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「シェルはじめてのチュウ」 |
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帰りの道中−野営にて |
さて、そんなこんなで、色々あった今回の冒険だが、何とかうまく行って遺跡を後にすることとなった。
本来ならここでENDマークがつくはずであるが、1つだけ残っていることがある。
そう、シェルの恋の行方である。
そのあたりについて、ほんの少しだけここで触れさせて貰いたい。
発端は、ある日の夕方、食事後……勿論この日もカレー……のことであった。
■ イルミアーナ To:エスニャ |
エスニャ、今日の皿洗い当番なんだけど、任せちゃっていいかしら? なんだか頭が痛くて。 |
■ エスニャ To:イルミアーナ |
それは大変ですわね。 じゃあ、やっておきますわ。 |
とはいっても、川までは少し歩くことになるし、エスニャは少し困っていた。
■ アルト To:イルミアーナ&エスニャ |
大丈夫かい?イルミアーナ。 旅の疲れってやつかな…? あ、エスニャ。 |
と、言いかけて…ふと向こうから歩いてきたシェルを見つけると、さりげなく二人の側から離れるアルト。
シェルはそんなことにはとんと気付かず 、
■シェル To:エスニャ |
あれ? エスニャさん、1人で皿洗いしてるの? ボクも手伝うよ。 |
■ エスニャ To:シェル |
え、ええ。 じゃあ、川まで食器を持って行かなきゃいけないんで半分お願いしますね。 シェルさんって、優しいんですね。 |
ということで、シェルとエスニャは「2人」で川まで食器を洗うために行くこととなった。
■ アルト To:シェル&エスニャ |
へぇ〜… っと、それじゃ、二人ともよろしく。 気を付けて行ってくるんだよ(^^) |
暖かく二人をお見送りするアルトであった。
■シェル To:エスニャ |
なんだか、色々やってるうちに40日も経っちゃったんだね〜。 でも、なんとか無事に終わりそうでよかったよ。 エスニャさんとも仲良くなれたしね(^^) |
■ エスニャ To:シェル |
ええ、アッという間でしたわ。 私も皆さんと仲良くなれたし……楽しかったですわ。 |
などと話しながら、川に向かう2人。
■ アルト |
んー… これは………ひょっとして、ひょっとするかな♪ |
■フェイス |
………おっ、あれに見えるはシェルとエスニャさん…。 ………。 むっふっふっ、これはこれは生らぶらぶが見れそう♪ てなわけで、れっつごう〜!! |
川に向かう2人の姿を目ざとく見つけたフェイス。
当然のごとく、忍び足で2人の後を追う。
しかし、それを素早く見咎めたアフルがフェイスを捕まえる。
■フェイス To:アフル |
あぁん(残念そうに)、アフルぅ〜〜〜(-_-;)ジタバタ 見に行くだけだよぉ〜。 |
■アフル To:フェイス |
はいはい、人の恋路の邪魔はしないの(笑)。 |
■ アルト To:フェイス |
ふふふ………そうだよ?フェイス。 そういうことは、もっと見つからないように………あ、いや、こほん… あんまり、野暮なことは言いっこなしってね。うん |
そう言って、うんうんともっともらしく頷くアルト(ぉ
■ アルト To:ALL |
っと、さぁて…… それじゃ、そろそろ私は魔法の練習に行って来るよ。 まぁ、その…やっぱり、優秀な冒険者たるもの毎日の努力と鍛錬をおろそかにするべからずってね? あ、ちゃんと終わったら戻ってくるから、みんなは先にゆっくり休んでいてくれて良いからね♪ |
みんなにかるく手を振ると、いそいそと川の方へと足を向けます(ぉ#ちなみに…アルトが未だかつて訓練していた事実などは全くない(笑
■フェイス To:アルト、アフル |
……なぁんだ、結局アルトも見にいくんじゃん(^_^;) てなわけで僕も訓練にいってくるね♪ |
何の訓練だか不明だが、フェイスもアフルに手を振ると、いそいそとアルトの後を追う。
