SW-PBM Scenario #61B | 目次 |
前 | 次 |
1 ターン目 |
■ヴィクトール To:ALL |
何とか間に合ったのかな? 奥にいる人達を早く安心させてあげなきゃね。 |
ヴィクトールは、治療に備えて祭壇の入り口付近で待機を開始。
まず、カナルのファイアボールで幕が切られた。敵が近いとは予測もしていなかったダークエルフは、完全に不意を突かれた。ダークエルフの集団の中心に、火球が広がる。炎が去った瞬間、1 人が倒れた。
■カナル |
これで、少しは格好が付いたかな。 |
■アスタルテ To:カナル |
よし、カナルナイス!! 切腹は免除しといてあげる。 |
■アフル To:ノーム |
ノームッ、あの紫マントに石礫の雨をっ! |
アフルは、ノームを召還した。敵リーダーと思しき紫色のマントにストーンブラスト。石礫が激しく彼を襲う。かなり効果があったようだ。
■ダークエルフ5 To: 紫のマント |
リノセロス様っ!!……き、貴様あっ! |
ソフィティアは、手近なダークエルフにスピアで攻撃する。炎に焼かれたダークエルフは、あっさりと倒れた。これで 2 人。
■ソフィティア |
あと6匹 |
ソフィティアにとって、ダークエルフは 1 匹、2 匹と数えるモノになったらしい(^^;
■アスタルテ To:ソフィティア |
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! ボクの獲物がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! |
■男B To: ALL |
な、何者だ。一体どうやってここに? |
■カナル To:男B |
正義の美少女神官・アスタルテ様とその御一行らしいぞ。 ケニに頼まれて、助けにきたのさ。 |
■アスタルテ |
(ギラっと赤く光る眼で敵をにらみつつ)お、おにょれ・・・ つ、次の獲物は・・・ |
せっかくお供のものの紹介があったのに、ソフィティアに出番を取られてそれどころではないらしい。
■アトール To:ALL |
じゃあ、俺もちょっくら働いてみますか?(^^;行け!百発百中のミドメラン!! |
アトールはブーメランを構え、紫のマントを狙う。愛用の「ミドメラン」は綺麗な弧を描き、紫のマントにクリーンヒット!リノセロスと呼ばれた紫のマントの男は、何が当たったのかとキョロキョロしている。
これには、奥にいた村人がドッと笑った。
■村人(左端) To: 紫のマント |
ザマーみろ!へへーんだぁ〜 |
■ヴィクトール To: |
なんだぁ、みんな結構元気なんだ。 |
ちょっとホッとしたような呆れたような、そんな感じ。
ヴィクターの後ろでは同じブーメラン使いとして密かに悔しがっているリッキーの姿があったらしい。
2 ターン目 |
ヴィクトールは、引き続き様子をうかがっている。
■カナル To:おおる |
精霊使いは、敵に回すと厄介だからな。 |
カナルは、敵の前衛付近に向けてライトを唱えた。魔法の明かりが周囲を照らす。シェイド対策だ。
■ダークエルフ3 To: リノセロス様 |
ただいまお助けいたします! |
前の方にいたダークエルフは、キュア・ウーンズを唱えた。先程気絶したダークエルフ達と、リノセロスを治療する。敵の傷が見る見るふさがって行く。
■カナル |
あいつは、邪魔だな。 |
その隣のスタッフを持ったダークエルフが、何やらボソボソと魔法を唱えた。瞬間、雷光がソフィティアとアトールを襲う!ソフィティアは、激しい衝撃を体に感じた。アトールは抵抗したが、こちらもかなりのダメージを受けてしまった。
■アトール |
・・・くっ。 雷の魔法か。やっぱり喰らうときついな。 |
最後方のダークエルフは、バルキリーを召還した。
■ダークエルフ5 To: バルキリー |
(精霊語)我に力を与えよ、戦乙女よ! |
■アフル To:ノーム |
もう一回、お願いっ |
アフルは目の前で気絶したダークエルフを乗り越え、再び前進。ノームを召還してリノセロスに石礫を与える。今回も、敵はかなりのダメージを受けた。足元がふらつく。
■ダークエルフ5 To: アフル |
き、貴様、一度ならずニ度までも……。もう許さんッ! |
狼のうち手前にいた 1 頭が、アフルを狙って飛びかかる。しかし、アフルはこれを軽くかわした。もう 1 頭の狼は、リノセロスを庇うように前に出た。
ソフィティアは、暗黒司祭のダークエルフの脚を狙ってスピアを繰り出す。これにはたまらず、ダークエルフは転倒した!
