再会 Scenario #56
鏡の中の鏡


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銀の網亭 酒場
 その日の銀の網亭は大変賑わっていた。
 仕事帰りの冒険者達、ちょっと休暇を取り冒険者の店へと帰ってきた者。
 思い思いに集まって、そして仲間を集め仕事を取る日である。

 そんなにぎやかな店に、一人の細目の魔術師の姿が。
■ カナル
 おやじさん、なんだいあの依頼書は?
 バティへの直々ご氏名とは、なんだかろくでもない依頼のような気がするんだが。
 まぁいいさ。依頼人にゃ悪いが、受けるかどうかはこれから決めることだしな。

 それじゃ、いつもの奴を頼むよ。ちびちびやりながら、仲間を待つとするさ。

 口先三寸の言葉通り、口で世を渡るギャンブラー・カナルの登場である。
 酒を注文したのはよいが、注文を受けたのはてんてこ舞いのおやじではなく、おかみの方であった。
■ おかみ To:カナル
 はい、いつもの奴ね。

 さぁ、どうかしら………わたしは聞いた訳じゃないから………ねぇ。
 良い依頼だと良いわね。じゃ、頑張って。

 普段ならば愛想の良いおかみではあるが。流石に店が混み合っているのでいつものような会話は生まれなかった。


 カナルの座っているカウンターの程近く。
 ストゥールに腰掛けているのは”いつもにこにこ観察エルフ”のスレイである。
 スレイは段々と賑わってゆく店内を見渡しながらミルクを飲んでいた。
■ スレイ
 今日も大変な一日になりそうですね、マスター。頑張って下さいよ。
 しかし、もしかしてわたしが一番乗りですかね〜?
 ではわたしはDWの皆が来るまで、観察でもしていることにしますよ(^^)

 そう言ってスレイはお得意の観察を始めたら。すぐ近くにパーティー仲間のカナルが来ている事に気付くスレイ。
 すぐさまミルクのコップを手に持ち、スレイの横へと移動する。
■ スレイ To:カナル
 や、カナル、ちびちび飲んでいて暗いですよぉ〜〜〜?
 もっと豪快にいかなきゃ(^^)
 あっでも昼間っからそんなに飲んでいてもしょうがありませんよね(笑)
 (キョロキョロ)
 で、まだ皆は来ていないみたいですね。
 ゆっくり待つとしましょうか?(^^)

 つぃ、と手に持つコップを掲げ、ちびちびと飲み始めるスレイ。
 絵になるっちゃなる図ではあるが、その中身はミルクである(笑)。


 にぎやかな店に。元気の良い娘が一人飛び込んでくる。
■ ティトル
 おしさしぶりです〜おやじさんっ!
 やぁっと帰ってきたですけど、ここは相変わらず大盛況ですね〜♪
 あ、えーっと。バティさん達知りませんかぁ〜?待っててくれるってゆってもらったんです★

 いつもニコニコ元気なティトル♪
 仲間はどのぐらい集まっているのだろう?
■ おやじ To:ティトル
 ティトルか。久々だな。
 そろそろ帰ってくる頃だと思って鳥料理用意して置いたぞ。
 カナルとスレイなら向こうにいるから行ってみると良いぞ。

 そう。ティトルと言ったら鳥料理。トリさんと言ったらティトルである(笑)。
 そのおやじの言葉を聞き、おもわずにんまり♪味を思い出す☆
■ ティトル To:おやじ
 トリさん〜♪おやじさんの料理は美味しいですもんね〜。
 皆と合流したらダッシュで注文しますねっ。
 (言いながら周りをキョロキョロ)

 あ、カナルさん発見ですぅ〜じゃ、あっち行ってきますね〜

 おやじの指し示す方向に仲間の姿を発見したティトル。
 そのままダッシュでカナルとスレイの元へと走る。


■ ティトル To:カナル&スレイ
 じゃぁ〜ん!カナルさんとスレイさん発見です〜
 お久しぶりですねぇ〜えへへ(^-^)

 ティトルが元気な挨拶かわす頃。どこからともなく隊長現る。
■ イスカ To:ティトル
 ティトル!帰ってきたんだね!
 また背が伸びたんじゃない? 目立つから、遠くからでもすぐに見つけられたよ。
 ともかくひさしぶり、元気そうで何よりだね。

■ スレイ To:ティトル
 おぉ、本当にティトルではないですかっ!
 イスカの言う通り元気そうですねー、良かったです(^^)

 あ、また面白い冒険をしてきましたよ。あとで教えてあげますね♪

 久しぶりの再開に、楽しげなる冒険話に花が咲く。


 少し時間は遡る。
 ティトルがくぐったばかりの扉を、こんどはでっかい剣が‥‥‥。いや、でかい剣を背負った少女がくぐり抜ける。
■ リグ
 おかみさん、おやじさん、お久しぶり。
 相変わらず大盛況だね〜。
 ちょっと遅れちゃったんだけど、みんなはどこにいるのか知ってる?
 そろそろ、ティトル姉ちゃんが帰ってくる頃なんだけど……。

■ おやじ To:リグ
 ああ、ティトルなら向こうにいるぞ。
 後はバティだけみたいだな。
 他は皆揃っているみたいだ。行ってみたらどうだ?

 と、おやじが指し示す方向を見てみれば。確かに見える懐かしい顔。
■ リグ To:おやじ
 ほんとだ、ありがとうおやじさん。
 そうそう、いつものミルクティー後からテーブルに持ってきてね。
 それから、ティトル姉ちゃんにトリ料理持ってきてあげてね。

■ おやじ To:リグ
 ははは。そうだな。せっかくティトルが帰ってきたんだからな。
 ちゃんと注文されたらトリさん料理持っていくさ(^^)。
 ミルクティーはもう少し待っていてくれ。後でちゃんと持っていくから。

 おやじに軽く挨拶をし、足取り軽く移動する。


 足取り軽やか、助走もばっちり♪
 久しぶりの再開を、ティトルに飛びついて喜ぶリグ。
■ リグ To:ティトル
 ティトル姉ちゃん!
 おかえりー!
 (ガバッとティトルに抱きつき、ぶら下がるリグ)
 久しぶりに故郷戻ってどうだった?
 こっちは、海に潜ったり海賊さんと友達になって楽しかったよ。

 急にぶら下がられてティトル。
 びくともせずに、ニコニコ応対♪
■ ティトル To:イスカ&リグ
 イスカさんにリグちゃん、スレイさんもお久しぶりですぅ(^-^)
 何とか間に合って帰ってこれました♪

 村の方は、とんだりはねたりで大変でしたよぉ〜
 皆も元気そうで良かったです★

■ カナル To:ティトル&ALL
 おお、無事に帰ってきたか。
 ティトルが居ない間、バティ淋しさのせいかおかしくなってしまってなぁ……。
 苦労したぞ。
 さて、どうせあいつはまた最後に顔を出そうって言うんだろ。
 テーブルに移らないか?
 ……そうだな、あの端のテーブルにしないか?

 移動する場所を決めてから、その最後の一人の為に言づてを頼む。
■ カナル To:おやじ
 親父さん、テーブルに移らせてもらうよ。
 遅刻魔が来たら、教えてやってくれないか?

■ おやじ To:カナル
 あぁ、そうだな。そろそろ集まっているからテーブルに移動してもらえるとありがたいな。
 ‥‥あの、端の席か。うん。伝えておくよ。

■ ティトル To:おやじ
 テーブル行くんですよね〜
 じゃぁ、トリさん頼んでもっていきますね〜
 カナルさん達は先に行っててください♪

 おやじさん〜トリさんください〜(^-^)

■ おやじ To:ティトル
 ああ、ティトル達のために10人前ぐらい用意してあるからな!
 どんともっていけ〜☆

 と、大皿にのった各種鶏料理を出すおやじであった。
■ ティトル To:おやじ
 おやじさんありがとうございます〜
 じゃぁ、テーブルに行きますね〜バティさんがきたらヨロシクですぅ。

 満面の笑みを浮かべてテーブルへと移動♪
■ スレイ
 ふふふ、ティトルにトリ料理はもはや定番ですね〜〜。
 これで罠とかしかけたら引っ掛かりそうですね(笑)

 ティトルの無邪気な姿を見て、ふといぢわるな事を言うスレイ。
 ‥‥‥
 確かにひっかかるかもしれない(笑)。
 いつもの遅刻者を待ちつつも。皆まったりモードに入っていたり。
■ カナル
 それじゃ、互いに積もる話もあるだろう。
 バティが来るまで、今までのことでも話すか。

■ ティトル
 おやじさんにトリさん沢山もらってきましたよぉ〜。

 …それにしてもバティさん遅いですねぇ……??

