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「銀の網亭は夜開く」 |
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銀の網亭−カウンターにて |
銀の網亭の2階から1人の少年が降りてきたようである。
彼の名はアフル。
なにやら浮かない様子である。
■ アフル To:おやじ |
おやじさん、いつものワイン頂戴… |
ワインを受け取って少し口をつけてため息をつくアフル。
ため息ばかりで何も口にする気配がない。
■ アフル |
はぁ…、やっぱりついて行けば良かったかなぁ… |
なにやら、失恋でもしたのであろうか?
ちなみに、この辺の事情は、シナリオ38「忘れられた危険」を読んでもらえると助かる。
■ おやじ To:アフル |
おう、おはよう、アフル。 いつになく気の抜けた顔してるな。 ま、今更後悔したってしょうがないさ。 ソフィが帰って来るまでは新しい仲間と仕事に精を出すんだな。 |
■ アフル To:おやじ |
そりゃ、そうなんだけどね…(^^;; あ、そう言えば、そろそろみんな集まる時期か…って今日か(^^ ;; 結構見た顔が集まってきたなぁ〜 よしっ、それじゃあ、ソフィが帰って来た時にちゃんと土産話が出きるようにがんばろっかな。 さてっと、一緒にパーティを組んでくれそうな人は… |
そういいながら顔を叩き……美男子なのにもったいない……あたりを見回しはじめたアフルであった。
どうやら、おやじの台詞が効いて、少しだけ復活したみたいである。
さて、その頃カウンターにはもう1匹と1人……いや、1人と1匹が帰ってきたみたいである。
前回、アフルとパーティを組んでいたヴィクターとリッキーである。
■ ヴィクトール To:おやじ |
やーほー、酒場のおっちゃん。 とりあえず、いつものオレンヂジュースとリッキーのジャガイモね。 前の冒険でさぁ、オレ古代王国の遺跡に行ったんだよ。面白かったなぁ。 でも、色々と難しいこともあってさ。 オレってまだまだ力不足なんだなぁ〜って思っちゃったりもしたよ。 |
その声に、おやじより先にアフルがどうやら反応したみたいである。
早速誘いの声をかけに来たようだ。
■ アフル To:ヴィクトール |
あ、ヴィクターももう来てたんだ。 あのさ、まだ組む人とか決めてないんだったら俺と組まない? 俺達ぐらい前からここに顔を出してる人達ってみんな結構パーティ組んじゃってる人多くてさ。 |
■ ヴィクトール To:アフル |
あ、アフル兄ちゃん。こんちわ! うん、オレもまた冒険に行くつもりだし、一緒にやろうよ。 えっと、そうすると今はオレ達2人だけなんだよね? よぉし、それじゃ頑張って一緒に冒険してくる人捜そ! |
■ アフル To:ヴィクトール |
よし、それじゃあ、まずはソーサラーとシーフの人かな? ソーサラー、ソーサラーっと… あ、いた♪ ちょっと声をかけてみるね。 |
と言うやいなや、またもや脱兎のごとくかけだしていくアフル。
そしておいていかれたヴィクターの元へようやくジャガイモとオレンジジュースが届いたようである。
■ おかみ To:ヴィクトール |
ほい!ジャガイモとオレンジジュース! もう声かけられてるんだね 先行きよさそうだねえ またなにかあったらよんでおくれね! |
■ ヴィクトール To:おかみ |
は〜い、ありがとね〜。 ほい、リッキー! |
肩の上に乗っていたリスザルにジャガイモを渡すヴィクター。
そして、うきうきっと早速食べ始める、お猿のリッキー。
こっちはいたってのどかなものであった。
さて、時を少し巻き戻して……シェルが銀の網亭へやってきたところまで戻ってみよう。
■ シェル To:おやじ |
ふう、ただいまぁ〜。 マスターさん、久しぶり〜。元気だったぁ〜? とりあえず、グレープフルーツジュースお願い〜。 |
と、話しかけているうちに、どうやらナンパを計画しはじめたらし……
でなくて、知り合いをみつけたらしい。
■ シェル To:おやじ |
あ、知り合いみっけ♪ マスターさん、ジュースここにおいといて〜。 |
■ シェル To:おやじ |
おかえり、シェ……と、行動が相変わらず早いな。 とりあえずここに置いとくぞ!! |
シェルを眺めながら、そう叫んだおやじであった。
どうやら聞こえたらしい。
走って戻ってきたシェルは、
■ シェル To:おやじ |
