かなり意外な一面 Scenario #66
おかしなおかしな 看板さがし


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街道 野営地
 ラウルにより転倒させられたドナン。
 周囲を冒険者に囲まれ‥‥とりあえず逃げるのは諦めたようである。
 兄パトラは、相変わらず気を失ったままである‥‥
■ アルティア To:ドナン
 おらぁ、いつまでぼぉーッとしてんだよ。はよ魔法を解いてやらねぇかっ。

 と、まだ暴走中のアルティアに対し、
■ アシスト To:アルティア
 にーちゃん、ちょっと落ちつこうね。

 メイジスタッフでコンコンと、軽くアルティアの頭を叩く。
■アルティア To:アシスト
 うるせぇ、俺の何処が落ち着いてねぇと言うんだ?

■アルティア To:ラウル
 そのデカ物をどうにかするか。魔法解かすのはそれからだな。

■ ラウル To:アルティア&アシスト&ALL
 ああ。それじゃとりあえず、また逃げ出さねぇように縛るから、それまでちょっと待ってくれや。
 あと誰か、荷物からロープ取って来てくれねーか?

 その声に反応してか。それとも、自主的にか‥‥クレフ、無言でロープを持ってくる。
■クレフ To:ラウル
 ……力の限り縛り上げてくださいよ……

 普段のクレフにしては考えもつかない物騒な発言を言う。
■ ラウル To:クレフ
 お、おお……。悪ぃな。
(こいつがこんな顔するなんて珍しいな。(^^;)

 少しその雰囲気に内心驚きながらも。しっかりとドナンを芋虫のようにしていく。
■アルティア To:ラウル&クレフ
 おう、後はおまえさん達に任せた。俺はロバ達の確保に行って来る。
それじゃぁな。
♪こっくり こっくり ぐうぐぐぅ〜 休めや 休め、フォアとグラ〜 
♪4つの足を 止めて〜 ご主人様を 待ってろよ〜 
♪じーっとしてなきゃ 食っちゃうぞ〜 ヽ(°〜、°)ノ



 戦闘より30分後。パトラは。イルミナの打撃により昏倒していたが、アシストの応急手当により‥‥どうやら意識を回復したようだ。
■ パトラ
 ん‥‥‥‥あ‥‥‥
 ははは。どうやら失敗してしまったようですね。

■ ドナン To:パトラ
 兄じぁぁぁ〜〜〜

 ラウルにぐるぐる巻きにされたドナン。兄にむかって情けない声を出す。
 そのドナンに‥‥ゆらぁりと‥‥顔に影差し体が細かに震えながらクレフが近づく。
■クレフ To:ドナン
 ……さぁ、彼女…イルミナを今すぐもとに戻しなさい…
 さもないと、私は何をしでかすか分かりませんよ…
 たとえば、あなたの大切な「兄者」とかは、特に危ない……

 と。手にもつショートソードも細かに震える。
■ ラウル To:パトラ
 なあ、お前さんからも弟になんか言ってやってくれや。
 今のこいつぁ本当に何しでかすかわからねえからよぉ。
 だから、取り返しのつかないことになる前に……な?

■ パトラ To:ラウル
 ええと‥‥‥(きょろきょろ)
 どうなって、こうなったんでしょう(^^;
 取り合えずたくらみは失敗したようですが‥‥

 と。ここでパトラに事情説明。
■ パトラ To:ALL
 ‥‥‥(^^;;;
 よ、よりによって狂気の種を‥‥

■ パトラ To:ドナン
 ドナン‥‥‥あれ程神の力に頼りすぎてはいけないと‥‥

 と「やんわり」とたしなめる兄。
■ ドナン To:パトラ
 だって兄じゃぁ‥‥あの娘が‥‥‥

 まだ。自分の置かれている状態がわからないようです。
 そんなドナンに対し、相変わらず目に影モード続行中なクレフは、
■クレフ To:ドナン
 ほほぅ…分かりませんか。

 と。すたすたとパトラに近づき‥‥やおらパトラの喉元に己のショートソードを当ててみせる。
 心なしか目の影が濃くなり‥‥気のせいかゴゴゴゴゴゴゴゴゴ‥‥といったような効果音まで聞こえてきそうな‥‥
■クレフ To:パトラ > ドナン
 私たちの「仕事」を邪魔した上、私のイルミナにあのような辱めを…
 もちろん、覚悟は出来ているんでしょうね?
(やおらドナンに振り向いて)
 ねぇ?あなたが、彼女を解放しないなら、私はこの先どうすると思います?

 仕事の邪魔以上に。イルミナに対することに怒るクレフ。
 恋人の事を思えば当然といえば当然なのだが‥‥
■ ドナン To:クレフ
 あ、兄じゃになにをする!そのもやしぃ!!!!

 多分。彼としては「びしし!」とポーズを付けたいに違いない。
 しかし、ロープがそれを阻む。
■ パトラ To:クレフ
 あー‥‥(^^;
 私を殺しても‥‥えー‥‥おとーとは御しにくいですよ?

 冷や汗たらたらのパトラ。
■クレフ To:パトラ
 へぇ…なら、あなたが説得してくださいよ。
 私たちが御しにくいのなら……命が惜しいのならね… 彼女があのままになるようなら、私はあなたがたを…許しはしません…
 それだけは、間違いありませんよ……?

 と、ぐぃ‥‥とパトラにショートソードの刃を押付ける。
 少しでも動けば‥‥血が吹き出るだろう。
■ パトラ To:クレフ
 あわわわわわ(^^;;;;

 慌てふためくパトラ。
■ パトラ To:ドナン
 ど、ドナン〜〜〜(^^;;;
 信者を増やすのは後にして‥‥とりあえず森のお嬢さんを元に戻して差し上げなさい(^^;;
 ほら、彼女は‥‥キミに信仰する神にはあまり‥‥

 と、慌てながらも‥‥なるべく首を動かさないように説得するパトラ。
 ドナンはどう、反応するのか‥‥
■ ドナン To:パトラ
 あ、あにじゃぁ〜〜〜〜〜〜
 ‥‥‥
 せっかくの信者を‥‥

 いまいち踏み切れないようです。
■クレフ To:ドナン
 そーですか…信者を増やしたいんですか…
 なら、今すぐ増やしてあげてもいいんですよ!?
 この人を神の御許へ送ってあげれば、+1ですッ!

 と、大げさな動きでパトラの首の皮1枚を切り裂く。
 ショートソードが動いた軌跡を。うっすらとした血が彩る。
■ パトラ To:クレフ
 ‥‥‥(^^;;;;;;;;;;;;

■ パトラ To:ドナン
 ドナン〜〜〜〜〜

 かなり。情けない声をあげるパトラ。
■ ドナン To:パトラ
 あにじゃぁ‥‥‥
 むぅ。
 あんな小娘と‥‥兄者は‥‥むむぅ。しかたがない‥‥‥

 と。どうやら。やっと観念したそうです。

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp