「出来るか出来ないか分からぬ時は、
出来ると思って努力せよ」(三宅雪嶺)
銀の網亭 個室 |
歌劇団からの依頼書を手に、ジークは個室に戻ってきた。
■ ジーク To:ALL |
歌劇団の依頼、まだどこにも取られてなかったのでおやじさんに斡旋をお願いしておきました。 |
■ リュセラ To:ジーク |
おかえり。 早く食べないと料理無くなるよ。 |
と、鳥の蒸し焼きにも手を伸ばす。
■ ジーク To:リュセラ |
そのようですね(^^;; |
■イルミナ To:ジーク |
あっ、お帰りなさい。 親父さん依頼人の方について何かおっしゃってました? |
■ ジーク To:イルミナ |
いえ、なにも。 直接依頼人のところにいってくれと言ってました |
と、おやじから受け取った地図をテーブルに広げる。
■イルミナ To:ALL |
ん〜、ここからだと1時間くらいかしら? どうします?こちらは適当に切り上げて依頼人を訪問します? |
■クレフ To:イルミナ |
そうですね。 |
■ リュセラ To:ALL |
行くのはいいけど……。 (仲間の格好を見る) この格好で会いに行って、もし犯人が依頼人の傍に居たら困らない? 犯人が私達に警戒したら、護衛の仕事には得かも知れないけど、捕まえる仕事には損でしょ。 全員、普段着で行くのはどうかな? |
■クレフ To:リュセラ |
う〜ん、なるほど。一理ありますねぇ。 |
■ ジーク To:ALL |
確かに相手が警戒してしまうと私たちがいる間は手を出さなくなってしまうかもしれませんねぇ。 ・・・・・おや?私のエールがないですね?(^^; |
■ リュセラ To:ジーク |
……。 ほんとだあ(棒読み) |
■ アシスト |
う〜ん。気持ち悪いよぉ(〜〜) |
潰れている少年の側に空の杯が1つ。どうもジークの分を飲んだらしい。
■ ジーク To:アシスト |
やれやれ(^^;; |
■ リュセラ To:ジーク |
私のエール飲む? 飲みかけだけど(^^; |
■ ジーク To:リュセラ |
これから依頼人さんのところに行くかもしれないのでいいですよ(^^ |
と、(誰の物か分からない)オレンジジュースに手を伸ばす。
■ イルミナ To:ALL |
冒険者であることを隠していくなら全員でぞろぞろ行かない方が良くないですか?半分はこのままで辺りの警護につきつつ依頼を聞きに行く人たちを外で待つというのはどうかしら? |
■ クレフ To:ALL |
そうですね。じゃ、組分けをしないと…どうしましょう? |
エールの残りに口をつけながら苦笑するアップル。
頭脳労働の人って言っても、無力な一般人ではないですが。
■ アップル To:ALL |
そうすると、私は警護班かな? あんまり捜査とかいうのには、役にたたなそうだし^_^; でも、捜査班の人たちが頭脳労働のひとだらけになっちゃうのも問題よね |
■ リュセラ To:アップル>ALL |
いいのいいの。まずは事情を聞いて契約するだけだし。 私は依頼人と直接話したいな。 報酬交渉するの楽しいし、もしかしたら……ふふ♪ |
何か楽しい企みがあるという笑み。
まぁ、ジークは良いお友達だしね。
■ リュセラ To:ALL |
ところで──。 レリックの顔、アップル以外の人は知ってる? ジークなら間違いなく知ってると思うけど……。 |
■ ジーク To:リュセラ |
名前くらいは聞いたことありますけどね(^^; 残念ながらあったことはないですよ。 |
■ クレフ To:リュセラ |
残念ながら、私も噂を聞いたことがあるくらいで、顔は知りませんねぇ(ぽりぽり) |
■ リュセラ To:ALL |
待ってる間に擦れ違っても判らないんだ……。 |
■ ジーク To:リュセラ |
まあ、護衛して欲しいという人間がそうふらふら出歩かないとは思いますけどね(^^; |
■ リュセラ To:ジーク |
散歩が趣味で、今日が休日ならきっと出歩いてるよ。 |
いや、わからんぞ……。
この手の依頼、大概護衛対象はトラブルメーカーだ。
■ ジーク To:ALL |
さて、まあ、この依頼を受けると決まったわけでもないので、やっぱりいつものかっこでみんなで依頼人に会いに行きましょう。 あれこれ考えるのは依頼を受けた後でいいでしょうし(^^ |
話もようやくまとまったのか、クレフはワインをクッと飲み干すと、
■ クレフ To:ALL |
さて、じゃあ早速行きましょうか。あぁ、お勘定して、そのままおもてで待ってますね。 |
そう言って部屋を出る。
……男って……辛いね。
■ アシスト To:クレフ |
クレフ兄ちゃん待ってよぉ。〜(=00) |
ふらふらしながらも後を追うアシスト。
階段落ちだけはやめてね。
■ ジーク To:アシスト |
(やれやれ(^^;;) 大丈夫ですか? |
と、アシストの腕持ってクレフの後を追う。
お兄さんだねぇ。
■アップル To:イルミナ&リュセラ |
あ・・いっちゃった^_^; それじゃ、わたしたちも行こうよ、ね♪ |
■ リュセラ To:イルミナ |
それじゃ、仕事に行こうか。 腹ごしらえも済んだし。 |
女性陣も、揃って部屋を出る。
「腹八分目ね」との呟きが聞こえた様な気がするのは……気のせいだよな。