船着き場 |
6人のうち半分が戦闘不能になったと見るや、AとBは身を翻して全力で逃走していきました。足の速い二人はすぐに視界から消えました。それに気づくやエデンに組み伏せられていたDも降参しました。
ルリィに続いてルードも俯せに倒れているリーベルトの様子を見てみましたが、後頭部に軽い出血痕が残っていましたが、それ以外にさしたる怪我ありませんでした。なかなか気絶から目覚めないようで、どうやらブラックジャックで殴られていた可能性が高そうです。
■ルリィ |
リーベルトさん・・・・怪我がひどくなくて良かった・・・(ほっ) |
■ルード To:ALL |
ふぅ………(自分たち以外に)死人はでなかったし、とりあえずは一安心ってところか。 あいつら(AとB)にも逃げられたし………どうする? |
■レヴィック To:ラヴィ&ルード&ALL |
…ラヴィちゃん…は、大丈夫? ひとまず休憩してこの人に事情を聞かないとねぇ…。 |
と言いながらDを指差します。
■ラヴィ To:レヴィック |
大丈夫よ、ちょっとびっくりしただけだから・・・^^; それよりエデンちゃんの傷の方が・・・。 |
心配そうにエデンの様子を見ています。
■えでん |
ぎにゃ〜!!痛いにゃん!もう死ぬにゃん! |
過剰に転げ回ります。
■エコー To:エデン |
エ…エデンさま! 傷は思ったよりも浅そうですわっっ(^^; |
エデンの迫力ある回転に、中々傍へは寄れません。
■ラヴィ To:エコー |
うぅ、早く治療してあげて〜(>< |
■エコー To:ラヴィ&エデン |
エ…エデンさま、ラヴィさま!!ど・ど・どうしましょう。わたくしもう、回復魔法切れなのですっっっ(^◇^; |
■ルリィ(独り言) |
エデンさん、まだ演技中なのでしょうか…? |
■レヴィック |
……っていうか…これはホントにエデンちゃん?! |
■エデン To:レヴィック |
酷い・・・ラヴィ様の事は心配して、私はニセモノ呼ばわりなんてあんまりですわ。 |
さて、エデンも回復して一段落したところで、フレイムはDの詰問を始めました。
■フレイム To:D |
・・・まずは貴様達の雇い主を言え・・・まあ・・想像は易いがな・・・。 それともう一つ・・・逃げていった奴等の名を言え。 |
Dの胸座を軽く掴み問います。
■D To:フレイム |
ま、まってくれ。 その前に命だけは助けてくれ。頼む。 あんたらには手を出すつもりはなかったんだ。 |
■フレイム To:D |
・・・牙剥かぬ者に、向ける刃は持ってはいない。 |
いくらか落ち着きを取り戻し、Dから手を離します。
■D To:フレイム |
たすかった、ありがてぇ。 え、と………で、雇い主だったっけ? |
■ラヴィ To:ALL |
・・・ふぅ、本命はあっち(A&B)だったみたいね。 どうする?この人(D)役に立ちそうな情報は持ってないみたいだけど・・・。 |
■レヴィック To:ラヴィ |
…そうねぇ……官憲にでも突き出しておけばいいんじゃない? |
■フレイム To:D |
・・・両方逃がしてしまったか・・・。 それで、その二人について、他に知っている事は? |
■D To:フレイム |
え。え………っと……… あいつらが話し合ってるときは東方語じゃなかったな。西方語だったと思う。俺達に話しかけるときは共通語だったし。 名前が………本名かどうかはしらないけど、ベイトとアールだった。 |
■ルリィ To:ALL |
西方語ですか……懐かしいな(^-^) 以前あちらを旅していたこともあるので、もし彼等が西方語で密談していた時はお任せくださいねv |
■レヴィック To:ルリィ&D |
あら、そうなの。アタシこっちの言葉しか分からないから頼もしいわね。 ところで、その2人が仕事をとってきそうなところとか、溜まってそうなところに心当たりはないの? |
■D To:レヴィック |
悪いけどしらない。 俺達は冒険者の酒場‥‥‥つってもかなり柄の悪いところだけどな。そこで屯していたところに声をかけられただけだからな。 |
■レヴィック To:D |
そう…そうなるとホントにお手上げね(^^; |
そこにしばらくだまったままだったルードが唐突に口を開きました。
■ルード To:レヴィック |
いや………西方語を使う二人連れだろ……… でもってシーフだろ………。その線で探してみればなんか分かるかもしれないな……… |
■レヴィック To:ルード |
なるほど、そういうものなのねぇ。 アタシてっきりオランみたいな大きな町だと西方語ですら珍しくないと思ってたわ。 |
