SW-PBeM Scenario #65

1章 リーダー選出!
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銀の網亭  酒場「幸せの木」個室

 いち早くパーティーを結成した、
魔術師のメルディス、
エルフの精霊使いフィリス、
ドワーフの詩人にして戦士のクラウディア、
神官・魔術師のリシティア、
シーフのキャンドル、
そして今回初めての冒険に参加する戦士のユウル。
一行は、さっそく個室を借り受けると、冒険の準備を始めた。
■ フィリス To:ALL
さて…じゃあまず何か注文しちゃいましょうか。
皆さん何にします?

■ メルディス To:ALL
んー、そうですね。
せっかくですし、簡単に食事も済ませましょうか?
この時間からならすぐに仕事の方も開始できるでしょう。
まぁ、どんな依頼かにもよりますけどね(笑)

■ キャンドル To:ALL
そうね、良いんじゃないかしら?
食べられる時に食べるのは冒険者の基本だし、食事しながらお話した方が親しくなれるって言うしね。

ここの名物って何だったかしら?

■ ユウル To:ALL
何かおいしい名物があるなら、食べてみたいな。
ここのところ、切り詰めた食生活だったからさ(苦笑)
冒険にでる前くらいはおいしいもの食べたいし(笑)

■ クラウディア To:ALL
名物かどうかは知らないけれど、ここのおやじさんのシチューはあたしは好きだね。
以前頼んだことがあるけれど、程良くだしが利いていて、煮込み具合がちょうど良くて、味も香りもお薦めだよ。
あったまるし、いい感じに腹にたまるし……簡単に食べるにはいいんじゃないかね。
なんだったら頼んでこようか?

■ リシィア To:ALL
クラウディアさまの説明を聞いていたら、なんだか私もシチューが食べたくなってきました。
せっかくですから、それにしましょうか?(^^)
他に名物があるようでしたら、それも頼めば良いですしね。

■ クラウディア To:リシィア
それじゃシチューと……あとは……
……ちょっとまっとくれよリシィア嬢。
頼むから“さま”づけはやめとくれ。
そんなえらいさんでもなんでもないんだからさ(^^;
あたしのことは、ただのディアとでも呼んでおくれよ。

■ リシィア To:クラウディア
あ……申し訳ありません、クラウディアさま。
どうかお気になさらないで下さい。
古代語魔法を教えて頂いた先生から、そのように躾られましたので……。

■ キャンドル To:リシィア
何か、他人行儀で落ち着かないわね(苦笑)
呼べるようになったらで良いから、その時は呼び捨ててね。

■ リシィア To:キャンドル
はい、分かりました。キャンドルさま(^^)

 そう簡単には、呼び捨てに出来そうもない。
■ キャンドル To:リシィア
・・・・・(苦笑)
(冒険中にきっと呼び捨ててくれるようになるわよね・・・)

 自己紹介も終わり、そろそろいい具合にお腹も空いてきた頃。
 タイミング良く、扉をがノックされた。
■ おやじ To:おおる
注文は決まったか?
ユウルにとっては初仕事だ。
しっかり腹ごしらえして行けよ。

■ メルディス To:おやじ、ALL
ええ、ちょうど決まったところです。
クラウディアからここのシチューは最高においしいと聞きましてね。
そういうことなら是非一度食べさせてもらおうと言うことになりまして。
シチューを人数分いただけますか。
飲み物の方はノンアルコールのものを適当に人数分ください。

みんな他に何かいりますか?

■ おやじ To:メルディス
ちょ、ちょっと待ってくれ。
…………普通のシチューじゃだめか?

■ フィリス To:マスター
じゃあ普通のシチュ…普通の?普通じゃないのがあるんですか?
どうせならそっちも食べてみたいんですけど…何かあるんですか?

■ リシィア To:おやじ
……普通じゃないシチューとは……黒かったりするのでしょうか……?(^^;

 過去に「黒」でなにかがあったらしい……。#詳しくは#50参照のこと。
■ おやじ To:おおる
いや、なに、うちの名物の「きのこのシチュー」は、悪いが品切れでね……。
…………!

いやぁ、せっかくのあの美味いシチューを食わせられないのは非常に残念だな。
あの芳醇なきのこの香り、噛みしめるたびにもう口の中に広がって……。
きのこさえ手に入れば、すぐにでも作ってやれるのに……。


■ フィリス To:マスター
そんなに美味しいんですか…うー…。
手に入る宛とかないんですか?

