SWPBM#63

すれ違う想い

Epilogue

■MAIN PAGE■9TH PERIOD INDEX<<INDEX<<BACK

ハインリッヒ邸

 ハインリッヒ邸での聞き込み組が聞き込みを終えた頃、酒場組がハインリッヒ邸にやってきました。
全員応接室に通してもらった後、リーベルトを横に一行は相談を始めます。
■エコー To:ハインリッヒ邸組
青山羊亭では特に収穫無しでしたのでこちらに押しかけてしまいました。
…途中で行き違いになるのが心配でしたけど、まだいらっしゃって良かったですわ。

■レヴィック To:エコー&ALL
それで、思ったよりも早かったのね。
でもご苦労様。

■フレイム To:レヴィック
ああ・・・多少、急いだからな。

■ラヴィ To:レヴィック
えへへ、面目ない(^^;

■ルード
どうだった、そっちは?

■ルリィ To:酒場組
んー。そちらは収穫なしだったんですか…。
ともかく聞き込みご苦労さまです。
――こちらですか? えぇ、いろいろ面白いことが聞けましたよ(微笑)。
そのことで、ちょうどこちらに来ていただきたかったので…来てくださって助かりました(^-^)

と、そこでルリィはリーベルトの方に顔を向けました。
■ルリィ To:リーベルト
これからルードさん襲撃の犯人について推理するのですけど、リーベルトさんもこちらにいらっしゃいませんか?
やはり貴方も犯人が気になるでしょうから……(謎笑)

■レヴィック To:リーベルト
……さて…と。
実はねリーベルトさん、アタシ達今回の襲撃にはアナタがかんでるんじゃないかと思ってるの、理由はいろいろあるんだけれどね。

こちらが一行の出した推理と結論です
■リーベルト
確かにそういう考え方も出来るかもしれませんが………
しかし、私だって被害を受けたのですよ?
事実、先に殴り倒されたじゃないですか………。

■ルリィ To:リーベルト
あら? 犯人が被害者を装うのって、推理小説の常套手段ですよ(にっこり)

■フレイム To:リーベルト
殴り倒されただけ・・・と言う事が、今では逆に不自然に思えてしまう。
少なくとも、現時点では最も、犯人に近い位置に居る。

■リーベルト To:ルリィ
あのぉ‥‥‥小説と事実を一緒にされても困るのですが………。
そ、それに証拠は?私がやったという証拠はあるのですか?

もはや、犯人の決まり文句とも言えるようなセリフです(笑)
■エコー
(リーベルトさま…顔色がお悪いですわ…)

■レヴィック To:リーベルト
襲撃にあった時にアナタとルードさん2人しかいないのにアナタが無傷じゃぁ違和感ありすぎるでしょ…。普通はそれくらい考えるものよ。

■ラヴィ To:リーベルト
そうそう、どうせなら一太刀くらい受けておくんだったわね。

■リーベルト
う………

これには何も答えられなかったか絶句しました。
■フレイム To:リーベルト
・・・真に後継者を減らすなら一人より二人・・・。
最低でも一人を減らす余裕はあったはずだ・・・・・。

■エデン To:ALL>ルード
皆様、それくらいにして下さいまし。
状況だけで、ご兄弟を害そうとしたと疑われてはリーベルト様もルドリック様も気分が悪いですわ。

リーベルト様が違うと仰るなら、ルドリック様もご兄弟を信じますでしょう?

■レヴィック To:エデン&ルード
……それもそうねぇ…(^^;
まぁ、どっちにしてももう二度と襲ってくるような人間が出なければ問題ないのよね〜。ルハイムさん自身は別に誰が犯人か教えてくれなくてもいいっていってることだし。
ま、ルードさんと仲良くしていけるなら問題ないんじゃない?ねぇ?

■フレイム
・・・・・・・・・。

憮然とした表情で少し納得しかねている様子です。
■ルリィ To:エデン&レヴィック
確かに問い詰める必要はありませんね。ようはルードさん次第ですから…。
(つ、つい探偵をやることに気が回ってしまいました…(;^-^Aアセアセ)

■ルード To:レヴィック、エデン
まぁ、な。

一行がこれ以上リーベルトへの追求をうち切ろうと思っていたところで、突然応接室の扉が開けられました。
そこには黒いレザーアーマーに緑色の髪の毛の男が扉に寄りかかるようにして立っていました。
ルードの仲間のシーフでした。
■イルウェン To:ALL
よっ、ルード。元気してたか?
あんたら(PC)の方も話は大体終わったみたいだな。

先ほどそいつ(リーベルト)が言っていた証拠とやらを持ってきてるんだけどよぉ。
聞くかぃ?