■ルード To:レヴィック |
東方語を使うヤツに比べればずっと少ないはずだ。 ましてやシーフは人の場所拠点に行動ヤツが多いから……… 遠くから雇われてきたか、もしくは本当にオランを中心に動いているか、かな。 後者だったらすぐに見つかるだろうけどな。 |
■ラヴィ To:ルード |
そうね。ベイトとアールっていうのは偽名でしょうけど、それも一応あたっときましょ。 |
■レヴィック To:ラヴィ&ALL |
さて、なにはともあれ。あの人は官憲にでも突き出すとして…そろそろリーベルトさん起こしてお屋敷に行かない??こんな調子じゃぁ日が暮れちゃうわよ(笑) |
■D To:レヴィック |
あ、いや、あの、出来れば殺人未遂って〜のも辛いから官憲も勘弁して欲しいかな〜って思うわけで……… |
あわてふためくあまりに口調が変わっていたりします(笑)
■ラヴィ To:ALL |
(ぐさっ・・・・あ、あれは正当防衛よね(ーー;)) 雇い主がはっきりしないんじゃ連れて行っても邪魔なだけよね。 |
■フレイム |
・・・当然だな。襲って来た者を野放すつもりも無い。 |
■D To:ラヴィ |
ひぃ〜えぇ〜、おたすけ〜〜〜〜〜 |
■レヴィック To:D |
ま、人生やり直しは聞くものよ?頑張ってらっしゃいな。 |
■ルリィ To:D |
悪人に人権はない、って何かの本で読んだことありますし……。 これはもう、諦めるしかないですね(にっこり) |
スレ○ヤーズのことでしょうか(笑)
■D |
い〜〜や〜〜だぁ〜〜〜〜〜 |
■エコー |
…訳もわからずいきなり襲われたわたくし達の方がよっぽどイヤですわ(^^; |
■エデン To:エコー、D |
きっと、この方も好きでやったわけでは御座いませんわ。 偽名すら名乗れず、最後まで識別記号で呼ばれるほど冷遇されておりますのよ。 さあ、涙をお拭きなさいな。 貴方は運がよろしいのね。 私がお相手でなかったら、そこに倒れている方のように殺されていたところでしてよ。 |
ハンカチを貸してあげます。
■D |
お〜〜た〜〜す〜〜けぇ〜〜〜 |
こうしてラヴィの一言で官憲送りが決まったDの叫びは倉庫街付近に響き渡りましたとさ(笑)
倉庫→ルハイム邸 |
それからしばらくしてようやくリーベルトは目を覚ましました。
まだ後頭部が痛むらしく、殴られたであろう箇所を抑えつつゆっくり起きあがりました。
目の焦点を定めようと軽く頭を振って辺りを見回し状況把握に努めようとしましたが、ルードの姿を確認するとあわてたように立ち上がりました。
■リーベルト To:ルード,ALL |
兄さん、無事だったんですか!? 良かった………安心しました………。 皆さんも………大丈夫ですか? |
■ルード To:リーベルト、ALL |
俺は大丈夫だが………お前らは? |
■フレイム To:ルード |
こちらにも…(一度エデンに視線を移す)…さして被害は無い。 ……俺に至っては…相手にもされなかったようだ。 アールと言う方か?……次に相対したならば…決して遅れはとらん。 |
■エデン |
今後は背後にも注意致しませんと……。 ラヴィと言う方でしたかしら?……次に相対したならば…猫のエサに加工して差し上げますわ。 |
■エコー To:心の声 |
うわぁ〜(^◇^; カリカリになさるのかしら…。それともエデ缶?(猫缶のエデン版の事らしい) |
■ルリィ To:心の声 |
ラヴィさんを猫のエサ・・・貴族缶、とか高級そうですねぇ・・・。 おいしいのかなぁ? |
戦闘で精神力を使い果たしたためか、思考回路がほえほえ状態(笑)。
■ラヴィ To:エデン |
(ぐさぐさっ!) お、おいしくしてね・・・(ノ_・。) |
■フレイム To:エデン、ラヴィ |
・・・いや、仲間同士で相対するのは、止めて欲しいのだが・・・(−−;;; |
■ルリィ To:フレイム |
え? あれって2人がじゃれあってるんじゃないんですか?? |
■レヴィック To:フレイム |
まぁ、冗談でしょう、大丈夫だと思うけど?(笑) 仲がいいのはイイことよ♪ |
■エコー To:エデンたち |
ええ、本当に羨ましいですわ(^-^) |
■フレイム To:ルリィ、レヴィック、エコー |
・・そうか・・・ならいい・・・・・のか?(−−; |
■エコー To:フレイム |
ふふっ(^-^)……そのとおりですわ♪ |
■ルード To:リーベルト |
それはそうと、お前自身は大丈夫なのか? 頭を打たれていたけど。 |
■リーベルト To:ルード |
えぇ………ちょっと後頭部が痛みますけど………。 兄さんと話していたら、いきなり後頭部に衝撃を感じてそのまま意識がとぎれて………気づいたらこうしていたといました………。 でも、意識もしっかりしてますし、ちゃんとたてますから大丈夫だと思います。 |
■ルリィ To:リーベルト |
まだちょっと痛いですか? ん〜・・・(リーベルトの頭をなでなでしながら) 痛いの痛いのとんでけ〜♪ ・・・・ね?(にこ〜っ) |
驚くリーベルトをよそに、ルリィはあどけない笑みを浮かべています。
■ルード To:リーベルト |
そうか………じゃあ、いこうか。 |
一行は次の襲撃があるかも知れないのでそうそうにその場を立ち去りました。
幸い何事もなく到着しましたが、家を目の前にするとルードは再び尻込みはじめました。
■レヴィック To:ルード |
どうかして? |
■ルード |
………やっぱり入る気が起きない………。 |
■フレイム To:ルード |
ふ・・・ん、気持ち解らぬでも無いが・・・まずは入るしかあるまい。 俺も・・・里に戻れば・・同じ心境になるのだろうな・・・・・・。 |
■ルード |
……………… |
ルードは一度フレイムの方を振り向くと、ためらいがちに門の前まで歩みました。
門の前で奥の方からやってきた使用人と二言三言言葉を交わすと、すぐに屋敷にいれられルハイムのいる部屋へと案内されました。部屋の前に立つと同時に部屋の扉がゆっくりと開かれました。その扉からルハイムが妻に肩を借り、一歩一歩踏みしめながらやってきました。
ルードの姿を認めたルハイムは大きく目を見開くと一言一言を絞り出してきました。
■ルハイム To:ルード、ALL |
おぉ……、ルドリック……… よく………帰ってきてくれた……… |
■ルード To:ルハイム |
………落ちぶれ果てたもんだな。 遊びが過ぎたんじゃないのか。 話くらいは聞きに来てやったよ。 |
■ルハイム To:ルード、ALL |
………そう思われても仕方ないことをしてきたからなぁ………。 (一行の方を向いて) |
■フレイム To:ルハイム |
・・・わかった。最早我等が立ち入る事ではない・・・。 |
ルードとルハイムが部屋にはいると、リーベルトは一行を応接室の方に案内しました。
■リーベルト |
もうしばらくかかると思いますのでこの部屋でくつろいでいてください。 |
■エコー To:リーベルト |
ありがとうございます(にっこり♪) |
■フレイム To:ALL |
・・・どうする?襲ってきた者達の事もある。 まだ終るべき時ではない・・・再び襲ってくる可能性もある。 |
■エコー To:フレイム&ALL |
わたくし達が受けたご依頼はルードさまをルハイムさまの元へお連れする事…。 襲撃者はそれを阻止しようと襲ってきたのでございましょう? お二人が既にお会いになっていらっしゃっても、わたくし達はまだ襲われる可能性があるのですか? |
■レヴィック To:フレイム&ALL |
っていうか…まだ報酬もらってないわよ(笑) ま、ルードさんがこのままここに留まる…なんてことなさそうだけど、この後どうするか聞いてから…くらいでいいんじゃないの? |
■ラヴィ To:ALL |
おとなしく待つしかないってことね。 今はあれこれ考えてもしょうがないわ。 ゆっくり休んでおきましょう。 |
■ルリィ To:ラヴィ&ALL |
えぇ。とりあえずはお休みしたいですね〜。 なんかもお・・・思考が空回りしてて・・・・・(^-^;; |
■フレイム To:ALL |
・・・そうだな・・まだ終ってはいない。 |
それからしばらくして、ルードが部屋から戻ってきました。
■ルード To:ALL |
………迷惑かけたな。話は付いた。 依頼料を渡したいから、おやじが来てくれってさ。 |
ルードの心境に少し変化があったのでしょうか、自分の父の呼び方が変わっていました。
■レヴィック |
(それなりに、和解できたみたいねぇ…。) |
■ルリィ To:ルード |
(あ、呼び方が変わってる……) お父さんとはなかよく出来ましたか?(にこぉ〜) |
■ルード TO:ルリィ |
………少しはな。 |
■フレイム To:ルード、ALL |
・・・・そうか・・話は付いたか。 ・・では、次は我等の話を付けに行こう・・。 |
■レヴィック To:フレイム&ALL |
ま、ここでぼけっとしてるわけにもいかないわね(笑) |
一行はルハイムの待つ部屋に移動しました。