銀の網亭 |
1晩たち、冒険者たちの出発の朝がきた。
ミトラは‥‥夜十分寝たのだろう。だいぶん元気そうである。
■ミトラ To:アフル |
おにぃちゃ〜〜ん♪朝だよ♪起きてよ♪朝だよぉ♪ 朝ご飯の時間だよぉ? |
と一緒の部屋に泊まったアフルを起こすミトラ。
朝とはいえ‥‥大分早めである(^^;
そこへノックの音が……
■オジイ To:アフルandミトラ |
アフル〜。おはよう。 今日は早くに出発しないといけないし、急いで起きましょうね。 |
と言ってからオジイは下に降りていった。
どうも、昨日はあまり飲まなかったので早起きが出来たらしい。
■ミトラ To:アフル |
ほら♪おじちゃんも起こしにきたよぉ〜〜おきよぉよぉ〜〜♪ |
■アフル To:ミトラ |
え、朝…? |
そうつぶやいていったん目を覚ますが‥‥
■アフル To:ミトラ |
眠い…、もうちょっと寝かせて… |
アフルは、また毛布をかぶってもう寝はじめてしまったようだ。
■ミトラ To:アフル |
あれれ?にぃちゃ‥‥にぃちゃ〜ん?? にぃちゃ〜〜ん♪あっさだよぉ〜〜〜♪早く起きないと鶏さんにわらわれちゃうよぉ〜〜♪ |
今度は身体全体をつかってベットじたばた。
震度‥‥4ぐらいかな?アフルはだいぶ揺れている‥‥‥
■アフル To:ミトラ |
ち、ちょっと、待って… わ、わかった、起きる、起きるから、と、とめて… |
■ミトラ To:アフル |
おはよぉ(^^)/ さ♪朝ゴハン食べにいこぉよぉ♪ |
ミトラはにこにことしている。どうやら、アフルとはちがい朝型らしい。
■アフル To:ミトラ |
おはよ(^^;; |
ベッドから出て大きく伸びをして、準備を始める。
■ミトラ To:アフル |
んじゃ、先にいってご飯たべてるね(^^)/ |
よっぽど依頼を受けてもらえるのが嬉しいのか、ミトラは元気よく階下へ降りて行った。
丁度そのころ。女性部屋では‥‥。
ノエルはいつも通り早く起き、いつも通り己が神・マイリー神に祈りを捧げていた。
しばらく、部屋を静寂が包み‥‥その後、いつも通りに支度して‥‥宿に泊まったときのいつもの仕事を少々‥‥
■ノエル To:ソフィー |
ほら〜っ。 朝よ。おきなさいっ! 今日は出発早いんだから、寝ぼけてる暇ないのっ! |
と、まるで姉のようにソフィティアの布団をはぐ。
■ソフィティア To:ノエル |
ん、んん。ニョエリュ〜、あと5分……(むにゃむにゃ)。 |
剥ぎ取られた布団を求め手がさまよってる。
■ノエル To:ソフィティア |
そうそう。 アフルがお目覚めのキスでもしに行こうかなって、言ってたわよ。 でも、その寝相の悪さと寝ぐせ見たらどうするかしら。 あ、見られても平気ならいいのよ、平気なら。 |
あぁ、意地悪なことを言うノエル。ここに手鏡のないのがちょっと悔しい。もちろん布団は返さない♪
■ソフィティア To:ノエル |
うぅぅ、わかったわかった。直ぐ行くから先降りてて。ふあぁぁあ。 |
ちょっとぼやいてから、やっとソフィーも着替えを始めた。
■ノエル To:ソフィティア |
女の子は、身だしなみが大事なのよ〜(笑) じゃ、先に降りてるからね。 |
と、軽い足取りで階下へ降りていった。
■オジイ To:おやじ |
おはようございます。 パンとたまごとソーセージ……あとコーヒーお願いします。 あ、あと、おやじさん、弁当を6つと保存食を30個準備しておいていただけませんか? みんなそろったら、すぐに出発しようと思っているんでよろしくお願いします。 |
■おやじ To:オジイ |
おはよう。 朝食はそんだけでいいんだな(笑)。ならまってな。今すぐ準備するから‥‥あと保存食と弁当な‥‥しばらくまっててくれ。すぐ準備するからな |
オジイが食料の調達をしていると、ノエルが下に降りてきた。
おねぼうな姫様を起こすのは、ちょっと大変だったらしい。
■ノエル To:おやじ |
私は焼きたてのクロワッサンとレモンティーをお願いします。それからグリーンサラダも。 |
■おやじTo:ノエル |
あぁ、まっててくれ(^^) |
続いてヘルムンスも降りてきた。
寝癖でまだ少し髪が乱れているのを手で押さえている。
寝癖を押さえながらきたヘルムンスを見て、ノエルはやっぱり手鏡があると便利なのにな、と考えた。
しかし、今回もあまり報酬は期待できそうにない‥‥と現実を見て、ちょっとためいきつきつつ紅茶をひとすすり。
■ヘルムンスTo:おやじ&ALL |
おや、みなさん早いですねぇ。てっきりまだ誰も降りてないと思ったのですが。(^^; おやじさん、私にはスクランブルエッグとトースト、それにミルクティーを。 |
■おやじTo:ヘルムンス |
わかった。ミルクは多めがいいのかな? |
■ヘルムンスTo:おやじ |
そうですね。多めでお願いします。 |
■ノエル To:おやじ |
これから出発なんですけど・・・。道中なにか変わったことの噂とか、聞いていないですよね? |
■おやじTo:ノエル |
ん‥‥かわったコトか‥‥ とくにないと思うぞ。ただ、ミトラがここに来る途中、狼に襲われた‥‥とかいっていたから、街道から外れたら注意するんだな。 |