■アスタルテ To:ダークエルフ(何番だったけ?) |
よ〜し、ソフィティアに遅れをとってなるものか。 アスタルテいっきま〜〜す。 うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! |
アスタルテは、古代語を使ったダークエルフに高速で接敵すると、ハルバードを揮う。その刃は見事にダークエルフを捉えた。敵はその場に倒れ、気絶した。
■アスタルテ |
ヴィクトリ〜〜ィ!! (アスタはカメラ目線でVサインをした) よし次!! |
村人は、いきなり現れた一同のあまりの強さにやや呆然としている。大きな鍾乳石の前にいる男性は、少なからず困惑しているようだ。
■男B To:ALL |
ケニ?ケニが無事だと言うのか? 一体、何がどうなって……? |
■ソフィティア To:奥の人 |
飛び道具があるなら少しは援護してよ。 |
しかし、矢を打ち込めばどちらに当たるかわからない。村人達は弓を構えて戸惑っている。
3 ターン目 |
ヴィクトールは、ソフィティアとアトールを治療する。全快した。
■アトール To:ヴィクター |
さんきゅ。助かった! |
■カナル |
あの暗黒司祭は邪魔だな。 ソフィティア次第だが……。 |
カナルは、ソフィティアのフォローのための呪文を準備して様子をうかがっている。
ダークエルフ 3 人は、転倒から起きあがろうと必死だ。1 人は気絶している。残った 1 人は、水の上をすすっと歩いた。そして、黒く変色したショートソードでアフルに切りつける。
■ダークエルフ To: アフル |
死ねっ! |
アフルはこれを避けられない!しかし、刃は何とか鎧で止まり、アフルの体を傷つけるには至らなかった。
■アフル To:独り言、アトール |
毒っ? 危なかった・・・ ちっ、アトール、ちょっと気力を分けてっ |
■アトール To:アフル |
OK。今そっちに行く! |
アフルは、転倒しているダークエルフの上を飛び越え、少し下がる。アトールからの援護を待ってそのまま待機する。
リノセロスは、再びウンディーネを召還した。残った仲間にウォーター・ウォーキングを行使する。今度は、魔法はすべて発動したようだ。
狼は、形勢不利と見たか再びリノセロスの足元を固めた。盛んに唸ってこちらを威嚇している。
■アスタルテ To:リノセロス |
くそ、狼を手懐けるなんて卑怯だぞ!! |
ソフィティアは、転んでいる暗黒司祭にとどめをささんと攻撃を試みた。スピアはヒットしたものの、当たり所が悪くダメージを与えられない。
■アスタルテ To:狼 |
やっっ!! |
アスタルテは狼の片方に攻撃した。しかし、今度は攻撃が大振りだったせいか当てることができなかった。
■アスタルテ To:狼 |
くう・・・・ 邪魔するな!!(でも外したのは自分のせい・・・) |
アトールは、少し前に進み出た。下がってきたアフルに触れ、精神力を分け与える。
■アフル To:アトール、ノーム |
ありがと 気合いを入れて、今度こそっ |
援護を受けたアフルは、三度ノームを呼び出す。三度、リノセロスを石礫が襲う。
■リノセロス |
むぅ…… |
これには堪らず、リノセロスは気絶した!
■アフル To:ノーム |
よしっ、ありがと。 |
■アスタルテ To:アフル |
ナイス、アフル!!
