明日への準備
銀の網亭 個室にて |
しばらく話していると、だんだんミトラが船をこぎ始めた。
いくら1日ずーっと寝ていたとはいえ、やはり疲れがあるらしい。
■ ミトラ |
‥‥‥(こっくり、こっくり) |
■ アフル To:ALL |
さすがにまだ疲れてるみたいだね。 |
アフルは、そっとミトラの肩に手を置き
■ アフル To:ミトラ |
眠いんだったら、もう寝てきたら? |
■ ノエル To:アフル |
部屋まで連れていってあげたら?お兄ちゃんなんだし。 あとはおやじさんに保存食のパッキング頼むだけだから心配しなくても大丈夫よ。 |
■ アフル To:ノエル |
「お兄ちゃん」か(^^;;、初めてだな、そんなこと言われたの(笑)。 |
■ アフル To:ミトラ |
さ、それじゃあ、部屋に行こうよ。 |
と言って、アフルはミトラを普段自分が泊まってる部屋へ連れて行った。 ミトラは半分夢うつつになっているのか、そのままふらぁ〜と連れて行かれた。
■ ヘルムンス To:ALL |
とりあえず安心して、疲れがぶり返してきたんですかね。 私達も明日のために休んだほうがいいですかね?なにかやっておきたいことは残ってますか? |
■ オジイ To:ヘルムンス |
じゃあ、ちょっと地図を借りて、カロリック村の位置を調査しておきたいですね。 ミトラ君の道案内じゃ、やっぱり不安ですし……。 |
といってから、オジイはおやじの所へ地図を借りに行った。
階下へ降りていったオジイに対し、おやじは笑いながら、
■ おやじ To:オジイ |
ん?どうした?まだ食べ足りないのか?(笑) |
■ オジイ To:おやじ |
ええ、あと、デザートにリンゴとトマトをひとつずつ。 それはそうとミトラ君の村を調べに来たんですよ。 さすがに彼の道案内だけに期待するわけには行かないですし……。パダとオラン周辺の地図を見せてもらえますか。 |
■ おやじ To:オジイ |
ここら近辺の地図か‥‥ちょっとまっててくれよ |
と、おやじは奥のほうから地図をもって来た
■ オジイ To:おやじ |
あ、ありがとうございます。 |
■ おやじ To:オジイ |
で、どこらへんなんだ? |
と、おやじに差し出された地図を見るオジイ。
しかし、オジイは地図からカロリック村を探し出すことはできなかった。
■ オジイ To:おやじ |
………。見あたりませんねえ。おやじさん、カロリック村ってオランとパダの間にあるらしいんですけどどこにあるかとか分かりませんか? |
■ おやじ To:オジイ |
ん?カロリック村‥‥あぁ、あの子の村か。 だいたい‥‥ここらへんじゃないのか?(と、地図の一角を指差す) ま、直接行った事がないから、詳しくはないが‥‥ |
おやじの指したところは、歩いて‥‥だいたい2日ぐらいかかるところだろうか?
山の中腹あたりの村らしい。
■ オジイ To:おやじ |
ありがとうございます。とりあえず、何とかなりそうですね。 |
と言って、オジイは2階へと上がっていった。
■ オジイ To:ALL |
ただいま、確認してきました。大体2日ぐらいでゆっくり歩いてもつきそうですね。 明日の朝一番で出れば明後日の夜には着くのではないでしょうか。 |
■ ノエル To:ALL |
ゆっくり歩いてもつけるなら、保存食を大量に買い込む必要もなさそうね。 無理に馬車を探しに行くこともなさそうだし、情報収集も行くだけ無駄そうだし・・・ 今日はこれでお開きにして明日できるだけ早く出発できるようにゆっくり休んでおきましょう。 |
■ ヘルムンス To:ALL |
それでは私も明日に備えて休むとしましょう。 |
そして各自眠りについた。