Sword World PBM #46 |
- Howl from Behind -
獣の声が聞こえる
午後7時半…壊れた鏡 |
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クロムバード家 |
ロナが走り去った後、ガレスはしばらく無言でいたが、おもむろにしゃがむと妻の様子を見始めた。
■ガレス |
……… |
オジイの方は大丈夫と判断し、クラウディアもガレスに近づく。
■クラウディア To:ガレス |
だいじょうぶかね?サラナさん…。 ……ごめんよ,あたしらがもっと早く事情を説明していれば……。 |
■ガレス To:クラウディア |
構わん。 それで、君たちはこれからどうするのかね。リーアからの依頼通りロナを捕らえるのかね。 |
■オジイ To:ガレス |
そうしたいですが……難しいでしょうなあ。 で、ロナさんが行きそうな場所とかにガレスさんは心当たりはないですか? |
痛みも治まってどうにか立ち上がったオジイが、ガレスの横に座り込みながら言う。
■ガレス To:オジイ |
分からん、行きたいところに行くんだろう。 それよりも、君たちの仲間は大丈夫かね。こう言ってはなんだが、ロナとは戦わないことを勧める。 |
■オジイ To:ガレスand ALL |
そうですね。戦わない方が良さそうですな。 とりあえずアップル達が心配ですし、追いかけましょう。 うまく行けば追いつくでしょう。 |
■ガレス To:オジイ |
ああ、我々にはもう関わらない方がいい。仲間と合流したら、早めに逃げることだ。 |
■フィリス To:ガレスさん |
…でも…リーアさんと約束したことですから。ちゃんと捕まえてあげる…って。 だから、やれるだけのことはやってみるつもりです。 それに…まだ、ガレスさんには、お聞きしたいことがたくさんありますから。 では。 |
フィリスは機械的に会釈すると、ロナ達が走り去った方に向かった。
オジイもそれに続く。
■クラウディア To:ガレス |
そんな器用な生き方ができていたら、あたしはこんなところにはいなかったろうよ。(苦笑) さて、あたしらは追いかけるとして…先生、あんたはどうするんだい? |
■ガレス To:クラウディア |
………我々にはもう関わるなと言ったはずだ。私は私なりのことをする。君たちには関係ない。 |
■クラウディア To:ガレス |
……関係ない、か。 関係ないふりをするには、知り過ぎてしまった気もするんだけどね。 リーアちゃんの依頼も果たしていないし、アンゼちゃんにも、ロナちゃんにも、満足のいく未来を考えてあげたいと思っているし。 冒険者にとって依頼人は、先生にとっての患者みたいなものかもしれない…。 危険だからといって、見てみぬ振りはできないんだよ。 彼女達の幸せのために、父親である先生、あんたのこともね。 |
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