SW-PBeM Scenario #31
かなしみのおやこ
第2章 出発の日

どたばたの朝

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銀の網亭


 1晩たち、冒険者たちの出発の朝がきた。
 ミトラは‥‥夜十分寝たのだろう。だいぶん元気そうである。
■ミトラ To:アフル
 おにぃちゃ〜〜ん♪朝だよ♪起きてよ♪朝だよぉ♪
 朝ご飯の時間だよぉ?

 と一緒の部屋に泊まったアフルを起こすミトラ。
 朝とはいえ‥‥大分早めである(^^;
 そこへノックの音が……
■オジイ To:アフルandミトラ
 アフル〜。おはよう。
 今日は早くに出発しないといけないし、急いで起きましょうね。

 と言ってからオジイは下に降りていった。
 どうも、昨日はあまり飲まなかったので早起きが出来たらしい。
■ミトラ To:アフル
 ほら♪おじちゃんも起こしにきたよぉ〜〜おきよぉよぉ〜〜♪

■アフル To:ミトラ
 え、朝…?

 そうつぶやいていったん目を覚ますが‥‥
■アフル To:ミトラ
 眠い…、もうちょっと寝かせて…

 アフルは、また毛布をかぶってもう寝はじめてしまったようだ。
■ミトラ To:アフル
 あれれ?にぃちゃ‥‥にぃちゃ〜ん??
 にぃちゃ〜〜ん♪あっさだよぉ〜〜〜♪早く起きないと鶏さんにわらわれちゃうよぉ〜〜♪

 今度は身体全体をつかってベットじたばた。
 震度‥‥4ぐらいかな?アフルはだいぶ揺れている‥‥‥
■アフル To:ミトラ
 ち、ちょっと、待って…(ガタガタ)
 わ、わかった、起きる、起きるから、と、とめて…

■ミトラ To:アフル
 おはよぉ(^^)/
 さ♪朝ゴハン食べにいこぉよぉ♪

 ミトラはにこにことしている。どうやら、アフルとはちがい朝型らしい。
■アフル To:ミトラ
 おはよ(^^;;

 ベッドから出て大きく伸びをして、準備を始める。
■ミトラ To:アフル
 んじゃ、先にいってご飯たべてるね(^^)/

 よっぽど依頼を受けてもらえるのが嬉しいのか、ミトラは元気よく階下へ降りて行った。



 丁度そのころ。女性部屋では‥‥。
 ノエルはいつも通り早く起き、いつも通り己が神・マイリー神に祈りを捧げていた。
 しばらく、部屋を静寂が包み‥‥その後、いつも通りに支度して‥‥宿に泊まったときのいつもの仕事を少々‥‥
■ノエル To:ソフィー
 ほら〜っ。
 朝よ。おきなさいっ!
 今日は出発早いんだから、寝ぼけてる暇ないのっ!

 と、まるで姉のようにソフィティアの布団をはぐ。
■ソフィティア To:ノエル
 ん、んん。ニョエリュ〜、あと5分……(むにゃむにゃ)。

 剥ぎ取られた布団を求め手がさまよってる。
■ノエル To:ソフィティア
 そうそう。
 アフルがお目覚めのキスでもしに行こうかなって、言ってたわよ。
 でも、その寝相の悪さと寝ぐせ見たらどうするかしら。
 あ、見られても平気ならいいのよ、平気なら

 あぁ、意地悪なことを言うノエル。ここに手鏡のないのがちょっと悔しい。もちろん布団は返さない♪
■ソフィティア To:ノエル
 うぅぅ、わかったわかった。直ぐ行くから先降りてて。ふあぁぁあ。
 べつにアフルに寝癖見られたっていいじゃない……

 ちょっとぼやいてから、やっとソフィーも着替えを始めた。
■ノエル To:ソフィティア
 女の子は、身だしなみが大事なのよ〜(笑)
 じゃ、先に降りてるからね。

 と、軽い足取りで階下へ降りていった。



■オジイ To:おやじ
 おはようございます。
 パンとたまごとソーセージ……あとコーヒーお願いします。
 あ、あと、おやじさん、弁当を6つと保存食を30個準備しておいていただけませんか?
 みんなそろったら、すぐに出発しようと思っているんでよろしくお願いします。

■おやじ To:オジイ
 おはよう。
 朝食はそんだけでいいんだな(笑)。ならまってな。今すぐ準備するから‥‥あと保存食と弁当な‥‥しばらくまっててくれ。すぐ準備するからな

 オジイが食料の調達をしていると、ノエルが下に降りてきた。
 おねぼうな姫様を起こすのは、ちょっと大変だったらしい。
■ノエル To:おやじ
 私は焼きたてのクロワッサンとレモンティーをお願いします。それからグリーンサラダも。

■おやじTo:ノエル
 あぁ、まっててくれ(^^)

 続いてヘルムンスも降りてきた。
 寝癖でまだ少し髪が乱れているのを手で押さえている。
 寝癖を押さえながらきたヘルムンスを見て、ノエルはやっぱり手鏡があると便利なのにな、と考えた。
 しかし、今回もあまり報酬は期待できそうにない‥‥と現実を見て、ちょっとためいきつきつつ紅茶をひとすすり。
■ヘルムンスTo:おやじ&ALL
 おや、みなさん早いですねぇ。てっきりまだ誰も降りてないと思ったのですが。(^^;
 おやじさん、私にはスクランブルエッグとトースト、それにミルクティーを。

■おやじTo:ヘルムンス
 わかった。ミルクは多めがいいのかな?

■ヘルムンスTo:おやじ
 そうですね。多めでお願いします。

■ノエル To:おやじ
 これから出発なんですけど・・・。道中なにか変わったことの噂とか、聞いていないですよね?

■おやじTo:ノエル
 ん‥‥かわったコトか‥‥

 とくにないと思うぞ。ただ、ミトラがここに来る途中、狼に襲われた‥‥とかいっていたから、街道から外れたら注意するんだな。

■ヘルムンスTo:おやじ
 狼、ですか・・・野営のときは注意する必要がありますね。

 ちょうどそのときアトールが、出発の準備を整え下に下りてきた。
■アトールTo:all
 おはよう。みんな起きたかな?
 今なんか狼が出るとか話ていたように聞こえたが、俺らの行く道中の話か?

■おやじ To:ア・トール
 おはよう(^^)
 道中というか‥‥ほら、ミトラも狼に襲われてきたらしいからな。
 確実に出るとはわからないが、用心しとくほうがいいだろうな。

■ノエル To:おやじ&ALL
 そうですね。ありがとう。
 じゃぁ、朝食代金と宿代置いていきます。
 あと、保存食はどうしようかな・・・とりあえず、ミトラ君にもらった前金から払っておこうかしら。

■オジイ To:ノエルandミトラ
 そうですね。
 ミトラ君すまないが前金を貰えるだろうか……。
 おじさんたちの移動中の食事代を払わなくてはいけないのでね。

■ミトラ To:オジイ
 あ、前金ね‥‥‥はい、どうぞ(と、皮袋を手渡す)
 本当は前金のほかに食事準備してなきゃいけなかったと思うけど‥‥準備できてなくってごめんなさい。

 と、少し"しゅん"となる。
 なんにせよ、表情がくるくると変わる子である。
■おやじ To:オジイ
 ほら、保存食と弁当だ。確認してくれ。
 で、代金は全部あわせて228ガメルだ。

 弁当としては‥‥クラブサンドイッチと果物をいれといたが、‥‥食えない奴はいないよな?

■ヘルムンスTo:おやじ
 私は大丈夫ですよ。

■オジイ To:ノエルandミトラ
 クラブサンドイッチ……蟹のサンドイッチかあ。豪華ですねえ。
 かにさん、かにさん。

 どうも、クラブを蟹と勘違いしているようである。
■おやじ To:オジイ
 ああ、川蟹をかりかりに焼いたやつが入っているんだ(^^)。
 ちょっと殻が堅いが‥‥結構うまいぞ(^^)

 おや、本当に蟹のサンドイッチだったらしい(^^;
 そのころ、やっと準備を終えたアフルが下に降りてきた。
■アフル To:ALL&おやじ
 おはよ(^^;;
 おやじさん、パンとベーコンエッグとミルクティお願い。

■おやじ To:アフル
 おはよう。
 ん?アフルにしちゃずいぶんと早いじゃないか(笑)
 ミルクティーのミルクは、多めにしといたほうがいいかな?

■アフル To:おやじ
 いやぁ、ミトラに叩き起こされちゃって(笑)。
 うん、ミルクと砂糖もいっぱい入れて。

■おやじ To:アフル
 そうか、たたき起こされたか(笑)。そら災難だったな(笑)。
 ほら、準備できたぞ(^^)

■アトールTo:all
 さて、みんな揃ったみたいだし、早いところ朝飯を済ませて出発しちまおうぜ・・・?
 ん?ソフィーがまだいないみたいだけど?

 ニヤリと笑いながらアフルに向かって。
■アトールTo:アフル
 お姫様はまだ起きてないみたいだけど、起こしに行った方が良いんじゃないのか?(笑)

■ソフィティア To:ALL
 みんな、おはよ……。アトール、いま私のこと、呼んだ?

 やっとソフィティアも寝癖頭で降りてきた。
 その姿を見て‥‥ノエルは、なにがなんでも次は手鏡を買うことを固く心に誓うのであった(爆)。
■アトールTo:ソフィー
 いや、眠り姫を起こす王子様は誰が良いかなぁ、と思ってさ(笑)

■アトールTo:おやじ
 おれには、トーストと苦めのコーヒーをブラックで頼む。

■おやじTo:ア・トール
 んじゃ深めにローストした豆のヤツでいいんだな。
 トーストはバターにチーズでいいかい?それともベーコンでものせるかい?

■ソフィティア To:アトール
 眠り姫かぁ。少なくとも眠り姫はこんなボサボサ頭じゃないね〜(^^;

 と、自分の頭に手をやる。
 それをみて、真似をするミトラ。しかし、ミトラの髪の毛には寝癖はなかった。
■ソフィティアTo:おやじ
 おじさん、サンドイッチとキンキンに冷えたお水、ください。

■おやじ To:ソフィティア
 おはようさん。
 キンキンに冷えたみず‥‥な。
 サンドイッチっていうが‥‥おまえさん達の弁当もサンドイッチなんだが‥‥いいのか?

 と、おやじが差し出した水は、ほのかにレモンの香りがした。
■ソフィティア To:おやじ
 お昼といっしょかぁ、でも良いわ。そのほうが時間もかからないし。

 手渡されたお水を一気に飲みほす。
■ソフィティア To:独り言
 ん〜!冷たい(^^)

 どうやらやっと目がさめたようだ。
■ソフィティア To:アトール
 で、だれが王子様はだれになったの?(^^)

 と、ぐるりと皆を見渡すソフィティア。
 丁度アフルの顔はソフィティアから見えないところにあるのだが‥‥なぜかしらどきどきしているらしぃ。
■ ノエル To:ソフィティア
 誰も。なり損ねた人はいるみたいだけどね(^^;

 ノエルはそれ以上何も言わず、ちらっとアフルの顔を見てほほえむだけだった。

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