7ラウンド目 |
ガーランドは戦闘の動向をうかがいながら、ゆっくりと近づいている。
その直後、トラクマが攻撃目標を変え、全力防御しているバティに襲いかかる!全力防御していたおかげで2、3発目を辛うじて回避(回避10,12,15)するが、爪の一撃はさすがにハードレザーでは薄過ぎたか、痛烈なダメージを負う(5点)!
スレイは早くベイルを倒さんと再びシェイド(達成値12)!しかし、これも抵抗され効果はいま一つ(打撃7点)!
カナルはバティを援護するためにロングボウで攻撃(攻撃7)するが、あっさり回避される!
■カナル |
少しは、弓の腕も磨いておくんだったな。 それ以前に、俺が弓を撃たなければならないこの状況が問題か。 |
■スレイ TO:カナル |
これが終わったら教えてあげますよっ。だから当てて下さいねっ!(^^; |
続くティトルもトラクマを攻撃(攻撃14)!こちらは難なく命中し、痛打を負わす(打撃14点)! リグもトラクマを狙って一閃(攻撃9)!ところが出目が振るわずこれも回避される!
イスカはカメレオンを押さえるため、再び組み付き(達成値10)を挑むが惜しくも失敗に終わる!
■イスカ To:カメレオン |
ええい、さっきからこいつが目障りで目障りで・・。 向こう側で何が起こっているのかもわからないじゃないか。 |
ベイルは再び、スレイに炎を吹きかける!が、スレイは抵抗(抵抗15)に成功、さらに完全にダメージを防ぎきる!
触手カメレオンが再び絡めてきた触手をスレイは回避(回避5)失敗!再び、触手に捕らわれることとなる(4点)!
■スレイ |
ま、またですかぁ?!(汗) |
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8ラウンド目 |
■ガーランド |
助太刀いたそう! |
ハゲタカ迎撃後、戦闘の様子を見ていたガーランドはとうとう動き出す。左右の鉤爪(攻撃17,13)はベイルの防御を軽くかいくぐり、体を大きくえぐる(打撃12,13点)!
直後トラクマが接敵状態を離脱しようとしたバティに襲いかかるが、リグが間に割って入る!全力防御していたこともあってこれは完全回避(回避12,14,12)! カナルが再びベイルを狙う(攻撃6)がまたもやあっさり回避されてしまう!
ティトルはトラクマが自分を狙わないことを見越して強打(ダメージ+2)!これは確実にトラクマをとらえ(攻撃16)着実にトラクマの生命点を削る(打撃13点)!
続くイスカは再び、触手カメレオンに組み付きを挑む!今度こそ成功(攻撃11)し、これで三者(スレイ、イスカ、カメレオン)は団子状態!
ベイルは再びティトルに炎を吐くが、ティトルはこれに難なく抵抗(抵抗17)!ダメージも大幅に抑える(2点)!
触手カメレオンはイスカに押さえ込まれながらも触手を締め上げるが、スレイここで防御6ゾロ!ダメージを完全に押さえる(0点)!
そして、最後にバティが武器をぬきつつ接敵状態から離脱し、スレイが触手から脱出(筋力12)したところでラウンド終了!
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9ラウンド目 |
ガーランドの振るった鉤爪(攻撃11,16)は確実にベイルを捕らえているが、出目が振るわず(出目5)傷は浅かった模様(2点)!
■カナル To:おおる |
奴は逃げる気だぞ! 絶対に逃がすなよ! |
■スレイ TO:カナル、おおる |
任せて下さいっ! |
トラクマは再びリグ(回避11,10,10)に襲いかかる!最後の二発がリグの防御をかいくぐり、しかも鎧の薄い部分(出目4,5)へ痛打!リグは大ダメージを負う(5点,3点)!
カナルは再び矢を放つ(攻撃7)がまたもや余裕で回避される!(なんだかなぁ………カナルの弓って一体?・笑)
■カナル |
ほっとけ。 弓は本業じゃないんだよ。 |
■スレイ TO:カナル |
特訓が必要ですね、カナル。 (ごろごろごろ)とりあえずこれでどうだっ!! …常闇の精霊よ、暗黒に染まりし彼の者の心に集いたまえ… ―――闇よ、はじけろっ!! |
触手から逃れたスレイは弓を掴んで後方に転がりつつ、ベイルに達成値拡大+2のシェイド(達成値18)!これは問答無用で抵抗をうち破り、しかもクリティカル!二回り(出目11,10,7)したシェイドのダメージ総計は20点!この一撃でさすがのベイルも気絶した!