 と、両手にトリさん料理が一杯♪
 ‥‥‥おや?も一人ティトルにぶら下がってる‥‥??
■ リグ
(ティトルにぶら下がったまま)
 ほーんと、どうしたんだろうね。
 いつものことだけど、なにやってるんだろ。

 未だぶら下がったままだったらしい(笑)。
 ティトルからトリさんの皿を一つ受け取ったスレイ。
 ティトルの目の前でトリさんをぶらぶらっ☆とさせながら、
■ スレイ
 寝てるんじゃありませんか〜〜?
 あ、水の中に入った恐怖で震えてるとか!…ってそんなことはないですよね(笑)

 ティトルが帰ってくるので新曲でも作ってるとか?

■ イスカ
 それは面白そうだなあ(^ ^)
 ところでティトル、村で「とんだりはねたり大変だった」ってどういうこと?
 いったい何があったの?

 とバティ待つ間に、のほほん☆と会話を楽しみだしたらしぃ。


 そんなのんびりした雰囲気と違い、ちょっとカウンターの方が騒がしい‥‥?
 一人の遅刻者、ジャン=バッティスタ氏。
 ゆったり銀の網へと登場し、おやじへ注文を‥‥
■ ジャン=バッティスタ To:おやじ
 しばらく見ない間に、また酒場が広くなってるぢゃねぇか。あこぎに儲けてやがるな。
 シャクだから、何も注文しないで仲間の所に行ってやるもんね!

 せずに仲間の所へと移動するらしぃ(笑)。
■ おやじ To:ジャン=バッティスタ
 おぉバティじゃないか。久しぶりだなってってて‥‥‥おい、もぉいっちまうのか?

 ‥‥言づて‥‥‥‥。
 ‥‥ま、なんとかなるだろう。

 カナルに頼まれていた言づてを言えなかったおやじ。
 ちょっと気にとめたりもしたのだが、次から次ぎへと来る注文対応に追われ‥‥‥。
 ‥‥‥気にならなくなったらしぃ(ぉぃ)。
 正確に仲間達の場所を知らされなかったジャン=バッティスタ。
 いつも通りにふふ〜ん♪と、DW指定の7番テーブルに向かうも‥‥‥‥居るのは全然違うメンバー。
 慌てて辺りを見渡して。仲間待つ端の席へとダッシュする!
■ ジャン=バッティスタ To:ALL
 いつも7番テーブルを予約しているのに、おやじの奴め、予約席にするのを忘れやがったな。
 おかげで迷子になっちまったぢゃねぇか。いつのまにかテーブルが増えてるしさ。

 さて、ヤロウども、でっぱつだ!

 遅刻の事なぞどこ吹く風よ♪
 いつものバティに、いつものカナルが、
■ カナル To:ジャン=バッティスタ
 それで言い訳のつもりか? まぁいい。揃ったのなら、個室に移るか。

■ スレイ
 お、なんだか気合が入ってますね、バティ〜〜。

 じゃあ、ティトルの復帰祝いも兼ねて宴会ですねっ?(笑)

 にこにこと。移動準備をするメンバー。
 個室に移る前に。必ずやらねばならぬ事が一つ。
 ‥‥そう、個室の鍵をもらうことだ。
■ カナル To:おやじ
 親父さん、いつものメンツだ。
 個室を一つ頼むよ。

■ おやじ To:カナル
 ああ、いいぞ。
 すぐに準備するからちょっと待っていてくれよ。

 おやじより鍵を受け取り、その足で個室へと向かう。

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp