SWPBM#63

すれ違う想い

Chapter6:突然なる襲撃者!

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銀の網亭

二日後。一行は帰路も、レヴィックがパーティー全員分の宿代を立て替えたり食事代を全部立て替えたりした以外は、何事もなく銀の網亭に戻ってきました。
宿につくとルード達は一旦、自分たちが間借りしてる部屋に荷物を置きに戻りました。
彼らが降りてくるのを待っていると銀の網亭の扉を場違いな整った服装をした、青年がやってきました。
リーベルトでした。店内を見回し、一行を見つけるやまっすぐにやってきました。
■リーベルト
あ、探しましたよここ数日間。
どちらにいらっしゃったんですか?

■ルリィ To:リーベルト
Σあっ。ごめんなさい、行き先を連絡するのを忘れておりました(ぺこり)
ルードさんの情報を掴んだので、そちらの方に足を運んでいたんです。
……ところで…私たちを探したとは、ルハイムさんに何かあったのですか?

少しだけ心配そうに、リーベルトを見上げました。
■フレイム To:リーベルト
ああ、そうか、連絡も無く街を離れていたからな・・・。すまなかった。

■フレイム To:ルリィ
煤i−−(聞き辛い事をさらりと・・・)

■リーベルト To:ルリィ
あ、いえ、父はここ数日は比較的体調は良いようです。
私があなた方を捜していたのは、まずお詫びがしたかったので………。

私の弟がご迷惑をおかけしたようで………申し訳ありません(_ _)


■フレイム To:リーベルト
(−−;(何事も無かったか・・・良かった・・・)

■ルリィ To:リーベルト
ルハイムさんのお加減が良いと聞いて、安心しました(^-^)

ケイヒルさんのことは、別に貴方が謝ることなんてありませんよ。
特に気にしてもいませんし・・・だからほら、頭なんて下げないでくださいね(にっこり)

■リーベルト
ところで兄の消息が分かったと仰いましたが、今どちらに?

どうやら未だにこの宿にいることを知らないようです(笑)
■フレイム To:リーベルト
彼なら、先程部屋に戻ったところだ。少しすれば降りて来るだろう。

隠す事とは思ってないので聞かれれば素直に答えます(笑)
■リーベルト To:フレイム
はぁ………部屋といわれましても………。
まさかこの宿にいるのでしょうか?

やっぱりまだ知らないようです(笑)
■エコー To:心の声
え〜〜と…。
これが噂に聞く”てんねん”というものなのでございましょうか?(^-^;

■レヴィック (独り言)
いくら冒険者になってるとは言え…ここに居る所までは知らなかったのね(^^;

■ルリィ (独り言)
リーベルトさん・・・・外見は切れ者って感じなのに(^-^;;

■フレイム To:リーベルト
・・・いや、だから降りてくると言ったのだが・・・(−−

■ラヴィ To:リーベルト
そのまさかよ。お兄さんはちゃんと連れてきたわよ^^

■レヴィック To:リーベルト
お兄さんはここに部屋を間借りしてたみたいよ。

■リーベルト To:レヴィック、フレイム
あ、失礼しました。
それにしてもこんな近くにいたとは………
それで兄はなんと言っておられましたか?家には戻ってくるのでしょうか?

■ラヴィ To:リーベルト
それは・・・・・お兄さんから直接聞いた方がいいわね。

■フレイム To:リーベルト
一度親と会う事は、納得してもらった。その後の事は、わからない。

■レヴィック To:リーベルト
ま、なんにしても。彼が降りてきたら一緒に行くから…。ああ、なんだったら貴方も一緒にどう?

■えでん To:リーベルト
めちゃめちゃルハイムにゃんに怒ってたにゃ〜。
しかも全然戻る気なさそうだったにゃん。これっぽっちも。
連れてくだけで精一杯にゃ。

■レヴィック (心の声)
(……“にゃん?”“にゃ〜”??
エデンちゃんってばどうしちゃったのかしら…悪いものでも食べた?!)

■リーベルト To:レヴィック、エデン
はぁ・・・やはり怒っていましたか・・・
実はそのことで、兄に父より先にあって説得してみようと思ってこうして参ったのですが・・・
兄は私にはよくしてくれたのですこしは話を聞いてくれるかもしれないと思ったわけで・・・
話くらいなら聞いてくれそうでしょうか…?

■エコー To:リーベルト
…真心を込めて接すればその気持ちは相手の方に通じるものですわ。
リーベルトさまのお気持ちもきっとわかって下さると思います。(^-^)

■リーベルト To:エコー
そうですよね、ありがとうございます(^^)

そうこう話しているところに、上の階から大きな足音がやってくるのが聞こえてきました。
足音の持ち主は一行が話していた相手を見るなり驚愕の声をあげました。
■ルード To:一行、リーベルト
待たせたな・・・

……な……リーベルト!?
…ずいぶんと久しぶりだな…何でお前がここにいるんだ?


■リーベルト To:ルード
そうだね、十数年ぶりだね………。

あ、失礼。
ここに来たのはもちろん兄さんに戻ってきてもらうためです。
父さんは本当に体調が悪いんです。いつ死んでもおかしくないくらい………。
兄さんが父さんを嫌うのも分かりますけど、父さんにもそれなりの理由があったんです。

………今ここで話すのもなんですから、家に行く途中で私の話を聞いてもらえませんか?


二人はそれから話し続けていました。語調が強くなることもあれば穏やかになることもありました。
しばらくして話し終わると、ルードは一行の方を向きました。
■ルード To:一行
待たせて悪いな。
悪いが家に行く前にリーベルトの話を聞くことにしたよ。
お前らも一緒に来るか?

■ラヴィ To:ルード&ALL
そうね、二人が構わないのなら御一緒したいけど・・・。
みんなはどうする?

■フレイム To:ラヴィ&ルード&ALL
ああ・・・其方が良いと言うなら、同行させてもらいたい。

■ルリィ To:ラヴィ&ALL
ここで待っているのもなんですし・・・・。
お2人が宜しければ、皆で御一緒しませんか?

■エコー To:ALL、リーベルト&ルード
ええ(^-^)もちろんご一緒いたしますわ。
ルハイムさまの元にお連れする事こそ、ご依頼頂いたお仕事ですし…。
(リーベルトとルードに向かって)よろしくお願いいたしますわ。

■リーベルト
あ、はい………分かりました。では、行きましょうか。

こうして、一行はリーベルトとルードを先頭に高級住宅街へと向かったのでした。

船着き場

一行はリーベルトの案内の元高級住宅街に向かっていましたが、途中道を大きく外れました。疑問に思いつつそのまま進んでゆくと、港のある商業区にやってきました。
端の方にある大きな船や倉庫が建ち並ぶ一区画までやってくると、振り返ってゆっくり話し始めました。
■リーベルト To:ルード
兄さんは知らないでしょうけど、父さんは兄さんのお母さんが亡くなって以来、少しでもそれを償うためにこうしてここまで貿易業を続けて大きくしてきたんですよ………。
行く行くは兄さんにその財産を全て譲渡して、苦労させた分、少しでも楽に暮らせるように、って。ここら一体の船や倉庫のうち、いくつかはうちものですし。

兄さんが父さんを嫌うのも分かりますけど、父さんは今は昔の行いを悔いているんです………。
………少しつっこんだ話をしたいので二人で話させてもらいたいんですけど、良いですか?


■ルード To:リーベルト、一行
別に構わないぞ。

(一行の方を振り向いて)
ちょっと待たせることになるけど良いか?


■レヴィック To:ルード&リーベルト
…まぁ、構わないけど……。あんまりゆっくりしすぎないようにね(^^;あたし達はここで待ってるから。
あ、疑うわけじゃないけど…視界に入るトコロには居て欲しいわね…。

■エコー To:ルード&一行
ええ…。本当に、あまり遠くまでは行かないで下さいね?

こんなに倉庫が立ち並んで居ては、はぐれてしまってからでは見つけられないかもしれませんものね(^-^;

■リーベルト To:ALL
あ、はい、わかりました。
そうですね…それでは皆さんの目に入るようにあそこの倉庫の角ということで。
あそこなら話し声も聞こえないでしょうし、視界に入るでしょうから。

そう言うと、リーベルトは100メートルほど離れた倉庫の脇までいきました。二人はかなり近づいて話し始めました。
一行がいる位置からは二人がいる位置を見ると、ちょうど影になっていて二人とも見づらくなっていましたが、かろうじてルードは確認することができました。

■フレイム To:ALL
・・少し、周辺を警戒しようと思う・・
多少、不安な要素が残っている。

■ラヴィ To:フレイム
あ、まってフレイム。
たしか、遠くの会話を聞き取れる魔法があったわよね?ちょっと使ってもらえないかしら?

リーベルトを信用していない訳じゃないけど、
なんだか力ずくでもルードを家に戻って来させたいような感じだったから、ちょっと気になるのよ・・・。


■フレイム To:ラヴィ
・・・あまり気は進まないな。
ルード自身、一度戻ることを承諾したのだ、これ以上踏み込むべきではない。

■レヴィック To:フレイム&ラヴィ
そうねぇ…確かに万が一ばれたときにイヤンな感じにならないかしら?
それよりも…2人が思ったよりも奥に行っちゃった事のほうが気がかりだわ。フレイムじゃないけど…そういう意味で不安要素がないわけじゃぁないし…。
ってことで、アタシその辺回ってくるから〜♪

2人とも視認できる位置まで、大回りで歩いていきます。(2人との距離はあまり縮めないように配慮します。)
■ルリィ To:ALL
もちろん心配は大事ですけど、お2人にも込み入った話があるのは確かでしょうし…。
まぁ無理に聞かずとも大丈夫じゃないですか?
それより…気にすべきは不安要素、かな……。

周りに怪しい人影がないかをさりげなく見回します。
■ラヴィ To:ALL
そうね、ちょっと気にしすぎだったかも・・・変なこと言ってごめんね^^;

気を取り直して二人を見守ります。
そうして十数分が経過したでしょうか。
一行の視界の先で話し込んでいた二人に異変が起きました。
二人の姿が倉庫の陰に消えたかと思うと低くくぐもった声がかすかに聞き取れる程度に聞こえてきました。
■(どちらかの声)
うぐっ………

その直後、ルードの大きな怒鳴り声が辺りに響き渡りました。
■ルードの声
てめぇら!何のつもりだっ!

■えでん To:All
(耳を反対向きにして空気抵抗を減らしてダッシュ)
ちょっと、見に行くにゃん。

■レヴィック
…何?良く見えないけど……。リーベルトさんが殴られたの??
まずいわねっ。

ルード達の下に走り、他の皆に状況を伝えます。
■レヴィック To:All
ルードさん達が変な連中に襲われてるわ。

■ルリィ
えっ!?
…嫌な予感って、やっぱり当たるものなんですね……

レヴィックの後を追って、慌てて走ります。
■ラヴィ To:ルリィ
・・・だから嫌な予感って言うのよ(苦笑)

軽口をたたきながらも剣を抜き放ち走り出しています。
■ルリィ To:ラヴィ
あ、なるほど(手ぽむ) ラヴィさんって物知りですね〜〜お勉強になりますv

走りながらも器用に、ラヴィへ感心した視線を送ります。
■フレイム
・・・チィ!

■エコー 
い…急がなくっちゃ、なのですわっっ(汗;)

エコーもウィップを握り締めてみんなの跡を追いかけます。


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GM オーイシ
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