ありがと〜。 |
と言って、一気にのみほしてしまった。
■ シェル To:おやじ |
じゃあ、仲間探しに行ってくる〜 |
と言い残すが早いかまた走っていってしまった。
さて、その頃シェルが見つけた女性はというと……。
■ アルト To:おやじ |
や、マスター♪ 今日も賑やかだねぇ。 悪いけど、ちょいとまた此処で人を待たせてもらうよ。 とりあえず、エールと………何か食べ物を、2,3皿頼めるかい? 後からまた、腹を空かせたのがもう一人やって来るからさ(^^) |
■ おやじ To:アルト |
アルトか、よく来たな。 また、待たされてるのか? こんな美人を待たせるなんて全くしょうがない奴だな。 たまには置いてっちまえば懲りるんじゃないか? 食事の方は適当に美味そうなものを見繕ってやろう。 エールの方は一人分で良いのか? まぁゆっくりしていってくれ。 |
そこへ、シェルが横からひょっこりと顔を出した。
シェルが見つけた女性とは、アルトだったらしい。
■ シェル To:アルト |
アルトさ〜ん、久しぶり〜♪ ここんとこ一緒にパーティ組んでなかったけど、元気だったぁ〜? |
■ アルト To:シェル |
ん…… シェル! 久しぶりだねぇ。そっちこそ元気だったのかい? |
■ シェル To:アルト |
もっちろ〜ん♪ |
■ アルト To:シェル |
へぇ… 何だか暫く見ないうちに、随分といい顔つきになったみたいだねぇ。 それだけシェルも、良い冒険してきたってことかな? |
■ シェル To:アルト |
ほんと? わ〜い♪(^^) |
■ アルト To:シェル |
あれから何があったのか、是非ともつもる話をゆっくりと聞かせてもらいたいね(^^) 良かったら、また一緒に組んで仕事でもどうだい? |
■ シェル To:アルト |
ほんと〜? じゃあ、よろしくぅ〜 (^^) …え〜と、魔術師と精霊使いで2人だから… あと、4人かな? |
指折り数えながら考えるシェル。
なにやら、掛け合い漫才みたいな2人であった。
■ アルト To:シェル |
よし、決まりだね♪ じゃ、また宜しく頼むよ、シェル。 あ…そうそう、実は他にフェリオも一緒でね。 そのうち、また例のマント付けてひょっこりやって来ると思うよ。 シェルに会ったら、きっとフェリオも喜ぶんじゃないかな? |
■ シェル To:アルト |
あ、フェリオも一緒なんだ。フェリオとも久しぶりだな〜。 ん〜、てことはあとは戦士と盗賊の人だよね。 だれかいないかな〜。 |
といってから、シェルは人捜しにまたカウンターをうろうろし始めた。
■ アルト To:シェル |
んー そうだねぇ。誰か他に、腕と気のよさそうな仲間が上手く見つかれば良いんだけど… |
と、そこへアフルが誘いの声をかけにやってきた。
■ アフル To:アルト |
あの…、ソーサラーの人ですよね? 俺、今あっちに座ってるプリーストのヴィクターと組んでるんですけど、俺達とパーティ組みません? |
■ アルト To:アフル |
……っと、渡りに船とはこのことだね。 ちょうど今、私たちも仲間を探してたとこだったんだよ。 ありがと、こっちこそお願いするよ。よろしく(^^) …あ、けど私の他にもまだ後二人、こっちに居る――― |
といって、シェルの方へ振り返ったアルト……。
もちろんシェルはそこにはもういなかった……。
■ アルト To:アフル |
えーと… こ、こっちに居た、シェルって名前のエルフと、フェリオって名の神官戦士も居るんだけど…構わないかい |
ちょっとばつの悪そうなアルトであった。
■ アフル To:アルト |
うん、かえってちょうど良いよ(笑)。 それじゃあ、これで5人であと足りないのがシーフって事か… あ、シェルって人がグラスランナーの人に声をかけてる。 これで入ってくれるなら万々歳ってとこなんだけど(笑)。 あ、それじゃあ、テーブルの方に移動しない? そろそろカウンターもいっぱいになってきたみたいだし。 えっと、今空いてるのは…2番テーブルか、それじゃあ、先に2番テーブルのほうに行っとくね。 |
すでに敬語でなくなっているアフル。
やはり敬語はナンパ用であったみたいだ。
■ アルト To:アフル |
ん、よろしく頼むよ。 こっちも、後からすぐに行くからさ。 |
そういってフェリオを待つためにカウンターへ残ったアルトであった。
ちなみに、アフルはヴィクターに声をかけてから2番テーブルに行くことにしたみたいである。
■ アフル To:ヴィクトール |
おーい、ヴィクター、OK、組んでくれるってさ。 向こうは、ソーサラーとシャーマンと神官戦士の人だって。 それで、今、シーフの人に声をかけてくれてるから、先にテーブルのほうに行っとくって事になったから。 2番テーブルが空いてるみたいだからそっちに行くことにしたからね。 あ、おやじさん、ワインもう一杯頂戴。 |
■ ヴィクトール To:アフル |
えぇっ、もうそんなに集まったの!?急展開だね。 えっと、2番テーブルって言うと・・・ん、あっちかな? じゃ、オレも移動しておこうっと。 |
ヴィクターに声をかけ、ワインを受け取り2番テーブルへと足を進めるアフル、
そして、それについていくヴィクターであった。
続いて、銀の網亭にやってきたのはおやじギャグの本舗……じゃなくてフェイスであった。
鼻歌とともに入店である。
■ フェイス To:おやじ |
〜♪〜ふふ〜ん〜♪ おじさんおじさん、たっだいま〜! みるくちょーだいっ♪ 今度の冒険も面白かったよ♪ 次の冒険も楽しみだなぁ、わくわく。 誰かシーフいる人いないかな? |
■ おやじ To:フェイス |
フェイスか、ご苦労さん。 最近じゃお前さんが来るのが鼻歌で分かるようになっちまったよ。 ミルクも定番だしな。 シーフが欲しいところか……。 まだそれほど固まってる連中は多くないんで知り合いに適当に 声を掛けてみたらどうだ? |
■ フェイス To:おやじ |
うん、じゃそうしてみるね♪ 僕もおやじさんを見たらもう一目でおやじさんって分かるようになったよ♪ これからもよろしくねっ♪ さ〜て…どうしよっかな…?(キョロキョロ) |
やはりフェイス、持ち前のおやじギャグは健在みたいである。
と、そこへシェルがやってきた。
■ シェル To:フェイス |
フェイス、久しぶり〜♪。 今、だれかと約束してるの〜? してなかったら、ボクらと組まない? |
■ フェイス To:シェル |
あ、シェル〜♪ おっひさしぶり〜♪ え? いいよいいよ! おっけ〜だよ♪ ほかにも仲間いるのかな? そっちの方に行こうよ♪ |
■ シェル To:フェイス |
うん。ボクの他にアルトさんとフェリオがいるよ。 2番テーブルにいるから、いこ♪ |
■ フェイス To:シェル |
じゃ、シェル、2番テーブルまでかけっこだ! それっ!! |
すかさず、すたたたたーと2番テーブルへ走り去るフェイスであった。
ちなみに、銀の網亭では、かけっこは禁止されているはず……なんだけど。
そして、最後の登場となるのは、奇術師フェリオである。
■ フェリオ To:おやじ |
やぁ、親父さん、こんちわヽ(´ ▽ `)ノ とりあえずエール貰えるかい? ふぅ……やっと辿り着いたぜ……。 遅くなっちまったな……アルトはもう来てるかなぁ? まさかここに来る途中で道に迷って馬車に跳ねられそうになったりチンピラに絡まれたりしてたなんてとてもいえねえな…… |
■ おやじ To:フェリオ |
ほーらエールだ アルトかい? もう一人見つけてなにやらしゃべってるようだな。 おまえさんも顔をだしてみるといい。 |
■ フェリオ To:おやじ |
な、なにっ(  ̄□ ̄;)!! もう一人見つけて……? ああ、もうナンパされたのか(/_;) こうしてる場合じゃない、急がねば……って何処で? 人が多すぎる(  ̄□ ̄;)!! |
そこへアルトがやってきて、フェリオの肩をぽんと叩いた。
■ アルト To:フェリオ |
待ってたよ、フェリオ。 ……っと、どうしたんだい? 何だかまるで、ここに来る途中で道に迷って馬車に跳ねられそうになったりチンピラに絡まれたりしてたみたいだね…… ま、とりあえず、新しい仲間の方も何とか決まりそうだよ。 みんなテーブルの方にいるから、一緒に行こうか(^^) |
女の勘は……怖いものである。
■ フェリオ To:アルト |
あ?アルト、いつのまに……。 べ、別にはねられそうになったり(以下略)はしてないって!! っつーか、もう決まったの?はええなぁ……。 ま、良いや、行こうか。 アルトに色目使ったやろうはどいつだ ? 片っ端から……(ブツブツ ) |
といいながら、渋々2番テーブルへと移動するフェリオであった。
これで6人の冒険者が勢揃い。
どんな冒険になることやら。
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