SWPBMシナリオ#41

恐怖蘇る

第二章:疑問と交渉

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ラース村(村長の家)

と言うわけで一行は、村人達の視線を浴びつつ村長の家にやってきました。
村長の家はかなり大きい平屋でしたが、扉を叩くとすぐに反応がありました。
■中の人 To:ALL
(扉を開きつつ)
どちら様かな?

………おぉ?もしや、あなた方は依頼を受けに来てくだすった方じゃろうか?
よぉ来てくだすった。ささ、とりあえず中に入って下され。詳しい話をさせて下され。


といいつつ、中から姿をあらわしたのは豊かな白髪とあごひげを貯えた老人でした。
■カナル To:中の人
あなたがこの村の村長でしょうか?
私どもは、銀の網亭で依頼書を見てきた者です。
しかし、依頼の詳しい話を聞こうにも、依頼人は既に村に帰ってしまわれたとのこと……。
そこで、お話を伺いたくこうしてここまで参った次第です。
ともかくは、詳しい話をお聞かせ願いませんか?

まだ玄関かも(笑)
■村長 To:カナル
おお、申し遅れましたな。
わしがこの村の長のラシードですじゃ。
それはさておいて、こんなところで話すのもなんですじゃ。中にお入りくだされ。

■ジャン=バッティスタ To:村長
それじゃ早速、この村の郷土料理でも食べながらお話することにしましょうか。

■スレイ
ば、バティ…ちゃっかりしてる……(^^;
…なるほどこうすればいいのですね…

スレイは耳がヒクヒクしてます。またもや、いいことを一つ学んだスレイでした………。
■カナル
(こうして人間に染められていく、と。
 スレイの耳が取れるのももうすぐだな……)

■ティトル
ご飯〜ご飯〜☆

ティトルには何よりご飯ってのが、うれしいようです。
■ジャン=バッティスタ To:ティト
鳥かな、牛かな、意外な盲点、羊かな〜

■ラシード To:ALL
依頼を受けて下さるなら、食事くらいお安い御用じゃ。

■カナル
誰か、受けるって言ったのか?
まあいいか。

と言うわけで、中に案内されるのでした。

村長の家の中

一行は村長の家の食堂に案内されました。
出された郷土料理なるものは鹿の背肉の刺身、鳥ももの香草焼き、各種ハーブを使ったサラダ。
■ラシード To:ALL
しばらく狩りが出来なくてのぉ………こんなものしかお出しできんが、召し上がって下され。

■イスカ To:ラシード
これはかたじけない。

■ティトル To:バティ
うやぁ〜☆
トリさんでしたねぇ〜(^-^) あれコノ赤いの……馬??それとも…?

赤いの=刺身を指して言うティトル。
一応狩人でしたから、鹿の肉くらいは知っているでしょうが(^^;
■リグ To:ティトル
銀の綱亭のとは違った味付けのトリさんだね。
その刺身は魚とは違うんだね。

■スレイ To:おおる
わたしの故郷にもこのような料理はありましたね。
火を使わないでも、おいしい料理を作ることができるんですよ(^^)

■リグ To:スレイ
へえ、どんなのがあるの?
今度教えてね。

■スレイ To:リグ
ええ。今度、食べさせてあげますね(^^)

■イスカ To:ラシード
申し遅れましたが、私はイスカ。この「夢の紡ぎ手(DREAM WEAVER)」を率いております。

メンバーも、それぞれに簡単な自己紹介を済ませました。
■ラシード To:ALL
さて、食事しながらで良いから、まず聞いて下され。

 一週間ほど前じゃろか、うちの若いもんが森で化け物を見たと言って、飛ぶようにしてかえってきたんじゃ。
そやつは元々小心者でな、しばしば勘違いをするんじゃ。じゃから、最初のうちは熊でも見たんじゃろう、とおもって相手にしておらなんじゃが、その日から三日間、立て続けに狩りに出たうちのもんがいなくなったんじゃ。未だ帰ってきておらん。
 今までそう言ったことはなかったでな、もう一回、始めに化け物を見たもんの話を最初から聞いてみたんじゃ。すると、そやつは「2メートルを超える筋骨隆々の赤銅色の体」の化け物を見たと言いおった。
 わしゃ長い間生きてきたがそう言う特徴の化けもんで、人間を襲うのはオーガー以外にしらんでな。

 とにかくわし、いや、この村一同でお願いしたいのはこれ以上被害が出んように、以前のように狩りが出来るように化けもんを退治して欲しいんじゃ。
 9000ガメルはオーガーを退治するには十分な額でないことは分かっておる、が村をあげて何とかかき集めたんじゃ。お願い申しあげる、このとおりじゃ。m(_ _)m
(と、平身低頭)


■カナル To:村長
犠牲者も出てるのか……。
なるほど、それはお困りですね

というわけで、恒例の質問の嵐、始まり始まり〜。
■スレイ To:ラシード
何人ぐらいの方が…?