■イスカ To:スレイ |
お見事! さすがだな。 |
■スレイ To:イスカ |
精霊が応えてくれましたっ!(^^)d |
ティトルの落下したベイル目掛けての強打(攻撃15)は難なく命中、ベイルの体を大きくえぐる(ダメージ15点)!
続くリグはトラクマに反撃(攻撃14)!これまたクリティカル(出目10,4)し、トラクマもさすがに効いている模様(ダメージ17点)!
イスカは触手カメレオンに押さえ込みを挑む(「筋力判定」対「生命抵抗力」の特殊処理)が、出目(筋力8)が振るわず失敗に終わる!
バティは再びトラクマと接敵してレイピアで刺突(攻撃14)!しかし、これはトラクマの分厚い皮膚を貫くには不十分だった模様(ダメージ7点)!
触手カメレオンの触手を組み合っている状態のイスカ(回避10)は回避に失敗し触手に絡め取られる!ダメージは大したことないものの(3点)、これでイスカの動きは封じられてしまう!
これにてラウンドは終了である。しかし、イスカを触手で封じはしたものの、リーダー兼回復役を失ったモンスター側に勝ち目があるはずもなく、数ラウンド後には一方的な展開で戦闘は決着を迎えるのであった………。
洞窟 |
長い戦闘が終わったあと、一行が気絶しているベイルだったものの目を向けると、デーモンの姿をしていた彼の体は元に戻っていました。もっとも彼の意思まで元に戻っているかどうかは定かではありませんが。
ガーランドも魔法の持続が切れて元の人間の姿に戻っていました。ひとしきり辺りを見回したあと、感慨深げに一言つぶやきました。そして、一行に問うてきました。
■ガーランド To:ALL |
争いとはいつでも無意味なものだな………。 ところで我はもはやここには用はない故、森に戻ろうかと思うが、貴殿らはこれからどうされるのかな? |
■スレイ To:ガーランド、おおる |
これ以上の犠牲者が出なくなる、と考えれば無意味じゃないと思いますよ(^^) このあとですか? |
■イスカ To:カナル |
今は気を失っているようだけれど、とりあえず村に連れて帰るでしょう? 今回の事件の生き証人なのだから。 |
■カナル To:イスカ |
生き証人、ね……。 口のある証人は、時には厄介なだけだぞ。 |
■ガーランド To:スレイ |
彼の処遇は貴殿らに任せよう。 我はここで待っている………ここでやることが終わったら行ってくれ。外へ案内しよう。 |
■カナル To:ガーランド |
ガーランド殿も、一度村へ行かれてはいかがですか? 森で、再び村人と出会うようなことがあれば、また騒ぎの元にもなりかねません。 (今回の件、ガーランドのことを村の者が知っていれば、ベイルが犠牲になることもなかったかも知れないしな。 まぁ、どのみち、遅かれ早かれ誰かがベイルの代わりに犠牲になっていたろうがな……) |
■ガーランド To:カナル |
誤解を解いていただくという申し出は有り難いのだが、遠慮させてもらいたい。 こう見えても我は元貴族の嫡男であったが、今や人との関わり合いを絶って竜信仰に走った身。今更社会に戻るつもりはもうござらんのでな。 何より、この世でもっともたちの悪い種族は人間に他ならぬよ。己の領土を得るために多種族どころか同族までも殺すのは人間くらいなものだ。権力争いに巻き込まれるのも空しかろう。いきなり文明からはずれた我に襲いかかってくる輩もいるくらいだしな。大勢の人と顔を合わせるのは好まんのだ。 だから、我は静かにさせていて欲しい。 |
■イスカ To:ガーランド |
確かに、気持ちはわかります・・。 人との関わりを絶って暮らす、それもまたひとつの生きるすべですね。 |
■ガーランド To;イスカ |
ご理解いただき、感謝いたし申す。 |
■イスカ To:ガーランド |
貴方のような方が森で修行をしており、誰にも邪魔をされたくないと思っていることを、村人にも伝えておきましょう。 |
■スレイ To:おおる |
では、奥を見てみるとしましょうか。 |
■カナル To:スレイ |
ああ。 あいつの本当の体があるなら、約束通り、きちんと埋葬してやろう。 |
それからカナルは洞窟の奥の方を調べてみました。
少し行ったところに先程の広間ほどの大きさではないにしても広間があり、突き当たりには祭壇のようなものがありました。その横には一人の男性の遺体が転がっていました。胸部には細身の剣で貫いたような穴があり、さらにファラリスの聖印を首から下げていました。
■カナル To:イスカ |
こいつが元凶か……。 生贄の数は、これで辻褄があうということかな。 |
■イスカ To:カナル |