■ キャンドル To:おやじ
そうそう、それに、そこまで言われちゃあ、食べない訳にはいかないわ。
市場でそのきのこ仕入れてきてよ、その間店番くらいするわよ。

■ おやじ To:キャンドル
そんな簡単な物だったら、とっくに仕入れてるさ(苦笑)
ここから二日ほど行ったところにチャダイ村って所が有るんだが、その近くでとれるんだ。
いつもなら、そこの村の奴が売りに来るんだが、最近途絶えがちでな。
で、とうとう無くなっちまったのさ。

■ フィリス To:マスター&ALL
へぇ、それは大変ですねー…。
名物料理が出ないとなると死活問題じゃないですよね。
人手はたくさんあるんですから、依頼とかにしないんですか?
「チャダイ村のきのこ、調査依頼」って。

■ おやじ To:フィリス
まぁ、あれだけが料理ではないから、そのせいで店がつぶれるって事はないが……確かに、痛いな。
それに、依頼は来てないな。
……そこでだ。
お前達、もし暇なら様子を見てきてくれないか?
そうしたら、美味いシチューをたらふく食わしてやるぞ。

■ メルディス To:おやじ
これから依頼を探そうかってパーティに向かって、
「暇なら・・」ってのはないでしょう(笑)

 全くだ(苦笑)
■ クラウディア To:おやじ
暇……かい(苦笑)
あたしらも、これから仕事の依頼を見に行こうとしていたんだけれどね。
まあ、片道2日じゃ往復でも4日だし、たいした日数かかるわけでもないか。
名産物を売りに来ないっていう村も心配といえば心配だし……。
どうするね、みんな?

■ おやじ To:おおる
行き帰りの飯ぐらいは用意してやるぞ。

■ フィリス To:ディアさん、マスター、ALL
行くのはかまいませんよ。面白そうですし♪
でも…報酬がたらふくシチューだけですか?うーん…。
やっぱり少しは現金収入が欲しいところなんですけど。

■ おやじ To:フィリス
もし何か問題が起こってるなら、仕事の口もあるかも知れないぞ。
その場合、飯の種は、現地で調達できるんじゃないか?

■ フィリス To:マスター&ALL
うーん…それもそう、かな?
みなさんはどうですか?

■ リシィア To:ALL
マスターさまにはいつもお世話になっていますし、私はお引き受けしても良いと思いますけれど……。
それに、名産品を売りに来ない村というのも、やはり少し気になりますよね。

■ メルディス To:おやじ
調達できない場合の方が多いと思いますね。
ま、ここでオヤジさんに借りを作っておくのも悪くは無いですが(笑)
ただ、やはり少しは現金での収入もいただきたいですね。

■ キャンドル To:おやじ
おやじさん、行き帰りの飯だけってのは、いくらいつもお世話になってるおやじさんでも、むしが良すぎないかしら?
お客さんもいっぱい居たみたいだし、お小遣い程度でも出してくれても良いんじゃな〜い。

 と、何時の間に移動したのか、かおやじにすりより、猫なで声&上目遣いでお願いする。
■ おやじ To:キャンドル
そう言われてもなぁ。
別に、行ってくれないのなら、それはそれで構わないことだし……。

……そうだな、300ガメルぐらいならだしてもいいぞ。
それに、今回の宴会代をチャラっていうのはどうだ?


■ ユウル To:ALL
ご飯おごって貰えるなら喜んで〜って、私だけかな(笑)
村のこと気になるのは確かだし、何かありそうな気もするし。
みんないこうよ〜。

あ、そう言えばリーダーって決まってなかったんだっけ?
こういうときはびしっと決めてくれる人がいるといいんだけどな(笑)


■ メルディス To:おやじ
きのこを取ってくるだけですからね。
最高のシチュー+道中の食費+宴会費+300なら、俺に異存はないですよ。

■ おやじ To:メルディス
お、さすがリーダー、話が分かるねぇ!
この酒はおごりだ、飲め飲め!

 どこから取り出したのか、おやじは酒瓶をメルディスの口に突っ込む。
■ メルディス To:おやじ
ちょ、ちょっとおやじさん!
俺が飲めないって知ってるでしょう!?
それに、俺がリーダーだと決まった分けじゃ・・ウグ。

 哀れ、メルディスの抗議は親父の酒に阻まれ言葉にならない。
 言葉にならない抗議は、効力無いわな……合掌。

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