SW-PBM #071
四大魔術師の館

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村に戻ってくると、相変わらず騒音が聞こえる。ジャンク屋の店頭には、安楽椅子にどっぷり腰掛けながらギターをかき鳴らす店主と、商品を散らかしているとしか思えない奥方の姿が見える。
■ジャンク屋店主 To:ALL
おう、戻ってきたな。早速、お宝を拝見しようか?

目ざとく冒険者達を見つけた店主が声をかけてきた
■ランバート To:ジャンク屋店主
いやあ、なかなか大変な修行でしたよ。
今回は、<シェード>の穴に落ちて、<しぇ〜、ど>うしようが最大の成果でしょうか(違う)。
あ、これが中の構造を記したマップです。
あと、これらが中で見つけたものですね。

そう言って、店主の前に戦利品(?)を並べる。
■ジャンク屋店主 To:ランバート
ふむ、なんだかよくわからないものばかりだな。

興味はいろいろあるようだが、まず「茶葉」に目が止まった
■ジャンク屋店主 To:ランバート
古代王国の茶葉か。面白いもんだな。だけど、どうやって飲むんだ?普通にお湯に入れればいいのかな

■ランバート To:ジャンク屋店主
飲ませていただいたんですが、古代王国の物とは思えないなかなかの味でした。
ただ、同じお茶として飲めるように戻すには、難しいそうです。
食品としてとらえるより、歴史的産物として捉えた方が良いかも知れませんね。

■ジャンク屋店主 To:ランバート
ふーん、そういうものか。じゃ、10ガメルだな。

■ランバート To:ジャンク屋店主
飲めないお<茶>を買い取ってくれて、どうも<チャ>ンクスです。

■ギャスパー To:店主
ただいまぁっと。
穴に落ちたり精霊に襲われたり、銀の網の別パーティに会ったりと、中々賑やかな仕事だったぜ。

あ、そうそう。あのダンジョン、まだ魔法使いが4人ほど住んでいるから。

唯一の戦利品、エターナル・チャイルドが入った水差しを差し出す。
■ギャスパー To:店主
えたーなる・なんとかっていう、魔法の薬だそうだ。金になるかな?

■ジャンク屋店主 To:ギャスパー
魔法の薬はあんまり得意分野じゃないんだけど、これ、本当にエターナルチャイルドかい?違うものに思えるなぁ。

■ギャスパー To:ジャンク屋店主
いや、ダンジョンにいた魔術師がそう言ってただけで、鑑定をした訳じゃないんだけどな。

■アルティア To:ジャンク屋店主
へへへ、飲んでみればわかりますよ〜。それともなんです、怖いんですか〜?
私は飲み干しましたよ〜。

ちょっと自慢げ
■ジャンク屋店主 To:ギャスパー
よし、その薬も買い取っておこう。冒険者に持たせたままにしておくと何をしでかすかわからないし。
とはいえ、量も少ないから50ガメルってとこだな。

■アシスト To:ジャンク屋店主
あとはこの魔晶石とカツラと人形と薬瓶だけど……面白いっちゃ面白いかなぁ。
魔晶石はともかく、他のアイテムは妙なものだってことに関しては折り紙付きだね。
カツラなんて精霊を感知するなんてコトできるんだから。

と、魔晶石に未練の眼差しをくれながら、一通り説明する。
■ジャンク屋店主 To:アシスト
その魔晶石は、どうせすぐに石ころになるんだろ?三角塔なら高く買ってくれるかもしれないが、うちじゃいらないね。
人形とカツラは面白そうなんで、買い取るよ。あわせて、300ガメルかな。話を聞く限り、買い取り手がいなさそうだからな。こんなもんだろ。

結果、360ガメルが追加報酬となった。
■ジャンク屋店主 To:ランバート
そうだ、この地図に関しては未完成ということで貰っておくよ。
人が住んでるんだったら、もはやダンジョンじゃないからなぁ。人の家の間取りを持っていてもどうしようもないな。

そこそこ満足しているようだった。
■ランバート To:ジャンク屋店主
ありがとうございます。
訪れるときには、床には十分注意してくださいね(笑)

その後、再びジャンク屋の主人が魔術師達の共同研究所を訪れたものの、濃い霧に阻まれてたどり着くことはできなかった。

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シナリオ編集:倉沢真琴 kushida@terra.dti.ne.jp