■レヴィック To:イルウェン&ルード
それについては…ルードさんに任せるわ。
アタシ達は二度とルードさんの護衛なんて真似しなくてもよくなればいいんだもの。

■エデン To:リーベルト
心当たりが御座いましたら、お話しするべきかと存じましてよ。。
なるべく、波風立たぬよう穏便に解決するつもりでおりましたけど、もうそろそろ無理そうですわ。

ルードは特に考える様子もなく、即座に答えました。
■ルード To:レヴィック、リーベルト
ん?まぁ、別に命に関わるような事があったわけじゃないしな。
改めて糾弾するつもりはさらさらないな。

例えお前が黒幕だったとしても、俺は気にしてないからそんなに思い悩むことはないぞ。


イルウェンが入ってきてからは落ち着かない様子を見せていたリーベルトですが、ルードの言葉を聞くと信じられないと言った表情をしました。
■リーベルト To:ルード
に、兄さん………。

ごめんなさい。………じ、実は………。


ルードはその言葉を途中で遮りました。
■ルード To:リーベルト
言うな、その先は。
なんか反省することがあるなら、二度と繰り返さないにしておけ。それだけだ。

頭を地につけたままのリーベルトに一言いうと、それからルードは一行の方を向きました。
■フレイム
・・・・・・・・・ふん。

二人の様子に満足したのか。僅かに笑みが浮かびます。
■ルード To:ALL
で、お前らはこれでおやじに頼まれたことは終わったのか?

■レヴィック To:ルード&リーベルト
そーね、これでおしまいじゃないかしら。
ってことで、アタシ達これで失礼するから、ルハイムさんには”ご依頼はすべて問題なく片付きました。”ってお伝え願えるかしら?
あんまり病人のところに何度も行くのも気がひけるしね。

■フレイム To:ルード
ああ、我々のする事は、充分に果たせただろう。

■ルリィ To:ルード
ルハイムさんへの伝言、宜しくお願いしますね。
そしてどうぞ、この先もご兄弟で仲良く…(^-^)

ルードはしばらくきょとんとした表情で一行を眺めていましたが、その後軽く笑みを浮かべつつ答えました。
■ルード To:レヴィック
あまり欲をかかないのは冒険者だから………ってところか(苦笑)
分かった、そう伝えておこう。

■レヴィック To:ルード
……ちゃんと依頼料とか聞いてなかったしねぇ(苦笑)
よろしくお願いするわ。

さて、依頼料の話も終わったところでレヴィックがみんなを見回しました。
■レヴィック To:All
で、アタシ達は仕事完了祝いってことで銀の網亭にでも戻って一杯やらないこと?

■エコー To:レヴィック
まあ、名案ですわ。ごちそうさまです、レヴィさま(にっこり)

奢ってもらう気マンマンのエコー(笑)
■レヴィック To:エコー
え?
…もしかしてアタシの懐を当てにしてるのかしら(^^;ま、まぁ…仕事のお金も入るし…いいわ。おごっちゃう。

■フレイム To:レヴィック
・・そうだな、ここまで急いで動いたからな・・・何か飲みたい気分だ。

■ルリィ To:ALL
(歌うように)
…いつからだろうね
こんなにも想いがすれ違ってしまったのは
気づかず心の棘となっていたそれを
君が傷つけようとしたのは

…嘘みたいだね
初めて触れたあの人の想いは暖かくて
今まで知らなかった真実は
ホントウはずっと自分の傍にあっただなんて

すれ違っていた想いの糸
だけどもう 今は大丈夫……

――なんてね(微笑)。
さて歌も出来たことだし、銀の網亭に戻りましょうか。
どうやらレヴィックさんのおごりのようですし(^_-)-☆

こうして、初めての依頼を完了させた一行は依頼主の家を出て、我が家とも言える銀の網亭への帰路についたのでした。

銀の網亭

 初の依頼が終わり、一行は上機嫌で銀の網亭に戻ってきました。酒場には他にも依頼を終えたパーティー大勢がいるらしく、銀の網亭はしばらくぶりの大にぎわいになっていました。
■レヴィック To:オヤジ
あら…さっきとはうって変わっての大賑わいね。
アタシ達の仕事もやっと終わったの。今晩はそのお祝いも兼ねてぱーっとやりたいから、ヨロシクね。

■おやじ To:レヴィック
おぉ、ごくろうさん。
初めての依頼が無事終わって良かったな。
すぐに持っていくから、代金はあとで請求するわ。

■エデン To:おやじ
依頼は初めてでは御座いませんけれど、、今までで一番無事ではありませんでしたわ。

■おやじ To:エデン
まぁ、お前は初めてじゃなかっただろうけどな(^^;

おやじに頼んだ料理と飲み物が皆にが行き渡ってから、レヴィックがみんなに声をかけました。
■レヴィック To:ラヴィ&ALL
じゃ、リーダーのラヴィちゃんに乾杯の音頭とってもらって、ぱーっと飲みましょう(^-^)

