SW-PBeM Scenario #30
呪いの解き方教えます
3章 重要なのは、情報の集め方

人を驚かせるには?

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通商ギルド  窓口

 伝票やら、荷物やらを持ちあわただしく駆け回る人々。
 人の流れをぬうように、冒険者達は、ようやく目的地にたどり着いた。
■ リムリィ(ひとりごと)
 なんで、バートンさんもついてくるの?アニエスちゃんも?なんで?なんで?なんで?

 自問無限ループ。
 諦めて、ただあるがままを受け容れなさい。
■ 窓口係 To:おおる
はい、何か用かな? 忙しいんでね、手短に頼むよ。

■ コリューン To:窓口係
こんちにゃ〜 ♪
ジェオールさんっていう行商人さんの事を知ってるにゃん?
その人について、色々教えて欲しいにゃ〜ぉ =^^o^^=♪

■ 窓口係 To:コリューン
(……にゃ、にゃん?)ジェオール? ああ、この前きてたあいつか。
色々というと?

 平静を装いつつ答える窓口係。うんうん、立派な大人だね。
■ リムリィ To:窓口係
 えっと、どういう品物を扱ってる人なのかとか、今どのあたりを行商に回ってるかとか分かるとうれしいんですけど………

■ 窓口係 To:リムリィ
年に二回ほどオランを訪れる行商人だよ。
美術品やら武器やら、魔法の品物やら……兎に角何でも扱ってるようだな。
彼がどうかしたのかな?

■ バートン To:窓口係
やあ、ご無沙汰してるワン。
いやなに、大したことじゃあないんだが、ほら……。

 そう言って、自然な動作で帽子に手を掛ける。
■ カヴァレス To:バートン
おい,ちょっと・・・

■ コリューン To:窓口係
ジェオールさんから買った品物のせいで、こんなになっちゃったにゃ〜★
だから、ジェオールさんを探しているにゃん =^;_;^=

 同時にコリューンも、マントのフードを脱いで、猫耳を出した。
 猫耳が、かわいらしくぴくぴくと動く。
■ 窓口係 To:☆■?@
…………はい? おや、良くできたおもちゃ……。
………………み、耳ぃ

 あーあ、取り乱しちゃった。
■ チーゼル To:ALL(殆んど独り言)
ふぅ…やっぱりこうなるぴ…
どこまで話すぴ? 一応『呪い』ですぴ…

■ カヴァレス
やっちまいやがった・・・

■ リムリィ To:窓口係
 えっと、つまり、ジェオールさんから買った魔法の品物で………こうなっちゃったわけで………
 ジェオールさんに会いたいんですけど、次はどこを行商して回るとかいう連絡はこっちには入ってないですか?

■ 窓口係 To:リムリィ
は、はぁ。
彼なら、既にオランは離れてるね。
次は何処へ行くと言ってたかな……。

 がさごそと書類を漁り、どうやらお目当ての物を見つけたらしい。
■ 窓口係 To:リムリィ
あったあった。
次はエレミアのようだね。
……でも、追いかけたいのなら、まず無理だと思うよ。
丁度いい具合にエレミアへ向かう馬車があって、それに同乗していったからね。

■ カヴァレス To:窓口係
よぉ,この手のモンに詳しい奴を知らねぇかぃ?
クックック,こんな仕事だ,世話になる事も多いんじゃぁねぇかぃ?

■ 窓口係 To:カヴァレス
大概そういう物は、賢者の学院に回すからね。
見たところ、君も魔術師のようじゃないか。自分の師匠にでもお願いしたらどうだい?

■ カヴァレス
違ぇ無ぇ,邪魔したなぁ。

師匠・・・ねぇ・・・・・。

■ ラウル To:ALL
あちゃ〜…
…まあ、しょうがねえな。それじゃ早いトコ、学院でザックと合流しようぜ。

■ コリューン To:ラウル&ALL
そうするにゃ〜☆
(※窓口係に向かって)
そんじゃ、またにゃ〜ん =^^o^^=♪

■ カヴァレス
が,学院だぁ?

