SW-PBM #072
汎用ヒト型演劇人形

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■ 
店の入り口(とカウンター)に一番近いテーブル席に着く全員。
一品おまけされた夕食が、次々と運ばれて来る。
■ティニャ To:フェリオ
凄いのら〜。(うっとり)
これ全部食べていいのら?

■フェリオ To:ティニャ&ALL
んー、実はまだ帰って来てない仲間が一人いるんだ。
彼女に無駄足踏ませた事になるから待ってやりたい。

ちょっと我慢してな。

フィアを待つ様説得する。
■ヴィトリス To:フェリオ&ALL
そうですね。
やはり、リーダーがいないと始まらないですしね。

■ティニャ To:フェリオ
ん〜。
ちょっとなら待つのら。

待ち続ける間、次第に冷めてゆく料理。

1時間が経つ頃、ようやく待ち人は帰って来た。

扉が開き、桜色のワンピースを着た、一部発育不良気味の少女が現れる。
その腕には白い仔猫が抱かれていた。
■おやじ To:少女
いらっしゃい。
(誰だ?
 フィアルラに似てるが……。
 いや、しかし、よく似た別人だったらどうする。

 よく考えろ。
 ラヴィと同じで、心境の変化という奴なのか?)

無言のおやじ。
聞くのは野暮だと判断。
■フィアルラ To:ALL
ただいま〜ですぅ。遅くなってすみません。

仲間が座るテーブルを見つけて、駆け寄る。
見知らぬ人達も混じったテーブルには、手付かずの料理が大量に並んでいた。
■フィアルラ To:ALL
わ。どうしたんですか、このご馳走?

事の顛末を知らないので、解決記念とは夢にも思わず。
■フェリオ To:フィア
あぁ、フィア、遅かったな。

いや、言いにくいんだけど、実はフィアいない間に色々あってさ。
依頼……解決しちゃったんだよな(^-^;;

だから知らないで頑張ってるフィアに悪いなーと思って。
みんなも腹減ってたんだけど、料理食べずにずーっと待ってたんだよ。
ちょっと冷めてるけど美味しいと思うから遠慮なくいっぱい食べてくれ。

フィアが食事してきたなんて夢にも思わず。
■フィアルラ To:フェリオ
え゛……解決しちゃったんですか?(^^;)
はあ……私、何のお手伝いも出来ませんでしたね……。

ちらりとテーブルの上の料理の山を見る。
■フィアルラ To:ALL
だからこんなにご馳走なんですね……(^^;)
(うーん……もぉお腹一杯で食べられないなんて言ったらきっとヒンシュク買っちゃいますよね……)

どうしようか思案しつつ、取りあえず席に着く。
■フェリオ To:フィア
まぁ、そんなとこだな。
解決っても色々あってさ、ティニャとかパルも……。
っと、とりあえず食おうか、みんなずっと待ってたし。

フィアもお腹すいてるだろ?まずは食ってから話そうや(^-^

にこにこ。
■ラヴィ To:フィア
そうそう、お腹空いたでしょ?^^

・餅と肉団子の鳥ガラスープ煮込み。溶き卵も入ってとろみ付。
・牛リブ、香味ステーキ。肉汁たっぷり。
・白茸と川魚の包み焼き。
・パスタ入り貝のシチュー。
・白魚のムニエル。
・薄焼きチーズベーコンピザ。

――冷めた料理達。
■ラヴィ To:フィア
……ちょっと冷めちゃったけど……食べて食べて^^;

■フィアルラ To:ALL
…………(^^;)
…………………………(^^;)
…………………………………………(T-T)

無言でピザの1ピースを手に取る。
■フィアルラ
(あとで……おやじさんに、胃薬を貰おう……)

覚悟は決まったらしい。
■フェリオ To:ALL
よし、んじゃ食うか!

冷めた料理に手を付ける。
■フェリオ To:フィア
そーそー、フィア。
その服可愛いな、似合ってるよ。
ネックレスか何か付けるともっと映えるかもな(^-^

メイド服やセパレートを見た後なので今更着替えた理由には突っ込まない。
■フィアルラ To:フェリオ
あ、ありがとうございます。
ネックレス……ですか?
あれ、そういえば……???

いつも付けていた筈のご先祖さまの形見のペンダントが無い。
■フィアルラ
あ、そうだ。着替えたときにポーチに入れたままだったんでした。

ペンダントを引っ張り出し、掛け直す。
■フィアルラ To:フェリオ
これじゃダメですか?
私、アクセサリって呼べるものこれしか持ってなくて……。

■フェリオ To:フィア
あ、いや、うん、持ってたんだよな、そういえば。
綺麗なペンダントだな、とっても似合ってるよ。

(う、うーん、買ってやろうかと思ったんだけどなぁ……失敗)

仕事の成功を楽しく祝っていると、ヤーン達が帰って来た。

■ヤーン To:ALL
落し物、見つかりませんでした。

■スフィー&メール
ふぅ……。

三人共、探し疲れた様子。
■フェリオ To:三人
お疲れさん。
まぁそう気を落とすなよ。きっと見付かるさ。

■ラヴィ To:三人
あ、それなんだけど、コレのことじゃないかしら?
戻ってくる途中で見つけたんだけど…。

持っていた手紙を見せる。
■スフィー To:手紙
えとー。

■メール To:手紙
これ! これです。間違いありません!

スフィーを押しのけ、ラヴィの手から引っ手繰る。
■ヤーン
見つかったんですね。
ふぅ……。

気が抜けて、ぺたんと床にしゃがみ込む。
■ヤーン To:ラヴィ
先輩には敵いません〜。

■ルリィ To:ラヴィ
戻ってくる途中に見つけてくるなんて…。
さすがラヴィさん、抜け目ないですね〜(にこにこ)

誉め言葉。

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シナリオ編集:倉沢真琴 kushida@terra.dti.ne.jp