■エコー To:レヴィック&ラヴィ
賛成ですわ♪お願いいたしますわ、ラヴィさま(^-^)

■ラヴィ To:レヴィック&エコー
おっけー♪それじゃ・・・

何時の間にか飲み干したジュースのコップを置いて一息。
■フレイム To;ALL
・・・ああ、すまない。先に飲んでしまった・・・喉が渇いていたのでな。

■ルリィ To:フレイム
あらフレイムさん、ふらいんぐですね(笑)。

■ラヴィ To:フレイム&ALL
・・・・・・・き、気を取り直して^^;

みんなお疲れ様!乾杯〜!

■レヴィック To:ラヴィ&ALL
乾杯〜☆

■エコー To:ALL
乾杯〜ですわ♪

■ルリィ To:ラヴィ&ALL
ラヴィさんもリーダーお疲れさまでした(^-^) では乾杯v

■フレイム To:ALL
(空コップ掲げて)・・・乾杯。

■エデン
依頼が終了したのは嬉しいですけど、犠牲になった方のことを考えると、手放しには喜べませんわね。。

エデンの一言一言がラヴィに突き刺さっている模様です(笑)
さて、宴会もたけなわになった頃、最後の皿を持っておやじがやってきました。
■おやじ To;ALL、レヴィック
はいよ、お待ちどうさん。最後の皿だ。

………あ、そうそう。この代金は払わなくて良いぞ。
何だか知らないが、先ほどルードのヤツがお礼だって、これの分全額払っていったから。
んじゃ、楽しんでくれや。


おやじはそのままカウンターの方へ戻っていきました。
■フレイム To;おやじ
それは助かる。実を言うと払う余裕があるか怪しかったのだ。

■おやじ To:フレイム
礼ならルードに言ってやってくれ、ほんじゃ〜。

■ラヴィ To:フレイム
報酬貰ったはずなのに変よね〜アハハ♪

早くも酔っているようです。
■フレイム To:ラヴィ
追加仕事分の報酬だろう・・・。

■ルリィ To:ALL
…ふふっ。ルードさんも粋なことしてくれますね(^-^)

それにしても初仕事もこれで終わり、ですか…。
皆さん縁がありましたら、また冒険を御一緒しましょう(にっこり)

■レヴィック To:ルリィ&ALL
そうね、新米がほとんどだったのに、無事にすんでよかったわ。
また、一緒に仕事できるといいわね☆

■エデン To:レヴィック
・・・・・無事・・・・・?

ここに大けがを負った人が約一名いたりします(笑)
■エコー To:ALL
ああぁっ。わたくしっ。
もしまた皆様とご一緒する機会に恵まれましたら今度こそお役に立ちますわぁぁ(T▽T)

エコー、泣き上戸と判明(笑)
■ルリィ To:エコー
エコーさんは十分役に立ちましたって♪
だから――ほら、泣かないで(^-^;;

ハンカチで涙を拭いてあげます。
■フレイム To:ALL
・・・・たとえ二度と組む事が無くとも、皆の成功を祈っていよう・・・。

■エデン To:ALL
ああ、、、私、、出血が止まらないので診療所に行って参りますわ。。

これには一行苦笑い(笑)。
いずれにしても、約一名を除いて無事依頼は終了しました。このパーティーは解散されますが、全員次の依頼を受ける気満々のようです。彼らの行く先はどうなることやら。

後日談

 正当防衛を主張しうるとはいえ、二人を殺めた一行に官憲の捜査の手が及ぶかと一時危惧されましたが、結局そのようなこともなく、 それらの事件があったと言うことさえ、噂として人の間に伝わることもありませんでした。と言うのも、 一行を襲って返り討ちにあった二人の死体が発見されることがなかったからでした。シーフギルドのとある幹部とその友人の取り計らいにより、死体は内密に処理されたようです。 また、同じような理由でエデンが犯人について聞くために支払った情報料も返還されたようです。

 それからしばらくの後、今までの心の重荷がとれて緊張の糸がとぎれたためか、ルハイムは静かに息を引き取りました。 家族は当然の事ながら、父親を許したルードもそれを看取っていたようです。


冒険のまとめ

 今回パーティーはルハイム・ハインリッヒからの依頼料で3000ガメルの収入がありました。
 これを頭わりして一人頭500ガメルになりました。
 経験点は1515点(+各自の1ゾロ分)。GMが敵として設定していた3レベルシーフを撃退した分+もろもろの雑魚の分でした。



■MAIN PAGE■9TH PERIOD INDEX<<INDEX<<BACK
GM オーイシ
E-MAIL:shuho1@mvb.biglobe.ne.jp