| ≪ 女部屋にて ≫ |
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女部屋 |
一方、こちらは女性陣のための部屋。
リグ、イスカの2人が休んでいるところに、ガイアも遊びにやってきている。
■ガイア To:ALL |
ふぅ♪おなかいっぱい。 やっぱり海はいいよねぇ・・・ |
■イスカ To:All |
うん、この揺れがなんだか揺り篭のようで、私はすっかり眠くなってしまったよ。明日の見張りに備えて、ゆっくり体を休めるとするか。 ところでガイア、目的地にはいつ頃着くの? |
■ガイア To:イスカ |
えーっと…海図からいくと4〜5日といったところだったと思う。途中は特に難所みたいなところはないはずだから、天気が荒れなきゃ特に問題はないんじゃないかな? |
■イスカ To:ガイア |
そうか、じゃあしばらくは船旅を楽しもう。 |
■ガイア To:イスカ |
そうね。ローゼさん達が言うことには天気が荒れそうな気配はいまのところないみたいだし、なんといってもこの船は父さん自慢の船だから、いい船旅になると思う。 みんなも船酔いとかもあんまりなさそうだし。 |
しばらくすると、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
■イスカ To:扉の外 |
(扉に近づいて)誰? |
■ローゼ To:部屋の中のひとたち |
私です。ローゼです。 そちらにガイアお嬢さんはいらっしゃいますか? |
■イスカ To:ローゼ、ガイア |
ええ。ガイア、ローゼさんが呼んでいるよ。 |
■ガイア To:イスカ、ローゼ |
・・・えっ?!いったいなんなんですか、ローゼさん? |
びっくりしたようにベッドから飛び起きて扉を開けるガイア。
■ローゼ To:ガイア |
いや、特に重要というわけではないんですが… 今後の進路のことなども一応確認しておきたいんで、ちょっとご一緒にきていただけませんか? |
■ガイア To:ローゼ |
えっ!?…い、いいけど? |
■ローゼ To:ガイア&ALL |
それでは行きましょう、ガイアお嬢様。 あ、みなさんお邪魔いたしました。 |
■リグ To:ガイア |
またね。 |
そういうと、2人は部屋の前から去って行った。
しばらくすると、どこからか笛の調べが聞こえてきた。
どうやらガイアの部屋の方角のようだ。
なにやってんだか……
■イスカ To:リグ |
おや、奇麗な音色・・。誰が吹いているんだろう。バティさんは笛など吹かないし。 にしても、風流だね。 |
■リグ To:イスカ |
なんか向かいの部屋が慌ただしいね。 笛の音を聞いて、バティ兄ちゃんが動いたのかな? |
図星だ、リグ。
しばらくすると笛の音もやみ、その夜はそのままふけていった・・・