Sword World PBM #35「テン・ハイ」               


「余生−あとがき」


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自宅−パソコンの前にて

 このシナリオのGM兼シナリオ管理を行いましたOZZYです。
長いリプレイを読んでくださってどうもありがとうございました。
なかには、このあとがきをいきなり見つけて読んでおられる方もいるかもしれないですが(^^;)

ここでは、本編中で語られなかった裏設定について、書かせていただきます。

ゴロッキー一味

彼らの行動……借金を回収できないから誘拐するという発想に飛躍するには相当に深い事情がないといけないですよねえ。
そこから、知恵のないGMが考えたのが、「彼ら自身が回収できないときは奴隷として売られていく」という設定でした。
「そのためには、普通の生い立ちではまずい。よし、借金の形に連れ去られた子供が大きくなったことにしよう。」
ということで、彼らはその両親もしくは親族の借金の形としてガートランドに連れ去られた子供達の成長後の姿ということになりました。
で。
彼らは、兄弟のように、あるものは戦士の技術を学び、またある者は盗賊の技術を学び、頭のいいものは精霊使いの技術を学びという風にして育てられてきたのです。
ちなみに、ファーラの暗黒魔法は、このころ「奴隷のような立場から自由になりたい!」という気持ちが強くなって発現したものです。
だから、彼をいくら取り調べても暗黒教団とのつながりはないです。
そして、借金回収に失敗を続けているため、今回の回収に失敗したら誰か1人……間違いなくアクーニョ……が奴隷として売られていくということになりました。
なぜ、アクーニョかって。
そりゃー美人の方が……(もごもご)
ということで、誘拐に走ったというわけです。
4人とも悪は悪なりに結束だけは堅かったですから(^^;)
ちなみに、エンディングでばたばた人が死んでいますが、まあ、あんなもんでしょう。
ファーラは生き残って復讐(PCに対してではなく、ガートランド商会への)に走る予定でしたが、暗黒神官ということがばれてしまったため、殺さざるを得なくなりました。
まあ、戦闘で死ぬ可能性もあったんですけどね。
おかげでアクーニョはこの後1人で復讐に走らなければいけなくなっちゃいました。
将来的に、このアクーニョとガートランド商会の話をかけたらいいなと思っています。
時間があるときにでも、シナリオソースでも作りたいですね。
内容はすでに頭の中に入っていますので(^^;)
う〜ん、我ながらだらだらと長い文章だなあ。
次いってみるか!

フェン親子周辺

フェン・ウーの元ネタは某JRAナンバーワンジョッキーを中国語読みさせたものです。
だから、東洋っぽい名前になっちゃっているんですね。
もちろん、タ○ユタカです。
おわかりだとは思いますが。
アップルとネイは当初登場する予定ではありませんでした。
ただ、アップルがいないとダグを脅すのも難しいなあって思いまして、急遽登場させたキャラです。
その割には、かわいいキャラなのでお気に入りです。
もう登場することはないでしょう。結局パオルにも告白しないままでしたしね。
ちなみに、アップルの名前は、林檎ジュースを飲みながら投稿を考えていたからだったりします。
ネイは、もっと単純な発想です。
隣の親父……隣人……ネイブー……ネイでいいや!
ということで、一分で決まった名前だったりします。まあ、登場時間も少なかったですしね。
あと、「びいどろ」のマスター、本編中では名前が出てきませんでしたが、カルロスっていいます。
ビーフストロガノフが有名なお店ですので是非一度足を運んであげてください(笑)。
あと、書き忘れたことが一点ありましたね。 フェンの全財産を失う原因となった火事ですが、あれは、ただの火の不始末です。
不始末をしたのは、エリィ(フェンの妻)ですので、ゴロッキー達は何にも関係なかったりします(笑)。

ばんえい競馬

ばんえい競馬は、原作と大きく変わってしまったところです。
どこが変更されたかっていえば規模が(^^;)
原作では、イベントの成功の具合によってポイントが決まり、それが一定ポイントを越えたときテン・ハイが勝つというものでした。
それに、レースシステムまで付け加えて悪のりしたのはGMです。
結局時間がなくてレースシステムも半分ぐらいに縮小したんですけど(^^;)
ちなみに、騎手の名前は現役の騎手によく似ていますね。アンカトゥやベリエは競馬fanなら誰でも分かるでしょうねえ(^^;)
また、馬主の名前も同じです。
これは、実在の一口馬主倶楽部の名前とよく似ていますが、騎手の名前と同じく架空の名前です。
ちなみに、馬の名前はプレイヤーさんに考えて貰いました。
競馬新聞の下に掲載されている過去の実績にある名前を含めて20頭程度を皆さんが考えてくれました。
ありがたいことです。

