ザック流、最終的な安全確認とは?
遺跡の山 洞窟 |
裂け目は、緩やかな下り坂。
しばらく降りていくと、コリューンがT路路の壁にぶつかりじたばたしていた。
どうやら、別の洞窟の横壁が崩れ、そこに繋がっているらしい。
■ ラウル To:コリューン&ALL |
やれやれ…大丈夫か? (と言いながら助け起こす) それじゃあ…先、急ごうか。 |
■ コリューン To:ラウル&ALL |
うみゃ〜、痛かったみゃぅ〜 =^;_;^= ・・・・・・・で、どっちに行くのにゃ〜 =^?_?^=?? |
ラウルに助けられ、腰をさすりながら立ち上がると、辺りを見回す。
■ リムリィ To:ALL |
何かありますか? |
コリューンの方向感覚は、どうやらこの洞窟が先程の崖崩れの場所に繋がっているようだと伝えていた。
■ コリューン To:リムリィ&ALL |
えっとにゃ〜、ここ、さっきの崖崩れの所に繋がってる気がするにゃん。 多分、あっちの方が崖崩れ方面にゃん =^*_*^= |
そう言って、左(北側)を指差す。一方、ラウルは壁の手触りに違和感を覚えた。どうやら、自然に出来た洞窟ではないようである。
■ ラウル |
……… なんか、ここ、自然に出来た洞窟って感じじゃあないなあ… |
■ リムリィ To:ALL |
じゃ、とりあえず進んでみます? |
■ コリューン To:ALL |
崖崩れのトコに行くにゃ? それとも反対側にゃ? 一回、崖崩れのトコを調べてみるのも良いかもみゃ〜 =^^-^^= |
■ ザック To:ALL |
崖崩れのとこなら見るだけでもよさそうだな 手早くそっちっしらべてみっか? |
■ チーゼル |
こっちの方は…どうなってるぴ? |
右(南)側を覗き込んでみる。
さすがに足を踏み入れたりはしないが、吸い込まれそうな闇へ、一人で進んで飛び込む必要もないであろう。
■ チーゼル To:ALL |
ぴ…確かにこっちがメインっぽいぴ… とりあえずそっち(崖崩れ側)見に行くぴ |
■ ラウル To:ALL |
そうだな。それじゃあ、オレが先に行くぜ? 後ろのほうからも、何があるかわからんからとりあえず警戒しててくれ。 |
と言ってから、ライトのかかったダガーを掲げ、注意深く崖崩れのあった方向に歩き始める。
■ ザック To:ラウル |
へへへ ラウルも頼もしくなったねえ・・・ 今まで何度か組んだことあるがそんな頼もしいセリフ聞いたのははじめてだぜ ケッケッケ |
ザックの言葉に、苦笑しながらいつものように頬を掻くラウル。
どうやら照れているらしい。
■ コリューン To:ザック |
オッサンは相変わらずなんだにゃ〜★ ニャッニャッニャッ =^>v<^= |
ザックの真似をして笑いながら、ラウルの背中にへばりつき、肩の上に顎を乗せる。
■ ザック To:コリューン |
ヘッ おれはいつでもマイペースだからな コリューンもいつになったら大人になるんだろうねえ ケッケッケ |
■ コリューン To:ザック |
ニャッ コリューンはいつでもマイペースだからにゃ オッサンもいつになったら真っ当な人間になるんだろうにゃぁ ニャッニャッニャッ =^>v<^= |
またもやザックの口調を真似る。どうやらこの遊びが気に入ったようだ。
■ ザック To:コリューン |
ひゃひゃひゃ ”真っ当な人間”じゃないお前にいわれたくわないな 人のこと言うより自分を早く人間にもどらねえとな ケッケッケ |
■ コリューン To:ザック |
みゃみゃみゃ コリューンはハーフエルフだから、人間には戻らんにゃん オッサン、飲み過ぎてボケてきたにゃ? ニャッニャッニャッ =^>v<^= |
相変わらず、仲がよろしいようで……。
■ コリューン To:ラウル&ALL |
コリューンが、ばっちし見てるにゃん☆ はりきって行くにゃ〜=^^o^^=♪ |
インフラビジョンで、唯一夜目の効くコリューン。
■ カヴァレス To:コリューン |
しっかり頼むぜぇ,嬢ちゃんよぉ。 クク,こんな場所でくたばってもよぉ,面白くも何とも無ぇんでなぁ。 |
左側へ進む一行。
やはり、コリューンの行ったとおり、そこは崖崩れの裏側のようだった。
それ以外には、しかし特に変わった物も見当たらない。
一般的に言うところの、ハズレって奴だね。
■ リムリィ To:ALL |
さっきの場所………ですね。 どうしましょう?奥、行きますか? |
■ ザック To:ALL |
予想どおりなんもねえなこりゃ さーてさくっと反対方向いきまっか ラウル先頭頼むぜ ケッケッケ |
なら、先に言えばいいのに……。
一行は、転進して洞窟の奧へ向かった。
奧へすすむと、唐突に扉が現れた。
古い様式だが、しっかりとした作りの木製の扉である。
■ ザック To:ALL |
ほー扉か ま、一度流れの商人様が入ったんだから安全だとは思うが念のためしらべておくかな さーてどれどれ? |
……あれ? ジェオールが来た洞窟がここだなんて言った記憶無いぞ。
いや、違うとも言った記憶無いけどさ。ともかく、盗賊用小道具を取り出し扉を調べはじめた。
どうやらザックが見る限り、罠はないように思える。
■ ザック To:ラウル |
ふーん とくになんもねえようだな ほれラウル、押し扉みてえだからチー公と一緒に先いきな開けた先になんかいちゃたまらんからなケケケ |
盾代わりね。
■ ラウル To:ザック&チーゼル&ALL |
ああ。 チーゼル、準備はいいか? 開けるぜ…! |
かくして、運命の扉は開かれたのだ!
……ごめん、それは言い過ぎ。