■ アフル |
はぁ… ま、しょうがないか(^^;; |
と、あきらめたアフルは帰りの日課となっている指輪を渡す練習に行きます(笑)。
■ アルト |
を……いるいる♪ |
木陰から、発見した二人の方をこっそり覗き込みます。
■ アルト To:フェイス |
っと……ん? やっぱりフェイスも来たのかい? んー仕方ないねぇ… |
そう言って、カメレオンの魔法を唱えるアルト(爆)
そんなことには気付かず、 食器を洗い終わったころあいを見計らって、話し掛けるシェルであった。
■シェル To:エスニャ |
…エスニャさん…その…エスニャさんのペンダント、割っちゃってごめん。 訳があったにしても、ボクがエスニャさんの大事なもの壊しちゃったってことは変わらないよね。 …怒ってる…? |
■ エスニャ To:シェル |
いいえ、おかげでニッキさんも助かりましたし……怒ってなんかいませんわ。 |
■シェル To:エスニャ |
ほんと?…よかった。 |
ひと呼吸おいてから……シェルはついに……
■シェル To:エスニャ |
エスニャさん、その…このペンダント、受け取ってくれないかな。 壊しちゃったペンダントの代わりっていうわけじゃなくて…その…プレゼントしたいんだ。 |
そう言いながら銀のペンダントを取り出して、エスニャに見せます。
■ エスニャ To:シェル |
え……だって……、そんな……高級なもの……いいんですの? |
■シェル To:エスニャ |
もちろんだよ。 えっと、その…うまくいえないけど、このペンダントはボクの…気持ちだから。 …エスニャさんはボクにとって…だ、大事な人なんだ。 急にこんなこと言われたら困るかもしれないけど、ボクはエスニャさんのこと、そういう風に思っちゃったんだよ。 大事な人に贈り物をしたいって思うのはなにもおかしくないと思う。 だから、ボクはエスニャさんにこのペンダントを受け取ってもらいたいんだ。 ……受け取ってくれる…? |
当然といえば、当然だが、シェルの顔は耳の先まで真っ赤である。
■ エスニャ To:シェル |
本当によろしいんですの? じゃあ、喜んでつけさせていただきますわ。 よかったらシェルさんつけて下さいません? |
そういいながらエスニャはシェルの方へ足を一歩踏み出した。
■シェル To:エスニャ |
ありがとう、エスニャさん。うれしいよ(^^) |
そう言って微笑むと、エスニャに近寄って、エスニャにペンダントをつけてあげます。そして、似合ってるかな〜って感じで一旦離れます。
■シェル To:エスニャ |
よかった。よく似合ってるよ(^^) |
そういってから、再びエスニャに近寄って軽く抱きしめつつ、エスニャのほっぺに軽くキスをするシェル。
しばらく2人のシルエットが重なっていた。
そして、2人で抱き合っていると遠くからラッドルの声が聞こえてきた。
■ラッドル To:エスニャandシェル |
エスニャ〜。シェルさん〜。 どこにいるんです? この辺は狼が出るから離れると危ないですよ〜。 |
■ アルト |
あぁっ………たく、余計な邪魔が…… |
その声を聞いたエスニャはシェルにこっそりと耳打ちをした。
■エスニャ To:シェル |
今度は前もって言ってからして下さいね。 ね、シェルさん。 |
それだけ言うとエスニャは顔を赤くしながらゆっくりと離れた。
■シェル To:エスニャ |
あ、ごめん、そうする(^^;;) |
シェル、真っ赤になったまま、固まってます(笑)
■シェル To:エスニャ |
………(バツが悪そうに頭をかきながら) …そ、そろそろ、戻ろうか? (ポリポリ)> |
■エスニャ To:シェルandラッドル |
そうですわね。 じゃあ戻りますか。 ラッドルさーん、こっちにいますよ〜。すぐ戻ります〜。 |
■ラッドル To:エスニャandシェル |
あーよかった。 無事なんですね。 じゃあ、早くに帰ってきてくださいね。 |
■ ヴィクトール To:シェル他 |
・・・ん?あ、ねぇ〜、みんなで何やってるのぉ〜? |