ポイント制

上にも書きましたが、今回はPCの行動によってポイントをつけ、それによって結果が決まるというシステムを取っていました。
そのシステムについてちょっとだけ書いてみます。

今回のシナリオは、3部形式になってました。
読んでいただければおわかりと思いますが、
1部:リアン編
2部:ダグ編
3部:誘拐編
となっています。
この各部に一定ポイントを振り分けて、それを何点取れるかによって、馬の能力が決定するという形を取りました。
PC達は、1部、2部は各3点、3部は5点で最大11点稼ぐことが出来ました。
結果的には、1部は1点、2部は3点、3部は5点獲得して合計9点獲得しています。
それとは別に、通常行動ポイントというのを作りまして、こちらは、護衛、夜の見張りなどをしっかりしているかどうかを評価しました。
これについては、護衛のスケジュールがきっちり決まりましたので、満点20点だったのですが、20点獲得しています。
シナリオを読むとうまくいっているので満点に見えますが、リアンに悪戯をされたとき誰もリアンを説得しようとしなかったですので、3回も悪戯をされてしまいました。
リアンが精神的に不安定な時はテン・ハイも不安定なのでここで2点減点されています。
虫入りのイモを食べされられたときに注意していれば満点、その夜の「でていけ」で注意していれば2点でした。
まあ、25点で2着馬とトントンって感じの能力をテン・ハイは持っていますので、その意味では大丈夫でしたけどね。
それで、予想屋がテン・ハイは「かなりいい出来」他の馬は「最高の出来」といっていたのです。
ちなみに、30点で最高の出来、31点だとみたこともないぐらい素晴らしい出来になっていました。
ちょっとわかりにくいかもしれないですが、まあこんな感じです。

タイトルについて

 他には、今回の各章の題名はある競走馬がダービー馬になるまでの過程を考えながらつけました。種付けに始まり、ダービーで勝ち、引退する。そういう風なことを考えながらつけています。ただ、乏しい知識で書いていますので、これが抜けている、あれが抜けているなんてことがあっても気にしないでください。
後、章の後ろ側の題名はほとんどは、そのときの雰囲気でつけているのですが、3箇所だけ最初から決めていた場所があります。
「ダービーデイ」と「Ten High Street Flash!」と「あなたのために……」です。
ダービーデイで苦労して育ててきた馬がダービーに出走するところでタイトルを重ねてみたいな〜なんて考えたのがこのタイトルの付け方の始まりだったので、そこだけは絶対につけたかったというのがありました。
その後の、「Ten High Street Flash!」はそれにつられて決まった名前でして、ダービーレースのタイトルはこれしかない!という勝手な思いこみからついています。
そして、エンディングともなる「あなたのために……」というのは、某競馬会のコマーシャルで私が思うに最高の出来(最近のコマーシャルでは、ワイドのコマーシャルはいい出来だと思うんですが、それと比較にならないぐらいいい出来でした)であった、牧場の一年をモチーフにしたコマーシャルのキャッチコピーから取っています。
私が競馬を始めてしばらくたった頃のコマーシャルだったんですが、その頃の活躍馬を挙げていくと、
当時大好きで、今でももちろん大好きなミホノブルボン(ブルボンの仔が欲しくて一口馬主倶楽部会員になったことがあります(笑))、
ジャパンカップで有馬記念で泣かせてくれたトウカイテイオー、
そしてテイオーとの一騎打ちの天皇賞でテイオーを完膚無きまでに叩きのめしたメジロマックイーン、
ブルボンの3冠、マックイーンの天皇賞3連覇を防ぎ、天皇賞で復活して宝塚に散った悲運の名馬ライスシャワー、
ジャパンカップで大仕事をした日本競馬史上最強のせん馬レガシーワールド、
最後まで大きなタイトルとは無縁だったけどみんなに愛されたナイスネイチャ、ホワイトストーン、
短距離界では快速牝馬ダイイチルビーと癖馬ダイタクヘリオスのツーショットがあり、
他にも、ヤマニンゼファー、メジロパーマー、メジロライアン、ニシノフラワー、アドラーブル、タケノベルベット、
サンエイサンキュー、イクノディクタス、ヌエボトウショウ、レッツゴーターキン、カミノクレッセ、ミスタートウジン(笑)………
きりがないのでこの辺で止めておきましょう(笑)。
とにかく、上に書いたような馬が活躍した頃を想い出しながら最後のシーンは書いたのは事実です。(リアンとフェンのシーンですね)
すごい短いシーンですが、GM的には密かにお気に入りです。自己満足ではありますが(^^;)

 と、まあ、だらだらと一杯書いてきましたが、ここまで読んでくださった皆様本当にありがとうございます。
もし、シナリオで一緒になったらそのときはよろしくお願いしますね。
ではでは、また。

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