|
■ダークエルフ達 To: リノセロス |
リノセロス様ッ! |
リーダーが倒れ、敵は浮き足立っている。
様子をうかがっていたカナルは、ソフィティアが残した暗黒司祭にエネルギー・ボルト。白いエネルギーの矢が起きあがろうとしたダークエルフを襲い、確実にダメージを貯めていく。しかしまだ倒れない。
■カナル |
足りなかったか。 |
エネルギー・ボルトでは、魔法に対する抵抗の強いダークエルフには少しづつしか傷を負わせられない。しかし、派手な魔法を打つ魔力はカナルにももうない。
4 ターン目 |
ヴィクトールは、治療に備えて再び待機する。
■カナル To:暗黒司祭 |
さて、そろそろ休んで貰おうか。 |
カナルは再び暗黒司祭にエネルギー・ボルトを放つ。治療魔法を唱えようとしていた暗黒司祭は、その場に崩れ落ちて気絶した。同時に、肩の上の使い魔ミネルヴァも静かに落ちた。
■カナル To:ミネルヴァ |
毎度毎度すまんな。 |
立っているダークエルフは、とうとう残り 3 体。うち 2 体のダークエルフ達は、静かに水の上に一歩を踏み出した。そのまま、壁近くまで逃げるつもりだ。
しかし、ソフィティアはそれを見逃さなかった。暗黒司祭が倒れたのを見届け、逃げるダークエルフの片方に狙いを定める。
そこに隙ができたか。
先程アフルを襲ったダークエルフが、今度はソフィティアを襲う。黒く塗れたショートソードに、ソフィティアの肌が切り裂かれる。
■ダークエルフ To: ソフィティア |
ひゃあはははぁ! |
じわじわと、刀の毒物がソフィティアの体に影響を及ぼし始めた。だんだんと、手足が痺れてきたようだ。 彼女の顔色からも異変が起きていることがわかる。
■ソフィティア To:ALL |
こいつ、やっぱり刃に毒を……。 |
■アフル To:ウンディーネ |
清く深き水の精霊よ、ウンディーネよ しばし汝が領域に足を踏み入れんことを許せ… |
アフルは、今度はウンディーネを召還した。ウォーターウォーキングだ。
■アフル To:アスタルテ |
アスタ、これで水の上を歩けるはずだから、あの紫マントにトドメをお願いっ あー、よかった、ウンディーネに声かけるのって久しぶりだけど失敗しなくて |
■アスタルテ To:アフル |
よっしゃ!! まかせといて!! |
アスタルテは、敵を迂回して水の上に走り出た。目的地は、気絶したリノセロス。
その側には、倒れた主人を案じて狼達が顔をすりよせている。哀しそうに鼻を鳴らしている。
ソフィティアは、その間に痺れる手足を振るって、離脱しようとするダークエルフを仕留めた。相手は気絶してその場に倒れた。
■アスタルテ To:リノセロス |
(てってってっと走りよって)悪よ滅びろ!! |
アスタルテは、大きく振りかぶるとリノセロスに最後の一撃を加えた。リノセロスの心臓は停止した。狼達が、抗議するように大きく吠えた。
■アスタルテ |
よっしゃあ!! ボスを討ち取った!! 大勝利ぃぃぃぃぃ!! |
アトールは、入り口まで後退してカナルを援助する。トランスファー・メンタルパワーで、ギリギリまで精神点を分け与えた。
5 ターン目 |
ヴィクトールは、双方にこれ以上怪我人が出ないことを祈っている。
カナルは、水上に逃げたダークエルフにエネルギー・ボルトを向けようとした。しかし、敵は鍾乳石の影に隠れてしまった。見えない敵には魔法は使えない。
水上のダークエルフはレプラコーンを召還。アフルとソフィティアを混乱させようとした。しかし、抵抗にあってこれは失敗した。
■ダークエルフ |
これまで、か…… |
先程ソフィティアを麻痺させた凶刃は、今度はアフルに襲いかかる。バルキリーの狂気を帯びたダークエルフの刃は、再び肌を切り裂いた。
■ダークエルフ To: アフル |
ククク…… |
ダークエルフが喉の奥で不気味に笑う。その目には既に尋常ではない光がある。
その時、アフルも手足に軽い痺れを感じた。
■アフル To:ダークエルフ |
やっぱり、毒… くそっ |
それを振り払うように、アフルは敵の足元を狙ってスピアを揮う。ダークエルフは転んだ!ソフィティアはそれを見逃さなかった。
ソフィティアの後ろでは、アスタルテが狼を引きつけている。狼達は、主人の命を奪った少女を倒そうとするが、軽く避けられた。
■アスタルテ To:狼 |
もう!! まだやる気なの!! |
ソフィティアは、目の前でアフルが転ばせた敵に槍を打ちこむ。この攻撃は過たず急所を捉えた。確実な手応えを感じる。毒の刃を持ったダークエルフは、一回大きく体を反らせて絶命した。
■アスタルテ To:狼 |
これで終わりよ。 おとなしくそこで眠ってなさい。 |
アスタルテは、小煩い狼をハルバードでなぎ払う。しかしまたしても大振りしてしまったか、これはジャンプでかわされた。
■アスタルテ |
むう、殺さないつもりだったとはいえ、避けられるとなんかムカツクなあ。 |
アトールは、後ろから戦況を観察している。戦局は完全に自分達に有利に向いている。
ソフィティアの手足の痺れは、いよいよ全身に回ろうとしている。毒は命を奪うほどではないが、体から力が抜けていく。立っているのもやっとな状態だ。
ひとり残ったダークエルフは、逃げることにしたようだ。スプライトを召還しようとしている。アフルは、これを感じることができた。
■アフル To:ALL |
あっ、姿を消して逃げるつもりだよっ |
6 ターン目 |
ヴィクトールは、毒に麻痺したソフィティアの治療を優先させる。
■ヴィクトール To:ソフィティア |
・・・うん、魔法も成功したみたいだし、もう大丈夫だよ。 |
キュアー・ポイズンによって、ソフィティアの毒は払われた。
■カナル To:ダークエルフ |
残念ながら、逃がす気はないな。 少し寒いかもしれないが、水泳と洒落こんで貰おうか。 |
カナルは、ディスペル・マジックでダークエルフのウォーター・ウォーキングの解除を試みる。これが効果を現した。
■ダークエルフ |
うおっ! |
■アトール To:カナル |
ナイス! カナル、お見事! |
■カナル |
(危ない危ない。 失敗したら目も当てられなかったな) |
ダークエルフは、その場で水に沈んだ。
着ていたハードレザー・アーマーを脱ごうともがいている。
■アスタルテ To:狼 |
今度こそ決める!! |
アスタルテは、チョロチョロうるさい狼どもを再びなぎ払う。今度は、狼も避けきれない。2 匹の狼は、アスタルテのハルバードによって同時に傷を受け、気絶した。
■アスタルテ |
ふう、やっと終わった〜〜 主人に忠実なのはいいけど、勇気と無謀の区別がつかないのが狼の欠点かな。 その点は犬のほうがおりこうだね。 |
そのうち、溺れていたダークエルフがもがくのをやめて静かになった。うつ伏せに水の中に沈んでいる。
アフルの体に毒が回った。手足がどんどん痺れてくる。立っているのもやっとだ。
パーティの魔法使い達は、ギリギリまで精神点を消費している。
■アトール To:カナル、ヴィクター |
大丈夫か、カナル? ヴィクター、アフルも毒を喰らってるぞ。 助けてやってくれ。 |
■ヴィクトール To:アトール |
うん、分かったー。アフル兄ちゃんも今すぐ治すね。 ・・・ふぅ、忙しい忙しい〜っと。 |
続いてアフルにもキュア・ポイズン。慌てたためか失敗してしまった。ヴィクトールも、既に精神点がギリギリでふらふらだ。ケニが、使いなれない神聖魔法でなんとか精神点を分け与える。今度は、無事成功。アフルの毒も払われた。
■ヴィクトール To:ケニ |
はぁ〜、何とか・・・終わった、かな。 ありがとね、おかげでアフル兄ちゃんを治せたよ。 肝心なときに失敗するなんて、オレもまだまだだね。 |
■アフル To:ヴィクトール |
うんうん、もうちょっとがんばらないと(笑) でも、助かったよ、ありがと。 |
ダークエルフ軍団との戦いは終了した。味方の被害は最小限に押さえた。
気絶したダークエルフにはとどめをさし、奇襲作戦は大成功で終了した。
■アスタルテ To:カナル |
ところでカナル。これさっきのボスが持ってた杖なんだけど、いる? |
■カナル To:アスタ |
売れば多少の金にはなるな。 戦利品としていただいておこう。 |
■ソフィティア To:ALL |
ダークエルフの持ち物は全部没収にきまってます。 |
ソフィティアは声高々と差し押さえを宣言した。没収と言ってもすでに相手は全滅ですけど(^^;後は特に珍しいものはない。ソーサラーの呪文書や、長旅に必要な雑貨など。雑貨類はまとめても大した値段にはなりそうにない。
- リノセロスの杖(発動体、魔晶石 & 暗晶石付き)
- 麻痺毒付きのショートソード× 2 本
前 | 次 |