リッキー君と付近で川遊びとしていたらしいヴィクター。服がびしょびしょである。
■シェル To:ヴィクター |
うぇ!? ヴィクター、いたの!? (ヤバー、見られちゃったかなぁ…(^^;;)) べ、別に、食器を洗ってただけだよ? |
あわててエスニャから離れて、トボけるシェル。
■ ヴィクトール To:シェル |
ふぅん・・・? |
■フェイス To:ヴィクター |
あ〜! ヴィクター、し〜っ!! ってまあ遅いか(^_^;) |
くさむらに隠れていたフェイスがひょこっと顔を出す。
そしておもむろにシェルのちかくに寄っていく。
■フェイス To:シェル、エスニャ |
むっふっふ、シェ〜ルぅ〜(^ー^)いやぁ〜、若いっていいですなぁ〜。 ええもん見せてもらいましたわ〜。 |
■シェル To:フェイス |
フ、フェイス……もしかして、全部見てたの…? は、ははは…。み、みんなには黙っといてね…(^-^;;) |
シェル、真っ赤通り越して、顔から湯気があがってます(笑)
■シェル |
…も、もしかして…ほかにも誰かいるんじゃあ…(汗) |
かるく溜息を付きつつ、諦めて木陰から出てきます。
■ アルト To:シェル |
えーと…まぁ、あれだね。 闘っている仲間を、遠方から暖かく見守る訓練ってのも、時には必要かと…… ってことで、シェル。 |
シェルの肩を、嬉しそうにぽんぽんと叩くアルト。
■シェル To:アルト |
は、ははは…ありがと…。 やっぱし見てたわけね……アフルやフェリオもどっかにいるんだろうな…ハァ。 (せっかく、二人きりになれたと思ったのに…(--;;)) |
アルトの方を見てから、溜息をつくシェルであった。
■エスニャ To:アルト |
きゃあ。 アルトさん……みていてたんですね。 |
そういいながら恨めしそうにアルトの方をみるエスニャであった。
■ アルト To:ALL |
はは(^^) ま、めでたいネタがひとつ増えて何より、ってね。 さぁて♪ |
帰ろうと一歩踏み出して、足を止めるアルト。
■ アルト To:シェル&エスニャ |
っと……何なら、お二人さんはもっとゆっくりしていってもいいんだよ? |
そして、にこにこと、面白そうに二人の反応を楽しむアルトであった。
■シェル To:アルト |
なっ!? もぅ〜、アルトさんのイヂわるぅ〜! |
そう言うなり、後ろからアルトの背中をドンと力一杯押します。てゆーか、突き飛ばすシェル。
■ アルト To:シェル |
っと、ととととと… 馬に蹴られて…ならぬ、シェルの一撃ってやつだね。 あぶないあぶない♪ |
アルトは楽しそうに体勢を立て直すと、素早くシェルの攻撃範囲から逃げた(笑)
■ ヴィクトール To:ALL |
ねえねえ、何がいぢわるなの?お皿洗ってただけじゃないの? 食器洗いってみられちゃいけないことなの? |
疑問いっぱいのヴィクター、彼にはまだ早かったのかな。
■ アルト To:ヴィクター |
ん〜 みがいてたのは、皿よりもむしろシェルの男っぷりってとこかな?(^^) ま、ヴィクターにも、いつかいい人が出来たらきっとそのうち分かるよ。 |
ぽむぽむと、ヴィクターの頭を叩くアルト(ぉ
■ フェイス To:ヴィクター |
今度はヴィクターの番だとよいねぇ(^−^)♪ むふふふ♪ |
■ アルト To:ALL |
今日は、シェルの勝利を祝ってひとつぱーっと騒ぎたいとこだねぇ。 んじゃ、戻ろうか♪ |
ほのぼのとした会話が交わされてた川辺から少し外れた林の影で……
■ フェリオ |
……Zzzz……zzz……。 う〜ん……もう食べられねぇよ……。 |
一人、幸せそうに眠るフェリオだった。
<完>
GMの独り言:あとがき書きたいんだけど、時間がないのでパスです(^^;
GMやっていてとても楽しいシナリオでした。
プレイヤーの皆さん、みなみさん、狼鬼さんにこの場を借りて深く感謝いたします。
ではではまた♪
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