SW-PBeM Scenario #36
氷晶の蒼狼
第4章 旅立ちの支度♪

聞き漏らしはないかな?


<< Previous Story | ■ #36 Top Page | 盗賊ギルド>>
Next Story>>

細工師ギルド

 昨日、奇妙な姉弟に間違われた2人が歩いた道を、今日は明るい緑のエルフと、暗い緑の魔術師が通る。

 ここは細工師ギルド前。
 朝早くから、細工師達が忙しそうに働いている。
■バジル To:誰か
 こんにちは〜。あの〜もし、お尋ねしたいのですが〜

■バール To:バジル&カヴァレス
 いらっしゃい。
 今日は何のご用だい?
 買い物ならば、あちらのカウンターへ。注文ならば、ここでも受け付けるぜ。

 と、カウンターの中から声をかけてきたのは、人なつっこい顔をした若い細工師であった。
■バジル To:バール
 あ、注文でも買い物でも無いんです。ちょっと聞きたい事があって。

■バール To:バジル
 ふぅ〜ん。昨日もそんな客がきたっけな。
 で、なにを聞きたいんだい?

■バジル To:バール
 なんか伝説的な腕前を持つ職人さんがいるって聞いたんので、ぜひ、お話したくて来たんです。

■バール To:バジル
 伝説‥‥ねぇ。
 おいらに言わせりゃ、先輩方はみんな伝説さ。
 きっと、おいらみたいな奴の話から、どんどんと膨らんでいったんじゃないのかな?

 それともお客さん。その人の名前知ってる?
 もし、名前がわかれば‥‥先輩達に聞いてこれるかもしれないし、ね(^^)b

 日が浅い職人のせいか、あまり他者の名前には詳しくないようである。
■バジル To:バール
 名前はわからないんですよ…。あ、でもドワーフの職人さんだって言ってたんです。
 ああ、職人さんにはドワーフが一杯いますよね……。

■バール To:バジル
 うん。人間の細工師もたくさんいるけど、やっぱり細工物っていったらドワーフだからね。

■バジル To:バール
 それじゃ、動物の像をモチーフに作品を作っている職人さんっていらっしゃいます?

■バール To:バジル
 う〜ん‥‥‥
 木彫りとか革細工で動物をモチーフにしている人はいるけど‥‥宝石細工だろう?
 聞かないな‥‥‥

 と、頭をひねって考えていますが、若い職人の記憶には覚えがないようだ。
■バジル To:バール
 そうですか……

■バール To:バジル
 他に、なにかあるかい?

■バジル To:バール
 昨日来た同じような事聞いた人ってどんな人かしら?
 僕と同じような事聞いてた?

 と、昨日来た人に興味深々なバジルに比べ、カヴァレスは後でつまらなそうにして立っている。
■バール To:バジル
 昨日来たやつかい?
 元気の良いグラスランナーの女の子と、ちょっと大人しめな男性だったよ。
 名前聞いておいたんだけど‥‥知りたい?

 その名は‥‥‥言わずとしれた、ねぇ(^-^)。
■バジル To:バール
 うん。教えて♪

■バール To:バジル
 うん。ポムって子とクロスって人だったよ。

■バジル To:バール
 あっ、なぁ〜んだ、そっか。昨日聞きに来たって言ったら、そうに決まってるじゃんねぇ。
 あはっ、あははははは。

 突然笑い出したバジルに対し、
■バール To:バジル
 ん?知り合いだったのかい?

 と、きょとんとしたものだった。
■バジル To:バール
 僕達一緒に仕事してる最中なんだ。
 今日はどうもありがとう!それじゃまたね。

■バール To:バジル&カヴァレス
 あぁ、今度は客としてきてくれよ(^^)b
 またな。

■カヴァレス To:バール
 済まねぇが最後に一つ,教えてくれやぁ。
 エストン山脈方面出身の,ドワーフで腕の立つ先輩殿にゃぁ心当たりは無ぇかぃ?

■バール To:カヴァレス
 え?エストン山脈方面出身‥‥?
 うちのギルドじゃ、あんまり出身地って気にしてないからね。
 ごめん。わからないんだ(^-^;;;;

 どうやら、ほんとうに駆け出しの職人だったらしい。
 聞けることを聞いた二人は、ギルドを出た。

<< Previous Story | ■ #36 Top Page | 盗賊ギルド>>
Next Story>>

ページ製作 shuu
mail: shuu@ichinoseki.ac.jp

BasePageSource 桐耶
mail:toya@home.email.ne.jp