■ラシード To:スレイ
3人行方不明になった時点で森に入るのを禁じたから、3人じゃ。

■ジャン=バッティスタ To:ラシード
その3人は遺体も見つかっていないのかい?
森の中の捜索ぐらいはしたんだろ?

■ラシード To:バティ
いや………しとらんのですじゃ。
もし森に入ってオーガーが現れたら、わしらには太刀打ちできんのじゃ………。
これ以上の犠牲を出すわけにはいかんでのぅ。

■ジャン=バッティスタ To:ラシード
その小心者って嘘吐き?
それとも小心者だけどまじめな人?

■ラシード To:バティ
好き好んでほらを吹くような輩ではないのぅ。
真面目じゃが小心者じゃな。

■ジャン=バッティスタ To:ラシード
ということは、そいつ以外オーガーの姿は見ていないんだな。
んで、そいつはどこに住んでいるんだい?
依頼を受けるかどうかは、そいつの話も聞いた後だぜ。

■カナル To:ラシード
(……見間違い、と言う線はあるか?)
そうですね。本人からも話を聞いた方が良いようですね。

■ラシード To:バティ、カナル
おお、そうじゃな、そやつの話も聞いてもらった方が良さそうじゃな。
ただそやつは件の騒ぎ以来、何やら相当恐れおののいている様子で家に閉じこもりっきりなんじゃ。
とりあえず、村の入り口付近に住んでおる。
まぁ、扉を叩けば応対くらいはするとは思いますがの。

■ティトル To:ラシード
居なくなったのって皆、狩人さん??
ここの狩りは一人で行くんですねぇ……。(ティトの村は2〜3人でいくらしい。)

■ラシード To:ティトル
そうじゃ一応みんな狩人をしておった。
森にはいるときは複数で入るんじゃが、奥に入ってからは分散するんじゃよ。
一人、あるいは2,3人にな。

■カナル To:ラシード
……四日も腹を空かせてる可能性もあるって事か?
村の側で、その怪物を見かけたことはないわけですね?
その森というのは、この村から遠いのですか?

■ラシード To:カナル
今のところは、じゃがな。だが何時やって来るか分かったもんではないからのう。
森というのはこの村全体を覆うようにしてある森のことじゃよ。
はてしなく広いでな。
たまに村のもんも若いものは迷うこともある。
じゃが、迷っても目立つ箇所がいくつかあるでな、それを目印に帰ってこられるようになっているんじゃ。

■カナル To:ラシード
それでは、その行方不明になった人たちが怪物に襲われたのだとしたら、よほど奧まで分け入ったのでしょうか?
最初に目撃した人は、どの辺りでその怪物を見たのか……。
奧に行かねばその怪物に会えないと言うのでしたら、我々が入る場合、迷わないように気を付けなくてはなりませんね。

■ラシード To:カナル
帰りが大変になるからのぅ、あまり奥には入らんと思うがの。
まぁ、万が一奥に入りすぎたときには避難所があるから休息くらいはとれるが。
目撃者の話は本人から聞いた方が早いじゃろう。使いを出しましょう。しばし、お待ち下され。

■カナル To:ラシード
それと……近頃この村で、他に何か事件は起こっていませんか?
何か、事故や、人の出入りなど……。

■ラシード To:カナル
思い当たるものは………ないのぅ。

と言うわけで一旦質問がうち切られます。一番最初にオーガー(らしきもの)を見た村人がやってくるのを待つことになりました。

村長の家

使いが出されてしばらくの後………と言うより、かなりの時間が経過しました。
食事が終わった頃に、何やら村長の家の玄関口が騒がしくなりました。
それを聞いて村長は席を立ち、部屋を出た後に一行の前に一人の若い男を引き連れてきました。
ぱっと見たところ、確かに気の弱そうな印象を受けます。
■ラシード 
お待たせし申した、このものが最初に発見したものじゃ。
実際の話はこのものに聞いて下され。

(連れてきた男に向かって)
さぁ、ベイル。あの人達に詳しい話をしてあげるんじゃ。


■ベイル
う、分かっただよ。
あの化けもんを退治してくれるンなら、何でも話すだ。
で、何が聞きたいだ?

■ジャン=バッティスタ To:ベイル
君が例の……
俺様の名前はバティ、これから君に2,3質問するから答えてくれ。
わからない時や記憶が曖昧な時は、正直にそう答えてくれればいい。
それでまずは、君が見た化け物について我々に説明してくれないか?

化け物という言葉を聞いて、ベイルは今一度身震いをしました。
■ベイル To:バティ
あ、オラが見た化けもんについてだか?
えーと、あれは人間と同じような姿をしていただ。
2メートルを超えるような赤褐色の滅茶苦茶に良いガタイをしていて、オラが狙っていた鹿をいきなり出てきて一撃で殴り倒しただよ。
髪の毛を振り乱してその場で殴り倒した鹿を食べ始めただ。
あんときゃ、こわかったべ。

■ジャン=バッティスタ To:ベイル
ふーん。それで鹿に塩とかかけてないかっ……
いや、そんなことより場所はどのあたりだ?

■ベイル To:バティ
場所だか?
場所は森の中心付近にある大岩の近くだべ。
オラ達この村の狩人はそこを中心点に狩りをするだよ。

■ カナル To:ベイル
その大岩までは、距離にしてどの程度なのでしょう?

■ベイル To:カナル
ここからの距離だか?
測ったことねぇからよくわからねぇだよ。
でも、歩いていって片道2時間近くかかるだ。

大岩から化け物を見た場所の距離なら、それほど離れていないだ。100メートルくらいだったと思うだよ。


■ジャン=バッティスタ To:ベイルとラシード
大岩?
どんな岩だ?
村長、その森になにか言い伝えとか遺跡とかあるか?

天国に最も近いGM、ここで苦笑(^^;
■ラシード To:バティ
単なる大岩じゃ。先程わしの言った、森で迷わないための目立つ箇所の一つじゃよ。
森に伝わる言い伝えとかも特にないのぉ。わしは何十年と生きてきたが、遺跡も見つかったという話は聞いたことないがの。

■ジャン=バッティスタ To:ラシード
そうか、それじゃ最近、俺様達以外でこの村に訪れた奴はいなかったかい?
例えば、ファラリスの信者とかさ。

■ラシード To:バティ
そんな者がきとったら、村をあげて何とかして追い出すよ。
まぁ、こんな辺鄙な村じゃで、旅人が訪れたことはなかったがのう。

■ジャン=バッティスタ To:ラシード
ふーん、じゃぁ、オーガーは突然現れたわけだ。
昔話で現れたって話はないんだろ?

■ラシード To:バティ
先ほども言ったとおりじゃ。
わしが知っている限りではオーガーが出たという話はないのう。

■スレイ To:バティ
ファラリス信者が原因だったら話は簡単なんですけどね。…あれ、そうでもないかな?(^^;

■ティトル To:スレイ&バティ
なんでファラリス信者だと話が簡単なんですかぁ?

と〜ってもとぉ〜っても素朴な疑問です(笑)
■スレイ To:ティトル、おおる
う〜ん、ふと思っただけですよ(^^;
まぁ移り住んででも来たんじゃないですかね?

■ジャン=バッティスタ To:スレイ
移り住んできた……か。迷惑なオーガーだな。

■カナル To:バティ、イスカ
迷惑じゃないオーガーもそうはいないだろうがな。
どうする、リーダー?
……っと、言うまでもないって顔だな。

■イスカ To:カナル
もちろん。
ただ、そいつがただのはぐれオーガーなのか、そうではなくほかにも仲間がどこかにいるのか、それが問題だな。
一匹を探し出して倒し、それですむならいいけれど・・

■リグ To:イスカ&おおる
もし、一匹じゃなかったら群れを潰さなくちゃいけないのかぁ。
そうだとしたら、大仕事だね、慎重にいかないと。
そうじゃないことを祈ってるけど。

ごもっともな意見。いきなりオーガーが10匹も20匹も出てきたら洒落になりません(笑)
■ジャン=バッティスタ To:ラシード
ところで、行方不明者の捜索はまだだって言ってたな。
もし、オーガーに出会えなくてもそいつらの遺体なり遺品なりを発見してきたら別件で報酬をもらえたりしないかい?

■ラシード To;バティ
出したいのは山々なんじゃが………。
この村には蓄えがほとんど無いのじゃよ………。
なんじゃったら、遺品が見つかったらそれを引き取って売り払って下され。何かの足しにはなるかもしれんでな………。

■ジャン=バッティスタ To:ラシード
まっ、しょうがねぇな。遺品を売ったところで二束三文だろうし、遺族にお返しするよ。
オーガー捜索の道すがら気をつけておくよ。
ところで、行方不明者って3人だけだろうな。昔からこの森で人がいなくなったってことはないんだろう?

■ラシード To:バティ
かたじけないのぅ………。

あ、うむ。行方不明者は今のところは3人だけじゃ。
あの森で人が帰ってこなかったことはほとんど無い。
わしが幼い頃に一度だけあったが、森のはずれに崖があるんじゃが、そこに洞窟があってのぅ。
深く入り組んでおるから、中に入っていったっきり帰ってこんかった。

一つ言っておくが、行方不明になった3人がその中に入っていったことは考えられん。
危険じゃから、近づいても中には入らんように言っておるからのぅ。
ちなみに、崖の洞窟も先程言った目立つ箇所の一つじゃよ。


■リグ To:ラシード
ねえ、ラシードさん。
森の目印になるのはさっきの大岩と今の崖の洞窟以外に、あと幾つぐらいあってどんなところなんです?

■スレイ To:リグ、ラシード
(肯きながら)わたしも気になっていたんですよ。

先に言おうとしていたことをリグに言われてしまったので、何やら悔しいらしいスレイでした(笑)
■ラシード To:リグ
ああ、そうじゃのう。万が一迷うことがあるかもしれんで、教えておいて方が良さそうじゃのう。

全部で五つあっての。小川の岩場、崖の洞窟、大岩、簡易避難所、滝じゃ。
この村の森での狩り範囲の中心地が大岩じゃ。そして、最北端にあるのが避難所。最西端が滝。最東端が崖の洞窟。最南端が小川の岩場じゃ。
ちなみに、村は森の南に位置しとるから、小川の岩場が一番近いんじゃ。


■ カナル To:ラシード
なるほど。簡単な地図など、ございませんでしょうか?

■ラシード To:カナル
今申した目印が現在地の把握をするのに使われておりますでな。
地図はないのですじゃ。

■スレイ To:カナル
方角はわかっているのでなんとかなると思いますよ。
しかし、位置関係が気になりますね…

■ カナル To:ラシード
それともう二点ほど……。

あくまでも依頼は、『オーガー退治』と言うことでよろしいのですね?
相手がオーガーともなれば、我々も戦力を分散させるわけにも参りません。
その怪物を探しに森へ入っている間、この村の方も同時に警備するのは不可能でしょう。
その点は、了承していただけますか?
また、もし仮にオーガー以外のモンスターが相手であった場合ですが……。


■ラシード To:カナル
その点は大丈夫じゃ。村に現れたなら、村の狩人全員で取り囲んで何とか撃退できるじゃろうからの。
オーガー以外のモンスターかの?
うむむ………そういうことに関しては考えておらなんだったが…。

そぉいえば、なんかアイクのヤツが言うとったような気がしないでも……。


村長ラシードは何やら考え込み始めました。
■カナル To:ラシード
どうかされましたか?

■ラシード To:カナル
今思い出したんじゃが、オーガー騒ぎが起こる前に村の入り口にすんでおるアイクが早朝に畑仕事をしておる最中にでかい鳥が北に向かって飛んでいったのを見かけたとか騒いでおったのぉ。
実害があったわけでもないし、オーガーが現れたんで、特に問題にせんかったがのう。
それとなんか関係があるじゃろか?

■スレイ To:ラシード
鳥?どのくらいの大きさだったかわかりますか?

■ラシード To:スレイ
ふむ、その話も聞いてもらった方がよろしいかの?
では、アイクも呼び出すでな、少々お待ち下され………。

それからまたしばらくして………
もう一人の村人がやってきました。よく見ると、一行が村にやってきたとき最初に話しかけられた村人でした。

一行の姿を見るなり指を指しつつ、驚き騒いでいました。

■アイク
ああっ!あんたら、さっきの人達でねぇか。
化け物退治に来たんじゃないんでなかっただか?

■カナル To:アイク
この分だと、依頼を受けることになりそうですよ。

■ティトル To:アイク
さっきはがっかりさせてごめんなさいです(^^;

■ラシード
これこれ、失礼なことを言うでない。
いいから、お前が見たという鳥の話をしてさしあげるのじゃ。

■アイク
ああ、鳥のことだか?

朝っぱらにオラが一人で畑仕事をしていたときのことだべ。まだお天道さんが出ていなかったんで薄暗かっただ。
一瞬、オラの真上を何かが通り過ぎていったような気がしてふと見上げただよ。
したら、森の方に向かって一羽の馬鹿でかいハゲタカみたいな鳥が飛んでいったでねぇか。翼長は3メートルはあったと思うべ。オラぁ、おったまげただよ。

そこにいるベイルはオーガーを見た言うちょるが、どうせいつもの見間違いに決まっているだよ。
今回の神隠し騒ぎの犯人はわしの見た変な鳥にちげぇねぇ。おねげぇするだよ。その鳥引っ捕らえてくんろ。


■ベイル
な、何を言うだか!
お前のお天道さんも出ていないような暗いときに見たでかい鳥だって信用ならねぇだ。
どうせ、寝ぼけ眼でハゲタカでも見たんだべ。

と、二人でくだらない言い争いをしているうちに、仕舞いには取っ組み合いの争いへと発展していきましたとさ(笑)

ティトルはケンカをとめるべきかどうかうろうろしつつとりあえず、一言。

■ティトル To:アイク&ベイル
でもでも、どっちもいるかもしれないじゃないですかぁ〜。
って聞いてないですねぇ、二人とも……(^^;

■スレイ To:ティトル
楽しそうだからいいじゃないですか(笑)
ほら”喧嘩するほど愛し合う”って格言はこのことを言い表わしているんですよ。
うんうん、人間って素晴らしいですね。…男同士ってのはわたしの趣味じゃないですけど…

なにやら一人納得して、観察を続けるスレイでした。
■リグ To:独り言
スレイ兄ちゃん、それはちょっと飛躍しすぎじゃないかなぁ・・・(^^;)

■スレイ
うんうん、人間って奥が深いですね〜  (・・)じーっ

ちなみに、カナルは止めもせずにそのまんま質問します。
■カナル To:アイク
その鳥の詳しい特徴を教えて貰えませんか?

カナルに質問を投げかけられて二人は一旦喧嘩をやめました。
■アイク To:カナル
はぁはぁはぁ………。

暗くて細かいことはよく分からなかっただよ。
でも、姿形が何となくハゲタカに似ていただよ。


■ティトル To:アイク
でっかいハゲタカさん?!

■リグ To:アイク
そんな大きなハゲタカっているの!?

■アイク To:リグ、ティトル
いや、オラも初めて見ただよ。
いるとは知らなかったが、見たからには信じないわけにもいかんべ。

と言うわけで、セージ技能を持つものそれぞれが知識(動植物)判定を行います。
一同の記憶に共通して存在していたものはスカーレットヴァルチャーでした。
■ティトル To:リグ
う〜ん(--;)
そんなのを聞いたような気が……うや?
あ。スカーレットヴァルチャーかもしんないです〜

もちろん、確証ナシなのでリグに耳打ちです(笑)
■カナル To:アイク
(……スカーレットヴァルチャーか?)
目や頭部、羽根の色などは覚えていませんか?

■アイク To;カナル
いんや………だから、お天道さんが見えていなかったから、色までは分からなかっただよ。
通り過ぎていったのを見ただけだから、目は見えなかっただ………。
役に立てなくて申し訳ねぇだよ………。

■ジャン=バッティスタ To:アイク
その鳥、実はトカゲに羽がはえていたみたいでした、なんてことはないだろうな。

■アイク To:バティ
いくら暗いとは言っても、トカゲと鳥を見間違えることはねぇべ。鳥だよ、鳥。まちげぇねぇ。

■カナル To:バティ
前回は幻影だったが、ついに本物に出会えるか……。
洒落にならないな、それは。
どうだ? 例の「ドラゴンの爺さんがなんとか」って騒音、本人に聞かせてみないか?

■ティトル To:カナル&バティ
"どらごんのおっちゃんも目玉が出てひーほーへー"でしたっけ??

かなり違います(^^;
■ジャン=バッティスタ To:カナルとティトル
……フッ。
偉大な芸術家は過去の作品にはこだわらないものさ。

■カナル To:バティ
全て即興だから、後に何も残せないんだな。
不快な記憶以外は……。

■リグ To:バティ
みんなで聞いてるのに、わたしだけ覚えてないんだよねぇ。

仲間外れなリグはちょっとスネ顔でした。
■カナル To:リグ
憶えてない方が幸せなことは、この世にいくらでもあるんだよ。

■スレイ
………ひーほー(^^;

不快だったかは謎だが、何かを思いだし耳をピクピクさせている。
■イスカ To:カナル
ところでカナル。さっき、「万一オーガー以外のモンスターが相手なら」と言ったね。もしかして、その巨大ハゲタカとも戦う可能性があるのかな?

■カナル To:イスカ
さて、どうなるやら。
可能性は否定できないが……。
(ちらりと村長の方を見て)
とはいうものの、追加報酬は望め方になさそうだ。
ついでに、そのハゲタカらしいのは、スカーレットヴァルチャーの可能性が高いな。
全く、厄介なことだ……。

あくまでスカーレットヴァルチャーの可能性が「高い」だけですが。
姿をはっきり確認したわけではない上に、見た人もはっきりしていないので全然あてになりません。
■ジャン=バッティスタ To:カナル
それで、そのハゲタカは人を襲うのか?

■カナル To:バティ、おおる
ああ、新鮮な生肉がお好みらしいぞ。
大きさとしては、人間も十分に補食対象だ。
(仲間を見回して)
リグぐらいなら、掴んで持ち上げて仕舞うんじゃないか?

■ジャン=バッティスタ
そうか、ティトだとだめか……

■ティトル To:バティ&カナル
はやぁ〜やっぱり私じゃ重いですかねぇ〜(^^;テレテレ

■スレイ
(いや、何か違うと思うんですけどねぇ…(^^;))

■ジャン=バッティスタ To:リグ
よかったな。どうやらお空のさんぽができるらしいぞ。

■リグ To:バティ
鳥さんに連れられて、空の散歩なんて御伽噺みたいだね。
くすくす、結構楽しそう(^^)

■カナル To:リグ
鳥と戯れながらの優雅な空中散歩の後には、地面へのダイブが待ってるがな。

■リグ To:カナル
うっ・・・・(>_<)

■ジャン=バッティスタ To:リグ
そしてその後、鳥葬さ、けけけ……
レクイエムくらいは唄ってやろう。

この辺りがDWが「悪名高い」と言われる由縁です。
もちろん、主たる理由はジャイアン(バティ)とスネ夫(カナル)の存在である(笑)
■リグ To:バティ&カナル
二人の意地悪ぅ。
いいもん、落ちる時はバティ兄ちゃんかカナル兄ちゃんの上に落ちてあげるから。

■カナル To:リグ
大丈夫、イスカがしっかりと受け止めてくれるさ。

■スレイ
(やっぱり何か違うような……^(^^;))

と、裏で馬鹿話している間に、最終的な交渉はリーダーのイスカがやることになります(笑)
■イスカ To:カナル
ここまできて、「われわれの仕事はオーガー退治だけ。あとは何が襲ってこようと知ったことではない」と言うわけにもいくまい。
こうなったら乗りかかった船だ。今までの話を聞くと、余計な危険を背負い込むことにならないとも限らないけれど、それを恐れてこの村を見捨てるのは、冒険者の名折れ。オーガー以外にも村を襲いかねないモンスターがいるなら、われわれの力の及ぶ限り排除したい。
みんなはどう思う?

■ジャン=バッティスタ To:イスカ
よし、「われわれの命優先で」だな。
それじゃ、当面の危険の排除ってことで契約するか?

■リグ To:イスカ
その為に来たんだから、いいと思うよ。

■カナル To:イスカ
リーダーがそう言うのなら、異存はないさ。
さっさと仕事に取りかかろう。

■スレイ To:イスカ
オーガーとスカーレットバルチャーが互いに争ってくれれば楽なんですけどね。

ま、問題ありません。わたし達にできうる事はしてみましょう。

■ティトル To:おおる&アイク
はぁ〜い、私もそれでいいですぅ〜(^-^)
これでアイクさんもがっかりしなくていいですよね〜♪

■アイク To:ティトル
よろしくお願いするだよぉ

と言うわけで、契約の締結は次に続く。

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GM 大石
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