこう。 |
地図を確認しながら、時々目印になりそうな木にロープを結んでいく。
■シャノン |
きゃ! |
■アルテナ To:シャノン |
! どうした!? |
アルテナはすばやく剣に手をかけます。
暫く捜索を続けていると、突然木々の間から何かが降ってきた。
鳥の死体だ。
■フィオン |
は?カラス? |
■ガイ |
なんだ、カラスじゃねぇか! なんでカラスが降ってきやがったんだ? |
見上げると、木の枝の上にとまっている翼を生やした奇怪な生物と視線が合った。
それは落ちている鳥の死体の所有権を主張するようにしきりに威嚇する。
といっても鳴き声ではなく、法則のある言語のようだ。
■奇怪な生物 To:ALL |
Υδνζ、εΩπ。συκμγ、ΣΣΤΑ! |
■アルテナ To:ALL |
妖魔……? |
■レヴィック To:ALL |
あら、やだ。もしかしなくてもインプじゃないの?この鳥……狙ってるのよねぇ、多分(^^; 相手にするのは構わないけど、毒があったような気がするわ。気をつけてね。 |
レヴィックはすっかり傍観予定。
■ガイ To:ALL |
見たことねぇ生き物だな。 ”インプ”っていうのか?・・・”毒”もあるのか・・。 一応警戒したほうがよさそうだな。 |
ガイは、モールに手をかけて隊列の前に移動します。
インプ(奇怪な生物)はガイの動きに警戒しつつも、パーティを観察する。
■フィオン To:ALL |
私は・・・前にこれと戦った事があるわ。 確か、そんなに強い相手じゃなかったと思うけれど・・・ |
■シャノン To:レヴィック |
あれがインプですか? 見るからに邪悪そうですね……。 レヴィック、倒しましょう! 大敵を倒すにも、地道な一歩が大切です。 |
■アルテナ To:シャノン(心の声) |
(…シャノン……結構問答無用だな…(^^;) |
■ガイ To:シャノン |
まあ、待て、奴の動きを探ってからだ。 |
こういうときは、慎重なガイ。
■レヴィック To:シャノン&ガイ |
そうねぇ、相手はあんなところだし(^^; |
■ガイ To:レヴィック |
レヴィック、奴はどんな毒をもってるんだ? |
■レヴィック To:ALL |
聞いた話だと、尻尾にある毒にやられると体がしびれるとかなんとか。死にはしないでしょうけど、あえて食らうようなもんじゃないわね。 |
■ユウル To:ALL |
あいつ、何かしゃべってるみたいだけど、さっぱりわからないね(笑) この鳥の死体に手さえ出さなきゃ、見逃してくれるのかな? う〜ん、避けられるなら避けた方がいいかも。 みんながやる気ならかまわないけど…どうする? |
■フィオン To:ユウル |
カラスが欲しければ、くれて・・・いえ、 ほっとけばいいんじゃない? |
■アルテナ To:ALL |
だが、妖魔に背中を見せるのは危険だな。 |
■ガイ To:ユウル |
俺たちの仕事はロッツを捜す事だ。 必要のない”戦い”はやらないほうがいい。 ・・もちろん、ロッツもこいつに襲われた可能性は十分あるから、この辺を捜すために倒してもいいがな・・。 |
ガイは喋ってはいるが、インプから目を離さない。暫く睨み合っていたが、突如インプが枝を離れ上昇する。
■ガイ To:ALL |
飛びやがったぞ!・・みんな気をつけろ! |
■アルテナ |
逃げる気か……? |
■インプ(奇怪な生物) To:ALL |
συ、ΥδνζεΩπ、ΝΠΑ! |
■アルテナ |
んっ……うっ…!? |
■フィオン |
てっ! |
インプはインプ語?で何かを叫ぶと、フィオンとアルテナにウーンズを唱える。
アルテナは抵抗したが、フィオンは刃物で斬られたような傷を受けた。
■アルテナ To:フィオン |
フィオン、その傷は!? |
■ガイ To:フィオン |
フィオン、大丈夫か! |
ガイはすぐさま、フィオンにかけよる。
■フィオン To:ALL |
・・・油断してたわ。 (ちっくしょう!見逃すのはなしよ!) |
フィオンは憎々しげにインプを睨み付ける。その目には殺気が・・・。
■レヴィック To:シャノン&アルテナ&ALL |
大丈夫フィオンちゃん。 言いそびれたけど、アレ暗黒魔法使うんだったわっ。 |
■シャノン To:フィオン |
邪神の力を借りた魔法です。 気をつけて下さい。 正しき心が有れば、必ず絶えられるはずです。 |
■フィオン To:シャノン |
(あんた、それって・・・(--# 悪かったわね。”正しき心”が無くて耐えられなかったわよ!) |
■ユウル To:ALL |
ったく戦闘避けようかっていってるそばから! (く〜っ、飛び道具ないな。弓持ってるメンバーに任せるしかないか…) |
レヴィックは、クロスボウに矢を装填する。
■アルテナ To:ALL |
暗黒魔法!おのれっ |
アルテナはショートボウでインプに向かって矢を放った。
矢はインプをかすめて傷を負わせる。
■アルテナ To:インプ |
ちっ……仕留められんか………… |
■インプ |
ギィッ!!?(←言語でなく悲鳴) |
次の瞬間、レヴィックのクロスボウから発射された太矢は、インプの頭部を貫通し、致命傷を受けたインプはそのまま真下に落下した。
地面に落ちたインプは僅かに痙攣した後、そのまま動かなくなった。
■ガイ To:レヴィック |
ヒュー!・・なかなかいい腕をしてるじゃねぇかレヴィック! |
■ユウル To:レヴィック |
やるね〜! 腕がいいと弓の威力ってのも馬鹿にできないな。 |
■アルテナ To:レヴィック |
む………やるな…オカマのくせに…………… |
■シャノン To:レヴィック |
さすがです。 |
■レヴィック To:ガイ&ALL |
……あらら。さすがイイ武器ねぇ(笑) |
レヴィックはあくまで武器のせいだと答える。
■フィオン To:レヴィック |
(武器のせい(^^;;;? まさか、この男・・・私より怪力の持ち主かも?) |
フィオンのレヴィックを見る目が変わった(※少し良い方向へ)。
■アルテナ |
しかし……こんな場所に妖魔がいるとは……? このあたりは冒険者が頻繁に出入りしているんじゃなかったのか? もしや…ロッツとやらも妖魔どもの住処に迷い込んだのか…? |
■ユウル To:ALL |
その可能性もあるね。 この先、妖魔の住処に入り込む可能性もあるってことだから用心して進まないと。 フィオン、怪我大丈夫?誰か回復してあげてほしいな。 |
■ガイ To:フィオン・ユウル |
おぅ、そうだな・・じゃ、フィオン少しじっとしててくれ。 |
ガイはフィオンの傷口に手をかざすと目を閉じてキュアー・ウーンズを唱えた。
■ガイ To:フィオン |
・・戦の神マイリーよ、邪悪なものに傷つけらたフィオンの傷を癒したまえ・・。 |
フィオンの傷口が見る間に塞がっていく。
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