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「家の前にて」 |
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オラン−ライク家の前にて |
さて、家の前まで来たバーン、カルソニックである。
して、フェイスは野次馬のごとく外を遠巻きにしている。
家の近くから見るとよく分かったが、ライク家の家の中にはごろつきたちは入っておらず、家の外からがなりたてているだけみたいである。
の玄関の内側を見ると、一人の壮年の男が立っていて、頭を下げつつもなんとかごろつきたちを家に入れまいと努力していた。
■フェイス To:物陰で独り言 |
さぁ〜、バーン、カルソ頑張ってねぇ〜(^^) |
(ト書き希望-エルシア)エルシアはまず、ギルドで見た覚えのある顔が無いか確認した。
幸か不幸か見覚えのある顔は見られなかった。
■エルシア To:心の声 |
(ギルド関係者はいないってとこね) |
■バーン To:ごろつきども |
…同業か? |
■エルシア To:バーン |
ギルドのメンバーはいなさそうね |
■バーン To:エルシア |
わかった。遠慮無く行こう。 |
■男 To:一行 |
んだてめえらはよー。 見世物じゃねーんだ。どっかいったいったとくらあ。 |
■エルシア To:男達 |
あんたらなんかにゃ用は無いよ こっちはそこのライクっておっさんに用があるのさ 解ったらそこをどきな |
■男 To:エルシア |
用事があるのは俺たちのほうだ。 てめーらこそどっかいきな。 なめてんじゃねーぞ! |
■エルシア To:男 |
ふん、なめてるのはどっちだい。 こっちには腕っこきがそろってるんだ。一人で大熊相手に勝てるくらいのな。 さぁ、解ったらどきな、そこのおっさんに貸した金を返してもらわなくちゃいけないんだ |
エルシアの言葉に乗せて殺気を全開で放つバーン。
身体を軽く反り、首飾りをチラつかせることも忘れない。
■バーン To:ごろつきども |
………。 |
■ごろつきA To:バーン |
……うっ。 今日のところは見逃してやるぜ。 今度あったときはただじゃおかねーぞー。 |
強がってはいてもおびえている様子ありあり。
このまま帰りそうである。
■フェイス To:物陰で独り言 |
弱っ!!(^_^;) …まあ、でもバーンとの力の違いを感じれただけマシなのかもね♪=====■カルソニック To:エルシア・・・なぁ、こいつら逃げないんだったらヤっちまっていいんやろ? 親分はそーゆーお達しやったもんなぁ? こいつに人間の血を吸わせるのは久しぶりやからなぁ・・ヒッヒッヒ |
自分のバスタードソードをチラっと見た後ごろつきを見て不敵に笑うカルソ。獲物を前にして舌なめずりもわすれない。
■フェイス To:物陰で独り言 |
…カルソこわ〜い(^_^;) |
■エルシア To:カルソニック |
せめて身元が分かる程度に加減するんだよ。 |
あきれ顔で言うエルシア。
がってんだ,とばかりにバーンの肩で烏が「くえぇ」と応える。
■ごろつきA To:カルソニック |
くそったれが! |
ごろつきたちは、おびえた顔を見せまいと努力していたが、おもいっきりおびえた顔をして帰っていった。
■エルシア To:(心の声) |
(なんとかなったようね) |
心の中で安心するエルシアであった。
■エルシア To:バーン、カルソニック |
あいつらが見えなくなるまで見送っていましょう |
■バーン To:エルシア |
……。(エルシアの言葉にかすかに頷くバーン) |
■カルソニック To:エルシア |
あの脅え方が演技だったら俺もびっくりやわ。 |
というわけでごろつきたちを追い払った3人であった。
オラン−ライク家の裏手にて |
こちらは全員の顔がばれないように、裏手のほうで待機している一行である。
エルシア、アップル、カヴァレス、それに顔がばれているかもしれないということでリックもこちらで待っていることとなった。
■ リック To:ALL |
皆さん、いきなりの厄介ごとで申し訳ないです。 |
■ アップル To:リック |
それだけ、せっぱつまっているってことですからね・・ それよりも、今はこの場面を乗り切らないと。 相手が相手なので、戦いになるのは避けたいですね。。 |
■ カヴァレス To:アップル |
違ぇ無ぇ。クク,まぁ厄介事ってぇなぁ覚悟の上だがなぁ? 気なんぞ使わねぇでよぉ,しっかり金ぇ使ってくれやぁ。クッククク・・・ |
■ リック To:カヴァレス |
え……ええ。 |
■ アップル To:リック32. |
リックさん、ちょっとおききしたいのですが・・ ライクさんのご家族って・・つまり、護衛の対象なのですが・・ 病気を患われていた奥方と、あの男たちが口にしていた娘さんとライクさんご本人、の3人なのでしょうか? あと、みなさんのおおよその年齢・・は、実際にお会いすればわかることですね^_^; |
■ リック To:アップル |
いえ、後息子さんが一人いて全部で4人家族ですね。 |
■ アップル To:リック |
そうですか・・。その家族の方々は、みなさんガートランドに知られている、と考えた方がよさそうですか? 知られていない方がいらっしゃれば、その分、逃げるのは楽になると思いますので・・・ |
■ リック To:アップル |
多分知っているでしょうね。 ガートランドはともかくその子分は毎週のように、そして最近は毎日のように取り立てに来ますからねえ。 |
■ アップル To:リック |
そうですか・・ まぁ、何事にも、情報収集ってのは基本なんですね・・あーいう方々でも、それは同じということですね・・・・・ それにしても・・ |
ライクの家の前で繰り広げられている脅迫劇^_^;を見ながら
■ アップル(ひとりごと) |
ずいぶん”さま”になってますね・・あぁ、剣なんて抜いて・・ でも、この場はおさまりそう・・かな。 |
あの3人にまかせて良かったと思うと同時に、くれぐれも借金なんてしちゃいけないと、気を引き締めるアップル(笑)
ごろつきたちの帰っていくのを見てリックがささやく。
■リック To:アップルandカヴァレス |
とりあえず何とかなったようですね。向こうに行きますか? |
■アップル To:リック |
そうですね・・あのひとたちが戻ってきてしまうとなんですので・・もうすこし、ここで様子をみていたいのですが・・ |
■ カヴァレス To:アップル |
焦る事ぁ無ぇ,そのうちフェイスが迎えに来るからなぁ。 |
使い魔を通じてフェイスが迎えに来る事を知り,皆に伝えるカヴァレス。
■ アップル To:カヴァレス |
そう・・なんですか? では、もう少しここにいましょうね^_^ |
ようやく使い魔のことに気づいて
■ アップル(ひとりごと) |
あのとりさんが・・なのかな? |
また一つ学習したアップルであった。
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