2日目・礼拝所 | Scenario #66 |
おかしなおかしな 看板さがし |
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オランの街 路地裏 |
マイリー神殿より歩くこと2時間。ちょと薄暗い路地の方へと案内されたイルミナとラウルであったが、途中までの道は昨日筋肉質の若い男を追跡した道と同じであると二人とも気づいたようだ。
路地をとことこと歩いていくと、イルミナとラウルに見なれた顔が。
イオスだ。
■ 青年(独り言) |
‥‥‥?なんですか、あの人は‥‥ |
路地に人がいるのが珍しいのであろういか。イオスの姿を見た青年は少し怪訝な顔をする。
■ 青年 To:イルミナ&ラウル |
えっと‥‥ここが私達の礼拝所ですが。 どうします? |
■ イルミナ To:青年&イオス |
あっ、ちょっと待ってくださいね イオスさ〜ん(^^ こっち、こっち〜 |
と、にこやかにイオスに手を振る。
■ イルミナ To:青年 |
あっ、彼、私達の仲間なんです(^^ |
■ 青年 To:イルミナ |
‥‥‥?? この、路地にた少年がですか? |
■イオス To: イルミナ |
あの〜イルミナさん、どうしてここが |
思わず小声でイルミナに話しかけるイオスであったが、それに対しイルミナは
■ イルミナ To:イオス |
この方が礼拝所までご案内下さいまして(^^ |
■イオス To: イルミナ |
あ、そうなんですか |
と。ニコニコと話している。
■ イルミナ To:青年 |
えっと、それじゃすいませんが中へいれて頂けますか? |
■ 青年 To:イルミナ |
‥‥ん‥‥‥ちょっと待ってもらえます? 先に質問に答えていただきたいのですがよろしいですか? どうしてこの少年が私達の礼拝所前に居るのですか? |
怪訝そうな表情です。
■ イルミナ To:青年 |
えっ?何か変ですか? あなた方のことは全く隠蔽された情報ではありませんし、彼が集めた情報からこの礼拝所にたどり着いていたとしても不思議はないと思いません?(^^ ただ、私達のように案内されてきた訳ではないので中には入れずにいたのだと思いますけどね(^^; |
ごく当たり前のように。笑顔を絶やすことなく振る舞うイルミナ。
■ 青年 To:イルミナ |
では、礼拝所の場所が判ったのならば、なぜ彼は扉をノックしないのですか? 別に私達の礼拝所は秘密とか、そのようなものではありませんし。 訪ねるのならばノックして直接訪ねればよいじゃないですか。 それを‥‥路地の陰からじっと入口付近を伺うだなんて。何かおかしいと思われてもしかたがないと思いますがねぇ? |
と。少し眉をひそめています。
■ イルミナ To:青年 |
ん〜どうご説明したらいいかしら... 確かに彼があなた方と同じ志を持っていてこの礼拝所を尋ねたのでしたら躊躇なく扉をノックするでしょう ですが、私達は冒険者としてあなた方との接触を願って礼拝所を探していました ですから、正式に紹介を受けてこちらへ来た訳ではない彼は、念には念をといった意味で中には入らなかったのではないかしら? 外で待っていれば誰かが出てくることも考えられますよね? そういう方に後日、今日私たちがあなたに話し掛けたように正式なコンタクトをとるといった方が、話がしやすいという判断をしたのではと思います うまく説明できませんが...ご納得頂けないでしょうか? |
■ 青年 To:イルミナ |
‥‥‥ふむ。 まぁ‥‥まだ少年のようですからね。どのようにアプローチをすればよいのか判らなかった‥‥のかな? まぁ、路地にあるようなところですから。ノックをするのもためらわれたのかもしれませんしね。 ではどうぞ。 お嬢さんを案内するには、あまり綺麗な所ではありませんが‥‥あ、もちろんお連れのお二方もどうぞ。 |
と何もかかれてない扉をあける青年。
マイリー神殿で話していた時はだいぶおどおどしていた口調も、今はだいぶなめらかなものとなっている。
■ イルミナ To:青年 |
ありがとうございます(^^ では、失礼します |
一礼をして部屋に入る一行。
オランの街 礼拝所 |
礼拝所の内部は、お世辞にも広いとは言えない広さではあったが、逆に狭いとも感じない広さであった。
2〜3人の信者らしき人物が。熱心に祈りをささげている。
■ イルミナ To:青年 |
あっ、案内までしていただいたのにまだお名前を伺ってませんでしたね(^^; お名前はなんていうんですか?(^^ |
■ 青年 To:イルミナ |
あ‥‥私の名前ですか。 パトラ、と申します。 どうも女性みたいな名前で‥‥少し恥ずかしいんですけどね‥‥ |
と、ぽりぽりと頬をかいています。
■ イルミナ To:パトラ |
あら、そんなことないですよ。素敵なお名前です(^^ こちらは信者の方がお祈りを捧げる場であって司祭様とかは尋ねてこられたりはしないのですか? |
■ パトラ To:イルミナ |
あ、どうも(*^^*)。 ここは信者だけですね。 司祭はここにはおりません。 |
■ イルミナ To:パトラ |
そうですか... それにしてもみなさん熱心にお祈りしてらっしゃいますね(^^ えっと、みなさん「武具」を信仰されているとお聞きしましたが、何か特定の武具を崇めるのですか?それとも武具全般なのかしら? |
■ パトラ To:イルミナ |
特にどの武具‥‥というのはありません。 健全な精神が肉体に宿るのと同じように。健全なる武器にもまた健全な精神が宿る‥‥と考えておりますので。 |
よくあたりを見渡してみれば。プレートメイルやバトルアックスといった武具が飾られている。
内容を知らない人が見れば、武器屋にも見えるかもしれない。
■ イルミナ To:パトラ |
なるほど〜、私の武器もなかなか健全ですよ(^^ ちゃんとお手入れしてますからね(^^ ほらっ、この柄のところ狼のレリーフが彫ってあるでしょ? 私ずっと森で育って、そこでは狼たちとお友達だったんです(^^ だから自分の武器に狼を施してもらって...彼らと共にあることで見えない力に守られてるんじゃないかって思えてくるんですよね〜(^^ ....あっ、ごめんなさい。なんかぺらぺらと(^^; え〜っと、それで、こちらが礼拝所だということですが、ほかにも施設とかあるんですか? |
■ パトラ To:イルミナ |
武器の手入れは‥‥それは良いことです(^^ 他の施設ですか? あるにはあるのですが‥‥それはとても遠いところなんですね。 一度で良いですから訪ねてみたいのですがね‥‥ |
とため息をつく。
その後もいろいろとイルミナが話しかけたのだが。パトラはごにょごにょと言葉を濁すのであった。
その後、少し世間話じみた話をした後、イルミナ達三人は銀の網へと帰っていった。
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