■ リムリィ To:窓口係
 それじゃ、おじゃましました。

■ カヴァレス To:ラウル
よぉ,俺ぁ学院の外で待たせてもらうぜぇ?
ちぃと用があるんでなぁ。

 とっとと立ち去りながら宣言するカヴァレス。もちろん用事などあるはずもない。
 学院は本当に嫌いらしい。
■ ラウル To:カヴァレス
うん?用事?
ま、そういうことならしょうがねえか。
そんじゃ、オレらだけででも、話聞いてくるわな。

■ カヴァレス To:ラウル
リーダー殿よぉ,学院に行ったら知識の塔にオーガスタスってぇ奴が居る。俺の名前を出しゃぁ会ってくれるだろうぜぇ。
もっともよぉ,俺の名前で歓迎されるたぁ思えねぇがなぁ? クックック・・・
それから・・・もしもオーガスタスが居ねぇ時ゃぁ魔術の塔のメシュラムか,真理の等のオルロイに聞く事ったぜぇ。
どうしてもってぇ時ゃぁ魔術の塔のギャレットだ。但し,くれぐれも奴にゃぁ余計な事ぁ喋ってくれるなよぉ?

■ コリューン To:カヴァレス
カバどん、顔が広いんだにゃん♪ いろぉ〜んな意味で広々〜にゃん =^^o^^=

■ ラウル To:カヴァレス
OK。そうさせて貰うよ。ありがとなっ。

 一歩、その頃のザックはと言うと、

盗賊ギルド  酒場

 昼間の常闇通りは、夜とは異なった様相を示している。
 夜の闇が隠していた様々な物を顕わにする光が、ある意味では夜以上に近寄りがたい空間を作りだしているかも知れない。 ザックが、いつの店のドアを開けると、薄暗い店内には、一人ミスティがグラスを傾けていた。
■ ミスティ To:ザック
あら? こんな時間に来るなんて、珍しいじゃないか。
何かドジって、匿ってもらいにでもきたのかい?(笑)

■ ザック  To:ミスティ
へへへ、冗談きついぜ
まあ確かに変なネコ娘に追われてるのわ確かだな
真昼間だが一杯いくかな?ワインでももらおう。
それと酒の肴にジェオールっていう商人の噂やらなんやらをもらいたいんだがな
(30ガメル置きミスティの顔を見やる)

■ ミスティ To:ザック
ジェオールねぇ……。ちょっと待ってな。

 そう言うと、金を懐にしまいザックを残し一人奥の部屋へむかった。

 しばらく奧で調べ物をしていたようだが、ようやく戻ってきた。

■ ミスティ To:ザック
噂ってほどの物はないよ。生まれはオランらしいんだけど、今は根無し草のようだね。

■ ザック  To:ミスティ
ふーん・・・まあありがちな話だな・・・流れの行商人にはな・・・
やつが最近オランに来てなんか一山あてたとかそういう話しはないもんかね
もうちっといい話しがねえと俺も高いアガリを払ってる甲斐がねえってもんだ

■ ミスティ To:ザック
さぁねえ。急に羽振りが良くなったとか、そう言った話も聞かないし。
いくらあたしだって、無い袖は振ないさ。

■ ザック  To:ミスティ
うーむまあそりゃそうだな
そんじゃあジュオールってやつが回りそうな店しらねえか?
バートンのとこ以外でな

■ ミスティ To:ザック
今回は、バートンの所だけのようだね。
もっとも、変わり者は変わり者同士、バートンとは気があっていろいろと取引してたらしいけど、ほかの客は少ないようだからね。
そう珍しい事じゃないよ。

■ ザック  To:ミスティ
たしかにな・・・・
あんな品物引き受けるのも引き受ける方だが売る方も売る方だな・・・・
わかった。邪魔したな。またくるぜ。今度はゆっくり飲みにな

■ ミスティ To:ザック
ああ、そうしておくれ。

 ザックはギルドを後にすると賢者の学院へ向かった。

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