- Diva the Soul Saver - 魂のディーヴァ

Chapter 6

祠の中

 祠の中にはいると、黒い、どうも金属製らしい平べったい器のようなものが置いてあった。
 ディーヴァに比べると、飾り気もなく、ただの台のようにも見える。男爵の言っていた祭壇みたいなものというのは、これのことだろう。

 ポムはディーヴァを取り出すと、掲げて見せた。
■ポム To:ルタード
置いていいか?

■ルタード To:ポム
 わしはかまわんと思うんじゃが。

■バジル
 どうなるかな?

■アイシャ
 どうなるだろ〜?

 ポムがディーヴァを祭壇?に近づけると、祠の中に
ビィィィィィィィン
 という耳障りな音が響き………

 ディーヴァを置くと、止んだ。
■アイシャ
 ひゃ〜。

■バジル
 び、びっくりした〜
 …共鳴して…たのかな?

■ポム To:みんな
なんだ?なんだ?今の音
…これでいいのかな

■ルタード To:ポム
 分からんな。分からんことだらけじゃな、どうも。
 ディーヴァが再び祠に安置されたことで何か変わったかどうかは、村に戻るなりせねば確かめられんじゃろう。

■ポム To:ルタード
普通の死体に戻ってるといいな

■バジル To:ルタード
 あの台座みたいな黒い器とディーヴァが対の物なんじゃないかな。
 両方が揃っている時は安らぎをもたらすけど、片方が欠けると力が暴走しちゃうのかもしれないね。
 まぁ、詳しい調査は直接、三角塔の賢者達に任せて、僕達に出来ることはここまでかな。

■ミュン To:バジル&ALL
 そうですね。祭壇っていうわけじゃなさそうですし・・・

■ルタード To:みんな
 ……戻ろうかの。

■ラウル To:ルタード
 ああ。これでやっと全部終わり……なんだな。
 早いトコ戻ってアディたちに報告しよーぜ。
 ………領主のコトも含めてよ。

■アイシャ To:ラウル
 うん。そうしよ〜。

■ミュン To:みんな
 それほど重くなさそうなかんじですし・・・持ってかえりましょうか?

■ポム To:ミュン
大丈夫か?

■バジル To:
 なんだかおっかないけど、持ち上げてさっきみたいな音が出ないなら良いんじゃないかな。

■ポム To:ラウル
頑張れ力持ち♪(にんまり)

 ぽむぽむとラウルの腕を叩く。
■ラウル To:ポム&ALL
 む?
 まぁ確かに、そんなに重くはなさそうだから大丈夫とは思うが……

 持ち上げてみても、確かに軽い。特に何事もないようだ。
■ポム To:ラウル&みんな
なんにもないみたいだし
こんまま行ちゃおうぜ♪ラウル♪

■ラウル To:ポム&ALL
 おう。今度こそやり残しはないみたいだしな。帰るとしよーや。

■アイシャ To:ラウル
 お、落とさないでね(どきどき)

■ラウル To:アイシャ
 ああ。いきなりさっきみたいな音が鳴り出したりしなけりゃ、大丈夫さ。

■アイシャ To:ラウル
 ダメ〜、鳴っても落としちゃダメなの〜(;;)



ゆな<juna@juna.net>