■ヘルムンスTo:おやじ |
狼、ですか・・・野営のときは注意する必要がありますね。 |
ちょうどそのときアトールが、出発の準備を整え下に下りてきた。
■アトールTo:all |
おはよう。みんな起きたかな? 今なんか狼が出るとか話ていたように聞こえたが、俺らの行く道中の話か? |
■おやじ To:ア・トール |
おはよう(^^) 道中というか‥‥ほら、ミトラも狼に襲われてきたらしいからな。 確実に出るとはわからないが、用心しとくほうがいいだろうな。 |
■ノエル To:おやじ&ALL |
そうですね。ありがとう。 じゃぁ、朝食代金と宿代置いていきます。 あと、保存食はどうしようかな・・・とりあえず、ミトラ君にもらった前金から払っておこうかしら。 |
■オジイ To:ノエルandミトラ |
そうですね。 ミトラ君すまないが前金を貰えるだろうか……。 おじさんたちの移動中の食事代を払わなくてはいけないのでね。 |
■ミトラ To:オジイ |
あ、前金ね‥‥‥はい、どうぞ(と、皮袋を手渡す) 本当は前金のほかに食事準備してなきゃいけなかったと思うけど‥‥準備できてなくってごめんなさい。 |
と、少し"しゅん"となる。
なんにせよ、表情がくるくると変わる子である。
■おやじ To:オジイ |
ほら、保存食と弁当だ。確認してくれ。 で、代金は全部あわせて228ガメルだ。 弁当としては‥‥クラブサンドイッチと果物をいれといたが、‥‥食えない奴はいないよな? |
■ヘルムンスTo:おやじ |
私は大丈夫ですよ。 |
■オジイ To:ノエルandミトラ |
クラブサンドイッチ……蟹のサンドイッチかあ。豪華ですねえ。 かにさん、かにさん。 |
どうも、クラブを蟹と勘違いしているようである。
■おやじ To:オジイ |
ああ、川蟹をかりかりに焼いたやつが入っているんだ(^^)。 ちょっと殻が堅いが‥‥結構うまいぞ(^^) |
おや、本当に蟹のサンドイッチだったらしい(^^;
そのころ、やっと準備を終えたアフルが下に降りてきた。
■アフル To:ALL&おやじ |
おはよ(^^;; おやじさん、パンとベーコンエッグとミルクティお願い。 |
■おやじ To:アフル |
おはよう。 ん?アフルにしちゃずいぶんと早いじゃないか(笑) ミルクティーのミルクは、多めにしといたほうがいいかな? |
■アフル To:おやじ |
いやぁ、ミトラに叩き起こされちゃって(笑)。 うん、ミルクと砂糖もいっぱい入れて。 |
■おやじ To:アフル |
そうか、たたき起こされたか(笑)。そら災難だったな(笑)。 ほら、準備できたぞ(^^) |
■アトールTo:all |
さて、みんな揃ったみたいだし、早いところ朝飯を済ませて出発しちまおうぜ・・・? ん?ソフィーがまだいないみたいだけど? |
ニヤリと笑いながらアフルに向かって。
■アトールTo:アフル |
お姫様はまだ起きてないみたいだけど、起こしに行った方が良いんじゃないのか?(笑) |
■ソフィティア To:ALL |
みんな、おはよ……。アトール、いま私のこと、呼んだ? |
やっとソフィティアも寝癖頭で降りてきた。
その姿を見て‥‥ノエルは、なにがなんでも次は手鏡を買うことを固く心に誓うのであった(爆)。
■アトールTo:ソフィー |
いや、眠り姫を起こす王子様は誰が良いかなぁ、と思ってさ(笑) |
■アトールTo:おやじ |
おれには、トーストと苦めのコーヒーをブラックで頼む。 |
■おやじTo:ア・トール |
んじゃ深めにローストした豆のヤツでいいんだな。 トーストはバターにチーズでいいかい?それともベーコンでものせるかい? |
■ソフィティア To:アトール |
眠り姫かぁ。少なくとも眠り姫はこんなボサボサ頭じゃないね〜(^^; |
と、自分の頭に手をやる。
それをみて、真似をするミトラ。しかし、ミトラの髪の毛には寝癖はなかった。
■ソフィティアTo:おやじ |
おじさん、サンドイッチとキンキンに冷えたお水、ください。 |
■おやじ To:ソフィティア |
おはようさん。 キンキンに冷えたみず‥‥な。 サンドイッチっていうが‥‥おまえさん達の弁当もサンドイッチなんだが‥‥いいのか? |
と、おやじが差し出した水は、ほのかにレモンの香りがした。
■ソフィティア To:おやじ |
お昼といっしょかぁ、でも良いわ。そのほうが時間もかからないし。 |
手渡されたお水を一気に飲みほす。
■ソフィティア To:独り言 |
ん〜!冷たい(^^) |
どうやらやっと目がさめたようだ。
■ソフィティア To:アトール |
で、だれが王子様はだれになったの?(^^) |
と、ぐるりと皆を見渡すソフィティア。
丁度アフルの顔はソフィティアから見えないところにあるのだが‥‥なぜかしらどきどきしているらしぃ。
■ ノエル To:ソフィティア |
誰も。なり損ねた人はいるみたいだけどね(^^; |
ノエルはそれ以上何も言わず、ちらっとアフルの顔を見てほほえむだけだった。