この扉の向こうには? Scenario #47
ルイトゥーラ様のゆううつ


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屋敷 乳白色の扉のある部屋

 やっとこさ階段を登りきった一行。
 最後の方の段など、1段の高さが40cmをこえる高さであったために、体格の小さなルネはだいぶ大変だったようだ。

 着いたところは、今までの部屋よりも少し小さめの部屋であった。
 今まで以上になにもない部屋で、ただ、一行の前に不思議な乳白色につつまれた扉‥‥らしきものがあるだけであった。

                    
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プ=キャプ | コ=コリューン | ザ=ザック
 シ=アシスト | ワ=アルスワ  | キ=キャンドル
 ル=ルネ |  1マス1m   | 扉=乳白色の扉

 その乳白色の扉のようなもの。
 幅は今までの両開きのドアと同じ約2mあまりか?
 詳しい詳細は、近寄らないとなにもわからない‥‥
■ キャンドル To:ALL
 良かったわ、何も落ちてこなくて(苦笑)

 で、ここが目的地なのよね?

 きょろきょろ、と辺りを見渡す。
■ コリューン To:ALL
 何にも無いね・・扉を開けると、また何か出て来るのかなぁ?

 同じくきょろきょとと辺りを見渡す。
 オトモダチの様子にも、特にヘンなところは感じられなかった。
■ ザック To:ALL
 さあな?そーろそろ最後の親玉でも襲ってくるんじゃねえの? ま、一応扉でも調べておきますかね

 つつぅ〜と周囲に注意しつつ扉に近づくザック。
 ざっと罠など調べようとして。在ることに気が付く。
 ‥‥‥取っ手がない。
 取っ手もそうだが、鍵穴すらない。
 それと、表面がちょいとヘンな風なんだが‥‥‥。一体ぜんたいどういうこっちゃ!?

 そう扉の前で調べているザックの横に、アルスワ達もやってくる。
■ アルスワ To:ザック
 取手が無くても扉である以上はこうするのが礼儀でしょう

 そう言って、そのまま何の気なしに扉にノックしようとする。
 その姿を見て、あわてて
■ キャプ To:アルスワ
 ちょっと待って!!
 礼儀としては、それで正しいんだけど・・・相手はあのオバサンだもの。
 これっくらいの用心はしないとね(^^;;;

 そうそう。無用心に扉触っちゃイカンよね‥‥‥って、あんたもかい!!
 まぁ、こちらは獲物であるでかいモールを使ってノックをしようとするのだが‥‥あんまり変わらないっちゅ〜か、なんちゅ〜か‥‥‥(笑)。
 で。モールを使いノックしようとしたキャプ嬢。
 えいさぁ♪とモールを振り上げ、扉に当たり衝撃が‥‥‥‥こない。
 モールの先ははそのままするっと、扉の中に吸い込まれていった‥‥‥
■ コリューン To:ALL
 ふぅ〜ん・・・・・・・みんな、ちょっとどいててくれる?

 少し扉から離れたところより松明に火を点け、扉に向けて投げつける。
 その松明は扉にあたったかとおもうと、ふっ‥‥と扉の中へとはいっていったようだ。
■ コリューン
 燃えもしないのかぁ・・・

 と、まじまじと扉を見る。
■ キャンドル To:ALL
 変な扉ね。
 まあ、分かった事は、私達シーフがどうこうする扉じゃない、って事くらいかしら。

■ アシスト To:ALL
 うーん。これって何でも通りぬけられるのかな?

 そう言いながら扉に近づき、おもむろにぺたぺたと触ってみる。
 ぺたぺたと‥‥とはいうが、その乳白色の扉、「触る」という感触がまったく感じられない。
■ アシスト To:ALL
 この、扉なんか変だよ。触っても感触が無いし……

 触ったハズなのに‥‥と、自分の手をちこっと見る。
■ ザック To:ALL
 ふーむ・・奇怪なもんだな・・・・
 魔法の力でうんたらかんたらじゃねえのか??

 そういや魔法の扉とかで、こういうのあったな〜〜などとぼんやりと頭の中に浮かぶザック。
 でも、詳細は思い出せなかったりする。
■ アシスト To:ALL
 たぶん一方通行の扉だと思うんだけど……ちょっと覚えてないや(^-^;)

 頬をぽりぽり掻きつつ自信なさげに推測を述べてみるアシスト。
 確かに、記憶がちょっと心もとない。
■ アルスワ To:ザック&ALL
 魔法ですか・・・・
 どのみち進むしか無いようですね
 誰かロープを貸してもらえませんか?
 それを体に巻いて私が扉の中に入ってみましょう

 と、少し緊張の面持ちで皆を見る。
■ キャンドル To:アルスワ
 今出すわね、ちょっと待ってて。

 じゃあ、私が縛ってあげるわね。

 アルスワの体に、ロープを縛り付け、その後ロープの端をキャプに手渡す。 
■ キャンドル To:キャプ
 はい、キャプ。
 よろしくね。

■ キャプ To:キャンドル、アルスワ
 おっけー。
 危なくなったら、引っ張ればいいのよね・・・って
 扉の向こうが見えないじゃないのよ・・・(^^;;;;

 少し下がって足場を完全に確保するキャプ。
 果たして、危険はあるのだろうか?
■ アルスワ To:キャプ
 そうですね・・・危なくなったらロープを2回引っ張りますのでそれを合図にしてください

 声が聞こえるとは限らないので、とりあえず最低限の合図を決める。

                    
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プ=キャプ | コ=コリューン | ザ=ザック
 シ=アシスト | ワ=アルスワ  | キ=キャンドル
 ル=ルネ |  1マス1m   | 扉=乳白色の扉

■ アシスト To:アルスワ
 行く前にちょっと待ってね、アルスワにーちゃん。まず杖でやってみるから。

 再度キャプと同じく、杖を扉に突き刺し(?)、更に引っ張ってみる。
 が、杖にはなんの手応えもなかった‥‥
■ アルスワ To:アシスト
 結果は変わらずのようですね
 では 行きましょう

 覚悟を決めた顔で。そのまま真っ直ぐに扉に向かって歩いていく。
 するすると伸びるロープと共に、扉の向こうへと消えるアルスワ。
 アルスワの身体が完全に扉の向こうへとつき、扉をまたぐものがロープだけになった時。
 ふいに、ロープがぷつん‥‥と扉のある場所で切れてしまった。
■ アシスト To:アルスワ
 えっと……アルスワにーちゃん? 聞こえたら返事してー(’’;

 急な展開に、しばしぼ〜ぜんとするも、気を取り直して声をかけてみるアシスト。
 されど、まてども返事はなし。
■ コリューン To:アルスワ
 スワさん! 大丈夫!?

■ キャンドル To:アルスワ
 アルスワ!

  音は、通らないみたいね…

■ コリューン To:ALL
 アッシー君、この扉は一方通行とか言ってたよね?
 ・・・となると、みんなで扉の向うに行くしかなさそうだね★

 と、じっと乳白色の扉を見つめる。
■ アシスト To:ALL
 うん、たぶん……だけどね。ここまで来たら覚悟を決めるしかないよ。
 ルネちゃん、君もこっちにおいで。なるべく固まって入ろう。

■ ルネ To:ALL
 えと‥‥ここにはいるんですぅ‥‥?
 ‥‥‥はいぃ‥‥

 ルネも、覚悟を決めたようだ。
■ ザック To:ALL
 やっぱ最後はこーなるんだな
 まーはやいとこ中いかねーとアルスワ体が心配だわな
 コリューンあんときのことを思い出すとな。
 ひゃひゃひゃ
 まーとりあえず、キャプ先頭でいっときますか?

 ぐるっと見ながら順番を決めようとする。
 とりあえず扉に幅があるので、二人ずつ並んで行くのは可能なようだ。
■ コリューン To:ザック&ALL
 私も、あの時の事はとぉ〜〜ってもよく覚えてるよ。
 まず絶対、忘れないだろうから安心しろや・・・にゃっにゃっにゃっ★
 ・・冗談はともかく、スワさんは心配だね。早く向こうへ行こう!

 先に有るのは未知なる領域。
 アルスワの状況がわからない今、皆次へと進もうとする。
■ キャプ To:ALL
 ん・・・じゃあみんな、覚悟・・・もとい、準備はいい?

 総員、突入〜〜っ!!

 リーダーの宣言高らかに、キャプ、コリューン、ザック、アシストと乳白色の扉をくぐる。
 そして、ルネが扉をくぐりぬけた時。キャンドルの目の前でその乳白色の扉は消え、二つの部屋はつながった。
 キャプ達の目の前に。アルスワの死闘が見える。
 そして、また。
 キャプの目の前にはキャプの姿をした者が。
 コリューンの目の前にはコリューンの姿をした者が。
 ザックの目の前にはザックの姿をした者が。
 アシストの目の前にはアシストの姿をした者が。
 ルネの目の前にはルネの姿をした者が。その焦点さだまらぬ瞳で冒険者達を見つめていた。
■ キャンドル 
 扉が消えたわ…

 自分の目の前で扉が消え、しばし呆然とするキャンドルであった‥‥。

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp