涙のブルーロータス

街道の上を馬車は行く

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雲の上の街道

オランからブラードへと通じる主要街道、雲の上の街道
その街道を、目的地である盗賊達のアジトのある森へとひた走る馬車。
比較的大きい街道であるが、道行く人の数はさほど多くはない。「黒き森の猟犬」の名がそうさせているのだろうか・・・・。
■バーン To:ALL
 …さてと、暗黒神の神官戦士を含めて、確認されているだけでも3人のルーンマスターがいるとすると、馬鹿正直に力押しするのは本意じゃない。
 到着まではまだ時間があるから、お互いの考えを持ち寄って行動を決定したいと思うんだ。 何か良い知恵はありませんか?

■ホルト To:ALL
こんな物騒な辺りを少人数で行こうってのは流石に少ないみたいだな。
しかし、王都オランの近くだってのに…
なぁリーダー、それより今日はどの辺りまで進む?
じき日も暮れる。
街道沿いだから日が暮れてもある程度は進めない訳じゃないが…

■アトール To:ALL
とりあえず、ホークが行けるところまで進んだらどうだ?
ホークが休んでいる間は、ホークほどはうまくないにしても俺達が交代で少しずつでも進んだ方がいいだろう。
のんびり野営している暇は無さそうだしな。

■バーン To:ALL
 アトールさんに賛成です。初日で旅程の3分の2を終えられれば、翌日に疲労をためずに行動を起こせるでしょう。
 ホークさんには申し訳ありませんが、しばらくは頑張っていただきましょう。

■ホルト To:ALL
道なりに進ませるくらいなら俺にも何とかなる。
明るいうちは俺たちがやるから、今のうちにホークは休んでおいてくれ。
さて、それならむしろ馬の体力と相談しないといけないんじゃないか?
帰りもあるし、夜通し進ませる訳にはいかんだろ。
やはり適当なところで休息をとる必要があると思うが。

■バーン To:ALL
 そうですね…。 …では日暮れまではそのまま行ってもらい、その後は馬の疲労度を見ながら適時休憩を取るようにしましょう。

■アトール To:ALL
ところでブルーロータスの奪還作戦だが、出発前に話していた「空き巣狙い作戦」が可能なら是非とも採用したいところだな。
奴らが出て行った後でアジトに入るか、出てこなければなんとかして誘い出すとか・・・

■バーン To:ALL
 う〜ん。具体的にどうすれば誘い出せるかは良い案がありませんが、可能な限りリスクは分散したいですね。
 相手の情報源がわかれば、そこに虚偽の噂を流しておびき寄せることも出来るとは思うんですが…
 もし無差別に襲うんだとしたら、難しいでしょうね。

■アトール To:ALL
これまでの話を聞いた限りでは、商隊なら何でもかまわずに襲っているような感じだぞ。

でも、それを逆手に取れば、奴らに気付かせすれば囮を襲わせさせる事はできるかも。
例えば、この馬車をアジトから少し離れたところに野営しているように止めて、木や毛布を使って人がいるように見せかけ、わざとらしく馬車に近づけないように見え見えの罠を張っておいたりしたら、襲いに出てくるんじゃないかな?
もちろん俺達は、馬車から離れたアジト付近で奴らが出てくるのを待って、空き巣狙い。
馬車のそばで動物よけに火を焚いておけば、奴らがアジトからも発見する確立は高いと思うし。

・・・問題は、それを準備している間に敵に悟られないようにしなきゃ駄目だけどな。


■バーン To:ALL
 ふむ。囮に使うのであれば、やはりある程度無理をして進んでいるフリをする必要が有りそうですね。
 危険な街道を進む商隊であれば俺達みたいにするはずですし。
 その上でアトールさんの案を採用すれば餌に食いつきやすくなるんじゃないですかね。万が一準備中に襲撃を受けてしまったら、力技で応対するしかないでしょうが。
 まあ、こちらには優秀な斥侯がいますから、先にアジトを見つけ出せれば手鏡を使った連絡などで敵の襲撃の前に相手を出し抜けるんじゃないですか。

■ホルト To:ALL
俺としてはわざわざ連中の注意を惹く必要はないと思うが。
我々の最大の利点はこちらが狩る者だということ、つまり攻撃の主導権を有していることだと思う。
…まぁ連中は仮にも森の猟犬と呼ばれる身、真にどちらが狩る者であるかははなはだ怪しいところではあるがな…
この作戦の成否は如何にして連中に悟られずに迅速にアジトを発見出来るかにかかっている、と考えるがどうだろう。

■アトール To:ALL
確かにそうだろうな。
囮うんぬんは、あくまでアジトを見つけて、かつ連中がアジトの中に籠もってる状態の話だから、まずはアジト発見が大前提で良いと思う。

■バーン To:ALL
(ホルトの言葉に頷き)
 戦力を分散する危険はありますが、アジトの探索部隊を編成したほうが良いかもしれませんね。
 誘き出すにしろ、強襲するにしろ、次の動きが取り易いでしょう。

そう言って腕組みをしたまま黙り込むバーン。
■バーン To:ALL
 それではこうしませんか?
 まず探索隊を編成し、アジトを迅速に見つけ、狼煙や手鏡を使って馬車組に連絡を入れる。馬車組はその連絡を受けたら、馬車を近くの木に結わえ野営の雰囲気を出し、探索隊に合流する。
 「黒き森の猟犬」が動き出せば空き巣を狙う作戦とし、出なければ強襲作戦としましょう。強襲の場合は暗黒神の神官から順にルーンマスターを無力化していき、各個撃破を基本とするという約束事で行動しませんか。

■アトール To:ALL
 戦力分散はちょっと怖いが、しょうがないかな?
 連絡や探索に応用できる魔法の類は何か無いかな?

■ホルト To:ALL
現場を見ていないのでまだ何とも言えないが、アジトが街道から距離のある場所に位置しているのであれば、馬車を近くの村などに預けて徒歩で進んだ方が良いと思う。
村に寄って情報収集するのは良し悪しだな。
あぁ!今更言っても仕方ないがアジトを発見した奴の話を聞ければ良かったな。
途中の駐在所に駄目元で訊いてみるか?

後問題が一つ。
これは推測でしかないが連中はその直接的な戦闘力もさることながら、野外での隠密行動を得意としている可能性が少なくない。
対してこちらは森の中ではアトール一人が頼り。
見付かる確率は高くなるが全員で行動した方が無難じゃないかな。
ホーク、あんた野外活動の心得は?

…残念ながら探索に役立ちそうな魔法は知らないな。
連絡ならエルシアの〈風の声〉が使えると思うが…


■ホーク To:バーン
素人に毛が生えた程度の心得ならあるが・・・精通してるか?と聞かれると全く自信はない。申し訳ない・・・。

■ホルト To:ホーク
別に謝る必要はないさ。
素人に毛の生えた程度であっても今の我々にとっては心強い限りだよ。
何せ、アトールの他はこと野外活動に関しては素人ばかりだからな。

■アトール To:ALL
俺だって、屋内に比べたら野外活動は精通しているレベルとは言えないさ。
そう考えると、ホルトの言うように奴らの方が野外の隠密行動が得意である可能性が高いな。

■チーゼル To:ALL
…でも、まずすぐ近くに村があった場合だと…その村に尖兵が要る可能性が十分ありますし…
まぁ…一般の隊商が、どこら辺を中継地点にしてるかわかりませんから、なんとも言えませんけど。

それから…村がなくって、途中に夜営地点をつくる場合だと、囮を使うのはいい案だとは思いますけど…それだと、馬車がどうなっても文句は言えませんよね?
時間の問題もありますし…それに一応「借り物」ですし。

ん…と、あと…個人的にはパーティー分断は…どうなんだろ…
その〈風の声〉が、連絡手段として…完全に頼りにできるなら、別にいいんですけど…
正直、辛そうだな、って思います…僕としては。

■バーン To:ALL
 そうだな…。
 村があった場合、チーゼルの言う通り尖兵になっている場合もあるし、逆に真っ先に襲われて廃墟と化していることが考えられますね。 アジトからかなりの距離があれば襲われる危険は少なくなりますが、
それだとあまり有益な情報も得られないかもしれませんね。 逆に、その近隣の村が相手に脅されるなどで結託している状況なら、情報源になっていることも考えられるので行く価値はあると思いますが…。

 馬車を村に置いておくことに関しては悩ましいですね。村が無関係なら大丈夫でしょうが、万が一の場合は足を奪われる事にも繋がると思います。たしかに借り物の上、移動と同時に搬送用の重要な道具だから大切に思うのは分かりますが、そこまでして時間の浪費をするのぐらいなら、囮として使うほうが有益だと考えます。

 魔法についてですが、知り合いの精霊使いの話によれば、姿を隠したりも出来る魔法があると聞きましたが…

 …う〜ん、全員で動くほうが確かに安全だけど、大人数だと向こうに気付かれる可能性がより高くなってしまうなあ。


■アトール To:ALL
 村が近くにあるかどうかは地図を見れば判るだろ。
 もうちょっと、詳しく見てみようぜ。

アトールは地図をみんなに見えるよう広げて、アジトの×印とオランの間を再度詳しく見る。
印の場所(アジトと思わしき場所)から、荷馬車で半日ぐらいオランに戻った場所の場所に小さな村があるらしい。
■ホルト To:ALL
俺は村に危険がある可能性は皆無でないにしても極低いと思うがな。
何と言ってもここらは王都のお膝元で、しかも街道沿いの村なんだぞ?
遠く離れた田舎ならいざ知らず…

後、荷馬車は花を運ぶためにわざわざ用立てて貰ったんだ。
荷馬車がどうかなるくらいなら意味がない。
元々連中の討伐だけなら必要は薄いんだから。むしろ邪魔になると思う。
それに…(馬車に何かあったら余計な出費になるじゃないか!)

…あぁ、そう言えば他に〈沈黙〉なんてのもあった。
チーゼルが思っている通り、〈風の声〉は余り当てに出来ない。
この手の魔法が有効に働くのは割と状況が限られてるから、頼りにするのはどうかと思うな。
打てる手は多い方が良いと考えたんだろうけどさ。


■バーン To:ALL
 で、どうします?
 遭遇戦の確率が高くなっても全員で移動するか、選抜された面子で捜索隊を派遣してから合流するか。
 地図を見るところホルトさんの言う通り危険は薄そうだから馬車を置いて行くことに異存はありません。
 ただ、馬車を囮に使えないとすると、奇跡的な幸運がなければ必然的に戦闘になりうるということは頭に入れておいて下さいね。

■ホルト To:ALL
報告によれば、ではあるが、連中はアジトらしき小屋に頻繁に出入りしているようだから多少の待ち時間を覚悟すれば連中は必ず動く…と思う。
それまでは遠くから監視しつつ、気付かれないのを祈るしかないな。
いずれにせよ、決断はもう少し後でも構わないだろ。
くそっ、何か人伝の情報ばかりってのがもどかしいな。

■アトール To:ALL
暗黒魔法を使う奴を含めて、ルーンマスターが沢山いるパーティーと、まともに戦闘をするのは出来れば避けたいな。
とりあえずホルトのさっき言っていた、駄目もとで途中の駐在所に情報を聞いてみようぜ。
もしかしたら、アジト近くの地形とか詳しい情報が聞けるかもしれない。
俺らの前に他のパーティーがアジトに向かったかどうかでも対応が変わってくるだろうし。
ま、いないとは思うけど(^^;;

■バーン To:ALL
 では、駐在所を探して情報収集をしましょう。
 基本路線は、馬車を近隣の村、ないしその駐在所に置きアジトを目指す。なにか変わった情報・状況があった場合は柔軟に対処し、「ブルーロータス」の奪還を第一義とする。対抗勢力が妨害する場合全力を持って無力化に努める。
 ということにしましょうか。
 …そうと決まれば、早速情報収集に向かいましょう!


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