- Diva the Soul Saver - 魂のディーヴァ |
領主の部屋 |
階段を上り、最上階にある男爵の部屋まで行く。
しかし、前まで来てすぐに違和感に気付いた。さっき立っていた兵士2人がいない。
というか、ドアが開いたままになっており、中はものけのからになっていた。
■アイシャ |
あっ、いないよぅ! |
■ミュン To:ALL |
いませんね・・・・。だれも・・・ |
■アイシャ |
・・・ディーヴァもないみたい。 |
さっき男爵がディーヴァを置いていたはずの場所には何もない。
■ラウル |
むう………………? |
あたりをきょろきょろ
■ラウル To:ALL |
逃げたか?……やっぱり。 でも砦の入り口ってあの門だけだったハズだよなあ? どっから逃げるつもりなんだ??? |
■ルタード To:ラウル |
……こういう砦には、秘密の脱出路のようなものが造られていることが多いからの。おそらくは、そういうところから出ていったのじゃろう。 むしろ問題なのは、どこから出ていったのかよりも、どこへ出ていったのかじゃ。 |
■ポム To:ルタード |
まったく明日も待てないで逃げ出すなんてさぁ 秘密の扉を探そうぜ |
■ラウル To:ルタード&ポム |
っつーかよぉ。 門以外の入り口だの抜け道とかは、あの領主も知らないって誰か言ってなかったっけか……? |
■バジル To:ALL |
誰か出て行くのを見た人いないかしら? みんなに聞いてみるよ。 |
■ラウル To:バジル |
あー。オレも。 |
■ルタード To:バジル&ラウル |
そうじゃな、ここで男爵――というより、ディーヴァを見失ってしまっては、まさしく一大事じゃて。わしも一緒に行こう。 |
■アイシャ To:ルタード |
アイシャはちょっとポムとここにいるね。 調べ終わったらポムと一緒に追いかけるよ〜。 |
■ポム To:ルタード |
ああ、何か見付かるかも知れないから先行っといてくれ |
■ルタード To:ポム |
あいよ。 |
ホール |
■ルタード To:村人たち |
ようやくお休みというところに申しわけないんですがの、この中に、亡者どもが攻め寄せてきて以降、男爵の姿を見た方はおられますかな? |
■村人 To:ルタード |
男爵様なら、物置の方に行くのを見ましたが……… |
■ルタード To:村人 |
物置? はて、何をしにじゃろう……? あ、お教え下さって、かたじけないことです。 |
■バジル To:ルタード |
あ、僕も行くよ。 物置に何かあるのかしら? |
物置 |
物置には、さっきアディが持ち出してきたカタパルトが置いてあり、棚は半分ほど空だが、ボロボロの武具もいくつか置かれている。
空の棚の一つが不自然に動かされていて、木製の壁の一部が少し開いている。どうやら隠し扉らしい。
■バジル |
あっ!あそこ、隠し扉じゃない?。 |
■ルタード To:バジル |
やれやれ……。 |
慌てて駆けより、木製の壁の中を覗く。
■バジル To:ALL |
男爵はここから外に出たのかな。 僕達がこのまま、追いかけるとしたら、ここが外に通じてた時に、ゾンビ達が入ってこれないようにアディ達に注意しておかないとね。 |
物置 |
ひとまずアディを呼んでぽっかり空いた壁の穴を見せると、彼女は呆れた様子で声を上げた。
■アディ To:ALL |
どうしたの? って………もしかして、あのデブ、逃げちゃったの?? |
■ポム To:みんな |
そこら辺に隠れてるんじゃなくてか? |
■アイシャ To:男爵 |
男爵様ぁ〜〜。隠れてるですか〜? |
■ルタード To:ポム |
あの身体でこの物置の中に見つからずに隠れるのは至難じゃろう。 逃げたと見るのが道理というものじゃ。 |
■ラウル To:アディ |
ああ。どうもそうらしい。しかもディーヴァを持って、な。 ってーわけでオレらヤツを探しにここから出ようと思ってんだが、オレらが出た後こっからゾンビどもが入ってこないように注意しててくれや。 |
■アディ To:ALL |
も〜………わかった、あんな奴でも死なれると後味悪いもんね。 時間が時間だから、あまり無理しないでね。 |
■ミュン To:アディ&ALL |
いえ、かれはどうなってもいいんですが、ディーヴァがなくなるとこまるので・・・ |
■バジル To:ミュン |
そ、そんな身も蓋もない…。 |
■ルタード To:アディ |
大丈夫、わしらは無理と無茶は苦手ですから。 それでは、戻ってくるまでのしばらくの間、村のみなさんを頼みまする。 |
松明に火を付けると、一行は隠し扉から抜け道に足を踏み入れた。
■バジル To:みんな |
足元気をつけてね。 |
■アイシャ To:バジル |
うん。 |
■ポム To:バジル |
あたしは平気だぜ(えっへん) |