この闇司祭がベイルの体を乗っ取って化け物に変え、さらに生け贄を捧げて異形のものどもを呼び出した、と・・。 そうすると、もともとのベイルはどうなってしまったの?もう助からないのかな? |
■カナル To:イスカ |
さぁな。 望みは薄いと思うが。 |
■イスカ To:カナル |
ここにある本体を燃やすなり何なりすれば、もともとのベイルの意識が戻る、というようなことは? |
■カナル To:イスカ |
無理だろうな。 元の体を自分で始末したようだし、どうやら完全に体を乗っ取られたようだ。 アレは、もうただの化け物だ。敵を討ってやろう。 ……哀れだが、不運が重なったな。 |
■リグ To:ALL |
せっかく助けてあげれたと思ったのに……。 |
■スレイ To:イスカ |
自然に還してあげましょう。彼も狩人ならばそれが本望でしょう…… そして、自然ならざるものを元の世界に戻さないと。すでに人の精霊力を纏ってはいませんでしたしね……… |
■イスカ To:カナル・スレイ |
そうか、しかたがない。とどめをさしてやるよりほかに道はないね。 |
■カナル To:イスカ |
それにしても、悪趣味だな……。 |
カナルはその祭壇を調べてみました。
ファラリスの聖印が刻まれた祭壇です。特に魔力は感じられませんでした。
即興で作られたものらしく、それほどしっかりしているものではありません。純粋にファラリス神を崇めるために、つい最近作られたもののようです。
■カナル To:イスカ |
こいつの持ち物も、いくつか持っていくか……。 説明の材料にはなるだろう。 |
そしてカナルはファラリスの聖印など、証拠品となりそうなものを全て回収してから再び広間に戻りました。
■カナル To:リグ |
嫌な空気だな、ここは……。 |
■スレイ To:リグ |
お願いできますか? |
■リグ To:祈り |
親友なるチャ・ザよ、歩みを止めし者たちの導きの光となって 再び循環の刻を歩ませてあげて。 |
続いて、イスカは静かに剣を振り上げました。
そのまま何も言わずに重力に任せて剣を振り下ろします。
堅い手応えがイスカの腕に伝わってきました。それと共にベイルの体を奪っていたものは事切れました。
■カナル To:ベイル |
……運がなかったな。 (死後の名誉ぐらい守ってやるか……) |
■イスカ To:All |
さあ、村へ戻ろうか。ここで見たことの説明をしなければ。 |
■ガーランド To:イスカ |
用事は一通り終わったかな? では、参ろうか……… |
それから数時間後。一行は洞窟の出入り口に来てました。
洞窟を出るとガーランドは振り返ってきました。
■ガーランド To:ALL |
数時間ほどのだったが、世話になり申した。 人間社会に関わる問題が起きると、もはやその地にはいられなくなる。厄介事は早めに片づけるに限るからな………。 それでは失礼する。もう会うことも無かろう。 |
それだけ言うと、ガーランドは再び森の中に消えていきました。
村長の家 |
洞窟を出てガーランドと別れたあと、日が傾きかけた頃にようやく一行は村に到着しました。
村にはいるとすぐに農作業をしていた仕事を中断して村人が寄ってきました。一行が用向きを告げるとすぐに村長の家に再び案内されました。
■ラシード To:ALL |
おぉ、皆様満身創痍で………本当に御苦労様ですじゃ。 で、いかがでしたかな?オーガーは倒せまして頂けましたか? |
■イスカ To:ラシード |
ええ、実はそれが・・。 森にいたのは、オーガーではなかったのです。 |
イスカのその言葉にラシードは意外そうな表情を浮かべました。
■ラシード To:イスカ |
………え? オーガーでは………なかっとな? で、では………ベイルの奴が見たものは見間違いだったんじゃろうか? オーガーでないなら、失踪したものは一体………? |
■カナル To:ラシード |
それについては、おいおいと……。 ところで、そのベイルさんなのですが……。 |
■ラシード To;カナル |
ベイルがどうかしましたかな? |
■スレイ |
………(カナルの方を見る(笑)) |
■イスカ |
………(やっぱりカナルの方を見る(笑)) |
交渉はやはりカナルに頼りっきりのDWのようです(笑
■カナル To:ラシード |
なんですと! 村長は、ご存じ無かったのですか!? ……まさか……ということは……。 |
カナルの思わせぶりなひき(笑)にラシードも慌てている模様(笑
■ラシード To:カナル |
ど、どうかされましたかの? ベイルが一体何を………? |
■カナル To:ラシード |
……お亡くなりになりました。他の行方不明の狩人と同じように……。 ベイルさんは、どうやら私達の後を追って森へ入ったようです。 恐らくは、我々を手助けするために勇気を振り絞ってくれたのかと……。 ……順をおってお話ししましょう。 |
言いながら例の洞窟で拾ったファラリスの聖印を見せました。
村長もどうやらそれが何であるかは分かったようです。
■カナル To:ラシード |
森にあるあの洞窟には、ファラリス神を信仰する司祭が住みついていました。 恐らく、アイクさんがみたハゲタカというのも、そいつが呼び出した化け物でしょう。 森で行方不明になった狩人達は、その司祭に……。 |
■ラシード To:カナル |
な、なんと闇司祭ですとな? しかしベイルまで………はぁ………………(嘆息)
|
ラシードはしばし沈黙していましたが、ふと何かを思い出したかのように顔を上げてきました。
■ラシード To:カナル |
そ、そうじゃ、ではオーガーらしきものは一体なんだったんでじゃろうか? |
■カナル To:ラシード |
それは、ベイルさんの見間違いでした。 私達も初めに見たときは、オーガーであると勘違いしましたが、どうやら森で修行をしていた竜司祭殿でした。 修行中とのことで、村へ来ていただくことは叶いませんでしたが、決して悪い方ではありませんでした。ご安心下さい。 しかし、あの見事な体躯で、突然目の前に現れたならば、ベイルさんがオーガーと見間違えたのも無理はありません。 もっとも、そのおかげで、結果的に我々がこの村へ来ることになり、暗黒神の司祭を倒すことになったのです……。 |
カナルはそのまま言葉を続けます
■カナル To:ラシード |
森の探索の末、我々が洞窟に向かうと、そこではその暗黒司祭が待っていました。 ベイルさんや、他の狩人の遺体と共に……。 狩人は、どうやら生贄に捧げられていたようでした。 ベイルさんが、何故森にいたのかは分かりません。私は、てっきり村長さんの命で、私達を手助けするために森へ来たものだとばかり思っていたのですが……。 ベイルさん自身が、勇気を振り絞って来てくれた、そう考えることにしましょう……。 しかし、残念なことに、我々に出会う前に、暗黒神の司祭に出会ってしまったようですね。 |
村長は感慨ぶかけに一言呟きました………が、同時に困っているようでもありました。
■ラシード To:カナル |
あのベイルがそこまでするとは……… しかし………ドラゴンプリースト………うむむゥ……… |
■カナル To:ラシード |
生贄にされた惨い体を、村へ運ぶのもためらわれまして、遺体は、勝手ながら森へ埋めて参りました。 こちらが、遺品です……。 |
■ラシード To:カナル |
そうでしたか………有り難く引き取らせていただきます。感謝致します。 とりあえず、依頼料はお約束通り全額支払わせていただきましょう。しばしお待ち下され。 |
ラシードが一旦部屋を出て再び戻ってきたときには、手に大きな金貨袋が下げられていました。
交渉を続けているカナルにそれを手渡すと再び、言葉をしかし、言いにくそうに続けてきました。
■ラシード |
こちらに9000ガメル入っております、ご確認下され……… それで………その………申し訳ないのじゃが………森に住む竜司祭になんとか出ていってもらえるように話していただけないじゃろうか………? |
カナルは受け取って、中身を確認します。
■カナル To:ラシード |
……ええ、確かに。 しかし、その竜司祭の件は、あくまでも別の依頼となりますが……。 |
■ラシード To:カナル |
別料金になるのは当然でありましょうがの……… ちょっかいをかけなければ良い、とは申されますものの………竜司祭が国を滅ぼしたという話もあるくらいで………そのようなものが地下に住んでいるとあらば村のものも安心して暮らせませんでな……… 料金はのぅ………ベイルが使っていた弓を差し上げると言うのではいかがでじゃろうか? 金もあと、1000ガメルくらいはなんとか工面できるかもしれませぬが……… |
■カナル |
(さぁて、どうしたものかね……。 リスクは最小限に抑えたいものだが) |
■ジャン=バッティスタ To:カナル |
あんまり進んで受ける気はないね |
■イスカ To:カナル |
そうだよ、力を貸してくれたあの人を、偏見にまかせて追い出すなんて、冒険者の隅にもおけない。 |
■スレイ TO:カナル |
あの人なら大丈夫だと思いますよ。 |
■カナル To:ラシード |
無用な争いを起こさねば、彼もこの村に仇なす事はしないのではないでしょうか? オーガーのように明らかに人間に敵対するモノならともかく、竜司祭も人間であることに変わりはありません。 共存の道もあるはずです。 それよりも、軽挙妄動の方こそ慎むべきかと。 得る必要のない財宝を求めてドラゴンの巣穴へはいるのは、、賢人の為すことではありません。 |
■ジャン=バッティスタ To:ラシード |
村長さんよ、その竜司祭さんも闇司祭退治を手伝ってくれたんだぜ?村の恩人を無碍に扱っちゃいけない気がするがね? ところで、昔、行方不明になった村人がいるって言ってたよな。名前は思い出せないかねぇ |
■ラシード To:バティ |
うむぅ………あなた方がそこまで言われるのでしたら、仕方ありますまい………竜司祭を追い出してもらう話については忘れて下され。 昔行方不明になったものとは、洞窟で行方不明になったもののことですな。わしが幼い頃の話でしたで名前までは覚えておらんのじゃ。 何かそのものに関しておわかりになったこともでもおありでしょうかの? |
■カナル To:ラシード |
いえ、残念ながら。 あの洞窟ですが、完全に奧まで探索したわけではありませんが、確かに相当深いようですね。 あの程度の探索では、何も分からない、ということが分かりましたが。 |
■イスカ To:ラシード |
あそこには、むやみに近づかれないほうがよいでしょう。 あなたがたから何かしない限り、竜司祭さんはあなたがたと関わりを持つ気はないと、そうはっきり言っていました。ですから、何も心配する必要はありませんよ。 ただ、村に危害が及ぶのならば他人事ではないから、と言って・・われわれと手を携えて闇司祭と戦ってくれたのです。本当に、良い人なんですよ。 |
■ラシード To:イスカ |
ふむぅ………そう言うことでしたら、竜司祭に対する認識を改めないといけんかのぉ………うむむぅ……… |
村長は納得がいったような行っていないような表情でしばし考え込んでいました。
しばらく考え込んでいたかと思うと、ふと顔を上げてきました。
■ラシード To:イスカ |
ああ、そうじゃ。あなた方に退治していただいたものは結局わしらが頼んだものとは全く別ものだったようで………。 報酬が不釣り合いだったかもしれませんで、なんでしたらベイルが使っていた弓も一緒にお持ち下され。売ればまとまった額になるとは思いますでの。 とにかく、これで村にも今まで通りの生活が戻りますでな。ありがとうございますじゃ。 |
■スレイ TO:ラシード |
どういたしまして。これも冒険者の勤めですよ(^^) しかし、弓は狩人にとっては大切な物。 代わりに使いこなせる人がいるようならば、その人に渡してはどうですか? |
■ラシード To:スレイ |
申し訳ありませんのぉ、お言葉に甘えさせてもらってそうさせてもらいますじゃ。 ところで今日はもう遅いのでわしの家に泊まっていって下され。出発されるときは村人総出で見送らせてもらいますんでの。 |
■イスカ To:ラシード |
それはどうも。私たちも強行軍で疲れていますので、何よりです。 |
翌朝、一行は村人達に見送られながら村をあとにしました。
村人は皆去りゆく村の英雄に対して手を振り続けていました。
■イスカ To:All |
(後ろを振り返って)やあ、まだ手を振っているよ。 さしずめわれわれは、村の危機を救った英雄だね。 |
■ティトル To:イスカ |
…う〜ん。 あんまりすごいことした感じしないんですけどねぇ…(^^; |
■カナル To:おおる |
俺も、ベイルと戦ってる間は、何もしていなかったな……。 その代わり、村へ帰ってからが俺の仕事場といった感じだったが(苦笑) |
■スレイ TO:カナル&おおる |
そうですね。 それにしても相変わらず口が達者ですね、カナル。 いったいどう育ってきたのやら?(笑) |
それらの言葉対してカナルは無言でにやりと笑うだけにとどまりました。
無言の方が圧力があるのか、周りも多少引き気味かも?(笑
■イスカ To:カナル |
まったくだ。おかげでベイル本人の名誉も守れたし、ガーランドさんと戦うような羽目にもならずにすんだしね。 |
■ティトル To:カナル&ALL |
ですよねぇ〜(笑) ガーランドさんとは……ケンカしたくないですもん(^^; |
■カナル To:おおる |
同感だな。 さぁ、さっさとオランに帰ろう。 田舎の空気は、肌に合わないんでね。 |
こうして今回の依頼は無事終了しました。
一行は総出の村人見送られながら村を出ました。村人は一行の姿が見えなくなるまで見送り続けていたそうです。
今は街道をオランに向かって歩いています。