遺跡への道 Scenario #56
鏡の中の鏡


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街道 レックスへ
 屋敷からレックスへの道は順調であった。
 それもそうだ。街道を、ただ馬車でのんびりと旅しているのと同じなのだから。
 さわやかな風吹く街道。
 遠出すら初めてなメディアと言えば、馬車の窓より見える景色をずっと堪能しているようだ。
■スレイ To:おおる
 やはり自然の風は気持ちいいですね……(遠い眼差し)。
 馬車での移動なんてのも初めてですし、なんか不思議な感じがしますよ。

■ メディア To:スレイ
 そうですわね。ほんと、風がとっても気持ちいい‥‥(^^)。
 って、馬車での移動は初めてなんですの?
 では、いつもは何で長距離の移動をなさっているのですか?
 馬ですか?

 と、興味津々♪な顔つきで聞く。
■イスカ To:メディア
 馬は高価だし、世話をしてゆくのも大変ですからね。
 よほどの場合でなければ、われわれのような冒険者は馬を使いません。もっとも身軽で小回りがきき、どんな場所でも安心な移動方法とは、自分の足で一歩ずつ着実に歩くことなんです。

■ メディア To:イスカ
 まぁ、そうなのですか?
 確かに、自分の足というのは‥‥裏切らないものですからね(^^)。
 参考になりましたわ(^^)。

 ニコニコとイスカの話を聞くメディア。
 これも勉強のひとつ♪


レックス 一休み
 古代王国の色濃く残る”堕ちた都市”レックス。
 冒険者達がたくさんたむろするこの街には、どんな文献が眠っているのだろうか!?
 そんな想いつのるメディアを
■ マート To:メディア
 お嬢様。
 今回の目的を忘れないでくださいね。
 ささ。目的の遺跡へと‥‥行きますよ?

 古物屋巡りをしたいとわがまま言い出したメディアの手をとると、ずぃるずぃると引きずるマート。
 ‥‥
 お嬢様の我が儘も、マートがいれば‥‥なんとかなるのだろうか?
■イスカ To:メディア
 メディア、またの機会もありますよ、きっと。

■ メディア To:イスカ
 はい‥‥‥。そうですわね。
 今回の目的は‥‥。ええ。遺跡のほうですもの。次の機会を楽しみにしていますわ(^^)。

 と、自分の目的をちゃんと思い出すメディア。
 ‥‥
 忘れないでね。
■スレイ
 古物屋巡りですか…。わたしもオランに帰ったらやってみますかね〜。

 古物屋かぁ。
 はてさて、いったいどんな”楽し”が潜んでいるのだろうか?
■ カナル
(スレイは、自分自身が十分に古物だろうが……)

 と、内心思うカナルであった‥‥‥‥。


街道 遺跡へ
 レックスからが、メディアにとって本当の「旅」の始まりだったかもしれない。
 今まではのんびりとクッションに埋もれているだけの「旅」であったが、今度は自分の足で歩かねばならない。
 すぐに根を上げるかと思えば‥‥‥。なかなかに頑張っているようだ。
 イシュナから。冒険のいろはでも教わってきたのだろうか‥‥?
■スレイ To:メディア
 頑張っていますね、メディア。でも最初から張り切りすぎないで下さいね。
 ペース配分も大事ですよ(^^)

■ メディア To:スレイ
 はい、わかりました。
 無理しないように‥‥がんばります(^^)。

■イスカ To:メディア
 道のりがつらくなったなら、我慢しないで言うようにね。

■ メディア To:イスカ
 はい(^^)。わかりましたわ☆

■ マート To:メディア
 とりあえず荷物は私が持ちますから‥‥。お嬢様。お願いですからそのまま大きな荷物にならないよう、気を付けてくださいませ。

■ メディア To:マート
 大きな荷物?
 私‥‥そんなに持っていないわよ?

 どうやら、マートの言いたい意味を理解してないようだ。
 もっとも。理解しないほうが、平和な事は言うまでもない。

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp